「王と妃」 第91話 粋嬪ハン氏の決意 とあらすじネタバレ感想
91話 粋嬪ハン氏の決意 あらすじネタバレ感想
「私から実権を奪おうとしているのか。」
世祖は何か感づいていても功臣の企みには気が付きませんでした。
粋嬪ハン氏はイム尚宮を無口だといって褒めました。ハン氏は大君亭でヒャンイに乽山君(チャサングン)の結婚相手に両班のハン・ミョンフェの末娘がよいとヒャンイに言いました。
世祖は功臣に「君」の称号を与えては職を解任するなどして功臣の勢いを抑えようと苦労していました。不満をもつホン・ダルソンはミョンフェの家を訪れ策を企ててくれと言い寄りました。ミョンフェは「(上奏して)危うく殺されるところだった」と自らの立場が危ういことをホン・ダルソンとホン・ユンソンに言いました。
ホン・ダルソンはついに世祖を「あの男」と呼び世祖の悪口を言いました。
世祖は領議政に任命したク・チグァンと元領議政のシン・スクチュを呼び海陽大君を侍らせ料理と酒をふるまいもてなしました。
ク・チグァンはまじめな人間でよこしまなことを嫌い私情にとらわれない人物で袖の下を持ってくる人間に不利益を与えた。そのため死後に財産が残っていなかった。(ナレーション)
(死後の遺族に金がないのってかわいそう!)
世祖が温泉で療養している間、粋嬪ハン氏は乽山君のふくらはぎを叩いていました。折檻が終わり傷の手当てを受けている乽山君は「私は痛くありません。子供を叩く母上の心が痛いのです」と兄に言いました。兄のかわりに弟の乽山君が叩かれたのでした。ハン氏は海陽大君が病弱であり世祖はハン・ミョンフェの一派を排除できずに苦しんでいるので「私にも機会はありそうね」と従兄に話しました。
ハン・ミョンフェの妻ミン氏は娘が病弱なので乽山君との結婚を敬遠していました。
「殿下は仏に拝礼なさったのか。信じられん。高麗じゃあるまいし。」
ホン・ユンソンは声を荒げました。ミョンフェも世祖に疎まれ不満がありました。
辺境にやられていた功臣ヤン・ジョンが朝廷に戻され世祖はヤン・ジョンのために宴を開きました。荒ぶる男ヤン・ジョンは殿下に諫言するといきり立っていました。ハン・ミョンフェはやめとけ命がないぞと注意しましたがヤン・ジョン(楊山君)は意地を張りました。
「長旅をしたのは私ではなく殿下は長旅をされました。休むべきなのは私でなく殿下ではありませんか。」
(ヤン・ジョンが何者かは調べてもわかりませんでしたが、これは首陽大君に譲位しろということですよね。多くの人間を殺してまで執着していた王座、たった10年程度で降りるものなのでしょうか。)