「朱蒙(チュモン)」第74話あらすじネタバレ感想 全81話
チュモン第74話あらすじネタバレ感想
夜。
怪しげな賊が勘合で取引を行いました。
「まずは品物を確かめさせてもらおう。」
男が袋を開けると塩のようなものがありました。
「二十石ある。」
「一石につき三十両だ。」
「三十両だって?五十両と言ったはずだ。」
「北沃沮(プオクチョ)が巡視にやってくる時間だが?」
「そんな条件では取引はできん。」
「ふっふっふ。やれ。」
賊同士は殺し合いになりました。
塩を持ってきたほうが優勢になりました。
「わかった。もうよせ。取引する。」
町で働いているイエソヤは咳き込むと血を吐きました。屋台の女将は心配しましたがイエソヤはユリには言わないでと口止めしました。
塩を売ってきた若者は商人の行首に命を賭けた報酬としては少なすぎると言いました。チャン行首は子分にならないか少年に言うと、ユリは断りました。
ユリ(瑠璃)は母に仕事を辞めるように頼みました。イエソヤは悪い人と付き合っているユリを心配しました。
「字なんか読めたって何になる?字を読んでいる間に母さんの病気が悪くなってしまった。俺は金になることならなんだってする。」
高句麗の宮殿。
大王となったチュモンは肩の傷が化膿し医術を受けていました。チュモンは痛みを紛らわせるためにごくごくと酒を飲みました。チュモンはヘンインに向かうと護衛対象のヒョッポに言いました。ソソノは大王になられたのでお体を労わってくださいと言うと、チュモンは私が行かねば兵士たちがたるんでしまうと言いました。
ヘンイン討伐に言っていた大将軍の烏伊(オイ)が高句麗の宮殿に戻り勝利の報告をしました。烏伊(オイ)はムゴルとプウィムとプブンノを従えていました。
勝利の宴が開かれました。モパルモ軍器博士は温祚(オンジョ)王子様がおつくりになった武器のおかげで勝てたと言いました。チュモンは農具も作るように温祚王子に言いました。沸流(ピリュ)王子は国境の視察に行っているとヒョッポは言いました。サヨンは挹婁(ゆうろう)が北沃沮(オクチョ)の攻撃をたびたび受けているので従わせるべきだと言いました。チュモンは戦わずに北沃沮(オクチョ)を従わせるため商団を送ると言いました。すると沸流(ピリュ)王子が行くと言うと、ソソノは経験が浅いので行かせるわけにはいかないと言いました。沸流(ピリュ)王子は父上が戦っている間に何もできなかったので機会がほしいと言いました。チュモンは沸流(ピリュ)王子に北沃沮(オクチョ)へ行くことを許しました。
チュモンは摩離(マリ)と烏伊(オイ)と陝父(ヒョッポ)を呼ぶと一緒に酒を飲もうと言いました。チュモンは今は漢を攻めるべきだというと、摩離(マリ)は遼東を攻め落とし長安に乗り込もうと言いました。チュモンは今夜は君主と家臣ではなく兄弟として飲んでくれと言いました。
イエソヤは大王となったチュモンを思い寂しく過ごしていました。
「私は命が尽きるまでソソノ王妃とともに生きると誓いを立てた・・・。」
漢の遼東城の太守となったファン・ジャギョンは高句麗がヘンインに侵入してきたと報告を受けました。漢で一番の大商人となったヨンポ王子は御恩をお返ししますのですべてお任せくださいと言いました。ヨンポ王子は扶余に戻り扶余に存在を認めさせるために今までがんばってきたと側近に言いました。
扶余。
金蛙(クムワ)王は危篤でした。ヨンポ王子が現れました。母はヨンポを見て泣きました。ヨンポ王子は母に拝礼しました。
「漢の人間になってしまったお前が何をするというのだ。扶余に何の用だ。」
「兄上がどう思おうと私は扶余の王子です。扶余を救いに来たのです。」
ヤンソルランは側近にヨンポ王子を始末するように命じました。
ヨンポ王子は漢の皇帝にお願いして扶余と同盟を組もうと言うと帯素(テソ)王子は許しませんでした。
チャン行首はユリ(瑠璃)を呼び仕事を与えました。ユリが取引場所に行くとヨンポ王子がいました。行首はヨンポ王子から与えられた扶余の軍服をユリたちに着せました。
夜。
ヨンポ王子の命令を受けたチャン行首はユリたちにチャンスとサヨンが行軍する高句麗軍を襲うよう命じました。
「いまだー。かかれー。」
ユリと沸流(ピリュ)王子は剣を交えました。沸流(ピリュ)王子はユリに殺されかかりました。ヨンポ王子はその様子を見て喜びました。
陝父(ヒョッポ)は朱蒙(チュモン)に沸流(ピリュ)王子が高句麗に戻ったことを報告しました。沸流(ピリュ)王子は腕に傷を負っていました。
「どういうことだ!どういうことかと聞いておるのだ。」
「お許しください。扶余の兵士に奇襲され商団を全滅させられました。」
烏伊(オイ)大将軍は扶余を倒そうと憤りました。サヨンも沸流(ピリュ)王子が狙われたのだと言いました。摩離(マリ)もヒョッポも許せないと言いました。チェサは帯素(テソ)王子が陰謀をめぐらせたので思い知らせてやるべきだと上奏しました。
チュモンはマリとチェサとオイを部屋に呼び扶余とは戦いたくないと言いました。
「考えてもみろ。商団を皆殺しにするつもりだったらわざわざ扶余の軍服を着せるか。」
チュモンはオイに北沃沮(オクチョ)の国境に行き真相を探るよう命じました。
北沃沮(オクチョ)の町。
ヨンポ王子はチャン行首に謝礼を払いました。ヨンポ王子は高句麗が扶余を攻撃すれば漢に援軍を頼まざるを得なくなりその機に乗じて帯素(テソ)王子を追い払うと言いました。
マリはムゴルとムッコを連れて沸流(ピリュ)王子が襲われた現場を調べると漢の矢じりがありました。オイは町でイエソヤを見つけましたが見失ってしまいました。
オイたちは高句麗に戻ると漢の陰謀で商団が襲われイエソヤを見たとチュモンに報告しました。
感想
イエソヤちゃんとユリ大君がかわいそうなことになっています。ああかわいそう。そうやって視聴者の同情心を引き付けるドラマの狙いはちょっとせこいなぁと思いつつ、続きが楽しみです。血気盛んな沸流(ピリュ)王子とユリはその後の歴史を示唆している演出ですね。