医心伝心19話あらすじネタバレ感想（名不虚伝, 명불허전）

医心伝心（名不虚伝, 명불허전）19話

医心伝心（名不虚伝, 명불허전）Live Up To Your Name Dr. Heo

あらすじ

「おじい様。とても難しい手術でした。どうか、これからもずっとずっと健康で、私のそばにいてね。」チェ・ヨンギョンは手術を終えたチェ・チョンスルに言いました。チョンスルはヨンギョンに「お前は心も治す医者だ」と褒めました。

「ギョンや。お前が韓方医にならず医大に行くと言った時、私は何も寂しくなかった。恵民署（ヘーミンソ）でなくてもよい。お前を必要とする場所で、その人たちを助けてやればいい。それが医者というものだ。お前がいるべき場所は、はじめからここだった。人はそれぞれふさわしい場所にいるべきだ。それが一番自分らしく輝いていると思わないか？」

朝鮮。
許任（ホ・イム）は鍼筒を見るとため息をつきました。ヨニが呼んだのでホ・イムはヨニと話しました。なぜ待っていたのだと尋ねるホ・イムにヨニは「おじさんと約束したので」と答えました。そしてヨニは早く大人になって医員（イウォン）になりたいといいました。マッケはそんな二人を慈しむような眼差しで見守っていました。

夜の恵民署（現代）。
ヨンギョンはホ・イムの帰りを待っていました。

ヨンギョンとホ・イムはそれぞれの時代で夜空を眺めていました。

朝になりました。ヨンギョンが出勤しようとしていると、ホ・イムが握り飯を作っていました。
「ヨンギョン殿。起きたのか。今飯を作っている。留守の埋め合わせだ。少し待っていてくれ。・・・・・・待っていてくれと言ったじゃないか。」
ホ・イムが言うと、ヨンギョンはホ・イムに抱き着きました。
「ヨニは救えた？」
「救えた。そなたのおかげで。」
「よかった。」
「会いたかった。」
ホ・イムはヨンギョンを抱き寄せました。

シンヘ病院。
許任（ホ・イム）はチェ・チョンスルの見舞いに行きました。チョンスルはげっそりしたヨンギョンに何か食べさせてやって欲しいと言いました。
「お前のやつれた顔からも疲れが見える。課題も解いたようだな。キョンは強い子だ。お前は自分を癒しなさい。」
チョンスルはホ・イムの手を握って言いました。

ホ・イムはヨンギョンと庭のベンチに腰掛け握り飯を食べました。ホ・イムは朝鮮では倭軍が漢陽（ハニャン）を占領したが、皆懸命に生きていると言いました。
「ここはめまぐるしく速い世の中だ。pm2.5も多い。まさに別の世の中だ。ああ、そなたに話したいことがあるのだが。」
ホ・イムが言うと、ヨンギョンのスマホに電話がかかってきました。ヨンギョンはERに呼ばれたので行きました。

回想シーン。
ホ・ジュン（許浚）はホ・イムに次に戻ったら二度と未来に行けないと言いました。

許任（ホ・イム）は鍼筒を持って悩まし気にしていました。

ヨンギョンもまた自分の顔を叩いて気持ちを引き締め急患に対応しました。ホ・イムはそんなヨンギョンを見守っていました。ヨンギョンはホ・イムを見ていなくなるのではと不安に思いました。

夜の恵民署。
ヨンギョンが帰宅するとホ・イムはマッサージチェアに座ったまま眠っていました。ヨンギョンは鍼筒に激しい亀裂が入っているのを見ました。
「運命・・・・・・。」
「おかえり。寝てしまったようだ。」
「遊びにいかない？ソウルで一番人が多い場所に。」

ヨンギョンはソウルのタワーにホ・イムを連れて行き、いろんな遊びをしてデートを楽しみました。

夜の公園。
「・・・・・・話があるのだが。今しか言えないだろう。・・・・・・。」
ホ・イムはヨンギョンと手を繋いだまま言いました。
「・・・・・・。」
「すまない・・・。」
ホ・イムが言うと、ヨンギョンは悲しそうに目を閉じました。
「ありがとう。戻ってきてくれて。私に、最後の挨拶をさせてくれて。もう戻って。あなたがいるべき場所に。私はここソウルで命を救う。あなたは朝鮮に戻って命を救って。これからは、それぞれの道を行きましょう、私たち。マジで。ここの人の暮らしは見たでしょ。ここは戦争も無く病院や医者も多い。救急車もあるし薬や食べ物もあるから。あなたは必要ない。でも向こうは戦争中で病院も医者も少なく、薬剤も無い。あなたを必要としている人がいる。だからあなたは朝鮮に戻って。その代わり、三日ちょうだい。三日。」

朝の恵民署。
ホ・イムはジャージ姿で励んでいました。
「もっと頑張ってよ。」
ヨンギョンは言いました。
「はぁ。はぁ。はぁ。」
ホ・イムは上下に小刻みに体を動かしていました。
チェ・チョンスルたちは上の部屋から聞こえてくる怪しげな声を不思議に思っていました。
ヨンギョンはホ・イムに心肺蘇生のやり方を教えていました。ヨンギョンは人形の口に息を吹き込むよう教えていました。ホ・イムは口うるさく指導するヨンギョンに口づけをしました。

ホ・イムとヨンギョンはしばし仲睦まじく暮らしました。テレビを見たり、買い物に行ったり。ホ・イムはヨンギョンとともにチェ・チョンスルのために食事を作りました。ジェスクとビョンギも一緒に食事を食べました。

夜になり、ヨンギョンはドレスに着替え、化粧をしました。ホ・イムもスーツ姿に正装しました。ホ・イムたちは恵民署（ヘーミンソ）の一室で記念写真を何枚も撮りました。

ホ・イムは一人部屋で横になっているとヨンギョンが布団の中に入って来ました。ホ・イムは切なそうに目を潤ませヨンギョンの手に触れ振り返りました。ホ・イムは愛おしそうにヨンギョンを撫でました。

シンヘ韓方病院。
ホ・イムはユ・ジェハの診察室に入りました。
「チェ先生とのデートが続いて昨夜から左肩が痛むのだ。あ～。もっと優しく打ってくれ。私なら経路に打つのだが。ああ、先生に何たる態度だ。お茶くらい出しなさい。」
ホ・イムはユ・ジェハの診療を受けました。
「私と同じような歳ですが、これまでどれくらい診療を？」
ユ・ジェハはホ・イムに尋ねました。
「一日に数十人から百人を十年間だ。」
「数十人から百人！？」
「まったくだ。激務だと鍼術の師匠が教えてくれたら・・・。」
「親指と人差し指に指紋が無いのはどうしてですか・・・。」
「世の中何事にも苦労はつきものだ。」
「そうですね。」
「ユ先生は医の心を持つゆえ大成するはずだ。」
「そういう意味ですか？」
「あまり喜ぶな。」
「じゃあキョンは。」
「これからはチェ先生を姉と思って慕いなさい。あなたはチェ先生の弟同然だろう？」
「彼女のことを頼みに来たんですか？」
「もう一つ頼みがある。」

夜の恵民署。
ヨンギョンの部屋から鳴き声が聞こえてきました。チェ・チョンスルは孫の部屋に入るとヨンギョンが泣いていました。
「おじい様。あの人と一緒に行っていいですか？一緒にいたい。」
「困ったな。」
「朝鮮のあの人がいないとダメなの。おじい様お願い。私も行かせて。あの人と一緒に行くわ。一緒に行かせてちょうだい。すべて捨てても大丈夫だから。おじい様。私も一緒に行きたい。」

部屋の外でホ・イムはヨンギョンの声を聴きながら泣いていました。しばらくしてホ・イムはヨンギョンの部屋に入り、涙をぬぐいました。
「この涙は忘れる。笑顔だけ持っていくつもりだ。涙まで託されると持っていくものを収めておく場所が無い。あなたのメスを握る手。白衣を着た姿。患者への想い。それを持って行く。これだけは覚えておいてくれ。そなたに会って、高鳴った心臓を。」
ホ・イムはヨンギョンに口づけをしました。そしてヨンギョンを慰めるように優しく抱きました。ヨンギョンもまたホ・イムに抱き着きました。

恵民署（ヘーミンソ）の庭。
朝鮮の服に着替えた許任（ホ・イム）はチェ・チョンスルとジェスクとビョンギに挨拶しました。
「オルシ。末永くお元気で。」
「言われるまでもない。長生きしてギョンを守ってやる。」
「それでは。」

ホ・イムはヨンギョンの待つ庭に行きました。
「この季節は冷たく乾燥した空気で腹が冷える。ゆえに厚着せよ。」
「向こうの夜は寒そうね。」
「この数奇な運命をともにしてくれて、ありがとう。」
「これで、あなたとは最後ね。」
「約束を守れず済まない。」
「これで、あなたを待つこともないわね。」
ヨンギョンは言いました。
「行ってくる。」
ホ・イムはヨンギョンに別れを告げました。
「本当はつらいでしょ。そばにいてあげる。」
ヨンギョンは顔を赤くしてホ・イムの手を握りました。
ホ・イムは自分の胸に鍼を刺しました。ヨンギョンはその手に触れました。ホ・イムは苦しそうに、ヨンギョンは涙を流して耐えました。ヨンギョンは苦しむホ・イムを抱きました。ホ・イムは苦しそうに目を閉じ脱力しました。ホ・イムは倒れて姿を消しました。ヨンギョンは力尽きたようにその場にへたり込みました。

夜の朝鮮。
ホ・イムは雨の中、朝鮮に戻って来ました。その手の中には鍼筒はありませんでした。

ヨンギョンは悲しそうに庭で泣いていました。ヨンギョンはホ・イムに向かって手を伸ばしました。

ホ・イムもまたヨンギョンに手を伸ばし、もう二度と会えない苦しみに声を上げて泣きました。

ヨンギョンも胸を押さえて泣きました。

感想

医心伝心19話の感想です。もう胸がキュンキュン！？締め付けられるように悲しい気持ちになってしまいました。愛する人と別れるのって、この世で一番悲しいことだと思うこの頃です。どうしちゃったのか、歳のせいか、見てると感情移入してしまいました。

あとラスト1話です。続きが楽しみです。

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