韓国ドラマ花郎(ファラン)の視聴感想
2017年11月16日放送開始の韓国時代劇「花郎ファラン」の視聴感想一覧のページです。花郎(ファラン)はパク・ソジュン(박서준)という1988年生まれの若手俳優主演の2016年から2017年にかけて放送された韓国ドラマです。ドラマの舞台は新羅(しらぎ、シルラ)という朝鮮の南東にある国です。新羅は百済とは不仲で対立関係にありました。時代は第二十四代王真興王(チヌンワン、534年 - 576年)の治世になります。日本ではその頃はちょうど古墳時代の終わり頃、聖徳太子が摂政になった飛鳥時代の手前の時代です。日本の天皇は18代の反正天皇、仲哀天皇あたりの時代になるのではないかと思います。
主なキャスト
- パク・ソジュン(主人公ムミョン役)
- 代表作は「彼女はキレイだった」「サム、マイウェイ」
- アラ(ヒロインのアロ役)
- 代表作は「応答せよ1994」
- パク・ヒョンシク(サムメクチョン役)
- 代表作は「力の強い女ト・ボンスン」「上流社会」「相続者たち」
- ソ・イェジ(スクミョン役)
- 代表作は「君を守りたい~SAVE ME~」「ラスト-LAST-」「夜警日誌」
- チェ・ミンホ(スホ役)
- 代表作は「初めてだから」
制作
- ユン・ソンシク演出
- キム・ヨンジョ演出
- パク・ウニョン脚本
花郎(ファラン)とは
花郎の起源は537年の真興王(チヌンワン)の時代に遡ります。花郎(ファラン)を束ねるのは源花(ウォンファ)という女性でした。南毛(ナンモ)公主と俊貞(ジュンジョン)という美しい女性が源花をして300名ほどの郎徒(ナンド)を率いていました。そこで事件があり、以降は優れた美少年をリーダーに任命することになったのです。
花郎(ファラン)は王族と貴族の子弟で構成されます。花郎(ファラン)は一族の名誉を大事にして一新(一身)の犠牲を惜しまない気風がありました。
当時の新羅は高句麗と百済に比べると後進国でしたのでその劣等感を払拭するために若者の愛国心を鼓舞しました。
花郎(ファラン)の指導者に國仙(ククソン)が置かれ、花郎が郎徒(ナンド)を率いていました。
花郎(ファラン)は王族と貴族の子弟で構成されます。花郎(ファラン)は一族の名誉を大事にして一新(一身)の犠牲を惜しまない気風がありました。
当時の新羅は高句麗と百済に比べると後進国でしたのでその劣等感を払拭するために若者の愛国心を鼓舞しました。
花郎(ファラン)の指導者に國仙(ククソン)が置かれ、花郎が郎徒(ナンド)を率いていました。
感想
花郎(ファラン)を1話から最終回まで全話見終えた感想です。割と面白かったです。一言であらすじを述べると軽薄でちょろい登場人物が華麗なる上流社会の高校生活のごとく、カフェや学校で楽しく暴れて恋するドラマでした。1話はアロが新羅の都で自作の作り話を貴族の若者に語っては小遣いを稼いで無一文の父のために家計をやりくりしているところから始まります。ムミョンはケセ(犬鳥)と呼ばれて親友のマンムン(アロの実兄)と賤民の村で育ち賤民として似たようなゴロツキと喧嘩して過ごしてひと稼ぎするために徐羅伐(ソラボル)にやって来ました。アロとマンムンのお父さんキム・アンジは只召太后(チソテフ)と恋仲になった貴族でした。アロのお母さんは口がきけない使用人の女であり、アロの身分は王族と奴婢の半分という被差別階級。
そして彡麦宗(サムメクチョン)という只召太后(チソテフ)の息子は命を狙われ住む場所も定めず新羅の国内をうろうろしながら育ってきました。彡麦宗(サムメクチョン)というのは真興王(チヌンワン)という国王のことです。
ドラマの中でムミョンは只召太后(チソテフ)の推薦でキム・アンジの息子として花郎(ファラン)になりました。彡麦宗(サムメクチョン)はキム・ウィファ(金魏花)という聖骨(ソンゴル)の風月主(プウォルチュ)で王族の息子と偽り花郎(ファラン)になりました。そしてキム・スホやハンソン、ヨウルとタンセと親交を深めていきます。
ドラマで敵として現れるのがパク・ヨンシル(朴英失)という聖骨(ソンゴル)の王族とその養子のパク・パンリュ、そして只召太后(チソテフ)の娘、スンミョン(叔明)公主というチヌンの異父妹です。只召太后(チソテフ)と英失はドラマの中ではいがみ合ってますが、実のところ結ばれて歴史上では松花公主という娘がいます。
大体の話はムミョンの本当の親がフィギョン公で、ムミョンの正体は聖骨(ソンゴル)で王位継承者、つまり王子様なんですね。フィギョ公が実在したかとうかというと、ちょっとわかりませんね。架空の人物かもしれません。フィギョン公の妻は花郎(ファラン)を統率していた、え~っとなんて言うのでしたっけ、ファランの女主人源花(ウォナ)でしたね!第一世代の源花(ウォナ)が嫉妬心から南毛公主(ナムモコンジュ、百済東城王の孫でチソの異母姉妹)を殺しもう一方俊貞(チュンジョン、半真骨の貴族の女性)も処刑され、第二世代の源花(ウォナ)のひとりがムミョンのお母さんという設定でした。しかしドラマでは只召が俊貞に嫉妬して殺したことになってます。
聖骨(ソンゴル)と半真骨との息子が聖骨(ソンゴル)という結末が私にはイマイチ理解できませんでしたが、適当なドラマですからどうでもよいでしょう。
アロもなぜか源花(ウォナ)にさせられてしまいます。源花(ウォナ)というのは半分でもいいもたいですね。
このときの百済の王様は「チュオクの剣」で剣士ソンベクを演じていた、キム・ミンジュンです。キム・ミンジュンの出演作を見るのはこれで2作目なんですが、ここでのキム・ミンジュンは悪役で怖いおじさんです。でもこのチャン王太子って、漢字で書くと昌ですから威徳王のことです。
それで、このドラマでは常にパク・ヨンシルが悪党として暴れます。しかしこのヨンシル、もしも英失のことだとすれば、さっきも書いた通りに歴史ではムミョンのお母さんに相当する俊貞(ジュンジョン)と不倫してるんですよね・・・。なんだかドラマではそうなってないことになってますけど。
ムミョンとサムメクチョンは恋の火花を散らしてアロを胸キュンさせながら仙門という学園で味方を増やしたり敵と戦ったりしながら立派に成長していくのです。
ファランに登場する美男美女といえば、パク・パンリュ(ト・ジハン演)とキム・スヨン(イ・ダイン演)です。パンリュも、すごく美男子です。スヨンも光が反射して輝いています(笑)スヨンはスホの妹で、スホはパンリュとは敵同士です。それなのにスヨンがパンリュのことが好きでお手紙を書いたりするものだから、パンリュもスヨンのことが好きになってしまいます。この二人のカップルもまたドラマを面白くしています。
このドラマ、面白かったですよ。
ファランに登場する美男美女といえば、パク・パンリュ(ト・ジハン演)とキム・スヨン(イ・ダイン演)です。パンリュも、すごく美男子です。スヨンも光が反射して輝いています(笑)スヨンはスホの妹で、スホはパンリュとは敵同士です。それなのにスヨンがパンリュのことが好きでお手紙を書いたりするものだから、パンリュもスヨンのことが好きになってしまいます。この二人のカップルもまたドラマを面白くしています。
このドラマ、面白かったですよ。
全話あらすじネタバレ
キャストを見た限りでは「花郎 ファラン」は青春系の単純なドラマではないかと思います。ですので詳しい脚本の解説はせずに、ドラマは視聴した感想と出て来た歴史用語のチェックのみを予定しています。面白いかつまらないか、ある程度予想はできました。最期まで見ると、割と面白いファンタジードラマであると思いました。花郎(ファラン)は全20話です。