七日の王妃11話
目次
あらすじ
守るための隠し事
「余は王だ。王はなんでも手に入れられる。よってそなたは私のものだ。」
燕山君はチェギョンを抱き寄せ接吻しました。
「間者になれ。ヨクを監視せよ。ヨクが欲を出したらそれは逆心でその行いは謀反で死罪となる。」
燕山君はチェギョンに言いました。燕山君は懐刀をチェギョンに渡そうとし、もしもの場合はこれで夫を殺すように命じました。チェギョンは二人の疑いを解消して大君が国王に忠誠を誓うようにすると、刀の受け取りを拒否しました。
チンソン大君は通りがかったチャスン大妃の気を引いて燕山君とチェギョンの存在に気づかないようにしました。
燕山君はチェギョンに裏切ったらどすると尋ねました。チェギョンはその時は刀を受け取りけじめをつけると約束しました。
チャスン大妃の部屋。
「私の味方が試されているということを忘れていました。」
チンソン大君は母に言いました。
チンソン大君はチェギョンを騙してでも守る覚悟を決めました。
チェギョンの部屋。
チェギョンはあらゆる手立てを用いてチンソン大君を守ると誓いました。
日中の朝廷。
大臣らは盗品がそれぞれの大臣の家に戻ったと国王に報告しました。イム・サホンは盗賊が自ら返しに来たのではないかと言いました。大臣の一人は義賊のタニシの貝殻が置かれていたと言いました。イム・サホンは「慈善団体かもしれないので調査しましょう」と言いました。
国王の部屋。
燕山君はタニシがチンソン大君の組織であることをイム・サホンの報告から知っていました。
燕山君は対決の姿勢を見せました。
タニシのアジト。
チンソン大君はソノと仕事をしていると、そこにお忍び姿の燕山君が現れました。ペク・ソッキとチョ・グァンノは国王の質問に震えながら答え、3年前に反物をはじめ、1年前に質店に変えたのだと言いました。パク・ウォンジョンはユン・ミョンヘ(罪人ユン・ヨンピルの娘でウォンジョンの姪)と店に現れると国王の姿を見てびっくりしました。
燕山君は「一族の名誉を回復するつもりか」とユン・ミョンヘに嫌味を言いました。ユン・ミョンヘはパク・ウォンジョンとともに大君の死を偽装したことを土下座して謝りました。そして、ミョンヘを見て、ヨクの愛人でいるのは悔しいだろうと、ミョンヘの嫉妬心を煽りました。
燕山君は武官に店に出入りする者をすべて調べるように命じました。
「質店が敵に知られました。都承旨(トスンジ)と王も私を監視するに違いない。あなた方が来たせいで・・・。」
チンソン大君はパク・ウォンジョンらに言いました。
ソノは会合は竹林でやろうと言い、ペク・ソッキとチョ・グァンノらは地下通路を作って隣の家をメインのアジトにしようと言いました。
チェギョンは母と乳母と三人で市場で大妃に貢ぐための買い物をしていました。
シン・スグンの家。
パク・ウォンジョンは大君の四柱をシン・スグンに見せて様子を探りました。シン・スグンは娘を頼むと頭を下げました。
チェギョンが家に帰ると燕山君が来ていました。
チョ・グァンノは大君に「王様からの手紙」を渡しました。
燕山君はチンソン大君に家を買い与えました。チンソン大君が家に入るとソン内官らと女官が監視するように侍っていました。
燕山君はチェギョンに毎日王宮に来て大君の様子を報告するように言いました。そして燕山君はヨクに女(愛人)がいることを教えました。
燕山君は武官から報告を受けると、質店に秘密の空間があることに気づきました。
燕山君は大君の部屋で、一緒に酒を飲み、質店で何をやってるのか尋ねました。
チンソン大君は怪しむようなことはしていないと言いました。
燕山君は大君が敵として育っていることに納得して帰りました。
チンソン大君は別れるならこれが最後だとチェギョンに言いました。大君がチェギョンと夫婦になるためには嘘をつき通すしかありませんでした。
タニシのアジト。
チンソン大君はイム・サホンの次に不正の額が大きい兵曹参判(ピョンジョチャンパン)を狙うことにしました。
夜の酒場。
史官(サグァン)は店でチンソン大君の噂を聞いていました。
タニシのアジト。
チンソン大君は「卑怯になることについて」考えていました。そこに史官(サグァン、ソノの父マッケ)が現れました。
酒場。
ユン・ミョンヘはソノと酒を飲んでいました。「あの女より先にお兄様と結婚していた」というミョンヘに「いい女です」とソノは言いました。ミョンヘはソノの父の居場所を尋ねました。ソノは帰ろうとしました。ミョンヘは「明日のお兄様の婚礼まで一人でいたら、私は何をするかわからない」とソノを引き止めました。
ソノが眠ってしまうと、ミョンヘはそのの懐からマッケの手紙を盗みました。
チンソン大君の自宅。
チンソン大君はチェギョンと熱い口づけをしていました。
王の寝室。
「これほど、夜明けが早いとは。」
燕山君はひとりで夜明けを迎えました。
日中のチャスン大妃の部屋。
パク・ウォンジョンは大妃に史官(サグァン)を見つけたと報告しました。
燕山君が部屋に現れ、チェギョンを追い出してパク・ウォンジョンの姪と結婚させるのではと言いました。チェスン大妃は、最初はそうだったが息子が反対したのであきらめたと言い返しました。
シン・スグンの家
チェギョンは婚礼の衣装に着替え、化粧をしてもらっていました。
城門付近。
チンソン大君は王族の服を着て、馬に乗り、婚礼会場に向かっていました。
二人はそれぞれ、お互いを守ると心に決めました。
質店。
チョ・グァンノは休業の看板を出しましたが、貧しい男が情報と米の交換を求めてやってきました。男は5年前に村が焼かれる事件があって、一家(ソノの家族)が姿を消し、その父親(マッケ)が訪ねて来たと言いました。
ユン・ミョンヘは情報をもとにペク・ソッキと一緒にソノの父親を捜しに出かけていました。
チェギョンの自宅の前。
チョ・グァンノは急いで大君にこのことを伝えました。マッケを自宅に匿っている大君はその話を聞いて、イム・サホンの罠だと気づきました。
東籍田の跡地。
燕山君は、弟が現れるのを待っていました。
チェギョンの家。
チェギョンと父母は大君を待っていました。
チェギョンは燕山君からの贈り物(王命と刀)を見て慌てて箱の蓋を閉じました。
東籍田の跡地。
チンソン大君はユン・ミョンヘらと合流しました。
燕山君は矢を構え、大君に狙いを定めました。チンソン大君もまた燕山君を狙いました。チンソン大君の放った矢は国王の肩に刺さり、チンソン大君たちは逃げました。
チェギョンは「ヨクがそなたを騙している」という燕山君の手紙を読みました。
ユン・ミョンヘは婚礼会場に向かおうとする大君に「密旨(みっし)を捜していることがバレた」と引き止めました。
「行かないでお兄様。」
「行かなきゃ。チェギョンが待っている。」
大君は服を着替えて行きました。
シン・スグンの家。
「遅れて申し訳ありません。」
チンソン大君は謝りました。そして燕山君の頬の傷を見ました。燕山君とチンソン大君は、お互いに敵であることを確信しました。
チェギョンは夫が嘘をついていること(王位を簒奪しようとしていること)を確信し、涙ながらに婚礼の儀式を行いました。
感想
七日の王妃11話の感想です。なんだかわけがわからないことになってきました。チンソン大君が結婚するにわたり、チェギョンを騙し続けるとはどういうことでしょうか。それはつまり、大君が謀反を起こすことを隠すということです。チェギョンは夫が謀反を企んでいないか国王に報告する義務があり、寝込みを襲えという命令を受けています。夫が謀反するということは、自分の姉や父、甥っ子の命が無くなるおそれがあるということです。チェギョンにとっても自分の将来が無くなることと同じです。
しかし、なぜこの二人は不幸な結婚を自ら望んだのでしょうか?そこまでして夫婦になる必要性は、このドラマの事情からはまったくありません。愛があったとしても、結婚する必要が無いのです。
歴史としては、燕山君は義兄のシン・スグンの娘を人質にしたかったのかもしれませんし、シン・スグンの娘なら、謀反を阻止できるかもしれないと考えたのかもしれません。
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