朱蒙(チュモン)47話
あらすじ
朱蒙(チュモン)は本渓山の砦を襲撃しようとする帯素(テソ)王子とナロを見張りました。ナロは伏兵がいないと思いテソ王子の待つところに帰りました。テソ王子は鉄騎軍を先鋒に立たせ攻撃を命令しました。チュモンは火責めで奇襲をかけると言いました。
夜。チュモンたちは鉄騎軍に火屋を放ちました。テソとナロは矢をかわしながら逃げました。
「話が違うぞ。伏兵がいたではないか。退却だ。退却だ。」
テソたちが逃げようとするとチェサらが弓を放ちテソの鎧に当たりました。テソとナロは逃げました。
マリとヒョッポとオイは敵の半数が死んだので追撃しようとチュモン大将に言いました。
ナロは玄莬城に帰ろうと言いましたが負傷したテソ王子は夜が明けてから戦うと言いました。チュモンたちは闇夜に紛れ、テソ王子の軍営を襲いました。ナロはテソに奇襲の報告をすると寝ていたテソは幕舎の外にでると驚愕しました。テソはナロの剣を抜いて戦おうとしましたが傷が痛み戦えませんでした。テソ王子とナロは馬に乗り味方を置いて逃げました。チュモンはテソを追わずに敵をせん滅しようと言いました。漢の鉄騎軍は全滅しました。
ヤンジョンはテソ王子にどういうことだ「天下がテソ王子をあざわらうことだろう」と怒りました。ナロはテソ王子に「私を殺してください」と言いました。
ナロはテソ王子に酒を注ぎました。テソ王子は「チュモンを殺してやる」とますますチュモンを憎み扶余に引き返しました。
本渓山。チュモンは衣服と食糧を確保するように命じました。ヨミウルは玄莬城を出入りする漢の商団を襲って強盗しようと言いました。チュモンはヨミウルの言う通り強盗しようと言いました。
ヤンソルランはイエソヤを連れてこさせ何度も頬を叩きました。
「牢獄にいるべき女が宮殿にとどまるとは。私の侍女となり働いてもらうわ。」
「ヤンソルラン様がお望みなら喜んで侍女となりお仕えいたいします。」
「ハフチョン。この女を連れていけ。」
「今すぐその手を放しなさい。一体何をしているのです。」
ユファが現れました。
「この女は贅沢をしすぎです。侍女にしてこき使ってやろうと思います。邪魔をするならユファ夫人とてただではおきません。」
「無礼者。誰に向かって言っておるのだ。よかろう。やれるものならやってみよ。」
ユファはヤンソルランの頬を叩きました。
ヨン・チェヨンは召西奴(ソソノ)のオクチョに行くように命じました。息子のチャンスはソソノは妊娠しているのでだめだと反対しました。ソソノは沃沮(オクチョ)へ行くと決めました。
ヨミウルはチュモンに解慕漱(ヘモス)は情にもろかったのでうまくいかなかったのだとチュモンに情に流されず気を強く持つように助言しました。
チュモンは商団を襲い荷物を守っている兵士を殺し物資を強盗しました。
チェサ、ムゴル、ムッコに強奪した荷物を砦に運ぶように指示しました。
チュモンはソソノが桂婁の商団を率いて沃沮(オクチョ)に向かう行列を目撃しました。チュモンは目を潤ませてその様子を見つめていました。馬に乗ったソソノのすぐ横を優台(ウテ)が剣を持ちいつでも抜刀できるように守っていました。
ヤンジョンは物資を奪われたのでテソに早くチュモンを殺すように命じました。プドゥクプルは解慕漱(ヘモス)を捕まえた方法はどうだとヤンジョンに提案するとヤンジョンはよい考えだと喜びました。テソ王子は兵士を流民に扮装させて護送すると命じました。金蛙(クムワ)王はこれを知りチュモンが危ないとユファに言いました。クムワ王はユファにイエソヤを救いチュモンのもとに送るのだと言いました。
夜。親衛隊の一部は見張りの兵士を殺してイエソヤを救出しユファのところに連れてきました。イエソヤは目を潤ませていました。「早く行きなさい。」ユファはイエソヤを逃がしましたが兵士に囲まれてしまいました。ナロは剣を抜くとイエソヤを守っている親衛隊と戦いましたが捕まり金蛙(クムワ)王の前に連れてこられました。テソはクムワ王にチュモンを捕まえたらチュモンとクムワ王とユファ夫人の前でイエソヤの首をはねると言いました。
チュモンは流民を救いに出発しました。
ヨミウルはテソの計略を見破りチュモンを止めるようにモパルモとムソンに命じました。
感想
いつも大した感想がなくてすみません。チュモンは人妻となり妊娠したソソノを未練がましく見ていましたね。まだ愛情がほとんど残っているようです。そしてチュモンはなんと強盗殺人しました(笑)今の価値観では笑えたものではありません。主人公がやることだから正しいのだと錯覚してしまいそうです。「相棒」の杉下右京だったら絶対にチュモンを許さないでしょう(笑)