医心伝心(名不虚伝, 명불허전)12話
目次
あらすじ
ヨンギョンはERに運ばれて来た急患の青年の腕に注射針の痕がいくつもあることに気が付きました。ヨンギョンは現れたホ・イムに薬物中毒の患者との関係を尋ねました。ヨンギョンは患者は注射針のせいで感染性心弁膜炎にかかっていると言いました。ホ・イムはヨンギョンの質問には答えずマ・ソンテに呼び出されました。マ・ソンテはうまく患者を連れ出さねば我々はおしまいだとホ・イムに言いました。ヨンギョンは二人の話を聞いて患者がパク会長の息子であることを知り医者としての一線を越えてはいけないと懸念しました。ホ・イムは人間らしく生きられるなら一線を越えて見せると言いました。ヨンギョンは今患者を移せば急変しやすいとホ・イムに警告しました。パク会長の護衛が現れ患者を自宅に運ぼうとしていました。ヨンギョンは味方の医師と看護師の助力を得て力で移送を止めました。
ユ・ジェハは部下からホ・ボンタクがマ・ソンテと一緒にパク会長らに会っていると部下から報告を受けました。
ホ・イムはヨンギョンたちにやめるように言いました。ヨンギョンは治療の指示を出すと、ホ・イムは「治療はチェ・ヨンギョン先生のほが先でしょう。患者の前で手が震えるでしょう?だから医者はできないのでは?」と症状について指摘しました。ヨンギョンはストレッチャーを掴んでいた手を放しました。ホ・イムは患者と一緒に車に乗り込みました。患者の若者は父から何を貰ったとホ・イムを見下しました。
ホ・イムはパク会長に心内膜炎だと言いましたが会長は息子を前科者にするわけにはいかないと手切れ金を渡してホ・イムに二度と来るなと言いました。
夜、ホ・イムはマンションに帰ると今日の出来事にため息をつきました。ホ・イムはたくさん買い込んでいたカップラーメンを手に持ちました。ホ・イムはお湯を沸かしてカップ麺を作りました。
恵民署(ヘーミンソ)。
看護師はホ・イムがコップンさんを拒んで腐っていると看護師の男と話ながら帰りました。
おばあちゃんは道端でホ・イムと出会い、おばあちゃん(コップン)がボンタクを捜しに行っていなくなったと言いました。ホ・イムは急いでおばあちゃんを捜しに行くと、おばあちゃんは道で倒れていました。
「お母さん。」
ホ・イムはおばあちゃんに呼びかけましたがおばあちゃんはホ・イムに食べさせるための牛黄を手に握ったまま意識が戻りませんでした。
「こんなものを食べさせるために。すまなかった。母さん。しっかりしてくれ。脈が遅い。心臓の脈が止まりつつある・・・・。」
ホ・イムは腰に手をやりましたが、鍼筒は捨てて持っていませんでした。
「誰かおらぬか。助けてくれ!」
ホ・イムは叫びました。
回想シーン。
奴婢のホ・イムが父を看取る場面。
ホ・イムはスマホで救急に連絡をしましたが、ここがどこかわからないと泣きました。ホ・イムは泣きながら何度もおばあちゃんに謝りました。
チェ・チョンスルは帰って来たヨンギョンにコップンさんが倒れたと教えました。
ヨンギョンが駆け付けるとホ・イムがおばあちゃんを抱きながら泣いていました。ヨンギョンは急いで注射をおばあちゃんの腕に打ちました。すると、おばあちゃんが目を覚ましました。ホ・イムは泣きながらおばあちゃんに冷たくして鍼筒を捨てたことを悔やんでいました。
おばあちゃんはシンヘ病院に運ばれヨンギョンは手術を成功させました。チェ・チョンスルと患者のおばあちゃんたちはとても喜びました。
ヨンギョンは心配になってホ・イムのところに行きおばあちゃんは数日で退院できると言いました。ヨンギョンはホ・イムに他の先生を紹介するので中毒の患者を連れてくるように言いました。
「済まなかった。そなたを、傷つけるようなことを言って。」
「本当のことだから。あんなことが続いて私も不安だったの。患者を死なせたらどうしよう。私は医者を続けられるのか。辞めるべきかと。」
「今おばあちゃんを救ったであろう。そなたは立派な医者だ。これからも。」
「あなたは戻ってくるわ。」
「もっと悪く言え。患者を見捨てるクズな医者だと。」
「戻ってくるわ。信じて、待ってるから。あなたがどんな人かわかってるから。私の目の前で父が死んだ時、あるおじさん(ホ・ジュン)が飴をくれたの。おかしな飴だったけど気分が晴れたわ。それ以来、元気になりたいときは、飴を食べるの。だからこの飴をあげる。」
チェ・チョンスルはヨンギョンが父の話をしているところを聞いてしまいました。チェ・チョンスルはホ・イムに会うと、8万7千ウォンを返すようにあいさつ代わりに言いました。チェ・チョンスルはホ・イムの傷の手当をしてあげました。
「よいか?医員(イウォン)というものは医員(イウォン)を志した初心を忘れずに最後までその思いを貫かねばならぬのだ。ところでいつも持ち歩いていた鍼筒はどうした?コップンさんの前で治療もできずに泣いていたそうだな。」
チョンスルは「医員(イウォン)」という古語を使いホ・イムを諭しました。
「誰がそんな事を言ったんです?泣いてません。鍼筒は捨てました。」
「医員(イウォン)の命ともいえる鍼筒を捨てるとは。どうした。身なりが変わって邪魔になったのか?アイゴ!ポンマンにチャーハンを作るのを忘れてた。お前も食べたくなったら来い。」
チェ・チョンスルは部屋から出て行きました。
「あいつ。何か気づいたようだが、なぜ鍼筒を捨てたんだ?あれは捨てられるような物ではない。
チェ・チョンスルはつぶやきました。
ホ・イムはマンションに帰るとベッドに腰掛けました。
回想シーン。
鍼筒が師匠に鍼を教えるよう頼んで、弟子となる場面。
「長い鍼が人の身体にどうやって入るのか、鍼でどうやって人の病気が治るのか不思議です。」
「なぜ医員(イウォン)になりたいのだ?」
「お母さんです。」
「母さんは死んだだろ?」
「お母さんのような人を治療したい。」
ホ・イムはヨンギョンから貰った飴を口に入れるとベッドに仰向けになりました。
「待ってるから・・・。」
ホ・イムはヨンギョンの言葉を思い出しました。
シンヘ病院。
おばあさんは、入院しているおばあちゃん(コップンさん)のために病院にボンシクを連れて現れみんなが喜んでいました。ヨンギョンは迷惑になるのでボンシク(子豚)を連れて帰るように言いました。おばあちゃんはホ・イムに挨拶をして帰りました。
「ボンシク、またな!」
おばあちゃんに会いに来たホ・イムは明るい笑顔でおばあちゃんを見送りました。ヨンギョンはホ・イムが人らしくおばあちゃんを見て微笑んでいる様子を見ました。
ヨンギョンはオ・ハラから「先生何してる?」とメッセージを受け取りました。ヨンギョンはオ・ハラにちゃんと薬を飲んでるのかとメッセージを送りました。オ・ハラは「おじさんと喧嘩したの?」とヨンギョンにメッセージを送りました。
シン院長の部屋。
ファン教授はシン院長にパク会長の息子が心内膜炎で運ばれてきたが診療記録を消すよう要求したと報告しました。シン院長は記録は消さずに保管してあると聞いてチャンスだと喜びました。
パク会長の家。
ホ・イムは治療は終わったと息子に言いました。息子は治療は終わりではない、やってみるとホ・イムに言いました。
回想シーン。
ホ・イムは車を停めさせ息子を連れ出し人払いをし、患者の襟首を掴んで言いました。
「嫌ならあんた自力で逃げてみろ。どうした。自分では逃げられないか。一体いつまで身も心も親にゆだねているつもりだ。今抜け出せなければ一生このままだ。会いたい人にも会えず守りたい人も守れず約束も守れずに、麻薬に頼って自分では何もできずに死んでいく。一度きりの人生を後悔しながら生きたいのか。あんたが生きる理由を自分で考えてみろ。」
息子の部屋。
息子は指輪を左手の小指にはめて、父を呼ぶようホ・イムに言いました。その表情は生気が満ちていました。息子は父に開放してほしい、カネに何の意味がある、自分を信じてほしいと頼みました。ホ・イムはパク会長の家を後にしました。
ホ・イムが呼び出されて嬉々としてカフェに行くと、オ・ハラが待っていました。オ・ハラは「スチョ(ストロベリーチョコケーキ)」を注文しました。ホ・イムはレモネードを飲みました。オ・ハラは「私は大丈夫だから」と遠慮うsるホ・イムの口にチョコケーキを押し込みました。
「たくさん食べれば気分がよくなるかもしれぬ。天にも舞い上がる気持ちだ。」
ホ・イムはケーキをほおばりました。
ホ・イムはオ・ハラを自転車に乗せて一緒に遊びました。
「そなたを見ると思い出す娘がいるのだ。」
「もしかしておじさんの子?誰なの?」
「私はその娘との約束を破った。健やかに生きるのだ。」
「おじさん。なぜヨンギョン先生と喧嘩を?」
「そなた、なぜ知っているのだ?私のことをウザイと?」
「おじさん、欲しいものがあるの。」
「言ってみよ。おじさんカネなら持ってるぞ。」
オ・ハラはホ・イムを宝石店に連れて行き、ハート型のブレスレットを買ってもらいました。オ・ハラはハート型には愛の意味があるとホ・イムに教えてあげました。オ・ハラはこのアクセサリーを謝りながらヨンギョン先生にあげるように言いました。オ・ハラはホ・イムと別れ、元気そうに家に帰りました。
ホ・イムはヨンギョンのことを思い出しました。
オ・ハラがバス停に着くと、急に気分が悪くなりました。
シンヘ病院。
ヨンギョンはパク会長から「息子の手術をよろしく頼む」と言われました。ヨンギョンが病室に行くと、患者の若者は「ホ先生にヨンギョン先生に手術をしてもらえと言われた」と言いました。
夜の飲食店。
ホ・イムはユ・ジェハと部下たちと宴会をしていました。ホ・イムは部下の質問に酒を飲まないのは脈診が重要だから酒のせいで手が震えてはならぬからだと答えました。ユ・ジェハは1年前にカンボジアに奉仕しに行ったか尋ねました。ホ・イムは適当にジェハの話に会わせて行ったと答えました。そこにジェハの友人(ホ・ボンタクと同期で本当にカンボジアに行った)が現れました。ホ・イムが返答に窮しているとマ・ソンテが現れ小遣いを渡しました。マ・ソンテは「イ・ソンヒョン教授(キュス)がボンタク先生の推薦状を書いた」と言うと、友人の男は同期が多くて気が付かなかったと謝りました。
マ・ソンテはユ・ジェハを叱りました。ユ・ジェハはホ・イムの経歴詐称をしたり政財界の人と関係を持て何を目論んでいるのかと祖父に尋ねました。マ・ソンテは来月までホ・ボンタクの邪魔をするなとユ・ジェハに言いました。
「僕も父さんみたいに排除するんですか?そうはさせません。僕は父さんと違いますから。」
ユ・ジェハはマ・ソンテを脅して帰りました。
ホ・イムは夜の街を一人歩いていました。
シンヘ病院にオ・ハラが運ばれてきました。オ・ハラは人のいないところで倒れていて発見が遅れたとヨンギョンは知らされました。ホ・イムもまたオ・ハラが運ばれる様子を見て衝撃を受けました。
感想
医心伝心12話の感想です。何と女子高生のオ・ハラ倒れてしまいました。生まれつき心臓の弱いオ・ハラ、やっぱり走ったり遊んだり、元気に動き回ったのがよくなかったのかな?早く助けてあげてほしい。
ホ・イムは今回クールで冷徹な男から本来のホ・イムに戻りましたが、せっかくうまくいきかけた出世街道に影を落とすことになりました。
マ・ソンテはホ・イムを利用して病院の理事長になろうとしているようですね。マ・ソンテを恨んでいるユ・ジェハやシン院長がそれを邪魔する可能性も出て来ました。シン院長は朝鮮時代では兵曹判書を演じていたので、これから酷いキャラになってくるかもしれません。
チェ・チョンスルはホ・イムに初心を忘れるな、貫き通せとアドバイスしました。
そして、ヨンギョンは幼い頃に父と交通事故に遭って、そのときにホ・ジュン(許浚)らしき男から飴を貰って以来、飴が好きになったことが明らかになりました。
さてはて、マジとコメディがミックスされたこのドラマ、どんな結末になるのか続きが楽しみです。
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