朱蒙(チュモン)44話
あらすじ
流民の収容所。ヒョッポの親戚で元タムル軍のマノおじさんは脱走しようとしたときに受けた暴力が原因で死んでしまいました。朱蒙はマリたちに流民の扶余脱出を計画するように命じました。
マリとヒョッポとオイは流民の定住先を見つけました。
帯素(テソ)王子は流民をナロに護送させると言い朱蒙は別の方法を考えると言いました。
漢の長安でヤンジョンはヨンポにここは良いところだと歓迎しました。ヤンジョンはテマジンという世話係をヨンポに与えました。ヨンポ王子はテマジンにいつまで長安にいればよいのだと尋ねました。テマジンはヨンポ王子が長安でいろいろ見聞すればよい機会となると助言しました。ヨンポ王子はテマジンに有力者の紹介を頼みました。
桂婁。召西奴(ソソノ)は扶余への貢ぎ物が準備できないと落ち込んでいました。サヨンはコサン国の塩で扶余との取引を提案しました。サヨンはヘンイン国のペマン将軍を桂婁に招きました。
「ペマン将軍に頼んで扶余に運ばれる塩を断つのです。」
優台(ウテ)は心配する父ケピルに教えました。
ペマンは盗賊をしなくてよくなったのはソソノ君長のおかげだとなんでも言うことを聞くと言いました。
ウテは扶余に行きチュモンと会いいました。ウテはチュモンに塩の件で許しをいただきたいと言いました。チュモンは恩があるので自由に動いてくださいとウテに言いました。
チュモンは金蛙王と柳花(ユファ)姫に兵を動員して流民を救うと言いました。
ウテは桂婁に帰りソソノにチュモン王子の許可が出たと報告しました。ソソノはペマン将軍に計画を実行するように命じました。
ヨミウルはヨンタバルの協力で育成した女性兵の訓練を見ていました。
「いくら武芸に優れていても天地の神のご加護がなければ命を守ることはできません。桂婁は天地の神が守るまでもなくソソノ君長が守り抜くことでしょう。ソソノ君長は桂婁を守るだけで満足するお方ではありません。遠い未来、ソソノ君長はチョルボンよりももっと広大な国をお建てになります。そろそろ、桂婁から失礼するときが来たようです。扶余を去る三足鳥が降り立ち、巣を作る場所へ。」
ヨミウルはヨンタバルに桂婁を去ると言いました。
金蛙(クムワ)王は帯素(テソ)王子を呼び柳花(ユファ)姫が病気になったので二人で温泉に行くと言いました。テソ王子は流民の護送は延期してナロ総監を王の警護につけると言いました。クムワ王は遠慮しましたがテソ王子は譲りませんでした。テソ王子はナロと選抜した護衛兵にクムワ王の警護をさせました。
マリはこのことをチュモン王子に報告しました。
「お体に、お気をつけて。」
「母のことはもう忘れなさい。扶余に残る母が重荷になってはこれから何をしても心穏やかになれません。扶余を振り返らず忘れなさい。母のことも王様のことも忘れ大業を成し遂げることに専念しなさい。それがお前にできる母への最期の親孝行です。」
チュモンは母と別れのあいさつをしました。チュモンは地面にひれ伏して柳花(ユファ)にあいさつし、抱き合いました。
「私が面倒を見るから心配するな。」
「父上もどうか、お元気で。」
チュモンは金蛙(クムワ)王にも皆にわからぬように気持ちを込めて別れの挨拶をしました。
ユファ姫は具合の悪そうな演技をして温泉に出発しました。
ユファ姫は馬車で後ろを振り返りチュモンを見つめました。城門を出るとユファ姫は涙を流しました。
チュモンはマリとヒョッポとオイとモパルモとムソンに出発すると言いました。ヤンソルランは手下に証拠を掴むまで監視を怠るなと命じました。
チュモンはイエソヤに待ち合わせの場所に行くように言いました。イエソヤは大業をなしたら必ず母に会えると言いました。チュモンはイエソヤを胸に抱きました。
塩が盗賊に奪われたとの報告がテソ王子の耳に入りました。テソはチュモンを呼び塩を取り戻すように命じました。チュモンは数十人の兵を率いて扶余を出発しました。
「流民の収容所に行く。」
チュモンはマリとヒョッポとオイと兵士を連れて流民を護送すると言いました。
流民を監視している兵はテソに確認してからだと言いました。
チュモンは兵を殺しました。
感想
面白くなってきました!?私はあまりまじめにみていませんが、のめり込むほどではありません。話がトントン拍子に進んでいくのでそこがどうもリアリティがない感じがしますw