逆転の女王11話
あらすじ
ポン・ジュンスがディナーの席をはずしている間にペク・ヨジンの友人の女がポン・ジュンスはペク・ヨジンと結婚するとファン・テヒに言いました。
「とんだ勘違いをしているわ。ポン・ジュンスは私の夫です。答えて。ペク・ヨジンと結婚するなんてふざけた話は誰に聞いたの?ペク・ヨジンから?それとも私の夫から?肩がぶつかったら誤ればいいけど夫が結婚すると言われていいですよという女はいないわよ。」
「私の勘違いです。ヨジンの葬儀で一緒にいる二人を見て勘違いしただけです。」
女はすぐに立ち去りました。
ポン・ジュンスはワインセラーでヨジンに電話で今大事なところだからと切りました。席に戻ったポン・ジュンスにテヒは酔っちゃったと水をかけました。そしてポン・ジュンスにさっきのことは本当かと問い詰めました。テヒは食事を終えずに席を立ち帰りました。
ヨジンの友人は奥さんにひどいことを言っちゃったとヨジンに電話しました。ヨジンはすぐに離婚するわと言いました。テヒはヨジンに電話をかけてヨジンの家を訪ねました。するとエレベーターの中でク・ヨンシクと出会いました。
「結婚記念日のディナーはどうしたんですか?」
「急用ができまして。」
「もしかしてペク・ヨジンさんの家ですか?」
「着きました。」
「じゃあ。気を付けて・・・・・・大丈夫かな?」
テヒはヨンシクを途中で降ろすとヨジンの部屋に入りました。
「ペク・ヨジンさんは友達に結婚すると言ったの?いつも私の神経を逆なでして夫婦仲がどうだの役立たずの女房だのと舐めたことを言ってくれたわね。でも私は黙ってた。なぜだと思う?不愉快だったけど夫はあなたにも見向きはしないし私への劣等感だと思って黙って他の。主人と結婚すると友達に言ったの?」
「ええ。何が問題なのですか?本当に結婚するわけでもないし。なぜ言ったのか私も疑問です。」
「何が動転よ。正気じゃないわ。ペク・ヨジンさん。人の物をほしがるなんてあなた正気じゃないわよ。」
「いいえ。舐めてるのじゃなく好きです。好きなんです。」
「私の夫なのよ。」
「別に。何もしてません。」
「ふざけないで。会社に戻した理由は何なの?誘惑するためなの?」
「ご想像にお任せします。」
テヒはヨジンの頬を叩くと悲しそうにして立ち去りました。ヨジンも涙を流しました。
ヨンシクは風呂上りにテヒからもらった熱さましシートを鏡に貼って嬉しそうに見ていました。テヒのことが心配になったヨンシクは着替えてエレベーターに乗りテヒにどう言おうか考えていました。
ポン・ジュンスはタクシーに乗りテヒに電話しましたがテヒの電源が切れていました。ヨジンはジュンスに電話して今テヒがうちにいるのと嘘をつきました。
ヨジンの階でテヒはエレベーターに乗りました。
「俺は友達と飲みに行くんです。具合でも?」
「いいえ・・・・・・。」
テヒは元気なくエレベーターを降りました。ク・ヨンシクは心配になってテヒの後をついて行きました。ポン・ジュンスはテヒとヨンシクに気づかずにヨジンの部屋に行きました。ぼーっと横断歩道を歩いているテヒは轢かれそうになったのでヨンシクはテヒをかばい車の運転手に歩行者が優先だろと怒りました。
「また出会いましたけどついて来たんですか?」
「私が?飲みに来たんです。ちょっと渡らせろ。」
ヨンシクは手を挙げて車を止めてテヒを渡らせてあげました。
「この顔を見て。奥さんにぶたれたの。」
ヨジンは頬を赤く塗ってポン・ジュンスに言いました。
「余計な話はしてないよな。なぜそんなに女房を憎むんだ。」
「やられたらやり返す。化学反応よ。本当に奥さんを愛してる?責任感よ。情が移っただけなのよ。ジュンスさん。やり直さない?全部私のせいだから責任はとるわ。だからうちに来ない?」
「お前の気持ちこそ愛ではなく妻への憎しみに過ぎない。もしお前への未練が残っていたら会社には残らなかった。」
ヨジンはしつこくポン・ジュンスに求愛しました。
ポン・ジュンスが帰るとテヒは着替えもせず部屋で立っていました。
「ペク・ヨジンが好きなの?ペク・ヨジンはあなたが好きだって。あなたもそうなの?私が怖いでしょ。結婚生活にうんざりしてたし結婚だって私を好きでしたわけじゃなかった。私に結婚を迫られたから・・・。」
「いくら俺がいい加減でも愛のない結婚はしない。今の言葉は心外だ。」
「私だって今日の仕打ちは心外よ。結婚記念日にあんたが好きだと言われたのよ。正気でいられると思う?腑に落ちないことばかりよ。最近ペク・ヨジンとやらと頻繁に会ってるし。あの女に心の隙を見せたんでしょ。じゃあなぜペク・ヨジンがあなたを好きになるのよ。」
テヒは泣きました。
「お前を傷つけるためなら何でもする女だ。憎まれてるだろ。頼むから信じてくれ。」
「もしあなたを信じたのに今のが嘘だったらその時は容赦しないから。最後のチャンスよ。隠してることがあるなら今話して。」
「何も隠してない。本当だ。」
「いいわ。信じる。信じるから。」
「そうか。ありがとう。」
特別企画室。
「調査の結果によると低所得のほうが肥満率が高く食べ物もインスタントに偏っていました。」
テヒのことを尊敬する女性社員のソ・ユギョンが調べたことを言うとテヒはユギョンを褒めました。
「今の話と関係のある資料がある。外国の論文だけどよかったらご参考ください。」
ヨンシクは秘書に文書を渡しました。
「どうもです。」
テヒは言いました。
「入手に苦労しました。翻訳も自腹で。」
秘書はヨンシクを持ち上げました。
病院。
「原因は閉経ね。」
医者はハン常務に言いました。
「まだそんな年齢じゃないけど。」
会長の部屋。
ハン常務は会長に特別企画室の社員は無能でヨンシクはもっと大きな仕事を任せるべきだと報告しました。
会長の妻はハン常務と会いハン常務に社長への昇格をちらつかせてヨンシクの邪魔をして追い払うように命じました。
会社の会議室。
テヒは予約した会議室に入るとヨジンが邪魔をしていました。
「五時に予約したんだけど。」
特別企画室の社員と企画室の社員が集まりハン常務も現れ会議室を奪いました。遅れて現れたヨンシクは冷たい風が吹く屋上に特別企画室の写真を集め会議を開きました。
「生まれ変わらないともう行き場がありません。みなさんは敗北者です。いわゆる捨て犬。使い道がある。しかし俺がみなさんを的確に利用してそれを証明します。この俺に思い切り利用されてください。」
ク・ヨンシクの執務室。
「言ったでしょ。要点だけ言わずに優しく言ってください。」
秘書のカンウはヨンシクに言いました。
「やんわり言ったぞ。」
「みんな内容には納得しても表現に気を悪くしてる。頑張ろうと言いたいのにやる気がうせるかもしれない。」
「どうしろと?」
「会食をしましょう。先輩の家で。」
マンションのヨンシクの部屋。
テヒとユギョンは料理の腕を振るいました。
「手料理は久しぶりだ。」
モク部長は言いました。
「調査によると家庭料理はダイエットにいいそうよ。ナムルが多いから。」
テヒは言いました。
会社。
「食事抜きでもカロリーを調節する食品。コンセプトはこれにして。一日でも早く臨床テストを行う必要があります。」
ヨジンは企画室の社員に言いました。社員は急に臨床実験をすると研究室に嫌がられると言いました。ポン・ジュンスは臨床用のサンプルの催促に行くと皆が嫌がる仕事を買って出ました。ポン・ジュンスは「一度首になればわかる」とまじめに仕事を引き受けました。
ハン常務は部下からヨジンとポン・ジュンスが昔付き合っていたと報告しました。
ヨンシクの部屋。
「大事なのは睡眠と食べ物とストレス。」
モク部長はリーダーをさせられていましたがこの体じゃ無理だと言いました。テヒは私が部長を支えるからと弱気になっている部長を励ましました。テヒの電話に娘から眠れないと連絡が入りました。テヒは携帯で「眠れわが子よ。お庭の鳥も子羊も・・・」と歌を歌ってあげました。その様子をヨンシクはほほえましく見ていました。
会社。
ポン・ジュンスは研究室の室長の肩をもんであげました。
「あ~凝ってますね~研究のやりすぎだ。実は僕一度首になりましてね。奇跡的に復活したんです。クビになって思い知りました。働ける喜びを。女房の前で初めて涙を流しましてね。この企画は復帰して初仕事なんです。女房も期待して先輩、がんばりますので協力していただけませんか?え?」
「あいたたたた。これじゃ仕事ができない。朝までにやっておくからそこで寝とけ。」
「灰皿もきれいにします。ごみを捨ててきます。」
ポン・ジュンスは室長の世話をしました。
常務室。
ハン常務はヨジンを呼び出しポン・ジュンスのことを聞きました。
「彼は何学部だっけ?」
「法学部です。」
「ペク・ヨジンチーム長はいい人ね。部下の経歴や過去まで気にかけていて。もしかして知り合いだったとか?私がポン・ジュンスを復帰させた目的はわかる?」
テヒは家に帰ると母と妹が来ていました。妹は急に夫が優しくなったと言いました。テヒは妹の夫にいつまで病院が持ちこたえられるか不倫をやめるように脅していました。
常務室。
テヒは常務に呼ばれました。ポン・ジュンスとヨジンも同席していました。テヒはユギョンがプレゼンを担当しモク部長がチームリーダーになったと報告しました。ハン常務は六年前にポン・ジュンスが「好きな女が会社にいるから」という入社の動機を語ったと言いました。ポン・ジュンスは面接で好印象を与えるために嘘を言ったのだと言いました。気分を悪くしたテヒは仕事を理由に退室しました。
車の中。
ヨンシクは父に急に昼食に誘ってどうしたのだと言いました。会長はナ会長の娘との見合いを指示しました。
「お前にも家族を与えたい。」
「味噌チゲを囲むような家族がいい。言ってくれればおしゃれに決めてきたのに今日はイマイチだな。」
企画室。
テヒは昔ジュンスが結婚したい女性がいるので勉強をがんばったと言っていたことを思い出し企画室のジュンスの様子を見つめていました。ジュンスは下働きをして頑張っていました。
テヒの家。
テヒは子供部屋でジュンスとヨジンの昔の写真を見つけて怒りました。
感想
なんとも言えない面白さがありますね。ドラマの中で「パワーブロガーに商品を発送する」と女性社員が言ってましたね。世の中に影響力のあるブロガーという意味なんでしょうね。これでまだ29話もあるのですから、いったいどんな展開になるのかまったく想像がつきません。プライドや見栄を捨てて奴婢のように仕事に励むポン・ジュンスは「何でもしてくれる男」なのですからある意味すごいですね。
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