王と妃 122話 母子の絆
あらすじ
粋嬪は大王大妃の部屋の前で自決して潔白を証明すると泣き喚きました。
「首をくくればよいのですか媽媽。どうか死ねとおしゃってください。」
大王大妃は仏に救いを求めましたが粋嬪ハン氏を部屋に入れました。粋嬪ハン氏は自分が大妃の座を求めるのは権力のためではないと言いました。父を臣下と呼び母に拝礼できない親不孝な成宗が不憫である、自分は嬪宮でよいので成宗のそばで暮らしたい、母子の縁を引き裂かないでくれと泣きました。
殯宮にいる成宗はハン・ミョンフェに親不孝者になるなら王座を退くと主張しました。成宗はハン・ミョンフェをただではおかぬと脅しました。
「そなたは私の言葉を肝に銘じろ。母上を侮辱する者は許さぬ。」
大王大妃は自分は心の中が狭かったと反省しました。すると粋嬪ハン氏は恐ろし形相で大王大妃のつぶやきを見逃しませんでした。そしてすぐに・・・
「おそれいります大王大妃媽媽。」
と泣いて感謝の意を表明しました。
ハン・チヒョンはハン・ミョンフェに失望の意を表明しました。
粋嬪は配下の三群とパク内官に実家の物を持ってくるよう命じました。従者たちは「お祝い申し上げます大妃媽媽」と地面に土下座して粋嬪ハン氏を敬いました。
乽山君の朝の挨拶を妃たちは三人揃って受けることになりました。大王大妃は粋嬪ハン氏に今日にも大妃に冊立すると言いました。
韓明澮は粋嬪(スビン)ハン氏が災いを招くとシン・スクチュに言いました。粋嬪は成宗に大妃になれるのでそれまではしばらくはおとなしくしていると言いました。成宗は母の言うことなら何でも聞くと約束しました。
大王大妃は成宗の摂政は粋嬪に任せると命令を下しました。重臣たちの間で粋嬪の序列が問題視されました。大王大妃と王大妃が存命なのに粋嬪が摂政などとんでもないと重臣のひとりは言いました。シン・スクチュも礼法にのっとると大王大妃が摂政をするのがふさわしいと言い大王大妃に上奏しました。
夜。ハン・ミョンフェは粋嬪の家を訪ねました。ハン・ミョンフェは屋敷を取り囲んでいるチョは自分を殺すつもりでいるのか粋嬪に尋ねました。ハン・ミョンフェは率直に政治に女が介入してはならぬと意見を述べました。粋嬪は成宗のそばで暮らすだけでよいと言いました。
「私はこの夜に命をかけたのです。上党君が私の行く手を阻むのならこの夜に上党君と決着をつけます。生き残りたければ上党君は私を信じるしかありません。」
粋嬪ハン氏はハン・ミョンフェを脅迫しました。
「信じましょう。大王大妃に摂政を譲られるならほかの野望には目をつぶります。派手な行動はお控えください。水面下で動いてください。」
「約束します。宮殿外のことは上党君にお任せします。満足ですか?協力に対する見返りと思ってください。」
「私には欲などありません。拝礼します。"大妃媽媽"。」
粋嬪は微笑しました。
孝寧大君は大王大妃に成宗が成人するまで粋嬪の摂政を許してはいけないと助言しました。
ユ・ジャグァンは"大妃"の命令で殯宮での焼香を禁じられました。ジャグァンは亀城君宅を訪問し立ち上がるように頼みましたが失せろと言われました。
便殿。
成宗が入り、次いで大王大妃ユン氏が簾の中に入りました。貞熹王后ユン氏が摂政となり、臣下たちはまず大王大妃に四度拝礼し、国王に四度拝礼しました。
ユ・ジャグァンは"大妃"の命令で殯宮での焼香を禁じられました。ジャグァンは亀城君宅を訪問し立ち上がるように頼みましたが失せろと言われました。
便殿。
成宗が入り、次いで大王大妃ユン氏が簾の中に入りました。貞熹王后ユン氏が摂政となり、臣下たちはまず大王大妃に四度拝礼し、国王に四度拝礼しました。
感想
成宗と仁粋大妃母子の演出はほんとに憎たらしい(笑)ハン・ミョンフェが自分の正義を掲げて戦うとは。ハン・ミョンフェの目の演技が変わったことにお気づきでしたか?悪どいやつらの争いは面白いですね。