オクニョ
オクニョは韓国ドラマ「オクニョ~運命の女(女)」の主人公の女性です。年のころは20代の中盤から後半であると思います。オクニョは典獄署(チョノクソ)という牢獄で生まれました。
オクニョのお母さんの名前はカビといい、王宮の大殿(テジョン)付きの内人(ナイイン、つまり女官)でした。カビは中宗(チュンジョン)という現在の明宗のお父さんと結ばれたため、中宗(チュンジョン)の妃であった文定大妃(ムンジョンテビ)とその弟のユン・ウォニョン(尹元衡)に命を狙われ、当時内禁衛(ネグミ)の従事官だったイ・ミョンホンと一緒に逃亡します。
オクニョのお母さんの名前はカビといい、王宮の大殿(テジョン)付きの内人(ナイイン、つまり女官)でした。カビは中宗(チュンジョン)という現在の明宗のお父さんと結ばれたため、中宗(チュンジョン)の妃であった文定大妃(ムンジョンテビ)とその弟のユン・ウォニョン(尹元衡)に命を狙われ、当時内禁衛(ネグミ)の従事官だったイ・ミョンホンと一緒に逃亡します。
出生
ユン・ウォニョン(尹元衡)の手下に追われたカビとイ・ミョンホン。イ・ミョンホンは身重(みおも、出産間近)のカビに都城(トソン、みやこ)に行くように言いました。イ・ミョンホンは刺客と戦い重傷を負うも生き延びて逃亡を続けました。
手負いのカビは典獄署(チョノクソ)前で胥吏(ソリ)をしているチ・チョンドクに発見され、牢獄に囚われていたおばさんにお産を手伝ってもらいオクニョを生みました。カビはオクニョを出産すると形見を残して亡くなってしまいました。
チ・チョンドクは囚人の女たちに赤ん坊の名前を尋ねます。女たちは牢獄の中で生まれたからオクニョ(獄女)がいいと言いました。チ・チョンドクはオクニョの名前を玉女(オクニョ)に決めました。
チ・チョンドクは囚人の女たちに赤ん坊の名前を尋ねます。女たちは牢獄の中で生まれたからオクニョ(獄女)がいいと言いました。チ・チョンドクはオクニョの名前を玉女(オクニョ)に決めました。
少女時代
オクニョはチ・チョンドクの手により育てられ、典獄署(チョノクソ)の世話人として皆の信頼を得る子に育っていました。オクニョに学問と占いを教えたのは囚人のイ・ジハム(李之菡)という両班の学者でした。オクニョは囚人たちと人脈を築き、泥棒のチョンドンや詐欺師のチョン・ウチとその弟分のコ・テギル、そして商人でやくざのコン・ジェミョンとその子分であるユン・テウォンとトチやチャクトと知り合います。
成人後
ある日、オクニョは典獄署(チョノクソ)の地下に囚われている謎の囚人、パク・テスと出会います。パク・テスは探体人(チェタミン)という密偵で文定大妃(ムンジョンテビ)のかつての想い人でした。パク・テスはユン・ウォニョン(尹元衡)に陥れられ牢獄に長い間閉じ込められていました。オクニョはパク・テスから武術や探体人(チェタミン)の技を習います。
探体人(チェタミン)となったオクニョはある日、中国の明国(みんこく)へ向かう使臣に翻訳者に扮装して付いていきました。それは文定大妃(ムンジョンテビ)がオクニョにオ・ジャンヒョンが持っている密書を奪うように命じたからでした。文定大妃(ムンジョンテビ)の命令により探体人(チェタミン)に復帰したパク・テスは部下のカン・ソノとチュ・チョルギと合流し背後でオクニョをバックアップしていました。使臣団にはユン・テウォンとトチも同行していました。ユン・テウォンはオ・ジャンヒョンを守るため刀で刺客と戦いましたが、その刺客こそオクニョだったのです。オ・ジャンヒョンは先の王様の毒殺に文定大妃(ムンジョンテビ)とユン・ウォニョン(尹元衡)が関わった証拠を持っていたのでした。
使臣団の一行が野営地に着いたとき、パク・テスとカン・ソノとチュ・チョルギは野営地に火を放ちます。
明国に着いたオクニョは、密書を取り返そうとオ・ジャンヒョンの屋敷に忍び込んで密書を手に入れたところをユン・テウォンに顔を見られます。パク・テスはオ・ジャンヒョンの暗殺に成功しましたが、オ・ジャンヒョンは本当に朝鮮を裏切っているのはユン・ウォニョン(尹元衡)だと言い残してこと切れます。
密書はチュ・チョルギに渡され、カン・ソノはユン・ウォニョン(尹元衡)に命令された通り、パク・テスを刀で刺しました。パク・テスはオクニョにユン・ウォニョン(尹元衡)に謀られたと言い残して死にました。
ユン・ウォニョン(尹元衡)はパク・テス殺しの犯人をオクニョにするようにカン・ソノに命じ、朝鮮に戻ったオクニョは牢獄に囚われました。オクニョを殺そうと牢の中にもカン・ソノが放った刺客が現れます。オクニョは刺客の女を殺して自分を守ります。
オクニョを助けたのは何と、文定大妃(ムンジョンテビ)でした。文定大妃(ムンジョンテビ)はパク・テスの死に弟が関わっているとオクニョから聞き出します。オクニョは大妃に褒美は何がよいかと尋ねられ、探体人(チェタミン)を辞めて典獄署(チョノクソ)の茶母(タモ)に戻りたいと言いました。
オクニョは茶母(タモ)に復帰してユン・ウォニョン(尹元衡)は典獄署(チョノクソ)に投獄されました。チョン・ナンジョンは病気のふりをして大妃に会うと、文定大妃(ムンジョンテビ)は弟の釈放を命じました。
オクニョは典獄署(チョノクソ)にお忍びで視察に現れた国王明宗と知り合います。
オクニョはソン・ジホンにパク・テスが祖父であることを告げ、ジホンはユン・シネとの婚約を破談にしました。
オクニョは典獄署(チョノクソ)の囚人が飢饉でも食糧を調達できるように塩を作って働く指導をしていました。しかしオクニョは塩を納入を巡ってコン・ジェミョンが賄賂を納めたことに関わったと罪をでっちあげられ投獄されました。オクニョを裏切ったのは典獄署(チョノクソ)の署長、チョン・デシクでした。
オクニョは官奴婢に貶められて都から追い出され海州(ヘジュ)に行きました。
この頃からカン・ソノは大尹(テユン)のイ・ジョンミョンと合流して小尹(ソユン)に対抗しはじめます。
ソン・ジホンもまた従事官を辞めて海州(ヘジュ)の役人になっていました。
オクニョは海州(ヘジュ)でソン・ジホンとチャン・ソンプンと仲間になり、占いで役人を騙して再び都に戻ります。
ユン・テウォンは父の権力のもと、平市署(ピョンシソ)の注簿(チュブ)になることでチョン・ナンジョンへの復讐を画策していました。テウォンは血祭にソン・ジホンの養父であるソン・ファノクをご禁制の品で密貿易していたと財産を奪ってコン・ジェミョンの商団に与えます。
父を失ったソン・ジホンはテウォンを憎み、オクニョはテウォンに心を閉ざしました。
昭格署の道流(トリュ)となったオクニョはひそかにソン・ジホンとチャン・ソンプン、チョン・ウチやコ・テギル、チョンドンたちと商団を大きくしていきました。
文定大妃(ムンジョンテビ)が私腹を肥やすことを正当化できる昭格署は、オクニョたちの活躍により廃止になりました。
オクニョは典獄署(チョノクソ)の茶母(タモ)に戻ります。
正体
オクニョはチョン・ナンジョンとユン・ウォニョン(尹元衡)と戦っている間にミン尚宮(サングン)と出会い自らの出自を知りました。
オクニョの正体は翁主(オンジュ)という先々代の国王でる中宗(チュンジョン)大王と女官のカビの娘だったのです。
オクニョは大尹(テユン)となったカン・ソノとソン・ジホンたちとともにユン・ウォニョン(尹元衡)とチョン・ナンジョンと戦います。そんな中、ミン尚宮(サングン)がユン・ウォニョン(尹元衡)の手下になったチュ・チョルギに殺されてしまいました。
家族
父: 中宗(チュンジョン)…朝鮮国王
母: カビ…大殿内人(テジョンナイイン)
兄: 明宗(ミョンジョン)…朝鮮国王
養父: チ・チョンドク…典獄署(チョノクソ)胥吏
養母: ユグム…典獄署(チョノクソ)茶母(タモ)
仲間
恋人: ユン・テウォン…ユン・ウォニョン(尹元衡)の正妻の息子であり庶子ではなく両班。妓楼の素素婁(ソソル)の主人。
師: イ・ジハム(李之菡)…両班の学者。
師: パク・テス…探体人(チェタミン)。
義兄: チョンドン…泥棒。
義兄: チョン・ウチ…詐欺師。
義兄: チョンドン…泥棒。
義兄: チョン・ウチ…詐欺師。
大尹(テユン)の臣下
イ・ジョンミョン、カン・ソノ、ソン・ジホン
部下
チェヒ…探体人(チェタミン)でカン・ソノの部下
ヨンジ…昭格署茶母(タモ)→大妃殿の内人(ナイイン)
チャン・ソンプン…海州(ヘジュ)の書吏(ソリ)→商団の行首(ヘンス)
チャン・ソンプン…海州(ヘジュ)の書吏(ソリ)→商団の行首(ヘンス)
敵
オクニョの敵は小尹(ソユン)と言って中宗(チュンジョン)の王妃である文定大妃(ムンジョンテビ)とその弟ユン・ウォニョン(尹元衡)と妻チョン・ナンジョンの一派です。
ユン・ウォニョン(尹元衡)…文定大妃(ムンジョンテビ)の弟。小尹(ソユン)の領袖。実在の人物。
チョン・ナンジョン…ユン・ウォニョン(尹元衡)の側室。実在の人物。
文定大妃(ムンジョンテビ)…明宗の母。中宗の妻。ユン・ウォニョン(尹元衡)の姉。実在の人物。
ミン・ドンジュ…チョン・マッケの妻。チョン・ナンジョンの義妹。
チョン・マッケ…チョン・ナンジョンの兄。
トンチャン…ミン・ドンジュの部下。やくざ。
チュ・チョルギ…探体人(チェタミン)という密偵。元カン・ソノの部下。