朱蒙(チュモン)41話
あらすじ
帯素(テソ)王子は朱蒙(チュモン)王子に漢に人質となって行くように頼みました。
療養している金蛙(クムワ)王に柳花(ユファ)姫はこのことを伝えました。クムワ王はテソを呼びました。
「お前には、自尊心がないのだな。」
クムワ王はテソに言いました。テソは漢が虎視眈々と扶余を狙っているので人質一人で数千数万の民が救われるのならためらいませんと言いました。クムワ王は「漢は一つ渡せばまた一つを求めてくる、扶余をよこせと言われたら従うのか?命をよこせと言われたら差し出すのか?実利という甘い言葉の影に潜む刃をなぜお前の目には見えない?」
帯素(テソ)王子は鋼鉄の剣を所有することによって扶余は漢に屈しないだろうと父に言いました。
「拒否すればチュモンを厳罰に処すつもりです。どうか私の判断を信じてください。」
テソが部屋を出るとクムワ王はせき込み具合を悪くしました。
ヨンポ王子は商人のトチとテソ暗殺の計画を進めていました。マリたちは彼らのたくらみが何か突き止めてから報告しようと決めました。
三人はトチの家を見張りました。夜になりヨンポ王子はトチの家に行きました。トチはヨンポ王子に準備はできたので私兵を一緒に見に行こうと言いました。
秘密の私兵の訓練所。ヨンポ王子は訓練の様子を視察しました。テソ王子は私兵にヨンポ王子に挨拶をさせました。
「われらは王子様のために命を捧げる覚悟です。いつでもご命令を。」
私兵のひとりが言いました。
マリとヒョッポとオイはその様子を繁みの中から見ていました。
意地悪なヤンソルランは夫のテソに別の女を忘れられないチュモンとイエソヤを結婚させたら面白い、召西奴はどんな気持ちになるかしら、とても興味があるわと唆しました。
クムワ王は朱蒙(チュモン)を呼びました。クムワ王はチュモンに扶余を去るように言いましたが、チュモンは父と母のためにも長安に行くと言いました。クムワ王は「私にはもう失うものはない。やがてテソの権力もひび割れるだろう」と言いましたが、チュモンは漢の心臓長安で敵を知り己を知る、敵のすべてを探ってくると言いました。
テソ王子はチュモンにイエソヤと結婚するように言いました。
ヨンポ王子は「テソ兄上に長安に行くと言ったらしいな。いいざまだ。私の話も聞かずに兄上にへつらって。それでお前は何を得た。いくら忠誠を尽くしたって兄上はお前を信用するものか。私の言うことを聞いていればこんなことにならずにすんだのに。お前が自分で行くと言ったならもう覆すことはできんだろう。体に気を付けるんだな。」と言いました。
チュモンはヨンポ王子が行くと鼻で笑いました。
ソソノは玄莬から商団を追放させたピリュのソンヤンを倒すと言いました。サヨンは戦をせずにソンヤンを殺しチョルボンを統一すべきだと言いました。優台(ウテ)は刺客を率いてソンヤンを殺すと言いました。
ヨンタバルの妹はソンヤンに連絡しました。ヨンタバルの妹は息子のチャンスを君長に据えると仲間に言いました。
「どうすればいいのですか?お助けください。私では役不足です。なぜこんな重責を負わせたのですか。」
ソソノは父に助けを求めましたが、ヨンタバルは「信じているからだ。お前にならできる」と娘の肩を叩いて行ってしまいました。
ヨミウルはソソノを呼び、今はソンヤンを消す時期ではない、大業を成し遂げるために待たなければいけないと言いました。
チュモンはヨンポ王子がテソを亡き者にしようとしていることを知りヨンポを見張るようにマリとヒョッポとオイに命じました。
ヨンポ王子はトチに計画を変更する。たとえ失敗しても助かるやり方にしよう。軍団に桂婁の兵士を装わせて失敗したら桂婁のせいにしようと言いました。トチは「恐れ入りました」と笑いました。
チュモンはヨンポ王子の計画に気が付きました。
テソ王子はピリュのソンヤンに会い扶余がチョルボンを守るのでチョルボンも何かくれとソンヤンに貢物を要求しました。そしてテソはソソノにソンヤン大君長に従うように言いました。テソ王子は後でソソノを呼び出しチュモンとイエソヤを結婚させる、これでどんな気持ちかわかったか?と嫌がらせをしました。
テソ王子が扶余に帰る途中、ヨンポ王子の私兵がテソ王子を殺そうと襲いました。チュモンはテソ王子を助けました。チュモンは桂婁の軍服を着て桂婁がやったように見せかけたのだとテソ王子に言うと、ナロもそれに同意しました。テソ王子はまだ息のある者を探し出し白状させろと命令しあmした。
ヨンポ王子はばれないだろうと思っていました。
テソ王子が奇襲された話は王妃の耳にも届きました。「そんな。一体どこの誰がそんな大それたまねを。」ヨンポ王子は母に知らないふりをしました。
ナロはトチの屋敷に行くとトチを殴り捕まえました。
テソ王子は王宮にチュモンと一緒に戻ってきました。
「母上。すんでのところでチュモンに助けられました。」
テソ王子が言うと、「・・・よく、やった。」と渋々王妃は朱蒙(チュモン)をほめました。
「兄上、ご無事で何よりです。」
ヨンポが言うとテソはヨンポをにらみました。そしてヨンポの前にトチが連れて来られました。
テソ王子はヨンポ王子の首に剣を突き付けました。
「兄上、何をするのです!」
「こいつが!こいつが私を殺そうとしたのです。すべてこいつが企てた陰謀だった。」
感想
王子たちの骨肉の争いだー!王道ですが、面白いことになりましたね。テソ王子はいつになったらチュモンを認めるのでしょうか。テソとヤンソルランはほんとうに意地悪な人ですね。ヨンポ王子はバカですね。クムワ王は王の実権を喪失して無力そうです。中身が単純明快で大した感想はないのですが(笑)あえて書くなら人妻ソソノとチュモンの恋の行方がこのドラマのメインテーマでしょうかwあのプヨンちゃんはどこ行ったのかな!?彼女はオイと結婚できるのでしょうか。