七日の王妃9話
目次
あらすじ
チェギョンを罰する上奏が起き、父の席藁待罪(ソッコテジェ)を見て自らを罰するように訴え倒れるチェギョン。チンソン大君は献上品と作り直した目録を持参し燕山君の前で名乗りました。「生きていたか!生きていた!」燕山君はチンソン大君を抱き締めて喜んだ振りをしました。燕山君はチェギョンを内医院(ネイウォン)に運ぶよう命じました。チャスン大妃や臣下たちは驚きました。
「私たちの弟が生きていたんだぞ!挨拶はどうした!」
燕山君は臣下たちに怒鳴りました。
「大君媽媽(テグンママ)にご挨拶いたします。」
臣下たちはひれ伏しました。
王と臣下たちは部屋に入りました。
晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)は嵐で沈みそうになった船から役人が人を海に投げ捨てようとしているところを助けたのだと兄に説明しました。そして、大君はシン氏を放免するよう言いました。イム・サホンは証拠が無いと異論を唱えました。
「ならば、証拠もないのにシン氏を罪人にして家族に責任をとらせようとしたのは誰ですか?本当の盗賊は、この大臣の中にいます。」
チンソン大君は目録を床に拡げました。
「ここからここまでは三南(サンナム)からの献上品です。ところが、ここから、ここまでは持ち主がわかりません。金糸で刺繍した頭巾、袖のない衣と礼服、これらは初節句に使うものです。最近孫や息子の初節句をした大臣はいませんか?その者は王命に乗じて民を搾取し私腹を肥やしたほんとうの盗賊です。」
チンソン大君はイム・サホンを見て言いました。
「はははは。王命を悪用した大臣がいるとは。地方の役人がやったのでしょう。必ず見つけて処罰します。」
イム・サホンは言いました。
「ならば、大臣の屋敷で盗みを働いたのは大君様ではないのですか?」
大臣のひとりが言いました。
「これはこれは。私の名を騙って王座を揺るがすとはけしからん。こいつが国を揺るがしているのだ。」
チンソン大君は自筆と疑われている手紙を見ると、軽々と言ってのけました。
「聞くのだ。チンソン大君は盗賊の濡れ衣を着せられ、ゆえに左相(チャサン、左議政)の子シン氏も巻き込まれた。チンソン大君とシン氏は無実である事実を世に知らせ、被害者であるシン氏に償いをするのだ。また、チンソン大君を騙った盗賊については都承旨(トスンジ)に任せる。工曹と刑曹と連携して必ず捕らえるのだ。」
燕山君は命じました。
イム・サホンは王命を承諾しました。
シン・スグンの身も自由になりました。シン・スグンはパク・ウォンジョンとともに出てきたチンソン大君に頭を下げました。
矢の練習場。
イム・サホンは燕山君にチンソン大君を排除するよう訴えました。
燕山君はイム・サホンに「死んだように暮らせ」と矢と刀で脅しました。
「殿下!」
イム・サホンはさらに訴えようとしました。
「死なぬとわからぬのか?」
燕山君はイム・サホンの首に刀を突きつけました。
イム・サホンは落とし前を付けさせてほしい、自分にしかできないので見捨てないでほしいと燕山君に頼みました。
チャスン大妃の部屋。
チンソン大君は母に拝礼しました。
チャスン大妃は女のために戻って来た大君を叱りました。
「母上。私を抱き締めてください。いいえ、私がそちらに行きます。」
チンソン大君は母を抱きました。
興奮していたチャスン大妃は泣いて大人しくなりました。
パク・ウォンジョンとユン・ミョンヘはその様子を見守っていました。
「これからはいいことばかりありますよ。私めが、そうしてみせます。泣かないでください。」
チンソン大君は母に言いました。
兄が自分の生存を知っていたので逃げていたら自分の身が危うかったと説明し、兄の味方を利用すると言いました。
王の風呂。
チャン・ノクスは弟を消すのにシン・チェギョンを利用すると燕山君に言いました。
大妃の部屋。
チンソン大君は母にチェギョンと婚礼すると宣言しました。
内医院(ネイウォン)。
チェギョンは母から王子が王宮に戻って来たと言いました。
大妃の部屋。
チンソン大君はシン・スグンを味方につけると言いました。
チャスン大妃は密旨(みっし)をつけるようにいいました。
パク・ウォンジョンは先王の遺言を民は支持するだろうと言いました。
ユン・ミョンヘはソノの父が密旨(みっし)ではないかと言いました。
燕山君は大妃の部屋の前に立っていました。
チンソン大君は気配を感じ、扉を開けると燕山君がいました。
「そなたたちだけで楽しんでいたのか。」
燕山君は部屋に入ってきました。
パク・ウォンジョンは姪を連れて大妃の部屋から出て行き、結婚できなくて残念だなと言いました。ミョンヘは最後に笑うのは自分だと言い、反正(パンジョン)後にシン・スグンを失脚させる策を父に授けました。
大妃の部屋。
燕山君は大妃と大君に宝飾品を与えました。
「有難き幸せでございます。」
大君は素直に褒美を受け取りました。
燕山君は翠露堂(チロダン)にヨクを誘いました。
チンソン大君は母に密旨(みっし)のことはもう話さないように念押しし、実力で王座を奪うと言いました。
シン・スグンの家。
シン・スグンはチェギョンに、二人が結婚すれば王室に血が流れるという予言が書かれた手紙を見せ、大君に知らせる必要があると言いました。
翠露堂(チロダン)。
チンソン大君は膳の前で一日中兄を待っていました。
夜になり、大君があきらめて手酌しようとしたところ、燕山君が現れました。
燕山君は誰が弟を殺そうとしたのかと大君に尋ねました。
チンソン大君は山賊だと言い「必ず復讐してやる」と言いました。
「死んだほうがマシだったと思ったことは?人はつらいとそう考えるらしい。」
燕山君は言いました。
「そうです。そうですとも。しかしこの頃は生きたくなりました。素朴な夢までできました。私と、大事な人を守れりたい。」
チンソン大君は答えました。
「その夢は叶ったのか?」
「まだです。これで今日、私は名を取り戻しました。」
「大君という名は軽いものではない。」
「そうです。私の兄上は朝鮮の王ですから。先ほどの約束は守ってくださいね。」
大君は兄の盃に酒を注ぎました。また、チンソン大君はシン・チェギョンが好きなので婚礼したいと言いました。
夜のタニシのアジト。
ペク・ソッキとチョ・グァンノは酒を飲んで安堵していました。ユン・ミョンヘは苛立っていました。
夜の内医院(ネイウォン)。
チンソン大君がチェギョンに会いに来ました。そして、一瞬チェギョンを布団の上に押し倒しました。予言を恐れたチェギョンは大君を突き放そうとしました。会いたかった、戻るために約束事はもうなくなったという大君。しかしチェギョンはもう会いたくないとチンソン大君を部屋から追い出しました。
深夜になり、チェギョンが指輪に触れながら横になっていると燕山君が現れました。ヨク(大君)を待っていたのかと尋ねる燕山君。チェギョンは待っていないと答えました。
王宮の池。
燕山君はチェギョンと夜の庭を散歩しました。チェギョンは突然土下座すると、王様の助けがなかったら自分は死んでいたのに王様にヨクが生きていることを黙っていたことを謝罪しました。
「誰かの人生を邪魔したくなかったのです。これからは殿下に嘘はつきません。申し訳ありません。」
「そうか。約束だぞ。」
燕山君は優しくチェギョンの肩に触れました。
燕山君は気分がよさそうに自室に戻りました。内官たちは顔を見合わせて訝りました。
タニシのアジト。
チンソン大君がアジトに行くと、副総監のパク・ウォニョが待っていました。パク・ウォンジョンは事を進めるために自分が組織化を手伝うと言いました。
パク・ウォンジョンは大君を密会場所に連れて行きました。そこには士禍(サファ)で奸臣に陥れられて家族や財産を失った両班(兩班、ヤンバン、양반)や武人らが集っていました。男たちはチンソン大君に「聖君におなりください」と声を揃えました。
晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)もその気になって「よろしく頼む」と言いました。
日中のシン・スグンの家。
シン・スグンとその夫人はは政情の変化に気をとがらせ娘と大君との婚礼を心配していました。
回想シーン。
成宗はヨクとチェギョンの婚礼を約束しました。そして赤ん坊のチェギョンの身体には入れ墨が入れられました。ある日、巫女が二人が結婚すると禍が起こると予言しました。それ以来、シン・スグンとお母さんはチェギョンを隠すようになりました。
チェギョンは自分が禍の種であることを母から知りました。
チンソン大君はチェギョンを呼び出し手を引いて出かけました。
タニシのアジト。
チンソン大君はチェギョンに秘密の帳面を見せると、彼女に謝るべきことなどを記しておいたと見せました。チンソン大君は崖から落ちて商団(サンダン)に助けられ、復活したのだと言いました。チェギョンは大君のはだけた胸の傷を見て、大君が暗殺されかけたことを悟り涙を流しました。チェギョンは涙を流しながら蝋燭の明かりを消すと、大君の傷に触れたいと言いました。チンソン大君は上衣を脱ぎました。
「感じます。傷を。ここにも。痛みませんか?」
チェギョンは泣きました。
「大丈夫だ。」
深夜になり、チェギョンが指輪に触れながら横になっていると燕山君が現れました。ヨク(大君)を待っていたのかと尋ねる燕山君。チェギョンは待っていないと答えました。
王宮の池。
燕山君はチェギョンと夜の庭を散歩しました。チェギョンは突然土下座すると、王様の助けがなかったら自分は死んでいたのに王様にヨクが生きていることを黙っていたことを謝罪しました。
「誰かの人生を邪魔したくなかったのです。これからは殿下に嘘はつきません。申し訳ありません。」
「そうか。約束だぞ。」
燕山君は優しくチェギョンの肩に触れました。
燕山君は気分がよさそうに自室に戻りました。内官たちは顔を見合わせて訝りました。
タニシのアジト。
チンソン大君がアジトに行くと、副総監のパク・ウォニョが待っていました。パク・ウォンジョンは事を進めるために自分が組織化を手伝うと言いました。
パク・ウォンジョンは大君を密会場所に連れて行きました。そこには士禍(サファ)で奸臣に陥れられて家族や財産を失った両班(兩班、ヤンバン、양반)や武人らが集っていました。男たちはチンソン大君に「聖君におなりください」と声を揃えました。
晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)もその気になって「よろしく頼む」と言いました。
日中のシン・スグンの家。
シン・スグンとその夫人はは政情の変化に気をとがらせ娘と大君との婚礼を心配していました。
回想シーン。
成宗はヨクとチェギョンの婚礼を約束しました。そして赤ん坊のチェギョンの身体には入れ墨が入れられました。ある日、巫女が二人が結婚すると禍が起こると予言しました。それ以来、シン・スグンとお母さんはチェギョンを隠すようになりました。
チェギョンは自分が禍の種であることを母から知りました。
チンソン大君はチェギョンを呼び出し手を引いて出かけました。
タニシのアジト。
チンソン大君はチェギョンに秘密の帳面を見せると、彼女に謝るべきことなどを記しておいたと見せました。チンソン大君は崖から落ちて商団(サンダン)に助けられ、復活したのだと言いました。チェギョンは大君のはだけた胸の傷を見て、大君が暗殺されかけたことを悟り涙を流しました。チェギョンは涙を流しながら蝋燭の明かりを消すと、大君の傷に触れたいと言いました。チンソン大君は上衣を脱ぎました。
「感じます。傷を。ここにも。痛みませんか?」
チェギョンは泣きました。
「大丈夫だ。」
大君は言いました。
「感謝します。生きていてくれて。」
チェギョンはチンソン大君に抱き着きました。
王宮。
チャン・ノクス(張緑水はチェギョンを間者にすることを燕山君に提案しました。
街。
チェギョンは大君に商団(サンダン)には他にも人がいるのかと尋ねました。大君はソノもいると言いました。
チェギョンは突然、チンソン大君に別れを告げ帰ろうとしました。しかし、チンソン大君はチェギョンを引き寄せると抱き締めました。
その様子を武官の姿でお忍びに来ていた燕山君が見ていました。
「感謝します。生きていてくれて。」
チェギョンはチンソン大君に抱き着きました。
王宮。
チャン・ノクス(張緑水はチェギョンを間者にすることを燕山君に提案しました。
街。
チェギョンは大君に商団(サンダン)には他にも人がいるのかと尋ねました。大君はソノもいると言いました。
チェギョンは突然、チンソン大君に別れを告げ帰ろうとしました。しかし、チンソン大君はチェギョンを引き寄せると抱き締めました。
その様子を武官の姿でお忍びに来ていた燕山君が見ていました。
感想
七日の王妃9話の感想です。ユン・ミョンヘの仕事を手伝い明国に渡っていた晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)が王室に復帰しました。燕山君は弟が再び現れたことで、王座が脅かされました。要するに、チンソン大君と燕山君は敵対する構図となりました。
そしてパク・ウォンジョンはユン・ミョンヘの入れ知恵で「中宗反正(チュンジョンパンジョン)」が終わってから大妃の力を借りてシン・チェギョンを父とともに陥れたらいいと言いました。
今回の内容をまとめるとこんな感じです。
あまり中身がないといいますか、この手のドラマのパターンを既に知っているので、新鮮味を感じません。
20代の女性が観て感動するといった感じなのでしょう。主要な視聴者層は世の中を知らない10代後半~20代あたりの若い女性に絞られているといった感じですね。実のところ、感想を書くのもあらすじをまとめるのもたいへん時間がかかり、結構疲れます。
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