オクニョ48話のあらすじと感想
あらすじ
チュ・チョルギはオクニョを殺すためにチョヒを通じて待ち合わせ場所に誘い出しました。そこにカン・ソノと部下が現れチュ・チョルギとその手下を取り囲みました。
「かかれ!オクニョを殺せ!オクニョを殺せ!」
チュ・チョルギは刀の切っ先をオクニョに向けて手下に命じました。
カン・ソノの刺客とチュ・チョルギの刺客は死闘を繰り広げました。幾人かが動かぬ者となりました。
オクニョは飛び上がるとカン・ソノの刀に自分の刀をぶつけました。チュ・チョルギはチスとともに逃げていきました。
日中の典獄署。
典獄署の見張りをしているキルボクは眠っているイ・ミョンホンの牢に入って差し入れの料理を盗んで食べると突然血を吐いて死にました。相棒の兵士が慌てているところにチ・チョンドクが現れイ・ミョンホンとともにキルボクの死を目の当たりにしました。
ユン・ウォニョンの家。
チュ・チョルギはユン・ウォニョン(尹元衡)にオクニョの暗殺に失敗し、イ・ミョンホンは今頃死んでいるだろうと報告しました。
ユン・ウォニョンはオクニョが従えていることを知ると、必ずオクニョを始末するように命じました。
カン・ソノの隠れ家。
カン・ソノはオクニョに私兵がいることをチュ・チョルギが反撃にでるだろうと懸念を示しました。チョヒはこちらから打って出るべきかと言うと、オクニョはカン・ソノに策を考えるよう命じました。オクニョはチョヒに用心するように言いました。
典獄署。
キルボクが死にチョン・デシクたちはイ・ミョンホンを守り切れなかったことについて焦っていました。ユグムは差し入れを持って行ってくれたパン・チョルグという兵士がいると言いました。チョン・デシクはすぐにパン・チョルグを連れてくるように命じました。
チ・チョンドクはパン・チョルグを捜すと典獄署にはいませんでした。パン・チョルグを連れてくるよう部下に命じました。
しばらくしてチ・チョンドクはパン・チョルグがどこにもいないと注簿(チュブ、署長)のチョン・デシクに報告しました。チョン・デシクはイ・ミョンホンの警備を倍に増やして刑曹に報告するよう命じました。
素素樓(ソソル)。
オクニョはユン・テウォンに会い人参の交易で利益が出たので手形をコン・ジェミョンに渡してほしいと頼みました。
コン・ジェミョンの店。
コン・ジェミョンはテウォンから一万両の手形を受け取りました。トチとチャクトは喜びました。
商家。
「この店の行首(ヘンス)はお前だ。マンスは番頭だ。」
チョン・ウチとコ・テギルはチョンドンとマンスに店を引き渡しました。ヨンべとチョンスは松坡(ソンパ)の絹物店を手に入れました。
典獄署。
オクニョはチ・チョンドクとユグムに会いました。チ・チョンドクとユグムはイ・ミョンホンへの差し入れに毒が盛ってあり飯を盗み食いしたキルボクが死んだと言いました。
オクニョはイ・ミョンホンが典獄署にいると聞くなりすぐに牢に行きました。
牢屋。
オクニョはイ・ミョンホンに会いました。
部屋。
オクニョはイ・ミョンホンを部屋に連れて行き謝りました。イ・ミョンホンはカビと逃亡したことで自分はもうじき処刑され、カン・ソノも内通した罪に問われるとオクニョの身を案じました。オクニョは王様が事情を知っていて小尹(ソユン)を成敗するためにイ・ミョンホンに証言してほしいと励ましました。
「カビ様の無念を晴らせるのですか?媽媽(マーマー)。」
「はいナウリ。」
街。
オクニョはチョヒに会い、ハン・ジェソにイ・ミョンホンの命が狙われていると伝えるように命じました。
王の執務室。
明宗(ミョンジョン)はハン・ジェソからイ・ミョンホンの毒殺を知りました。明宗は典獄署の監視を強化してイ・ミョンホンを殺そうとした者を突き止めるように命じました。
ヨジュの酒場。
トンチャンは昼間からやけ酒を飲んでいました。そこに弟分が来てミン・ドンジュ大行首(テヘンス)が呼んでいると言いました。トンチャンは机を蹴り倒してチョンドンの店まで逃げました。
チョンドンとマンスの店。
トンチャンが店に来るとチョンドンとマンスは両班のような鮮やかな服を着て偉そうにしていました。トンチャンはおこぼれを貰おうと自分もオクニョに会わせろと二人に言いました。マンスは冷たい態度でチョンドンを追い払いました。
ミン・ドンジュの店。
チョン・ナンジョンは損失がどのくらいかとミン・ドンジュとチョン・マッケに尋ねました。ミン・ドンジュは五万両の損失だと謝ると、チョン・ナンジョンは怒りました。ミン・ドンジュとチョン・マッケはユン・テウォンがオクニョを助けたせいだと釈明しました。
ユン・ウォニョンの家。
ユン・シネはスングムに街まで付いてくるよう命じると、スングムは先約があると申し訳なさそうに断りました。チョングムはシネに対し第二夫人なので言葉遣いを改めるように言いました。そこにチョン・ナンジョンが現れチョングムの頬を何度もたたきました。
「こやつ。命が惜しくないようだな。身の程も知らずに両班に無礼を働くとは。すぐにシネに謝りなさい。」
「すみません。お嬢様。お許しください。」
「それで謝ったつもりか!」
チョン・ナンジョンはチョングムに土下座して謝るように命じました。チョングムは庭に土下座して謝りチョン・ナンジョンへの憎しみを募らせました。
ユン・ウォニョンの部屋。
チョン・ナンジョンがユン・ウォニョンに会うと、ユン・ウォニョンはオクニョを殺し損ねたと悔しがっていました。チョン・ナンジョンはユン・テウォンが邪魔をしているので態度を決めるようにユン・ウォニョン(尹元衡)に迫りました。
夜の素素樓(ソソル)。
チョンドンとマンスはマノクに会いました。チョンドンはマノクとマンスに酒を注ぎ乾杯しました。
ファン・ギョハは執事のソン・チャフムに貴賓が来たので客を帰らせるよう命じました。
ファン・ギョハとイ・ソジョンはお忍びで来た明宗(ミョンジョン)を丁重に出迎えました。イ・ソジョンはテウォンに明宗(ミョンジョン)が会いたがっていると伝えました。
妓楼の個室。
ユン・テウォンは明宗(ミョンジョン)に会いました。
「今宵はそちと飲みたくて来たのだ。酒をついでくれ。」
「私ごときで本当によいのですか?」
「すぐに注いでくれ。」
「はい殿下。」
テウォンは明宗(ミョンジョン)の盃に酒を注ぎました。
明宗もまたテウォンの盃に酒を注ぎました。
「今日はそなたといとこ同士として話がしたい。これは酒の力でも借りねばとても口にできぬ。」
テウォンの部屋。
テウォンは部屋に戻り、先ほどの話を思い出していました。テウォンは明宗から大妃とチョン・ナンジョン、ユン・ウォニョン(尹元衡)が先の大王を毒殺し東宮殿の尚宮(サングン)と内人(ナイイン)を皆殺しにしたことを知りました。テウォンはこのことを明らかにすれば小尹(ソユン)を断罪できると明宗から聞きました。
「大妃様のことも断罪せねばならない。人の道に背くことはよくわかっている。子が親を罰するなど・・・あってはならぬ事だ。それゆえそちに話すか何度も悩んだ。そちと私しかできぬだろう。人の道に背いてでも子である我らが親を断罪せねば。それが無念の死を遂げた犠牲者へのせめてもの償いだ。そちは、私の力になってくれぬか?」
明宗は悲しそうに言いました。
王宮。
テウォンは仁政殿(インジョンジョン)に出向き明宗に会いました。
「結論は出たか?」
「はい殿下。殿下の仰せの通りにします。」
「そうしてくれるか。礼を言う。すまないな。私だけですべきことにそちを巻き込んで済まない。」
「いいえ殿下。私はこれまでユン・ウォニョン大監(テガム)とチョン・ナンジョンの悪行を償わせる方法を考えました。殿下にその機会を与えていただきたく存じます。」
「私はそちを司憲府持平(サホンブチピョン、官僚を監督する官庁の要職)に命ずる。それからユン・ウォニョンやチョン・ナンジョンら小尹(ソユン)を捕らえるため義禁府の兵を動かす権限を与える。」
チョングムは巫堂(ムーダン)の家に行きチョン・ナンジョンを呪ってユン・ウォニョン(尹元衡)の正妻になれるよう祈祷を申し込みました。チョングムはチョン・ナンジョンの似顔絵に矢を放とうとしましたがうまくいきませんでした。巫女は手本をやってのけて恨みの気持ちで矢を射るのだと言いました。
「チョン・ナンジョン。ネイノン!」
チョングムはチョン・ナンジョンの似顔絵に矢を当てました。
チョングムは呪いの人形を持って家に帰りました。チョングムはチョン・ナンジョンに見立てた藁人形に針を何度も突き刺しました。
「シネ。シネ。シネ。あああああ。シネ。」
ユン・ウォニョンの家。
テウォンは兵を引き連れユン・ウォニョン(尹元衡)の家に乗り込み王命で蟄居を命じました。ユン・ウォニョンは部屋に現れたテウォンに怒鳴りました。
縄で縛られたチョン・ナンジョンはテウォンを前に怒鳴りつけました。
テウォンはチョン・ナンジョンを捕らえよと王命が出ていると言いました。
チョン・ナンジョンは兵士に連行されました。
チョングムは呪いが強すぎたと困惑しました。
ソン・ジホンは部下からテウォンが司憲府持平になったと聞きました。部下たちは子が親を罰するなど人の道に背くと騒ぎました。ソン・ジホンは心配することではないと部下をなだめました。
司憲府。
テウォンはチョン・ナンジョンに先王の毒殺について知っていることを白状するように言いました。チョン・ナンジョンは断りました。テウォンはミョンゴルにハン尚宮(サングン)を連れてこさせて己亥(きがい)の年に捕まって拷問された時にチョン・ナンジョンがユン・ウォニョン(尹元衡)の隣にいたと証言させました。
小尹(ソユン)の部屋。
チョン・サンホはイ・ヨンシンやファン・ジマンたちにチョン・ナンジョンが捕まったと知らせました。
「我々にも火の粉が降りかかるのでは?」
「すぐに大妃媽媽にお知らせせねば。」
小尹(ソユン)の大臣らは大妃の寝殿に行きました。
文宗(ムンジョン)大妃の部屋。
チョン・サンホとイ・ヨンシンとファン・ジマンはユン・ウォニョン(尹元衡)が蟄居を命じられチョン・ナンジョンが捕らえられていると文定大妃(ムンジョンテビ)に報告しました。文定大妃(ムンジョンテビ)は話を聞くなりキム尚宮(サングン)を呼び王のもとへ行く支度をするよう命じました。
国王の執務室。
文定大妃(ムンジョンテビ)は明宗に会いました。
「領府事(ヨンブサ)を幽閉するのはこの母を侮辱し陥れるも同然です。」
大妃は言いました。
明宗はもう言い逃れは通用しないと母に言いました。大妃は二人を罰することは母を罰することも同じだと言いました。
「いっそ私を断罪しなさい。私だけ罪に問われぬのはさらなる恥辱でしかありません。」
「ならば恥辱を味わってください。母上は悪行に手を染めてこられました。ならばこれしきの恥は受けるべきです。此度のことは領府事(ヨンブサ)大監(テガム)とチョン・ナンジョンを罰するだけではすみません。待っていてください。お引き取りください。」
明宗は母を追い払いました。
文定大妃(ムンジョンテビ)は王の部屋から出ると頭を押さえてよろめきました。
チスは典獄署に長年勤めている男をチュ・チョルギのもとへ突き出しました。チュ・チョルギは庚子(こうし)の年に典獄署で生まれた子について尋ねました。男は女人(にょにん)の髪飾りと玉の指輪二つの遺品があったと答えました。チュ・チョルギが髪飾りを見せると男はそれだと答えました。
夜道。
チュ・チョルギはチョン・ナンジョンから「中宗(チュンジョン)大王の承恩(スンウン)を受けた証」を見せてもらったことを思い出しました。チュ・チョルギは塀を乗り越え屋敷に忍び込んでユン・ウォニョン(尹元衡)に会いカビが中宗(チュンジョン)の寵愛を受けた証を持っていたと報告しました。ユン・ウォニョン(尹元衡)はこのことをキ・チュンスに伝えるようチュ・チョルギに命じました。
大妃の部屋。
キ・チュンスはユン・ウォニョン(尹元衡)からの書簡を文定大妃(ムンジョンテビ)に渡しました。
文定大妃(ムンジョンテビ)は弟からの手紙を読むと驚きオクニョが嘘をついていたことに気が付きました。
「すぐにオクニョを捕らえるのだ。すぐに。」
大妃はキ・チュンスに命じました。
オクニョとチョヒは夜道を歩いているとキ・チュンスと内禁衛(ネグミ)の兵に取り囲まれました。
チョヒはカン・ソノにこのことを報告しました。
カン・ソノは官服に着替えてテウォンに事態を知らせました。
テウォンとカン・ソノは国王に謁見して明宗にオクニョが捕まったことを知らせました。
明宗はテウォンとカン・ソノを引き連れすぐに大妃に会いに行きました。
大妃の部屋。
「母上。母上がオクニョを捕らえたと聞きました。すぐにあの子を解放してください。」
「主上こそ領府事(ヨンブサ)とナンジョンを釈放してください。」
文定大妃(ムンジョンテビ)は書をめくり涼し気に言いました。
「母上。」
「主上が私の望みを聞き入れてくださらないならあの者は牢獄に囚われたままです。」
「母上!」
「・・・・・・。」
「チェソはいるか!すぐに従事官キ・チュンスを捕らえろ。オクニョの居場所を吐かせろ。」
「そうなさるならオクニョを殺します。すぐに領府事(ヨンブサ)とナンジョンを釈放しなさい!」
「母上!」
暗い部屋。
オクニョは椅子に縛り付けられていました。
そこに文定大妃(ムンジョンテビ)とキ・チュンスが現れました。
「従事官は外に出ろ。」
大妃はキ・チュンスを部屋から追い出しました。
「お前とは思わぬ悪縁であったな。お前はパク・テスの弟子ゆえに味方と思いこれまで目をかけてきた。私を頼れと言った言葉も本心であった。ゆえにこうなるとお前が余計にうらめしく思う。どうしてチョン・ナンジョンを敵に回した。どうして私と主上の仲を引き裂くような真似をした!どうして私に嘘を言い続けたのだ!」
「・・・・・・。」
「お前はお前の母が死んだいきさつを知りながら知らぬふりをして私を騙し続けた。お前をかわいがり信頼したこの私を大妃である私を踏みにじった!たとえ死んだパク・テスに恨まれようと私はお前を生かしてはおけぬ。」
文定大妃(ムンジョンテビ)はオクニョの顎を乱暴に掴むと払いのけました。
「かかれ!オクニョを殺せ!オクニョを殺せ!」
チュ・チョルギは刀の切っ先をオクニョに向けて手下に命じました。
カン・ソノの刺客とチュ・チョルギの刺客は死闘を繰り広げました。幾人かが動かぬ者となりました。
オクニョは飛び上がるとカン・ソノの刀に自分の刀をぶつけました。チュ・チョルギはチスとともに逃げていきました。
日中の典獄署。
典獄署の見張りをしているキルボクは眠っているイ・ミョンホンの牢に入って差し入れの料理を盗んで食べると突然血を吐いて死にました。相棒の兵士が慌てているところにチ・チョンドクが現れイ・ミョンホンとともにキルボクの死を目の当たりにしました。
ユン・ウォニョンの家。
チュ・チョルギはユン・ウォニョン(尹元衡)にオクニョの暗殺に失敗し、イ・ミョンホンは今頃死んでいるだろうと報告しました。
ユン・ウォニョンはオクニョが従えていることを知ると、必ずオクニョを始末するように命じました。
カン・ソノの隠れ家。
カン・ソノはオクニョに私兵がいることをチュ・チョルギが反撃にでるだろうと懸念を示しました。チョヒはこちらから打って出るべきかと言うと、オクニョはカン・ソノに策を考えるよう命じました。オクニョはチョヒに用心するように言いました。
典獄署。
キルボクが死にチョン・デシクたちはイ・ミョンホンを守り切れなかったことについて焦っていました。ユグムは差し入れを持って行ってくれたパン・チョルグという兵士がいると言いました。チョン・デシクはすぐにパン・チョルグを連れてくるように命じました。
チ・チョンドクはパン・チョルグを捜すと典獄署にはいませんでした。パン・チョルグを連れてくるよう部下に命じました。
しばらくしてチ・チョンドクはパン・チョルグがどこにもいないと注簿(チュブ、署長)のチョン・デシクに報告しました。チョン・デシクはイ・ミョンホンの警備を倍に増やして刑曹に報告するよう命じました。
素素樓(ソソル)。
オクニョはユン・テウォンに会い人参の交易で利益が出たので手形をコン・ジェミョンに渡してほしいと頼みました。
コン・ジェミョンの店。
コン・ジェミョンはテウォンから一万両の手形を受け取りました。トチとチャクトは喜びました。
商家。
「この店の行首(ヘンス)はお前だ。マンスは番頭だ。」
チョン・ウチとコ・テギルはチョンドンとマンスに店を引き渡しました。ヨンべとチョンスは松坡(ソンパ)の絹物店を手に入れました。
典獄署。
オクニョはチ・チョンドクとユグムに会いました。チ・チョンドクとユグムはイ・ミョンホンへの差し入れに毒が盛ってあり飯を盗み食いしたキルボクが死んだと言いました。
オクニョはイ・ミョンホンが典獄署にいると聞くなりすぐに牢に行きました。
牢屋。
オクニョはイ・ミョンホンに会いました。
部屋。
オクニョはイ・ミョンホンを部屋に連れて行き謝りました。イ・ミョンホンはカビと逃亡したことで自分はもうじき処刑され、カン・ソノも内通した罪に問われるとオクニョの身を案じました。オクニョは王様が事情を知っていて小尹(ソユン)を成敗するためにイ・ミョンホンに証言してほしいと励ましました。
「カビ様の無念を晴らせるのですか?媽媽(マーマー)。」
「はいナウリ。」
街。
オクニョはチョヒに会い、ハン・ジェソにイ・ミョンホンの命が狙われていると伝えるように命じました。
王の執務室。
明宗(ミョンジョン)はハン・ジェソからイ・ミョンホンの毒殺を知りました。明宗は典獄署の監視を強化してイ・ミョンホンを殺そうとした者を突き止めるように命じました。
ヨジュの酒場。
トンチャンは昼間からやけ酒を飲んでいました。そこに弟分が来てミン・ドンジュ大行首(テヘンス)が呼んでいると言いました。トンチャンは机を蹴り倒してチョンドンの店まで逃げました。
チョンドンとマンスの店。
トンチャンが店に来るとチョンドンとマンスは両班のような鮮やかな服を着て偉そうにしていました。トンチャンはおこぼれを貰おうと自分もオクニョに会わせろと二人に言いました。マンスは冷たい態度でチョンドンを追い払いました。
ミン・ドンジュの店。
チョン・ナンジョンは損失がどのくらいかとミン・ドンジュとチョン・マッケに尋ねました。ミン・ドンジュは五万両の損失だと謝ると、チョン・ナンジョンは怒りました。ミン・ドンジュとチョン・マッケはユン・テウォンがオクニョを助けたせいだと釈明しました。
ユン・ウォニョンの家。
ユン・シネはスングムに街まで付いてくるよう命じると、スングムは先約があると申し訳なさそうに断りました。チョングムはシネに対し第二夫人なので言葉遣いを改めるように言いました。そこにチョン・ナンジョンが現れチョングムの頬を何度もたたきました。
「こやつ。命が惜しくないようだな。身の程も知らずに両班に無礼を働くとは。すぐにシネに謝りなさい。」
「すみません。お嬢様。お許しください。」
「それで謝ったつもりか!」
チョン・ナンジョンはチョングムに土下座して謝るように命じました。チョングムは庭に土下座して謝りチョン・ナンジョンへの憎しみを募らせました。
ユン・ウォニョンの部屋。
チョン・ナンジョンがユン・ウォニョンに会うと、ユン・ウォニョンはオクニョを殺し損ねたと悔しがっていました。チョン・ナンジョンはユン・テウォンが邪魔をしているので態度を決めるようにユン・ウォニョン(尹元衡)に迫りました。
夜の素素樓(ソソル)。
チョンドンとマンスはマノクに会いました。チョンドンはマノクとマンスに酒を注ぎ乾杯しました。
ファン・ギョハは執事のソン・チャフムに貴賓が来たので客を帰らせるよう命じました。
ファン・ギョハとイ・ソジョンはお忍びで来た明宗(ミョンジョン)を丁重に出迎えました。イ・ソジョンはテウォンに明宗(ミョンジョン)が会いたがっていると伝えました。
妓楼の個室。
ユン・テウォンは明宗(ミョンジョン)に会いました。
「今宵はそちと飲みたくて来たのだ。酒をついでくれ。」
「私ごときで本当によいのですか?」
「すぐに注いでくれ。」
「はい殿下。」
テウォンは明宗(ミョンジョン)の盃に酒を注ぎました。
明宗もまたテウォンの盃に酒を注ぎました。
「今日はそなたといとこ同士として話がしたい。これは酒の力でも借りねばとても口にできぬ。」
テウォンの部屋。
テウォンは部屋に戻り、先ほどの話を思い出していました。テウォンは明宗から大妃とチョン・ナンジョン、ユン・ウォニョン(尹元衡)が先の大王を毒殺し東宮殿の尚宮(サングン)と内人(ナイイン)を皆殺しにしたことを知りました。テウォンはこのことを明らかにすれば小尹(ソユン)を断罪できると明宗から聞きました。
「大妃様のことも断罪せねばならない。人の道に背くことはよくわかっている。子が親を罰するなど・・・あってはならぬ事だ。それゆえそちに話すか何度も悩んだ。そちと私しかできぬだろう。人の道に背いてでも子である我らが親を断罪せねば。それが無念の死を遂げた犠牲者へのせめてもの償いだ。そちは、私の力になってくれぬか?」
明宗は悲しそうに言いました。
王宮。
テウォンは仁政殿(インジョンジョン)に出向き明宗に会いました。
「結論は出たか?」
「はい殿下。殿下の仰せの通りにします。」
「そうしてくれるか。礼を言う。すまないな。私だけですべきことにそちを巻き込んで済まない。」
「いいえ殿下。私はこれまでユン・ウォニョン大監(テガム)とチョン・ナンジョンの悪行を償わせる方法を考えました。殿下にその機会を与えていただきたく存じます。」
「私はそちを司憲府持平(サホンブチピョン、官僚を監督する官庁の要職)に命ずる。それからユン・ウォニョンやチョン・ナンジョンら小尹(ソユン)を捕らえるため義禁府の兵を動かす権限を与える。」
チョングムは巫堂(ムーダン)の家に行きチョン・ナンジョンを呪ってユン・ウォニョン(尹元衡)の正妻になれるよう祈祷を申し込みました。チョングムはチョン・ナンジョンの似顔絵に矢を放とうとしましたがうまくいきませんでした。巫女は手本をやってのけて恨みの気持ちで矢を射るのだと言いました。
「チョン・ナンジョン。ネイノン!」
チョングムはチョン・ナンジョンの似顔絵に矢を当てました。
チョングムは呪いの人形を持って家に帰りました。チョングムはチョン・ナンジョンに見立てた藁人形に針を何度も突き刺しました。
「シネ。シネ。シネ。あああああ。シネ。」
ユン・ウォニョンの家。
テウォンは兵を引き連れユン・ウォニョン(尹元衡)の家に乗り込み王命で蟄居を命じました。ユン・ウォニョンは部屋に現れたテウォンに怒鳴りました。
縄で縛られたチョン・ナンジョンはテウォンを前に怒鳴りつけました。
テウォンはチョン・ナンジョンを捕らえよと王命が出ていると言いました。
チョン・ナンジョンは兵士に連行されました。
チョングムは呪いが強すぎたと困惑しました。
ソン・ジホンは部下からテウォンが司憲府持平になったと聞きました。部下たちは子が親を罰するなど人の道に背くと騒ぎました。ソン・ジホンは心配することではないと部下をなだめました。
司憲府。
テウォンはチョン・ナンジョンに先王の毒殺について知っていることを白状するように言いました。チョン・ナンジョンは断りました。テウォンはミョンゴルにハン尚宮(サングン)を連れてこさせて己亥(きがい)の年に捕まって拷問された時にチョン・ナンジョンがユン・ウォニョン(尹元衡)の隣にいたと証言させました。
小尹(ソユン)の部屋。
チョン・サンホはイ・ヨンシンやファン・ジマンたちにチョン・ナンジョンが捕まったと知らせました。
「我々にも火の粉が降りかかるのでは?」
「すぐに大妃媽媽にお知らせせねば。」
小尹(ソユン)の大臣らは大妃の寝殿に行きました。
文宗(ムンジョン)大妃の部屋。
チョン・サンホとイ・ヨンシンとファン・ジマンはユン・ウォニョン(尹元衡)が蟄居を命じられチョン・ナンジョンが捕らえられていると文定大妃(ムンジョンテビ)に報告しました。文定大妃(ムンジョンテビ)は話を聞くなりキム尚宮(サングン)を呼び王のもとへ行く支度をするよう命じました。
国王の執務室。
文定大妃(ムンジョンテビ)は明宗に会いました。
「領府事(ヨンブサ)を幽閉するのはこの母を侮辱し陥れるも同然です。」
大妃は言いました。
明宗はもう言い逃れは通用しないと母に言いました。大妃は二人を罰することは母を罰することも同じだと言いました。
「いっそ私を断罪しなさい。私だけ罪に問われぬのはさらなる恥辱でしかありません。」
「ならば恥辱を味わってください。母上は悪行に手を染めてこられました。ならばこれしきの恥は受けるべきです。此度のことは領府事(ヨンブサ)大監(テガム)とチョン・ナンジョンを罰するだけではすみません。待っていてください。お引き取りください。」
明宗は母を追い払いました。
文定大妃(ムンジョンテビ)は王の部屋から出ると頭を押さえてよろめきました。
チスは典獄署に長年勤めている男をチュ・チョルギのもとへ突き出しました。チュ・チョルギは庚子(こうし)の年に典獄署で生まれた子について尋ねました。男は女人(にょにん)の髪飾りと玉の指輪二つの遺品があったと答えました。チュ・チョルギが髪飾りを見せると男はそれだと答えました。
夜道。
チュ・チョルギはチョン・ナンジョンから「中宗(チュンジョン)大王の承恩(スンウン)を受けた証」を見せてもらったことを思い出しました。チュ・チョルギは塀を乗り越え屋敷に忍び込んでユン・ウォニョン(尹元衡)に会いカビが中宗(チュンジョン)の寵愛を受けた証を持っていたと報告しました。ユン・ウォニョン(尹元衡)はこのことをキ・チュンスに伝えるようチュ・チョルギに命じました。
大妃の部屋。
キ・チュンスはユン・ウォニョン(尹元衡)からの書簡を文定大妃(ムンジョンテビ)に渡しました。
文定大妃(ムンジョンテビ)は弟からの手紙を読むと驚きオクニョが嘘をついていたことに気が付きました。
「すぐにオクニョを捕らえるのだ。すぐに。」
大妃はキ・チュンスに命じました。
オクニョとチョヒは夜道を歩いているとキ・チュンスと内禁衛(ネグミ)の兵に取り囲まれました。
チョヒはカン・ソノにこのことを報告しました。
カン・ソノは官服に着替えてテウォンに事態を知らせました。
テウォンとカン・ソノは国王に謁見して明宗にオクニョが捕まったことを知らせました。
明宗はテウォンとカン・ソノを引き連れすぐに大妃に会いに行きました。
大妃の部屋。
「母上。母上がオクニョを捕らえたと聞きました。すぐにあの子を解放してください。」
「主上こそ領府事(ヨンブサ)とナンジョンを釈放してください。」
文定大妃(ムンジョンテビ)は書をめくり涼し気に言いました。
「母上。」
「主上が私の望みを聞き入れてくださらないならあの者は牢獄に囚われたままです。」
「母上!」
「・・・・・・。」
「チェソはいるか!すぐに従事官キ・チュンスを捕らえろ。オクニョの居場所を吐かせろ。」
「そうなさるならオクニョを殺します。すぐに領府事(ヨンブサ)とナンジョンを釈放しなさい!」
「母上!」
暗い部屋。
オクニョは椅子に縛り付けられていました。
そこに文定大妃(ムンジョンテビ)とキ・チュンスが現れました。
「従事官は外に出ろ。」
大妃はキ・チュンスを部屋から追い出しました。
「お前とは思わぬ悪縁であったな。お前はパク・テスの弟子ゆえに味方と思いこれまで目をかけてきた。私を頼れと言った言葉も本心であった。ゆえにこうなるとお前が余計にうらめしく思う。どうしてチョン・ナンジョンを敵に回した。どうして私と主上の仲を引き裂くような真似をした!どうして私に嘘を言い続けたのだ!」
「・・・・・・。」
「お前はお前の母が死んだいきさつを知りながら知らぬふりをして私を騙し続けた。お前をかわいがり信頼したこの私を大妃である私を踏みにじった!たとえ死んだパク・テスに恨まれようと私はお前を生かしてはおけぬ。」
文定大妃(ムンジョンテビ)はオクニョの顎を乱暴に掴むと払いのけました。
感想
オクニョ48話の感想です。なかなか忙しくてオクニョが見られませんでした。オクニョ48話、なんだか慌ただしい内容でしたね。まずはオクニョの商団は大きな利益を上げて、チョンドンとマンス、ヨンべとチョンスは店を貰いました。大きなご褒美です。
明宗は小尹(ソユン)を倒すため、チョン・ナンジョンを捕らえてユン・ウォニョン(尹元衡)を幽閉すると、大妃はオクニョの正体を知り捕まえてしまいました。オクニョの正体が敵に知られたのです。
今回のオクニョ、なんだか王女様らしくなってませんでした?前回までと振舞いが微妙に変わっていて気品ある演技になっていました。
でも話の内容が「殺す」だなんて、なんだか物騒な話ですよね。「土下座して謝れ」なんて、つい先日のオリンピックでもあった韓国のリアルな風習じゃないですか。全国民がこうした価値観を共通して持ってるなんて、怖いですね。日本では悪党だけがこの手のことを思いつくらしいのですが。お国柄というものですね!
うむむ。特に今回も感動するところもありませんでした。
なんだか、信頼と実績のNHKに流されるままにここまで見てきましたけど・・・オクニョ、面白いですか?
私はちょっと・・・典獄署という汚いはずのきれいな舞台は斬新でしたが、内容や演出はイマイチかな。
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