七日の王妃16話
目次
あらすじ
固い友情
左議政シン・スグンはチンソン大君の組織タニシを知りながら国王に黙っていた罪でイム・サホンに捕らえられました。シン・スグンは決して国王を欺いておらず、正確な場所を調べてから報告するつもりだったと釈明しました。
回想シーン。
チンソン大君は捕まる前のシン・スグンにイム・サホンの邸宅である好賢坊(ホヒョンバン)と蓮花坊(ヨナバン)の捜索を依頼していました。チンソン大君はユン・ミョンヘに質店の潔白を証明するか、朝鮮中にタニシのアジトを作って彼女自身に実の証を建てるように機会を与えました。
王の部屋。
内官は左議政が印を付けた場所からタニシの所有物が見つかり豆毛浦(トモポ)の都承旨(トスンジ)イム・サホンの蔵からは官吏の不正を暴く帳簿が見つかったと王に報告しました。イム・サホンは陥れられたのだと燕山君に訴えました。シン・スグンもまた「私も同じく濡れ衣を着せられた」のだと訴えました。シン・スグンは何者かが手を回せばタニシとして無実の人を謀反者に仕立てることも可能だと、イム・サホンを睨みながら国王に言いました。
「あの者ども(タニシ)はかならず触れ書きに印を押します。しかしこの触れ書き(ユン・ミョンヘが書いた文)には(チンソン大君が押した)印がありません。」
シン・スグンはしわくちゃになった触れ書きを燕山君に見せました。
イム・サホンは質店はアジトではないと言い逃れをするシン・スグンの話は嘘だと言いました。イム・サホンもまた自分が有罪であれば蔵に触れ書きがあったイム・サホンもまた謀反に相当すると言い返しました。
燕山君は二人の言い分を聞いて、タニシの証拠を掴むまでシン・スグンを罰しないことに決めました。
夜のパク・ウォンジョンの家。
チンソン大君は卑怯な手を使ったパク・ウォンジョンを責めました。
「大君様。これが政治であり王座です。熱意と義侠心と信念だけでは何もできません。」
パク・ウォンジョンは大君に言いました。
「信念がなくてどうして王になれようか!暴君になるだけだ!すぐにタニシを解散するのだ。誰も犠牲にせずに、すぐに全員をもとの暮らしに戻せ。」
晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)はパク・ウォンジョンに命じました。
パク・ウォンジョンは肩で息をつきました。
シン家。
シン・スグンが帰宅するとチェギョンはたいへん父を心配しました。シン・スグンは王様への忠誠を示して罪を償うためにも、もう主上殿下(チュサンチョナ)から離れないと言いました。
「父として何もしてやれぬ。これからはチンソン大君に従い妻としての役目を果たせ。」
シン・スグンは父母と縁を切ってでも強く生きよと娘を励ましました。
「そして、何があっても戻って来てはならぬのだ。」
シン・スグンは言いました。
チンソン大君の家。
チンソン大君が帰宅すると屋敷はイム・サホンにより荒らされていました。そこにチェギョンが輿に乗って戻って来たのでチンソン大君は無事であった彼女を抱き締めました。チェギョンは都城(トソン)を離れ居昌に居住する許可を得た王命をチンソン大君に見せました。
シン・スグンの部屋。
燕山君はシン・スグンに毎日十人のタニシから米を受け取った民を処刑すると言っていました。シン・スグンは民に罪は無いと言いましたが燕山君は聞き入れませんでした。
チンソン大君の屋敷のチェギョンの部屋。
チェギョンは実家から反物などを持ってきたと大君に言いました。チェギョンは大君の身頃を定規で測りました。大君は着物を広げて測ればいいのにと言いました。チンソン大君はしばしチェギョンと身体を重ねて戯れました。
「下手でもそなたの料理が一番だ。衣服も袖が短くとも丈が長くともそなたのものが一番だ。」
「さすが大君様ですね。私が教育したかいがありました。」
日中の王宮。
燕山君は眠れずにチェギョンを待っていました。内官は、同僚と密旨(みっし)について噂していました。それを聞いた燕山君は、内官の一人の首を絞めて殺しました。生き残った内官はとても怯えていました。
王の部屋。
燕山君の精神状態はおかしくなっていました。チャン・ノクスは王の変化に気づいて慌てました。燕山君は誰が母を廃妃にしたのか都承旨(トスンジ)を呼ぶようチャン・ノクスに命じました。
チャン・ノクスはこれを大君を陥れる機と見てイム・サホンに策を授けました。
街。
チンソン大君はチェギョンと手をつなぎ、王から賜った邸宅を去りました。
宿屋。
ソノはユン・ミョンヘが触れ書きを書いていたことを思い出しました。そしてタニシから米を貰った人々が捕盗庁(ポドチョン)に連行されようとしているところに出くわしました。ソノは役人を倒して民を逃がしました。
ペク・ソッキとチョ・グァンノもまた民が連れて行かれる様子を目撃しました。チョ・グァンノは「シン・スグンの策略だ」とペク・ソッキに耐えるように言いました。
シン・スグンは王命であり、タニシと関わった民が逃亡しないよう都城(トソン)の城門を閉じるよう武官に命じました。
城外の野。
チンソン大君はチェギョンと、使用人を連れて居昌(コチャン)に向かっていました。チンソン大君はチェギョンのおかげで、死にそうな時に口笛を吹いてミョンヘに生存を伝え、生きる意欲が湧いたと言いました。
「だからミョンヘのことは気にするな。」
「実は、聞くのが怖かったのです。私より彼女のほうが大君媽媽に尽くしていたからです。大切な人かと。」
「それはない。そなたのおかげで、私は生きることができた。私が嘘つきだった時にも一度言ったが、たぶん信じてないだろうが。」
「ええ。こうやって届いています。大君媽媽のお気持ちが。」
夜になりました。
「旦那様。出してください。」
無実の民は命乞いをしていました。
イム・サホンは左議政シン・スグンに早く処刑するよう言いました。
日中の王宮。
イム・サホンは廃妃ユン氏の赦免に反対したとする高官のイ・ヘン、パク・グァンヨン、カン・ヒョンらを処刑して、燕山君に報告しました。
燕山君は廃妃に賛成し、既に亡くなった官僚らを剖棺斬屍(プグァンチャムシ)に、子孫を処刑するよう命じました。
シン・スグンは民を惑わしたとしてタニシに関係する者の公開処刑を命じました。家族たちは泣き叫んでいました。ソノはその様子を見て怒りを募らせました。
宿屋。
チンソン大君とチェギョンは宿屋の女将から城門が閉鎖されたという話を聞きました。チンソン大君は別の部屋にいる商人からタニシの頭領に向けられた国王の触れ書きを受け取りました。触れ書きにはタニシの援助を受けた者は頭領が捕盗庁(ポドチョン)か義禁府に出頭するまで処刑すると書かれていました。
チンソン大君はいてもたってもいられなくなりました。チェギョンは夫になにもせずに自分のいう事を聞いて欲しいと言いました。チンソン大君は友人のペク・ソッキやソノらの別れの手紙を読んで泣きました。
チェギョンは父に「一族を守るためにも大君様を連れて行き、二度と戻らないように」言われたことを思い出して泣きました。
ソノはミョンヘに会い、他人を犠牲する道では自分が一生苦しむことになるので自分をいたわるようにと言いました。
ソノはこのままでは父のように無実の民が殺されていくばかりなので自分の手で王を殺すと決めました。
パク・ウォンジョンの家。
ミョンヘは頭領が出頭したという情報を手に入れ、出頭したのは大君ではないはずだとパク・ウォンジョンと話し会いました。
ソノはタニシの頭領だと言って拷問を受けました。
燕山君は本物の頭領ではないと言いました。イム・サホンはチンソン大君に仕えていた史官(サグァン)の息子だと王に言いました。燕山君はソノに、父に息子を殺さぬと約束したのでチンソン大君が頭だと白状するように言いました。ソノは一瞬の隙をついて燕山君を殺そうとしましたが、燕山君は刀を受け止め、車裂きの公開処刑を命じました。
宿屋。
チンソン大君はチェギョンと同じ布団で寝ていましたが眠れませんでした。チンソン大君は帰る場所にいつもいてほしいとチェギョンに言いました。チェギョンは縫物をしようとして針が手に刺さってしまいました。チンソン大君はチェギョンの指を吸ってあげました。チェギョンは心が都城(トソン)にある夫に、泣きながら行くことを許しました。チンソン大君は状況を確かめたら一緒に居昌に行こうと約束しました。
牢屋。
男装したミョンヘがソノに会いに来ました。
「無力で虐げられられる民はみんな俺に見える。ぜんぶ俺なんだ。あの人たちが殺されるたびに、俺と父さんが殺される気がした。」
ソノは言いました。
「愚か者。無謀すぎるわ。一人で酒を飲めというの。あながた死んだらもう笑えなくなる。」
ミョンヘは泣きました。
「今、笑ってくれないか?俺が最後に見たのは、あなたの笑っている顔だったらいいのに。」
ソノは言いました。
日中の城門。
ソノはシン・スグンに民は無実だと訴えました。家族は泣いて助命を訴えていました。
シン・スグンは無関係の民を釈放するよう武官に命じました。
シン・スグンはソノの処刑を進めるよう命じました。ソノは自分ひとりでやったと言いました。ユン・ミョンヘとペク・ソッキとチョ・グァンノが駆け付けました。タニシの仲間も集まっていました。シン・スグンは罪状を読み上げ斬首刑の執行を命じました。
「大君媽媽。お嬢様。お互いをお守りくださいませ。」
ソノは心で思いました。
チェギョンは父が友人の処刑を命じているところを見てショックを受けました。
チンソン大君もまたソノが処刑される場面を見て泣き崩れました。
燕山君は女を侍らせイム・サホンらと酒に酔っていました。そこに怒ったチンソン大君が現れ刀を振り回して暴れました。護衛の兵士は国王を守りました。
「何がお望みですか?」
チンソン大君は燕山君に言いました。
「言ったらくれるというのか?」
燕山君は言いました。
「殿下はきっと渡せないものをお望みになるはずです。だから、差し上げられません。」
「ならが私が渡すのはどうだ?」
「何をくださるというのです?」
「王座だ。王座をくれてやろう。お前が都を離れたら私がしてきたことが無駄になる。私への復讐心を胸に抱いて王座を奪いに来なければ意味がない。それでこそ私はお前を恨むことができる。どうだ。面白いではないか。私に刀を突きつけるから血がさわいできた。これこそ最高の見世物ではないか。」
燕山君はそう言うと、チンソン大君が手に持つ刀を自分の腹に刺しました。
「謀反だ!チンソン大君と捕らえよ!」
イム・サホンは叫びました。
「さらばだ。ヨクよ。」
燕山君は倒れました。
チンソン大君は茫然としていました。
回想シーン。
チンソン大君は捕まる前のシン・スグンにイム・サホンの邸宅である好賢坊(ホヒョンバン)と蓮花坊(ヨナバン)の捜索を依頼していました。チンソン大君はユン・ミョンヘに質店の潔白を証明するか、朝鮮中にタニシのアジトを作って彼女自身に実の証を建てるように機会を与えました。
王の部屋。
内官は左議政が印を付けた場所からタニシの所有物が見つかり豆毛浦(トモポ)の都承旨(トスンジ)イム・サホンの蔵からは官吏の不正を暴く帳簿が見つかったと王に報告しました。イム・サホンは陥れられたのだと燕山君に訴えました。シン・スグンもまた「私も同じく濡れ衣を着せられた」のだと訴えました。シン・スグンは何者かが手を回せばタニシとして無実の人を謀反者に仕立てることも可能だと、イム・サホンを睨みながら国王に言いました。
「あの者ども(タニシ)はかならず触れ書きに印を押します。しかしこの触れ書き(ユン・ミョンヘが書いた文)には(チンソン大君が押した)印がありません。」
シン・スグンはしわくちゃになった触れ書きを燕山君に見せました。
イム・サホンは質店はアジトではないと言い逃れをするシン・スグンの話は嘘だと言いました。イム・サホンもまた自分が有罪であれば蔵に触れ書きがあったイム・サホンもまた謀反に相当すると言い返しました。
燕山君は二人の言い分を聞いて、タニシの証拠を掴むまでシン・スグンを罰しないことに決めました。
夜のパク・ウォンジョンの家。
チンソン大君は卑怯な手を使ったパク・ウォンジョンを責めました。
「大君様。これが政治であり王座です。熱意と義侠心と信念だけでは何もできません。」
パク・ウォンジョンは大君に言いました。
「信念がなくてどうして王になれようか!暴君になるだけだ!すぐにタニシを解散するのだ。誰も犠牲にせずに、すぐに全員をもとの暮らしに戻せ。」
晋城大君(チンソンテグン、のちの中宗)はパク・ウォンジョンに命じました。
パク・ウォンジョンは肩で息をつきました。
シン家。
シン・スグンが帰宅するとチェギョンはたいへん父を心配しました。シン・スグンは王様への忠誠を示して罪を償うためにも、もう主上殿下(チュサンチョナ)から離れないと言いました。
「父として何もしてやれぬ。これからはチンソン大君に従い妻としての役目を果たせ。」
シン・スグンは父母と縁を切ってでも強く生きよと娘を励ましました。
「そして、何があっても戻って来てはならぬのだ。」
シン・スグンは言いました。
チンソン大君の家。
チンソン大君が帰宅すると屋敷はイム・サホンにより荒らされていました。そこにチェギョンが輿に乗って戻って来たのでチンソン大君は無事であった彼女を抱き締めました。チェギョンは都城(トソン)を離れ居昌に居住する許可を得た王命をチンソン大君に見せました。
シン・スグンの部屋。
燕山君はシン・スグンに毎日十人のタニシから米を受け取った民を処刑すると言っていました。シン・スグンは民に罪は無いと言いましたが燕山君は聞き入れませんでした。
チンソン大君の屋敷のチェギョンの部屋。
チェギョンは実家から反物などを持ってきたと大君に言いました。チェギョンは大君の身頃を定規で測りました。大君は着物を広げて測ればいいのにと言いました。チンソン大君はしばしチェギョンと身体を重ねて戯れました。
「下手でもそなたの料理が一番だ。衣服も袖が短くとも丈が長くともそなたのものが一番だ。」
「さすが大君様ですね。私が教育したかいがありました。」
日中の王宮。
燕山君は眠れずにチェギョンを待っていました。内官は、同僚と密旨(みっし)について噂していました。それを聞いた燕山君は、内官の一人の首を絞めて殺しました。生き残った内官はとても怯えていました。
王の部屋。
燕山君の精神状態はおかしくなっていました。チャン・ノクスは王の変化に気づいて慌てました。燕山君は誰が母を廃妃にしたのか都承旨(トスンジ)を呼ぶようチャン・ノクスに命じました。
チャン・ノクスはこれを大君を陥れる機と見てイム・サホンに策を授けました。
街。
チンソン大君はチェギョンと手をつなぎ、王から賜った邸宅を去りました。
宿屋。
ソノはユン・ミョンヘが触れ書きを書いていたことを思い出しました。そしてタニシから米を貰った人々が捕盗庁(ポドチョン)に連行されようとしているところに出くわしました。ソノは役人を倒して民を逃がしました。
ペク・ソッキとチョ・グァンノもまた民が連れて行かれる様子を目撃しました。チョ・グァンノは「シン・スグンの策略だ」とペク・ソッキに耐えるように言いました。
シン・スグンは王命であり、タニシと関わった民が逃亡しないよう都城(トソン)の城門を閉じるよう武官に命じました。
城外の野。
チンソン大君はチェギョンと、使用人を連れて居昌(コチャン)に向かっていました。チンソン大君はチェギョンのおかげで、死にそうな時に口笛を吹いてミョンヘに生存を伝え、生きる意欲が湧いたと言いました。
「だからミョンヘのことは気にするな。」
「実は、聞くのが怖かったのです。私より彼女のほうが大君媽媽に尽くしていたからです。大切な人かと。」
「それはない。そなたのおかげで、私は生きることができた。私が嘘つきだった時にも一度言ったが、たぶん信じてないだろうが。」
夜になりました。
「旦那様。出してください。」
無実の民は命乞いをしていました。
イム・サホンは左議政シン・スグンに早く処刑するよう言いました。
日中の王宮。
イム・サホンは廃妃ユン氏の赦免に反対したとする高官のイ・ヘン、パク・グァンヨン、カン・ヒョンらを処刑して、燕山君に報告しました。
燕山君は廃妃に賛成し、既に亡くなった官僚らを剖棺斬屍(プグァンチャムシ)に、子孫を処刑するよう命じました。
シン・スグンは民を惑わしたとしてタニシに関係する者の公開処刑を命じました。家族たちは泣き叫んでいました。ソノはその様子を見て怒りを募らせました。
宿屋。
チンソン大君とチェギョンは宿屋の女将から城門が閉鎖されたという話を聞きました。チンソン大君は別の部屋にいる商人からタニシの頭領に向けられた国王の触れ書きを受け取りました。触れ書きにはタニシの援助を受けた者は頭領が捕盗庁(ポドチョン)か義禁府に出頭するまで処刑すると書かれていました。
チンソン大君はいてもたってもいられなくなりました。チェギョンは夫になにもせずに自分のいう事を聞いて欲しいと言いました。チンソン大君は友人のペク・ソッキやソノらの別れの手紙を読んで泣きました。
チェギョンは父に「一族を守るためにも大君様を連れて行き、二度と戻らないように」言われたことを思い出して泣きました。
ソノはミョンヘに会い、他人を犠牲する道では自分が一生苦しむことになるので自分をいたわるようにと言いました。
ソノはこのままでは父のように無実の民が殺されていくばかりなので自分の手で王を殺すと決めました。
パク・ウォンジョンの家。
ミョンヘは頭領が出頭したという情報を手に入れ、出頭したのは大君ではないはずだとパク・ウォンジョンと話し会いました。
ソノはタニシの頭領だと言って拷問を受けました。
燕山君は本物の頭領ではないと言いました。イム・サホンはチンソン大君に仕えていた史官(サグァン)の息子だと王に言いました。燕山君はソノに、父に息子を殺さぬと約束したのでチンソン大君が頭だと白状するように言いました。ソノは一瞬の隙をついて燕山君を殺そうとしましたが、燕山君は刀を受け止め、車裂きの公開処刑を命じました。
宿屋。
チンソン大君はチェギョンと同じ布団で寝ていましたが眠れませんでした。チンソン大君は帰る場所にいつもいてほしいとチェギョンに言いました。チェギョンは縫物をしようとして針が手に刺さってしまいました。チンソン大君はチェギョンの指を吸ってあげました。チェギョンは心が都城(トソン)にある夫に、泣きながら行くことを許しました。チンソン大君は状況を確かめたら一緒に居昌に行こうと約束しました。
牢屋。
男装したミョンヘがソノに会いに来ました。
「無力で虐げられられる民はみんな俺に見える。ぜんぶ俺なんだ。あの人たちが殺されるたびに、俺と父さんが殺される気がした。」
ソノは言いました。
「愚か者。無謀すぎるわ。一人で酒を飲めというの。あながた死んだらもう笑えなくなる。」
ミョンヘは泣きました。
「今、笑ってくれないか?俺が最後に見たのは、あなたの笑っている顔だったらいいのに。」
ソノは言いました。
日中の城門。
ソノはシン・スグンに民は無実だと訴えました。家族は泣いて助命を訴えていました。
シン・スグンは無関係の民を釈放するよう武官に命じました。
シン・スグンはソノの処刑を進めるよう命じました。ソノは自分ひとりでやったと言いました。ユン・ミョンヘとペク・ソッキとチョ・グァンノが駆け付けました。タニシの仲間も集まっていました。シン・スグンは罪状を読み上げ斬首刑の執行を命じました。
「大君媽媽。お嬢様。お互いをお守りくださいませ。」
ソノは心で思いました。
チェギョンは父が友人の処刑を命じているところを見てショックを受けました。
チンソン大君もまたソノが処刑される場面を見て泣き崩れました。
燕山君は女を侍らせイム・サホンらと酒に酔っていました。そこに怒ったチンソン大君が現れ刀を振り回して暴れました。護衛の兵士は国王を守りました。
「何がお望みですか?」
チンソン大君は燕山君に言いました。
「言ったらくれるというのか?」
燕山君は言いました。
「殿下はきっと渡せないものをお望みになるはずです。だから、差し上げられません。」
「ならが私が渡すのはどうだ?」
「何をくださるというのです?」
「王座だ。王座をくれてやろう。お前が都を離れたら私がしてきたことが無駄になる。私への復讐心を胸に抱いて王座を奪いに来なければ意味がない。それでこそ私はお前を恨むことができる。どうだ。面白いではないか。私に刀を突きつけるから血がさわいできた。これこそ最高の見世物ではないか。」
燕山君はそう言うと、チンソン大君が手に持つ刀を自分の腹に刺しました。
「謀反だ!チンソン大君と捕らえよ!」
イム・サホンは叫びました。
「さらばだ。ヨクよ。」
燕山君は倒れました。
チンソン大君は茫然としていました。
感想
七日の王妃16話の感想です。なんということでしょう!燕山君がチンソン大君を直々に陥れるとは!信じられないお話です。もう何なのこの脚本。あまりのいやらしさに驚いています。このストーリーを考えた人って、ものすごくイヤな人ですね。こんなやり方、ヨーロッパのお話みたいです。は~びっくりした!ソノもやられて、16話は視聴者を怖がらせようとしているようです。
あ~怖かった!
でも、この手のことが今も世界のどこかで起こってるのですから、最悪です。
ある意味決して、架空の事ではなく、物語のお話自体は架空ですが、兄と弟の確執などは案外あるある系だったりしますし・・・そこが妙なリアリティを感じます。
ミョンヘは結局どうだったのでしょうね。大君が一番好きだけど、ソノもまた自分の境遇や気持ちをわかってくれるので、好きだったという感じですね。ミョンヘはおそらく、パク・ウォンジョンの正式な娘じゃなく姪なんですが、あの立ち位置ではお妃になりそうな感じがするんですが、どうなんでしょうね。
関連記事
- 七日の王妃 全話のあらすじと感想
- 七日の王妃 1話のあらすじと感想
- 七日の王妃 2話のあらすじと感想
- 七日の王妃 3話のあらすじと感想
- 七日の王妃 4話のあらすじと感想
- 七日の王妃 5話のあらすじと感想
- 七日の王妃 6話のあらすじと感想
- 七日の王妃 7話のあらすじと感想
- 七日の王妃 8話のあらすじと感想
- 七日の王妃 9話のあらすじと感想
- 七日の王妃 10話のあらすじと感想
- 七日の王妃 11話のあらすじと感想
- 七日の王妃 12話のあらすじと感想
- 七日の王妃 13話のあらすじと感想
- 七日の王妃 14話のあらすじと感想
- 七日の王妃 15話のあらすじと感想
- 七日の王妃 17話のあらすじと感想
- 七日の王妃 18話のあらすじと感想
- 七日の王妃 19話のあらすじと感想
- 七日の王妃 最終回 20話のあらすじと感想
- 端敬王后慎氏(タンギョンワンフシンシ)の解説 ~七日間在位した朝鮮の王妃~
- 貞顯王后(チョンヒョンワンフ)=慈順大妃(チャスンテビ)
- 昭格署(ソギョクソ)소격서の解説と歴史