朱蒙(チュモン)73話あらすじネタバレ感想
チュモン第73話あらすじネタバレ感想
高句麗建国の条件が整いました。朱蒙は摩離(マリ)とチェサたちに準備を命じました。
サヨンはこのままではチョルボンと部族が異なる朱蒙(チュモン)が王になってしまうとヨンタバルに言いました。
扶余の国では病床の金蛙(クムワ)王がソルランの配下となった医官が煎じた薬を護衛総監ソンジュから受け取り飲みました。ソンジュは別の医官を呼び銀の匙でも変色しない毒はあるか尋ねました。すると医官はチン毒ならそうであるが漢まで行かないと手に入らないとソンジュに言いました。ヤンソルランは医官から毒入りの薬を王が飲んだと聞いて喜びました。
扶余宮殿を去ったヨンポ王子はまだ扶余に未練がありました。側近の助言でヨンポ王子は少しの従者を従えて長安へ向かいました。
マリとチェサはチョルボンの動きを見張っていました。何者かが会議を見張っていることにチャンスは気が付きましたが誰かはわかりませんでした。
チョルボンの動きは摩離(マリ)とチェサを通じてチュモンに報告が行くと、チュモンはチェサとマリに「権力が欲しかったのか。権力を握るためならかけがいのない同士を疑うのか。私が戦ったのは王になって権力をわがものにするためではない。タムル軍と解慕漱(ヘモス)将軍の大業を遂げるためだ。私はそなたたちに失望した。国の柱となるそなたらがそうならほかの者なら猶更だろう。」と叱りました。
ソンジュはプドゥクプルに王の薬に毒が盛られていたことを報告しました。
プドゥクプルは王の煎じ薬を帯素(テソ)王子の前に置き毒薬が混ざっていることを伝えました。テソ王子は「一体誰がそのようなことを」と怒るとプドゥクプルはテソ王子の陣営がやったものでありテソだけが事態を収拾できると言いました。テソ王子はヤンソルランを呼びナロに医官を殺させて問い詰めました。
「父を殺し人としての道にそむいてまで王になりたくない。今度このようなことをしたら許さんぞ。」
チョルボンの会議。ソンヤンは部族の君長を呼び朱蒙(チュモン)が高句麗の実権を握れば我々はお飾りになってしまうと言いました。ソソノは「国を建てる前からこんな有様ではいつか漢の属国となり奴隷となるでしょう。高句麗の建国は古朝鮮の回復の第一歩です。王は正統でなければいけません」と言いました。サヨンは「お嬢様が王となって古朝鮮を包み込めばよいではありませんか。きっと後悔なさいますよ」と言いました。ソソノはヨンタバルの部屋に行きどうすればよいか尋ねました。ヨンタバルは君長が権力を失うことを恐れていると言いました。
ケピルはソソノが王になれなくて悔しいと騒いでいると烏伊(オイ)と陝父(ヒョッポ)とムゴルが来て「よくもそんなことを!」と言いました。「チョルボンには何の犠牲もなかったと?」サヨンは言い返しました。「助けてもらった恩を忘れてなんて恩知らずなんだ」とムゴルが言いました。ムゴルは剣を抜いたところにチュモンが現れてムゴルたちを叱りました。
チュモンはチョルボンのソソノたちとマリとヒョッポとオイなどを呼び部下たちの無礼を謝罪しました。
「私は高句麗の王にはなりません。私の胸には二人の人の思いが刻まれています。父解慕漱(ヘモス)将軍と私が大業を成し遂げると信じて死んでいった母です。解慕漱(ヘモス)将軍の望みは国を建てて王になることではなく苦しんでいる同胞を救いたい一心でした。私も王権を望んでここまで来たわけではありません。新たな国があらわれるならそれで本望です。私は命が尽きるまで走り続けます。国を治める仕事は長年チョルボンを率いてきたソソノ君長と父上のヨンタバル様にお任せしたい。」
「大将。今でも高句麗の王は大将だと思っています。」
ソソノは言いました。
「考えは変わりません。これ以上王位のことで争わないでください。」
ヨンタバルは川で釣りをしていました。摩離(マリ)とチェサはヨンタバルに呼ばれて現れました。ヨンタバルは「チュモン大将とソソノが夫婦になればよいのです」と言いました。摩離(マリ)は政略結婚をさせるわけにはいかないと言うとチュモンもソソノも独り身なので二人が結婚する以外に解決の道がないと言いました。
長安。
ヨンポ王子はファン・ジャギョンと会いました。ファン・ジャギョンは遼東の太守として赴任すると言うとヨンポ王子は一緒に連れて行ってくださいと言いました。ファン・ジャギョンはヨンポ王子を歓迎しました。
夜の玄菟(ヒョント)。
摩離(マリ)とチェサはモパルモを部屋に呼びチュモンとソソノの政略結婚について話しモパルモにチュモンを説得するよう頼みました。ヨンタバルはソソノにチュモンと結婚するように説得していました。ソソノはチュモンに無理強いできないと言いました。
「誰にも打ち明けられない心の傷をお前が癒してやるべきだと思わんか。」
モパルモはチュモンの部屋に酒を持って訪ねました。チュモンは信じてついてきてくれたモパルモに感謝しました。モパルモはすぐに本題に入りチュモンにソソノと結婚してほしいと正直に言いました。チュモンは結婚する気はないと言うとモパルモはユファの死も無駄死にになってしまうと言い泣きました。
ソソノは庭にひとり佇み悩んでいました。そこにチュモンが現れました。
「チュモン大将が建国を宣言なさったら私は商団を率いて旅に出ようと思います。父はよく言ってました。国を売り買いするほどの大商人になってみせると。」
「ソソノ君長はもう大商人です。もう国を売り買いする必要もなく、高句麗のいろんな部族を治めることができます。私の妻になっていただけませんか。今更結婚しても遠い昔にすれ違った縁を取り戻すことは難しいかもしれません。しかし結婚することで高句麗がひとつにまとまり強い国の礎が築かれるなら、それは天の定めた私たちの運命に思います。私の願いを受け入れてくれますか。」
ソソノはチュモンの求婚に涙を流しました。
イエソヤはユりを連れて町を歩いていました。するとイエソヤはチュモンが今日高句麗の建国を宣言しソソノと婚礼を上げる日だという話を聞き涙を流しました。
(イエソヤはお金もないのに今までどうやって生きてきたのでしょう。)
チョルボンの宮殿。
チュモンとソソノは朱色に金の刺繍の服を着て祭壇に上がりました。その様子をイエソヤは宮殿の前庭から見つめていました。イエソヤはチュモンが王になる様子を涙を浮かべて喜びと悲しみの目で見ていました。
「私は天地の神の前で命が尽きるその日までソソノ王妃とともに生きると誓いを立てた。」
「私は自らの天命に従い大王様にお仕えし古朝鮮の栄光を取り戻すことをすべての民の前で誓います。」
イエソヤは涙を流して頷きました。
(´;ω;`)ウゥゥ
「私は三足鳥をあおぎ千年万年続く高句麗の大王として強き国をここに建てると宣言する。」
「王様ばんざーい。大王さまばんざーい。高句麗ばんざーい。」
感想
あらら。つい目から汗が。イエソヤさんは善人さんなのですね~。やっぱ善人が涙すると私まで目から汗が・・・。紀元前37年くらいの出来事なんですね。ですから紀元前19年になるまではあと18年もあるのですね。だとすると今のチュモンは逆算して21歳ということになりますね。チュモンってそんなに若かったんだ!?でもあれ!?おかしいな。玄菟(ヒョント)が廃止されたのは紀元前75年ですから・・・時代設定は適当なんですね。どう見ても今のチュモンはモパルモに白髪が増えたことから30代前後くらいにしか見えません。イエソヤが王妃に復帰する日は歴史書からはなさそうなのですが、ドラマではどうなることやら。