屋根部屋のプリンス15話
15話あらすじ 転生!パク・ハの前世
世子はパク・ハがプヨンの転生であることに気が付きました。
「ねぇ。世子様。」
パク・ハが洗濯物を干しながら世子を呼びました。
「パク・ハ。そなたがプヨンなのか。プヨンに間違いない。プヨンは嬪宮の妹である。そなたはプヨンだ。朝鮮時代では実に聡い娘であった。」
パク・ハと世子は二人だけで花火大会に行く約束をしました。
パク・ハはお弁当を用意して一緒に花火に行くと従者たちに約束していました。
インジュのふりをするセナにチャン会長は適当に合わせました。
「まさかお母さんに会えるなんて驚きました。」
「私も驚いたわインジュ。あなたの名前はお父さんと私の名前からとって名付けたのよ。」
「私もお父さんからそのことを何度も聞かされました。」
「(セナ。それは違うは。インジュという名前はチンジュという名前を書き間違えてつけたのよ。)」
夜になりました。パク・ハは薄い桃色のドレスに着替えて世子と花火大会に行きました。世子も淡いブルーのシャツに薄いグレーのズボンを履いていました。世子とパク・ハは芝生に座り川の上に打ち上げられた花火を楽しみました。
「まことに見事だ。」
世子は花火を見て喜び、パク・ハと親密になれて喜びました。
花火が終わると公園にパク・ハのおいしい弁当を楽しみにしていた従者たちが怒って待ち構えていました。パク・ハは世子と従者にビールを買ってきました。
「両班のご息女とは意外だな。」
チサンは言いました。
世子は深夜になっても従者たちを従え屋根部屋の屋上で考えていました。世子は従者たちに筋が通らないというと、チサンは宮廷でのゴシップ、嬪宮はパク・ハにやけどを負わされたことを世子に教えました。
「なぜ今頃それを申すのだ。」
「どっ・・・どうかお許しくださいませ。」
従者たちは地面にひれ伏しました。世子はチサンの言う通りなら嬪宮とプヨンの性格は一致すると言いました。
「なにゆえ我らは嬪宮様でなくパク・ハ様の家に落ちたのでしょう。」
マンボは言いました。
「パク・ハにはきっと何かある。秘密があるはずだ。」
翌日。
チャン会長は世子とパク・ハをレストランに呼び食事をふるまいました。
「パク・ハの料理だけはあっぱれなんです。」
世子はパク・ハをほめました。
チャン会長は無職のパク・ハに自分の秘書をするように頼みました。
世子はパク・ハの運転が乱暴だとか食べるのが大好きなどとチャン会長にいろいろ教えました。楽しそうにする三人の姿をテムとセナは見つけました。セナはテムに早くテヨンを消すように怒りました。テムはまずは落ち着いてパク・ハに電話するようにセナに命じました。セナがパク・ハに電話すると秘書になったと言いました。テムはチャン会長に電話するとセナは車のトラブルで会えないと言いました。
夜。
セナはチャン会長に自分を理事するように頼みました。
「娘の頼みならきいてあげないわけにはいかないわ。正しいことなら。」
次の朝もセナとチャン会長は朝食を一緒に食べました。
「お母さん。私お母さんが大好きよ。お母さんがいてくれるだけで幸せです。」
その場を秘書になったパク・ハが目撃しました。
「何考えてんの。誰がお母さんだって?お母さんがかわいそう。一晩かけてあんたの好物を作って待ってたのよ。あんたが他人をお母さん、お母さんって呼んでるときもね。」
パク・ハはセナに水をかけてマノクの面倒は自分が見ると言いました。
チャン会長はパク・ハに書類を持たせて理事会に提出するように命じました。
理事の選出会議。
ヨン・ドンマンは息子のテムを理事に推薦しました。ピョ・テクス専務はヨン・テヨン(世子)を推薦しました。表は四票と四票で同点でした。パク・ハは委任状を持ってきました。委任状の紙にはヨン・テヨンを推薦すると書かれていました。世子は会社の代表理事に選ばれ祖母のヨン会長は喜びました。
チャン会長にセナは詰め寄りました。
「あなたはインジュじゃない。あんなうそをついてばれないと思ったの?」
ヨン・ドンマンはテムを殴りました。
「私をがっかりさせるなー。」
「チクショー。」
「代表理事になってどうするつもりなの?」
パク・ハは世子に言いました。世子はテヨンの勤めも果たして真相を確かめなければならないと言いました。
「あんずるでない。笑え。」
世子とパク・ハは一緒に道を歩きました。
「願いを叶えてくれる指輪だって。」
「でまかせだ。信じぬ。」
「買ってよ。こっちはあたしが買ってあげる。恋人同士はこうやって指輪を贈りあうものなのよ。」
「まことか。」
世子とパク・ハは指輪を買いました。パク・ハは指輪に願いを懸けました。すると世子の体が透明になりパク・ハは慌てて世子を抱きしめま涙を流しました。何も気が付いていない世子は素直に喜びました。
夜になり従者たちはヨン・テム本部長の部屋を探してシカゴに行った理由を探していました。すると本部長の席にピョ・テクスが座っていました。
「うわー。」
ピョ・テクスは「お前ら何者だ」と世子と従者を呼びました。
「テムに対抗するには君が必要だから伏せている。君たちはテムがシカゴに行った理由を調べているな。ヨン・テヨンは今ソウルに向かっている。」
世子たちは驚きました。
本物のヨン・テヨンは救急車でソウルの病院に運ばれました。テムは救急車の運転席から降り父に緊急理事会の招集を頼みました。本物のヨン・テヨンは目を開けたまま動きませんでした。
「理由は代表理事の解任です。」
ピョ・テクスは会社の玄関で透明な何かにつまづいて転びました。
パク・ハは待ち合わせの場所で世子を待っていました。世子から電話がかかるとパク・ハは自分も後で着くとまだ来てないふりをしました。世子はパク・ハをからかいました。世子は電話にでると急いで病院に向かいました。世子が置き忘れた刺繍の手ぬぐいを見つけたパク・ハは不安になりました。
(世子様は自分で車を運転できるようになったようです。)
パク・ハは世子が透明になって消えてしまったんじゃないかと思い不安になりました。
「世子様こちらです。」
看護婦に変装したチサンと看護師に変装したウ・ヨンスルは世子を病室に案内しました。マンボは医者に変装しテムが来たことをチサンにメールしました。世子はソン・マンボにテムを引き止めるよう命じましたがテムはエレベーターに乗り行ってしまいました。
テヨンの病室。テムはカメラマンを引き連れてテヨンの病室に向かいました。チサンとヨンスルはテヨンを担架に乗せて運び出しました。マンボがテムに「処方箋をお忘れですよー」と引き止めました。テムはテヨンの病室の扉を開けるとテヨンに成り代わった世子が目を開けてベッドに横たわっていました。
緊急理事会。
テムは病室から会議室に中継しました。
「今ここに本物のヨン・テヨンがいます。彼は二年前に失踪したいとこのテヨンです。意識が戻る可能性は非常に低いそうです。よって代表理事の解任を求めます。」
テムは世子の解任を求め会議室の皆はびっくりしました。
世子は起き上がると・・・
「テムさん・・・。」
と言いました。
テムは動揺しました。
感想
もう滅茶苦茶です~。それなのに面白い。おかしなドラマです。しかもしっかりと笑いの要素を用意してありますね。どうせなら全員女装すればよかったのに。やっぱり内官のチサンはアレがないということを表現しているようですね。