朱蒙(チュモン)52話
あらすじ
日食が起こり扶余の人々はたいへん恐れました。
扶余の人々は亡国の兆しか王が倒れる前触れと信じていました。
日無光(イルムグァン)で新たな太陽が生まれ新たな国が建つ前触れであるとヨミウルはチュモンに言いました。
朱蒙(チュモン)はあれは凶兆ではなくタムル軍に国を建国する吉兆であると「新たな太陽に三足烏が飛び込むぞ」と言うとタムル軍は喜びました。
金蛙(クムワ)王に側近フクチの将軍は「帯素(テソ)王子を倒しましょうもう我慢ならない」と言ってきました。クムワ王は扶余の太陽が光を失うために私が立ち上がらなければ暗黒の地となってしまうといいました。
扶余の民は家に閉じこもり怯えていました。
帯素(テソ)王子は自分が王になるしるしかもしれないだろうと重臣たちに言いました。大使者(テサジャ)プドゥクプルはそのように考えることもできると言いました。テソの叔父はとても怯えていましたがテソ王子はこれ以上言ったら誰であろうと成敗してやると言いました。
扶余の大将軍フクチはプドゥクプルに今こそ扶余を正しい道に戻すべきではないかと言いましたがプドゥクプルは忠誠心は認めるが二度とそのようなことは口にしないようにと言いました。
朱蒙(チュモン)はあれは凶兆ではなくタムル軍に国を建国する吉兆であると「新たな太陽に三足烏が飛び込むぞ」と言うとタムル軍は喜びました。
金蛙(クムワ)王に側近フクチの将軍は「帯素(テソ)王子を倒しましょうもう我慢ならない」と言ってきました。クムワ王は扶余の太陽が光を失うために私が立ち上がらなければ暗黒の地となってしまうといいました。
扶余の民は家に閉じこもり怯えていました。
帯素(テソ)王子は自分が王になるしるしかもしれないだろうと重臣たちに言いました。大使者(テサジャ)プドゥクプルはそのように考えることもできると言いました。テソの叔父はとても怯えていましたがテソ王子はこれ以上言ったら誰であろうと成敗してやると言いました。
扶余の大将軍フクチはプドゥクプルに今こそ扶余を正しい道に戻すべきではないかと言いましたがプドゥクプルは忠誠心は認めるが二度とそのようなことは口にしないようにと言いました。
マリは召西奴(ソソノ)が莫大な富を築いたと朱蒙(チュモン)に報告し今こそ桂婁と軍を組むべきだと言いました。
サヨンはソソノに太陽は古来より王を意味してきたので太陽が光を失ったら民の信望を失い不吉な兆しであるとテソ王子のやり方は間違っていたと言いました。桂婁に新たな太陽が昇るときいてソソノは苦難に耐えられる希望だと言いました。ケピルはソソノに「大変だ」と呼びました。
ソンヤンはソソノと優台(ウテ)に数十人の護衛を連れることを禁止しました。ウテは抗議しましたがソソノは護衛を連れて行かないと言いました。ソンヤンはソソノにチュモンと接触しただろうと言いがかりをつけました。ソソノは断ったとソンヤンに言いました。ソンヤンはウテを捕まえて人質にしました。
ムゴルは欲張りで一歩も譲らないオイを兄貴と呼んでやることにしたと言いました。チェサは偉いぞとムッコをほめました。
ナロはマウリョンを呼び今のテソ王子なら回答次第でマウリョン様を成敗されかねませんと言いました。マウリョンは「心配なさることはない。殿下によいことが起きるしるしです。殿下がもうじき王座に就かれるということです。天地の神の思し召しだ」と保身のためにテソ王子に嘘を言いました。ハフチョンは城下町ではテソ王子が権力を奪ったから日食が起きたのだと噂していました。ヤンソルランはテソ王子に噂を流した者を投獄すべきだと言うとテソ王子はナロに粛清を命じました。テソ王子は捕らえられた扶余の民を全員殺しました。その様子を見てプドゥクプルは考え込みました。
「これでも黙っているのですか。なんとか言ってください。大使者!」
フクチはプドゥクプルに言いました。
ヨンポ王子は兄だけがわかっていない、私が兄にはっきり言ってやると母に言いました。テソ王子の乱心はヨンポと王妃のもとにも知らせが届きました。
テソ王子は殺した民の家族も皆殺しにしろとナロに命じました。そこに王妃とヨンポ王子があらわれました。
「なんだと!先に死にたいのか!」
テソ王子は制止しようとするヨンポ王子に言いました。王妃は早く城門を閉めて乱心したテソ王子に民を見せないようにしました。テソ王子はナロに兵士を招集するように命じました。テソ王子は日食に怯えて乱心していました。テソ王子はフクチ大将軍にチュモンを捕まえなければ大将軍の首をはねると脅迫しました。
プドゥクプルは金蛙(クムワ)王に丁寧に礼をして謁見しました。
「王様。私は事の見極めを誤り扶余にたいへんな害をもたらしました。どうかお許しください。」
「今の私には大使者を許す権限も能力もない。」
「王様。もう一度その権限を取り戻してください。暗黒に陥った扶余を救えるのは王様だけです。私も王様の復権に協力します。」
兵を率いて本渓山に来たフクチ大将軍は兵士たちを待機し側近二名とタムル軍の砦に向かいました。チュモンは弓を引いて敵を待ちかまえましたが「フクチ大将軍」はチュモンと話しがしたいと叫びました。「罠かもしれない」とチェサは言うと「フクチ大将軍は罠をしかける人ではない」とチュモンはフクチに会いました。
「大将軍フクチ。金蛙(クムワ)王の意向を伝えにまいりました。」
フクチはチュモンに礼儀正しく言いました。
感想
ヨンポ王子は突然のチャンス到来に運がいい男ですね。忍耐強く待っているだけで王位が転がり込んでくるかもしれません。でもすべては曲者のプドゥクプルと王妃のせいなんですよね、テソ王子があのようになったのは。今日のチュモンはかなり影が薄かったですね。お決まりの展開ですが、面白かったですよ。