屋根部屋のプリンス18話
18話 予兆 残された時間
テヨンになりきった世子は祖母を殺したセナを侮蔑しテムを殴りました。
「私がおばあさまが殺された罪をあばいて償わせてやる。」
世子は寝たきりのテヨンに祖母を失ってしまったことを謝り目を覚ますように祈りました。
世子は母と再会できて泣いているパク・ハを抱きしめようとしましたが透明になり自分の手がパク・ハを通り抜けてしまいました。
「どうしたの?」
「いや。なんでもない。」
「表情が・・・暗いけど。」
パク・ハは世子が消えかかったことに気が付きました。
ヨン会長は期日に現れなかったり欠格事項があればヨン・テヨンが遺産を相続すると弁護士が言いました。テムとテムの父は悔しがりました。ピョ・テクスは異議はないと喜びました。
テムは世子がテヨンに扮していることに気が付きました。テムはテヨンの車に包みを隠しました。
世子とパク・ハは仲良く街を歩いていました。世子はすべきことがあるので構ってやれなくてすまないとパク・ハに謝りました。世子は車載レコーダーを見かけると事件の日に家の車の前に事故があったことを思い出し車の持ち主の親戚に会いました。親戚は車の持ち主は広州にいると言いました。パク・ハと世子が歩いていると刑事が身分詐称の罪で警察署に連れていかれました。
警察署。刑事は車から金が出てきたので高跳びしようとしていたのだろうと世子を問いただしました。テムは世子と一緒にバーで酒を飲んでいたのに、テムはセナと一緒にいたと嘘をつきました。テムは世子に徹底的にぶちのめしてやると言いました。世子は「お前の思い通りに決してさせぬ」と言い返しました。世子は刑事に「ヨン・テムは会社を乗っ取ろうという魂胆だ」と言いました。刑事は世子に手錠をはめておとなしくするように言いました。遺言の失効時まであと一時間と時間がなくなってきました。
パク・ハは屋根部屋で世子の手ぬぐいを見ていました。すると手ぬぐいの端に小さな文字が書かれていました。パク・ハは警察署に行き世子と会い手ぬぐいの文字を見せました。
「プヨン。」
「プヨンて意味?」
「嬪宮が刺繍をしたという手ぬぐいはプヨンが作ったというのか。朝鮮ではこれを見ても読むことができなかった。これはプヨンを示していたのか。」
世子が手を伸ばすと体が透明になりました。
(今なら檻から出られる!)
世子は警察署から脱獄して会社に走りました。
遺言の失効日時まであと三分。
世子は会社の階段を駆け上り何とか間に合いました。
「あいつはテヨンじゃない。偽物です。」
「偽物ならここに来られないはずです。お待たせしました。ヨン・テヨンです。」
相続が終わりピョ・テクスは世子を抱きしめました。世子はピョ・テクスに社長になるよう命じました。
ウ・ヨンスルは事故車両のドライブレコーダーを世子に献上しました。
世子はヨンスルにテムの捕縛を命じ、テムにセナを呼ぶように命じました。世子はテムとセナに祖母殺害の時間にセナが家にいたことを証明する映像を見せました。
「おばあさまが亡くなったその時刻に出てきたことが問題です。」
世子はセナに言いました。
テムは死亡推定時刻に一、二時間の誤差があると言い逃れをしました。
世子は二人に横領した金を会社に戻し会社から去れと償いの機会を与えました。
テムは世子を殺すとセナに言いました。
世子は不安に思うパク・ハを部屋に呼び二人で過ごす時間を多くしようと同じベッドに寝かせました。
テムはセナを湖に連れてきてこの地形を覚えてどんな手を使ってでもテヨンを連れてくるように命じました。
セナはパク・ハに会い涙を流して「ごめん。どうかしてた。」と謝りました。パク・ハが果物を取りに席を立つとセナはパク・ハのスマートフォンを使い世子に夜釣りをするから貯水池に来るようにメールを打ちました。セナはパク・ハのスマートフォンを盗むと部屋を出ました。パク・ハはセナの車に乗り込み夕食に行こうとしたら貯水池という画面が出ました。パク・ハはスマートフォンが自分のものと同じであることに気が付きました。
世子は従者に釣りの道具を選ばせていました。
「値段と質を見るにこれが最適かと思います。」
マンボは世子に釣竿を選びました。
「世子様。こちらの赤い色が世子様にぴったりです。」
チサンはかっこいい釣竿を選びました。
「世子様。もっとも強力なものです。」
ウ・ヨンスルは黒くてしっかりした釣竿を世子に献上しました。
「そうか。パク・ハのものもひとつ選べ。」
従者たちは夜のデートをすることに気が付きました。
「世子様。夜は危険です。私がお供いたします。」
ウ・ヨンスルが護衛を申し出ましたが世子は従者たちがナイター野球に行くので断りました。
チサンは野球の入場券を屋根部屋に忘れました。
「世子様。グッドな晩を。」
ウ・ヨンスルは世子を冷やかしました。
セナは食欲がないとパク・ハを途中で降ろし黄色い車で行ってしまいました。
世子はチサンのTシャツを着て貯水池に行きました。
パク・ハが家に帰るとチサンがチケットを取りに戻りました。
「世子様はもう貯水池に向かわれたよ。楽しいひと時を。我らは先に寝ているからな。」
チサンはすぐに出かけました。
パク・ハはスマートフォンが盗まれたことに気が付きタクシーで急ぎました。
世子はパク・ハに電話をかけても電源が入っていませんでした。
世子はパク・ハが事故にでもあったのではないかと心配になりました。
すると闇夜に女性が手を振り世子を呼びました。
世子は女性の後を追うとテムが自動車のアクセルを踏みました。
セナは茂みに隠れました。
「戯れがすぎるぞ。」
セムはアクセルを踏み世子をひき殺そうとしましたがパク・ハがそれに気が付きパク・ハがテムの車に轢かれました。
感想
テムとセナは悪い人ですね。それしか感想がありません。ヨンスルは兄のように世子を思っている演出で頼りになり人をも笑わせる頼もしい役柄です。結局チャン会長は一人で香港の夫のところに戻ったのですね。そろそろ最終回が近づいてきたのに面白いドラマです。