七日の王妃10話
目次
あらすじ
悲劇の予言
毒矢の傷から回復したシン・チェギョンはチンソン大君に別れを告げました。チンソン大君はチェギョンを抱き締めると、離れていた間の思いのたけを自分にぶつけるよう言いました。チェギョンは悲し気に、目の前の自宅に戻りました。その様子を見た燕山君は、チェギョンの家に大君を連れて行くと「二人の婚姻を許す。王命だ」と言いました。
シン・チェギョンは父シン・スグンと母に相談しました。チンソン大君は部屋の外から立ち聞きして巫女の予言の存在を知りました。チンソン大君は予言など信じぬとシン・スグンらに言いました。
王宮。
燕山君は酒に酔い、荒れていました。
「見つめ合い、指の先が触れただけでも生じるつまらぬ恋心が、ここ(胸)にも、あったとは。」
燕山君は動揺していました。チェギョンへの恋心を知っていたというチャン・ノクス(張緑水に燕山君は怒りました。
「止めるべきだった。なぜお前が、お前がこの余をこれほど惨めにさせるのだ。家族と、友と思っておった。安らげると思ったのに。なのになぜ余でなく他の男に心を許したのだ!余のものにならぬなら、お前の屍を傍に置くだけだ。」
燕山君が言いましたが、チャン・ノクスはチェギョンを間者(かんじゃ・スパイ)にすれば、大君のもとにあっても殿下のことを心配する殿下の人(愛人)として生きることになると言いました。
「この世で一番不幸な婚姻にさせてやる!」
燕山君は嫉妬しました。
タニシのアジト。
ユン・ミョンヘは都承旨(トスンジ)のイム・サホンが大臣の宝を盗んで大君を犯人に仕立てようとしたと、チンソン大君に報告しました。結婚するという大君に、ミョンヘは大業を成すための婚姻として同意するが、身辺に気を付けるようにと注意しました。
チェギョンの部屋。
一晩中考えていたチェギョンは乳母に、予言と王命のどちらが大事だとつぶやきました。乳母は眠りながら侍っていたので聞いていませんでした。
タニシのアジト。
予言や迷信より大事なものがあり、大君はそれを示すべきだとソノは大君に助言しました。大君はソノを抱き締めると立派になったなと褒めました。
チャスン大妃の部屋。
チャスン大妃は燕山君と同席して、笑顔でシン・スグンに婚礼の話を進め、チェギョンを教育すると言いました。シン・スグンはただ従うことしかできませんでした。
王宮の一室。
チャン・ノクスは今回の婚礼は都承旨(トスンジ)に有利に働くとイム・サホンに言いました。
晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)が待っている場所に輿(こし)が到着しました。寝不足のチェギョンは輿の中で眠っていました。チェギョンは久しぶりにソノと再会して、三人は喜びました。ソノは父(史官)が行方をくらましたと言いました。
チャスン大妃の部屋。
大妃はパク・ウォンジョンとユン・ミョンヘと話し会っていました。パク・ウォンジョンは「シン・スグンは(妹が王の妻なので)大君の味方にならないだろう」と言いました。チャスン大妃は「シン・スグンは味方にならないならシン氏(チェギョン)をヨクの味方にしてシン・スグンを取り込む」と言いました。
燕山君の部屋。
シン・スグンは燕山君に忠誠を誓い、命で謀反を防ぐと誓いました。
回想シーン。
燕山君が父と遊んでいる弟に会おうとすると、パク・ウォンジョンが「王命なのでお通しできません」と言いました。まだ若く、家族と過ごしたいという燕山君に「父にも、母にも、弟にもなります」と言うシン・スグン。
燕山君の部屋。
燕山君は左議政のシン・スグンに、もし裏切れば家族を皆殺しにすると脅しました。
「殿下。何も起きないはずでございます。私めを信じてください。」
シン・スグンは命がけで答えました。
川辺。
チンソン大君はしばらくチェギョンとソノと過ごしていましたが、ソノがこっそり姿を消しました。自分といたせいで大君の身が危うくなったというチェギョン。チンソン大君は「お前がいなければ生きられなかった」と言いました。
「予言がそなたの運命なら。私の運命はそなただ。よってそなたは私の運命の人だ。」
大君は言いました。
そこにソノと友人のペク・ソッキとチョ・グァンノが現れ大君を川に突き落としました。
友人たちはしばし、戯れました。
夜。
大君は婚約指輪をチェギョンの指にはめて「そなたなしでは生きられぬ」と求婚しました。チェギョンは婚礼の高価な装飾品は要らないと言い、小枝を差し出すと、大君に簪(かんざし)として結い上げた髪に挿してもらいました。
チンソン大君は王宮に戻り風呂に入浴中の兄に会いました。一緒に風呂に入ろうという燕山君は、それを拒否しました。チャン・ノクスは傲慢だと大君を批判し燕山君を刺激しました。
燕山君は弓の練習にチンソン大君を誘いました。チンソン大君はチェギョンのことを乱暴で・・・と悪く言った後に、自分しか面倒を見られないと言いました。燕山君は「(せいぜい)末永く幸せに暮らせ」と弟に言いました。燕山君は心で隙あらば大君の心臓を射抜くと言い、チンソン大君はチェギョンもすべて守ってみせると言いました。
酒場。
ユン・ミョンヘは飲んだくれていました。ミョンヘは大妃から次の王妃の座を約束されていました。そこにソノが現れて都承旨(トスンジ)の隠し蔵を見つけたと言いました。
チェギョンの部屋。
乳母は「木の棒(かんざし)」を見つけ、誰から貰ったのだとチェギョンをからかいました。
タニシのアジト。
チンソン大君はパク・ウォンジョンから、ミョンヘとソノらが都承旨(トスンジ)の蔵に行ったと言いました。パク・ウォンジョンは今夜行かねば明日盗品が売りさばかれると言いました。そして「王になられるならば何でもしなければ。左相(チャサン、左議政)の娘も利用するのです」とウォンジョンは言いました。
しばらくして、アジトに友人たちとミョンヘが盗品を奪って戻って来ました。
パク・ウォンジョンはミョンヘと家路を歩いていました。ミョンヘはソノが史官(サグァン)を匿っていると言いました。
イム・サホンの手下はタニシのアジトを突き留めました。
ペク・ソッキとチョ・グァンノ、ソノらは部下とともに品物を調べていました。
チンソン大君は朝廷の重要人物一覧と猛毅(メンイ=決起状)を見比べていました。
チンソン大君は王イ・ユンという漢字を見て怒りを募らせていきました。
間者はイム・サホンを「質店(アジト)」に案内しました。
タニシのアジト。
間者が扉を叩いたので、皆は盗品と姿を隠しました。
イム・サホンが店に入ってきました。
「そちは、チンソン大君の友人ではないか。ならば大君様もおいでになるのでは?」
イム・サホンは言いました。
チョ・グァンノは否定しました。
間者はソノに首に刀を突きつけると「会ったことはあるか」と言いました。ソノはそれを否定しました。
突然、チェギョンが現れイム・サホンと対峙しました。盗賊を捜しに来たというイム・サホン。チェギョンは華麗な刀さばきてイム・サホンの首に刀を突きつけました。イム・サホンはいったん退散しました。
ソノは父とともに逃亡の身なのでバレたらどうしようとチェギョンに言いました。
チェギョンは心配いらないと言いました。
国王の私室。
燕山君はイム・サホンから大君の質店の存在を知りました。チャン・ノクスはチェギョンに店を探らせてはどうかと提案しました。
王宮の庭。
チェギョンは燕山君に忠誠心を示して夫となる大君を守りたいと言いました。
燕山君は「夫」「守る」と聞いて怒り出しました。
「お前は余のそばにいるのに、なぜよヨクの話しかしない。そなたを嫁がせるなど間違っていた。そなたは余のものだ。」
燕山君はいきなりチェギョンを抱き締めると乱暴に口づけをしました。
その様子を遠くから大君が見て驚きました。
シン・チェギョンは父シン・スグンと母に相談しました。チンソン大君は部屋の外から立ち聞きして巫女の予言の存在を知りました。チンソン大君は予言など信じぬとシン・スグンらに言いました。
王宮。
燕山君は酒に酔い、荒れていました。
「見つめ合い、指の先が触れただけでも生じるつまらぬ恋心が、ここ(胸)にも、あったとは。」
燕山君は動揺していました。チェギョンへの恋心を知っていたというチャン・ノクス(張緑水に燕山君は怒りました。
「止めるべきだった。なぜお前が、お前がこの余をこれほど惨めにさせるのだ。家族と、友と思っておった。安らげると思ったのに。なのになぜ余でなく他の男に心を許したのだ!余のものにならぬなら、お前の屍を傍に置くだけだ。」
燕山君が言いましたが、チャン・ノクスはチェギョンを間者(かんじゃ・スパイ)にすれば、大君のもとにあっても殿下のことを心配する殿下の人(愛人)として生きることになると言いました。
「この世で一番不幸な婚姻にさせてやる!」
燕山君は嫉妬しました。
タニシのアジト。
ユン・ミョンヘは都承旨(トスンジ)のイム・サホンが大臣の宝を盗んで大君を犯人に仕立てようとしたと、チンソン大君に報告しました。結婚するという大君に、ミョンヘは大業を成すための婚姻として同意するが、身辺に気を付けるようにと注意しました。
チェギョンの部屋。
一晩中考えていたチェギョンは乳母に、予言と王命のどちらが大事だとつぶやきました。乳母は眠りながら侍っていたので聞いていませんでした。
タニシのアジト。
予言や迷信より大事なものがあり、大君はそれを示すべきだとソノは大君に助言しました。大君はソノを抱き締めると立派になったなと褒めました。
チャスン大妃の部屋。
チャスン大妃は燕山君と同席して、笑顔でシン・スグンに婚礼の話を進め、チェギョンを教育すると言いました。シン・スグンはただ従うことしかできませんでした。
王宮の一室。
チャン・ノクスは今回の婚礼は都承旨(トスンジ)に有利に働くとイム・サホンに言いました。
晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)が待っている場所に輿(こし)が到着しました。寝不足のチェギョンは輿の中で眠っていました。チェギョンは久しぶりにソノと再会して、三人は喜びました。ソノは父(史官)が行方をくらましたと言いました。
チャスン大妃の部屋。
大妃はパク・ウォンジョンとユン・ミョンヘと話し会っていました。パク・ウォンジョンは「シン・スグンは(妹が王の妻なので)大君の味方にならないだろう」と言いました。チャスン大妃は「シン・スグンは味方にならないならシン氏(チェギョン)をヨクの味方にしてシン・スグンを取り込む」と言いました。
燕山君の部屋。
シン・スグンは燕山君に忠誠を誓い、命で謀反を防ぐと誓いました。
回想シーン。
燕山君が父と遊んでいる弟に会おうとすると、パク・ウォンジョンが「王命なのでお通しできません」と言いました。まだ若く、家族と過ごしたいという燕山君に「父にも、母にも、弟にもなります」と言うシン・スグン。
燕山君の部屋。
燕山君は左議政のシン・スグンに、もし裏切れば家族を皆殺しにすると脅しました。
「殿下。何も起きないはずでございます。私めを信じてください。」
シン・スグンは命がけで答えました。
川辺。
チンソン大君はしばらくチェギョンとソノと過ごしていましたが、ソノがこっそり姿を消しました。自分といたせいで大君の身が危うくなったというチェギョン。チンソン大君は「お前がいなければ生きられなかった」と言いました。
「予言がそなたの運命なら。私の運命はそなただ。よってそなたは私の運命の人だ。」
大君は言いました。
そこにソノと友人のペク・ソッキとチョ・グァンノが現れ大君を川に突き落としました。
友人たちはしばし、戯れました。
夜。
大君は婚約指輪をチェギョンの指にはめて「そなたなしでは生きられぬ」と求婚しました。チェギョンは婚礼の高価な装飾品は要らないと言い、小枝を差し出すと、大君に簪(かんざし)として結い上げた髪に挿してもらいました。
チンソン大君は王宮に戻り風呂に入浴中の兄に会いました。一緒に風呂に入ろうという燕山君は、それを拒否しました。チャン・ノクスは傲慢だと大君を批判し燕山君を刺激しました。
燕山君は弓の練習にチンソン大君を誘いました。チンソン大君はチェギョンのことを乱暴で・・・と悪く言った後に、自分しか面倒を見られないと言いました。燕山君は「(せいぜい)末永く幸せに暮らせ」と弟に言いました。燕山君は心で隙あらば大君の心臓を射抜くと言い、チンソン大君はチェギョンもすべて守ってみせると言いました。
酒場。
ユン・ミョンヘは飲んだくれていました。ミョンヘは大妃から次の王妃の座を約束されていました。そこにソノが現れて都承旨(トスンジ)の隠し蔵を見つけたと言いました。
チェギョンの部屋。
乳母は「木の棒(かんざし)」を見つけ、誰から貰ったのだとチェギョンをからかいました。
タニシのアジト。
チンソン大君はパク・ウォンジョンから、ミョンヘとソノらが都承旨(トスンジ)の蔵に行ったと言いました。パク・ウォンジョンは今夜行かねば明日盗品が売りさばかれると言いました。そして「王になられるならば何でもしなければ。左相(チャサン、左議政)の娘も利用するのです」とウォンジョンは言いました。
しばらくして、アジトに友人たちとミョンヘが盗品を奪って戻って来ました。
パク・ウォンジョンはミョンヘと家路を歩いていました。ミョンヘはソノが史官(サグァン)を匿っていると言いました。
イム・サホンの手下はタニシのアジトを突き留めました。
ペク・ソッキとチョ・グァンノ、ソノらは部下とともに品物を調べていました。
チンソン大君は朝廷の重要人物一覧と猛毅(メンイ=決起状)を見比べていました。
チンソン大君は王イ・ユンという漢字を見て怒りを募らせていきました。
間者はイム・サホンを「質店(アジト)」に案内しました。
タニシのアジト。
間者が扉を叩いたので、皆は盗品と姿を隠しました。
イム・サホンが店に入ってきました。
「そちは、チンソン大君の友人ではないか。ならば大君様もおいでになるのでは?」
イム・サホンは言いました。
チョ・グァンノは否定しました。
間者はソノに首に刀を突きつけると「会ったことはあるか」と言いました。ソノはそれを否定しました。
突然、チェギョンが現れイム・サホンと対峙しました。盗賊を捜しに来たというイム・サホン。チェギョンは華麗な刀さばきてイム・サホンの首に刀を突きつけました。イム・サホンはいったん退散しました。
ソノは父とともに逃亡の身なのでバレたらどうしようとチェギョンに言いました。
チェギョンは心配いらないと言いました。
国王の私室。
燕山君はイム・サホンから大君の質店の存在を知りました。チャン・ノクスはチェギョンに店を探らせてはどうかと提案しました。
王宮の庭。
チェギョンは燕山君に忠誠心を示して夫となる大君を守りたいと言いました。
燕山君は「夫」「守る」と聞いて怒り出しました。
「お前は余のそばにいるのに、なぜよヨクの話しかしない。そなたを嫁がせるなど間違っていた。そなたは余のものだ。」
燕山君はいきなりチェギョンを抱き締めると乱暴に口づけをしました。
その様子を遠くから大君が見て驚きました。
感想
七日の王妃10話の感想です。チェギョンは、巫堂(ムーダン)のお告げを信じていったん晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)を振るのですが、大君が離しませんでした。
朝鮮においても占いババアはアホな人々に信じられていて、現在もパク・クネという元大統領が洗脳されていましたよね。
歴史ではこの占いジジイや占いババアに騙される(洗脳される)人がとても多いということがわかります。現在でも、だいたい世界の半分ほどが、洗脳されてるんじゃないかと思います。卑弥呼や日蓮、イタコや新興宗教なんかがそのテクニックを使って人を洗脳しています。企業ではイオンなんかがそうですね。数え上げたらキリがありません。なぜ、こんなにも、騙されるのか。そこには単純な仕掛けがあるだけです。知ってる側からすれば、これらのことはお見通しなんですが・・・。人はないことを信じたがるという性質があるのです。
話はズレましたが・・・ここでチャン・ノクスがお邪魔虫のごとく、燕山君を唆しています。燕山君には理性がありませんから、傍にいる人間は何でも思い通りに動かすことができるのです。その技術こそが・・・やはり人を騙すテクなんですよね。
で、それを知ってる側(イム・サホン、チャン・ノクス)が涼しい顔をしていられるのは、思い通りにできるという確信があるからなんです。
人は、そこそこ賢くないと、この呪縛からは逃れられません。
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