医心伝心(名不虚伝, 명불허전)6話
目次
あらすじ
「1時間待つって言ったでしょ!先生が来るから!!!」オ・ハラは不安になりお母さんに怒鳴りました。ファン教授(キュス)は自分を信じて欲しいとオ・ハラに言いました。オ・ハラは嫌がって叫ぶと具合が悪くなりました。ファン・教授(キュス)は泣いて嫌がるオ・ハラをストレッチャーに乗せようとしました。そこに朝鮮から戻り靴も失くしたチェ・ヨンギョンが現れました。「オ・ハラ、大丈夫?ごめんね。遅くなって。手術しよう。」ヨンギョンはオ・ハラの手を握って励ましました。
許任(ホ・イム)は隣のシンヘ韓方病院に行きました。そこでは特別なイベントがあり、朝鮮時代の両班や医員(イウォン)、医女(イニョ)の服装をした人が何人もいました。ホ・イムは嬉しくなり院内を小走りで見回りました。ホ・イムは「ホ・ジュン(許浚)の朝鮮時代」という看板を見てテンションが下がりました。
シンヘ病院ではヨンギョンがファン教授(キュス)が見守る中でオ・ハラの心臓の手術を行いました。教授は手術が難しいのでやめるべきだとヨンギョンに言いました。
ホ・イムは院長のマ・ソンテとぶつかりました。
ヨンギョンは顕微鏡を使ってオ・ハラの手術をしていました。教授は時折休憩のために手術室から出て行きました。ヨンギョンは病変部の癒着を剥離し人工弁に置き換えました。ヨンギョンはオ・ハラの手術を終えました。
ホ・イムは受付の女性に「ここの医員(イウォン)になるにはどうすればよいのだ」とたずねました。女性は院長に雇われるとよいと答えました。受付にヨンギョンのことが好きなユ・ジェハが現れました。
ホ・イムはユ・ジェハの質問に自分は韓方医だと答えました。出身を問われると「ここでは出身は問われぬと聞いたが」と適当に答えました。するとユ・ジェハは「確かにそうでした」と言うと、ホ・イムは「実力があればここで働けるのか?」と喜びました。
手術が終わり、オ・ハラのお母さんはヨンギョンに感謝して理事長夫妻によく言っておくと言いました。ヨンギョンはお母さんにそれより娘との約束を守ってくださいと言いました。お母さんはヨンギョンの上にへつらわない態度をよく思いませんでした。
チェ・ヨンギョンは朝鮮での出来事を思い出すと「夢だったのよ」と不安な自分を励ましました。
夜になりました。マ・ソンテク院長にシン・ミョンフン院長が会いに来ました。マ・ソンテク院長は韓方医が女の子を救った映像を見たとシン院長に言いました。そこにチェ・ヨンギョンが呼ばれてきました。
「実は古い友人の孫なんです。」
マ院長はシン院長に言いました。シン院長はヨンギョンに立場を明確にするように言うと帰りました。
マ院長はホ・イムについてヨンギョンに質問しました。ヨンギョンはホ・イムは地方の韓方大学を中退したと嘘を言いました。ヨンギョンは知り合いの娘らしく少々子どもっぽい表情をマ院長に見せました。
ヨンギョンは病院の玄関でホ・イムを見つけると朝鮮に帰るように言いました。ホ・イムは就職したいので隣の病院に紹介して欲しいと言いました。ヨンギョンは現代でも(免許が無いので)捕まるだろうと言い、もうつきまとわないでほしいと言いました。
チェ・チョンスルの家。チョンスルが犬と話していると、ホ・イムがタクシーに乗って家に現れました。タクシーの運転手は8万7千ウォンの料金を請求しました。ホ・イムはこの借りは利子をつけて返すと「遠くへ行っていた」と言いました。
「本当にホ・ガイムなのか?」
「違います。ホ家イムです。」
ホ・イムが答えるとチョンスルは驚いた様子になりホ・イムに部屋を与えました。チョンスルは部屋に行くと古文書を取り出し「鍼久経験方」を開きました。
「ホ!本当だ!許任(ホ・イム)だ!あのお方がどうして、どうして!?」
チェ・チョンスルは許任(ホ・イム)の来訪に感激しました。
ヨンギョンは自宅(実家)にこっそり帰り自分のベッドに寝転ぶと悲鳴を上げました。ヨンギョンのベッドにホ・イムが現代のピンク色のTシャツを着て寝ていました。
「その服は私のよ!」
ヨンギョンは怒りました。
「なぜ孫の部屋で寝ている!」
おじいさんのチェ・チョンスルも起きて来てホ・イムを見て一喝しました。
ホ・イムは蚊が多かったので服を借りましたと釈明しました。
ホ・イムは朝鮮の服に着替え直すと、ヨンギョンには頼らずに現代で医員(イウォン)になってみせると自分に誓いました。ホ・イムは鋏で自分の髷を切りました。
翌朝。
ホ・イムはチェ家で鍼を研ぎました。
「大鍼(だいしん)よ。働けずに退屈しておるだろう。しばし待ってろよ。お前の活躍はもうすぐだ。へっへっへ。」
ヨンギョンが出勤しようとホ・イムに話しかけて来ました。ホ・イムは現代のルールに合わせて髪を切ったとヨンギョンに言いました。おじいさんは朝ごはんくらい食べて行くようにとヨンギョンに言い、断られると弁当を渡そうとしてまた断られ巻いた。
シンヘ病院。
ファン教授(キュス)の回診があり、ヨンギョンもおばさんの患者の回診に同席しました。ヨンギョンは後でオ・ハラと会い大丈夫だと言いました。オ・ハラは「先生を困らせるためだったの」とクラブで見て踊っているヨンギョンが羨まく思えて行きたくなったと言いました。
「もしかしてあのおじさんと朝鮮に行ったの?」
オ・ハラはホ・イムに会いたい様子でした。
チェ家。
ホ・イムは筆ペンで「漢文」で履歴書を書いていました。ホ・イムはチェ・チョンスルに「王宮のような韓方病院で働きたい」と正直な気持ちを打ち明けました。
「お前さんにとって医術は立身出世の手段なのか?」
欲を出しているホ・イムにチェ・チョンスルは質問しました。
「人を傷つけることはなく己の実力で出世してはいけませんか?」
「お前という奴は。カネを返したら出て行け!けしからん奴め!」
チェ・チョンスルはホ・イムを叱りました。
「偉大な許先生が若い時分はあのような輩とは。」
チェ・チョンスルはあきれ果てました。チョンスルは薬剤師と看護師に指示を出しました。
ホ・イムはチェ家の看護師の女性に「旅費を貸してくれぬか」とお願いしました。女性は院長が靴箱を掃除してくれたら1,000ウォン引くという言付けを伝えました。
ホ・イムは薬剤師の男にも同様のことを言うと、男は雑巾がけをすれば1,000ウォン引くと言いました。
我慢できないホ・イムは徒歩で韓方病院に行こうとすると、おばあさんが何人も喜んで診察してもらおうと訪ねて来ました。
シンヘ病院に急患が運び込まれ、ヨンギョンはその光景を見て悲鳴を上げました。倒れそうになったヨンギョンを支えたのはユ・ジェハでした。ユ・ジェハはヨンギョンに飲み物をあげました。ヨンギョンはパク教授に会いたいとメッセージを送り、ユ・ジェハの相手をせずに行きました。
チェ家。
チェ・チョンスルは4人のおばあさんのおじいさんのお世話をしていました。そこにまた1人、認知症のおばあさんが来ました。おなあさんはホ・イムを見て「ボンタク」と言いました。
シンヘ病院。
ヨンギョンは自分のことを友人に例えて記憶がない理由をパク教授(キュス)に尋ねました。パク教授は記憶はショックで自ら消したのだろうと言い、関連した場所、事、人に遭遇すると記憶が戻るかもしれないといいました。
チェ家。
おばあさんは子豚のペットを「次男のボンシク」と思い大事に抱えていました。チェ院長と薬剤師の男と看護婦は子豚を食べてしまおうと言いました。ホ・イムは「ボンシクを治してあげます」と渋々子豚を診察し、便秘と診断して鍼を打ちました。ホ・イムが子豚を台の上に置くと、豚はホ・イムの脚にうんちをしました。おばあさんはとても喜びました。おばあちゃんはお礼にとホ・イムに小遣いをあげました。ホ・イムは現代の「カネ」をポケットに隠すと出かけました。
シンヘ病院。
シン院長は部屋にファン教授(キュス)を呼ぶとマ院長が例の男(ホ・イム)を使って我々を攻撃するつもりだと言いました。
ホ・イムはタクシーで病院の玄関に行くと、おばあちゃんに貰った「おもちゃのお金」を渡して逃げました。ヨンギョンはかわりにお金を払ってあげました。
韓方病院。
ホ・イムは漢文の履歴書を受付の女性に見せました。女性は怪訝な表情を浮かべると「少しお待ちください」と言いました。ホ・イムは院内にマ・ソンテ院長の孫が公演をしているポスターを見てコネを取りに行きました。ユ・ジェハは朝鮮時代の鍼術は日本と中国よりも優れていてその最高峰が許任(ホ・イム)であったと演説していました。ホ・イムはその演説を聞いてとても喜びました。公演が終わるとマ・ソンテが現れ孫のユ・ジェハを褒めました。
ホ・イムは経済首席秘書官の接待をマ院長とシン院長とその部下たしているところを目撃しました。
ヨンギョンはホ・イムがマ・ソンテとユ・ジェハを付け回しているところを見つけました。
ホ・イムはトイレに行くと、マ・ソンテとユ・ジェハに土下座して挨拶しました。
「これまでのご無礼をお許しください。韓方病院の院長のお孫様とは知らずに。」
ホ・イムは履歴書をマ・ソンテに渡しました。
ヨンギョンはトイレに入るとホ・イムを連れ出しました。
公園。
ヨンギョンはホ・イムに現代でも財を築くつもりかと咎めました。
「あのカネにどんな意味があるかわかるのか?私がどうやって生きて来たか・・・今日見たことで判断しないで欲しい。それぞれの道を行こう。」
ホ・イムはヨンギョンから去りました。
感想
医心伝心(名不虚伝)6話の感想です。許任(ホ・イム)は目的があって金銀財宝を貯蓄していたようです。まさかそのお金で医院(イウォン)を開いて慈善事業をすることが目的ダウンロードったのでしょうか!?序盤のホ・イムはお金が大好きで恵民署の診療時間が終わると高官を診療して富を貯めていました。チェ・ヨンギョンや兵判の私奴婢、そしてホ・ジュン(許浚)とその手下の武官らはホ・イムがお金を求めるのは私腹を肥やしたいためと思い込んでいます(視聴者も)。
ホ・イムがなぜ現代に来たのか理由を知っている人は今のところホ・ジュン(許浚)とチェ・チョンスルだけです。この二人は魔法の鍼筒の存在を知っているみたいですね。
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