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「王と妃」 第93話 孫の将来 とあらすじネタバレ感想

「王と妃」 第93話 孫の将来 とあらすじネタバレ感想

93話 孫の将来 あらすじネタバレ感想

粋嬪ハン氏は世祖の前で涙を流し「アボニ(おとうさま)」と呼びすすり泣きました。
「息子がいれば将来王妃になる身だったのにな。悲しみはわかる。」
世祖はハン氏に同情しました。
「おとうさま。あの日のことをまだ覚えておいででしたか。」
「覚えているとも。目を閉じていても思い出せる。」
「私は、今死んでも悔いなどありません。おとうさま。」
「アガー(娘よ)。私が死ぬまでに望みがあれば言ってみよ。なんでもかなえてやる。」
「私の願いはかないましたおとうさまは息子たちのことを覚えておいででした。」
「私が死ぬ前に月山君のことを世子に頼んでおこう。それ以外に頼みはあるか?」
「もう満足です。おとうさま。」

(もちろん粋嬪の本心は息子の即位です。)

乽山君は宮殿に遊びに来て楽しそうに見学していました。月山君は怖がって東宮には上がりませんでした。

桂陽君夫人は王妃の前で涙を流し「懿敬世子様は無念だったでしょうね」と言いました。

世祖は体中がかゆいと粋嬪に言い、亀城君を呼びかけて我慢しました。

「温泉に行ってきてから膿がでることがなくなった。もしかして私は因果な生まれなのかもな。」
「お願いがありますおとうさま。おとうさまの業を私に受けさせてください。たとえ今よりひどくなろうとも私が看病します。」

(大妃になるためならなんでもしまーす!)

ハン・ミョンフェは粋嬪ハン氏の失望の大きさをおもんばかり同情していました。しかしハン氏の従兄から「粋嬪様の望みは大妃になることです。はっはっはっは。」と言われると「笑い事ではないぞ」と表情に緊張が走りました。

海陽君には覇気がありませんでした。

乽山君は懿敬世子の席に座って泣いていました。王妃は父を想って泣いているのだと乽山君を慰めていました。
(ハン氏の性格を受け継ぐなら王になれなくて泣いているのはずなのですがw乽山君の性格ではそんなことはないでしょうね。)

世祖はハン・ミョンフェけしからん!ヤン・ジョンを唆したに違いないと粋嬪ハン氏に言いました。ミョンフェに死んでもらっては困る粋嬪。
「奴らを一掃しなければおちおち死ぬこともできぬ。」

「大監には領議政になってもらいます。」
粋嬪の従兄はハン・ミョンフェにヤン・ジョンの処刑を静観するように頼みました。ミョンフェは「命より義理を大事にする」と従兄を帰しました。ハン・ミョンフェの妻は話をぜんぶ盗み聞きしていました。ハン・ミョンフェは粋嬪の強欲さはとんでもないと妻に言いました。

「王座以外はなんでも与えてやるぞ。」
「領議政の地位を私にください。」
粋嬪ハン氏は世祖に頼みました。
「ハン・ミョンフェに授けます。ハンの娘を乽山君の息子に与えたいのです。彼には悲しい過去があります。娘を世子妃にできず先立たれ・・・乽山君は王位を継ぐものではありませんが殿下の孫ですし・・・・・。」
「考えてみよう。」
「この御恩は一生忘れません。」

(取引成立!世祖は意味わかってるのかなw)

世祖は王妃から乽山君が怖がらずに東宮に入って懿敬世子のひじ掛けで泣いていたという知らせを聞きました。
「父親のあとを継いでいたらさぞや名君になられただろうに。」
「たわけたことを言うな!今の世子の何が足りない。懿敬世子に比べたら何倍も頼もしい。二度とそんなことを言うな!」
「世子は体調を崩していて・・・・・・。」
「病弱なせいではない。一晩中席藁待罪をして風邪をひいたのだ。」

(ウィルスの怖さを知らない世祖。)

ヤン・ジョン処刑の上疏が届き、重臣は処刑を望み、世祖はヤン・ジョンを投獄する命を下しました。

(いつもこのパターンw)

ヤン・ジョンは卑しい出で愚直で問題発言を繰り返していたため癸酉靖難以降は遠くに配置されていたのでした。ホン・ユンソンは功臣の処罰に「あの男がそんなに怖いのか」とハン・ミョンフェに文句を垂れました。

ホン・ユンソンは世祖のことを「あの男」と呼びハン・ミョンフェの言えでちゃぶ台をひっくり返して暴れました。「お前たちとはもう終わりだ。どこまで出世するのか見せてやるよ。俺はミョンフェみたいに仲間を裏切らん!」

ホン・ユンソンが暴れたことをヒャンイは粋嬪ハン氏と桂陽君夫人に教えました。ハン氏は思惑通りと世祖から功臣の心が離れて笑みを浮かべました。

世祖は酒に酔いミョンフェの娘が死んだことを笑いました。そうするとミョンフェの孫も相次いで急逝しました。世祖は孫を抱いて離しませんでした。「私の代わりに罪をかぶり死んだのだ。」と泣きました。

夜。世祖は世子を連れてハン・ミョンフェの家に行きました。
「旧友と飲みたくて来たのだ。」
「殿下、どうして旧友の私が拒みましょうか。」
世祖は世子の後生を頼みに来ました。

嬪宮ハン氏は乽山君に学問を教えていました。眠った乽山君に虎の皮を着せてやり「必ず王にしてあげるから」と言いました。

ハン・ミョンフェは「ヤン・ジョンを殺して領議政になれません」と世祖に言いました。
「世子のことを頼む。私の顧命を聞き入れ世子を守ってくれ。」

(まるで文宗のときみたい。)

「歴史とは、恐れながら非常に申し上げにくいのですが、歴史を作った側のものなのです。殿下がおつくりになった歴史なのです。」
「血に染まった歴史を歴史といえるのか。」
「血を流さねば偉業をなしとげられぬのです。ハン・ミョンフェは今後とも世子様をお守りいたします。」
ハン・ミョンフェは世子に拝礼しました。

ヤン・ジョンは処刑されました。
「お前の息子は決して王座に就けぬ。私が怨霊となり必ずお前の息子の命を奪ってやるー。」

(お決まりのパターンですねw)

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