屋根部屋のプリンス7話
7話 記憶!悲しい過去
マノクの見舞いに来た女性(チャン会長)は未婚で生んだセナをマノクに預け、その後韓国で男性と所帯を持ち一人娘を生んだけどその後香港に行き今の男性を巡り合い大金を手に入れたと話しました。
自分は何者なのだろうといら立つパク・ハは筋肉マッサージャーの使い方もわからずくねくねとする従者をキャンピングカーから追い出しました。世子はあのおなごは朝鮮時代なら召使止まりであろうと笑いました。ウ翊賛(イクチャン)は生意気なパク・ハをぎゃふんと言わせてやりたいと世子に言うとパク・ハは聞いていました。
「さっき冷たくしたから使い方を教えてあげようと思ってたのに。いっそ殺しなさいよ。一番年上のくせに何て言い草なの。ウ・ヨンスル君見損なったわよ。」
パク・ハはキャンピングカーから出て行こうとしました。世子はパク・ハを引き留めようとしたら父の写真が落ちました。
「この写真の男と幼子は誰だ。」
「男の人は私の父で幼子はこの私。」
「ならば記憶を取り戻したのか?九歳より前の記憶が戻ったのか?」
パク・ハは世子に自分は母に捨てられたと言いました。
「記憶がなければ心の中でも共にいられぬ。記憶があれば永遠に共にいられる。」
世子はパク・ハに言いました。
世子は自分が三百年後に来た理由がわかれば嬪宮が殺された理由もわかるのではないかと思いました。
マノクはテムにパク・ハの就職先を探してもらえないかと事故の償いに要求しました。
世子は三人の従者にハッカ飴を配りかみ砕いて食べるように命じました。
「喉がすがすがしくなりました。」
「このゆるぎない味はパク・ハ殿の気性とそっくりです。」
「このハッカ飴、実にあっぱれな味だ。」
チャン会長は25年前に生き別れた娘を捜してほしいとテムに頼みました。
「父親の名前はパク・インジュよ。」
セナはチャン会長がテムに渡した写真を見つけて気が付きました。そこにパク・ハが部屋に入ってきたのでセナは写真を隠しました。パク・ハは通販会社に勤めることになりました。
セナはパク・ハに追い出される前に辞めるように言いましたがパク・ハもセナに正体をばらすと言い返しました。
世子はパク・ハの家族写真は春川で撮られたものであることを突き止めました。世子とパク・ハは写真が撮られたスタジオを突き止め小学校を探しました。パク・ハが小学生の頃ピンポンダッシュをしたと話したら世子が家のドアホンのボタンを押してしまい二人は一緒に逃げました。世子はパク・ハのハという名前を尋ねると「荷」という意味だと言いました。「荷」は「蓮の花」という意味があると言いました。
「蓮の花という名であったか。蓮の花はほかに芙蓉(プヨン)とも言う。」
世子はプヨンという嬪宮の妹のことを思い出しました。
世子はパク・ハにも「生きても死に、死しても生きるものは何だ」と言いました。
「簡単じゃん。正解は人生。生きてくのすごく大変だから。」
「そなたはどこまで卑しいのだ。この上なく浅はかだ。」
「こづかないでよ。頭が悪くなるじゃない。」
パク・ハは怒ると世子は小学校の校庭を逃げ回りました。
二人はすべり台の上に登るとパク・ハは泣きました。世子はパク・ハの涙を指で拭うと抱きしめて慰めました。
「泣くでない。これからはよき思い出が出来よう。」
テムとチャン会長が写真スタジオに行くと前にも二人連れが来たと言いました。テムとチャン会長が小学校に行くとセナが出てきました。
「お目に書かれて光栄です。ホン・セナと申します。」
セナは自分が写真館に行ったと嘘をつきました。チャン会長は指輪をはずし、セナに持っていてほしいのと渡しました。テムはセナを抱きしめました。するとテムの父が抱き合っているところを見て「それはだめだ」と怒りセナにテムと別れるように言いました。
パク・ハは帰りのバスで世子の肩に寄りかかりました。
セナは世子を喫茶店に呼び出しブレスレットを返しました。
「私はあなたに興味はありません。」
「きっと好きになります。」
世子はブレスレットをセナの腕に着けました。その様子をテムは見ていました。
セナはテムに今すぐ結婚すると父親に宣言して!と要求しました。テムがそれは無理だというと、セナは別れようと言いました。
パク・ハは世子と従者たちと出勤しました。
ピョ・テクスはテムにチャン会長を使い会社を乗っ取るつもりだろうと言いテヨンに記憶を取り戻させると脅しました。
世子はパク・ハに屋根部屋に戻る日なので宴を催すと言いました。テムは盗聴器でその様子を盗み聴きしていました。
「カニのしょうゆ漬けを食しかけて死にかけた。」
テムは世子の言葉を聞いていました。
テムは世子をスカッシュ(壁打ちテニス)に誘いました。世子は負けてばかりでした。
「テムさん。教えるときは加減してください。」
「テヨンは俺に負けたことがなかった。俺は一度たりともお前をテヨンだと認めていない。」