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セリフ解説-チェオクの剣(茶母)-5話-あらすじネタバレ感想


チェオクの剣(茶母)全14話 5話 無料動画とあらすじネタバレ感想 韓国ドラマ

チェオクの剣5話無料動画(MBC公式動画)

MBC Classicというチャンネルでノーカット版のチェオクの剣の無料動画が公開されているようです。

チェオクの剣5話あらすじ 潜入

夜の左捕盗庁。

カッチュルチュクチとともに脱獄しました。役人たちが駆け付けるとチェオクは二人と役人の間に立ちはだかりました。チャン・ソンベクスミョンもチェオクたちが脱獄する様子を見守っていました。
「動くな。愚かな真似はよせ。そこから少しでも歩けばハチの巣になると思え。撃て。早く撃て。」
従事官のファンボ・ユンは火縄銃を部下に撃たせました。チュクチは逃げチェオクはカッチュルをかばい地面に伏しました。するとソンベクの子分たちが兵士に襲い掛かってきました。スミョンがファンボ・ユンの首に剣を突き付けチェオクたちを逃がしました。ファンボ・ユンはスミョンの腿を刺すと抵抗したスミョンは再びファンボ・ユンの首に剣を突き付けファンボ・ユンも同時に剣を突き付けました。
「何をしている。早く撃て。」
ファンボ・ユンが命令するとスミョンと手下たちは逃げました。チャン・ソンベクチェオクをかばいながら逃げました。

捕盗庁。
忍者のようなイ・ウォネ率いる黒装束の捜索隊は混乱した左捕盗庁の庭に降り立ちました。
ファンボ・ユンはイ・ウォネに捜索隊を先頭に第一部隊は追跡、第二部隊は獄舎を守るよう命じました。すると再びソンベクの子分たちが捕盗庁を襲い煙であたり一面真っ暗になりました。
「おのれ!」
イ・ウォネは憤りました。
「よいか皆の者。この煙がひくまでその場から動くな。動いた者は敵と心得よ。」
ファンボ・ユンは皆に命じました。

追跡部隊はカッチュルとチュクチと一緒に逃げたチェオクとソンベクにたどり着き火縄銃を放ちました。
「撃てー!」
武官はソンベクに狙いを定めました。
「はっ!」
ソンベクは石積みの城壁を掛けて武官を殺しました。兵士たちはソンベクに恐れをなして全員逃げていきました。チェオクは武官の死に痛ましい表情を浮かべました。
「兄貴。自分で歩けますよ。いいですから。」
ソンベクはカッチュルを背負うと逃げました。
「早く馬に乗れ。」
四人はそれぞれ馬に乗り走りました。
「スラク山のふもとに祠がある。そこで落ち合おう。ハッ!」
ソンベクは闇夜を馬で駆けて行きました。
「俺たちも早く行きましょう!」
チュクチが言うとチェオクも一緒に逃げました。
「どうやら無事に逃げたようですね。」
ペク・チュワンは途中までチェオクたちを追ってきたファンボ・ユンに言いました。
「肝心なのはこれからだ。」
ファンボ・ユンは言いました。
「ではイ・ウォネは参ります。」
ウォネは言いました。
「どうだウォネ。今度の山が片付いたらそちと一緒に釣りでもしよう。」
ファンボ・ユンはイ・ウォネに言いました。
「しっかり掴まってろ。では竿の手入れを頼みます。行くぞ!ハッ!ハッ!」
イ・ウォネはチュクチの妻を乗せて馬で出発しました。


「兄貴・・・。」
カッチュルが言いかけるとソンベクはカッチュルを殴りました。
「なぜ牢で死ななかった!」
「兄貴!」
「毒を盛られた恨みを晴らすために牢破りをしたのか。私がお前なら助けが来るのを待ったろう。救いに行った我らの仲間がどれほど嘆くと思う。」
「・・・・・・。俺は・・・てっきり・・・見捨てられたと思った。一目娘に会いたいと思って。」
「・・・死ぬときはともに死ぬ。・・・そう誓い合ったではないか。

ソンベクたちは森の小屋でチェ・ダルピョンと落ち会いました。
「カッチュルに一言くらい詫びの言葉があってもよいのでは?」
ソンベクはチェ・ダルピョンに言いました。
「詫びる言葉はとうてい言えぬ。私なら牢で舌を噛み切って自害していたところだ。」
この野郎!俺は貴様のそのツラを拝みたくて牢を破ったのだ。なんだー。もう一度俺を殺してみるかー!」
カッチュルは憤慨しました。
血迷ったか!これもすべて大義のためだ。助かったのに今更何も言うな。いずれにせよ私の一存で決めたことではない。」
チェ・ダルピョンは自分のせいではないといいました。
「おのれ。いつかきっとこのことを悔いる日が来るぞ。」
「この私を脅すとは。」
「誰の差し金です?あのお方のご指示ですか?」
ソンベクはチェ・ダルピョンに尋ねました。
「これは天下を賭けた大事なのだ。」
ではあの方にお伝えください。このチャン・ソンベクの命はあのお方に捧げましたが部下すべての命はこの私の手の中にあるのだと。
ソンベクは言いました。

小屋の中。
「ようやく手に入れた銃とその図面だ。火縄銃より射程距離が長いうえ破壊力はその二倍だ。これさえあれば金と手間を省けるはず。」
チェ・ダルピョンは火縄銃と図面をソンベクに見せました。図面には「島銃の図面」と日本語で書かれていました。
「使い手の腕がなければ無用の長物です。」
ソンベクは言いました。
チェオクとチュクチが小屋に入ってきました。
「ともに牢を破った者です。」
ソンベクはチュクチを紹介しました。
「挨拶が遅れましたね。あっしはチュクチといいやす。こっちは牢破りを助けてくれた兄貴です。」
チュクチはチェオクを紹介しました。
「覆面をはずしてもらおう。どこで何をしていたのだ。まるでおなごのような顔だちだな。」
チェオクは覆面を取るとソンベクは見覚えのある顔にはっとしました。
「おっとそれは聞き捨てならねぇ言葉ですねぇ。旦那。え?兄貴は女って言われるとかーっと頭に血がのぼってしまうんだ。兄貴をてごめにしようとした旅芸人の座長があやうく大事なところを斬られそうになってそりゃもうたいへんだったそうですよ。なんだったらご自分の目で確かめやすか?ちょっと見苦しいですがね。」
チュクチは言いました。
「なぜ自分でしゃべらんのだ。」
チェ・ダルピョンはチェオクに言いました。
「なんでもガキの頃にかかった病気がもとで耳をやられましてね。しゃべるのはだめなんだ。ところが兄貴はすごいんだ。人が話してることがわかるんです。」
チュクチは言いました。
「足手まといは不要だ。時に捕盗庁の犬が牢内に潜り込んでいると聞く。それでつぶされた者は数多い。」
チェ・ダルピョンは銃をチェオクに向けて耳が聞こえれば鼓膜が破れるはずといい引き金を引きました。するとチャン・ソンベクは銃を剣の鞘で跳ね上げ銃は天井に向けて発砲されました。
「追っ手があらゆるところを探しています。居場所を知らせるつもりですか。心配無用。この二人とはここで別れてもう会いません。助けてもらった恩は忘れん。だが縁はここまでだ。」
ソンベクは懐から銭の袋を取り出すとチュクチの前に投げました。

スミョンは脚に傷を負いチェ・ダルピョンの部屋に入りました。
「あのお方は大丈夫ですか?ソンベク様はご無事ですか?」
「ひどい傷ではないか。人の身を案じている場合ではない。すぐに医者を呼ばねば。ああ。案ずることはない。皆無事にここへ戻ってきておる。」
チェ・ダルピョンはスミョンに言いました。

チョ・セウクは朝廷から呼ばれました。

便殿会議。
「牢破りとは。それでも王の御身をお守りし都の治安を任されている捕盗庁の長と胸を張れるのか!」
大臣のイックンが言いました。
「王様。この不祥事は捕盗庁における綱紀が歪んでいる証拠です。王様。すぐにこの者に処罰をお与えください。」
大臣のひとりが言いました。
「自ら処罰を願い出るのが筋というもの。何故王様にひれふして罪を認めんのか。これほど言われてもまだ口を開かんのか。」
別の大臣が発言しました。
「皆やめよ。何か思うところがあるなら述べてみよ。」
朝鮮王はチョ・セウクに言いました。
「王様。この身にいくつ口があろうともとても言い訳することはできません。
セウクは王に言いました。
「しばらく皆の者は下がっていろ。」

王とチョ・セウクは二人きりになりました。セウクは時を与えてくれれば牢を破った者と贋金の一味も捕らえてみると言いました。
「どうした。余に打ち明けられぬほど慎重を期するというのか。牢破りだったのか?違うのか?」
「私が・・・牢を開けて逃がしてやりました。」
「余にとってチョン・ホンドゥとそちは君臣の縁を離れても最も信頼している者だ。」
「もっともありがたきお言葉。」
「しばらくといっておったな。よかろう。その策とやらを進めよ。では下がるがよい。」
「まことにありがたき幸せにございます。」

フンボク。」
王はだれもいない便殿でフンボクを呼びました。
「はい。お呼びで。」
内官のフンボクは王の屏風の裏から答えました。
「今の話どう思う。」
「ただの戯言とは思えませぬが。」
「お前もそう思ったか。」

宮殿の敷地内。
チョン・ピルジュンはチョ・セウクを呼び止め王とどのような話をしたか尋ねました。セウクは王様から猶予をもらったと教えました。ピリジュンは縁談の話はどうなったか尋ねるとセウクは娘の胸の内を確かめていないと言いました。チョン・ピルジュンはよい知らせを待っていると言葉を残して去りました。


チャン・ソンベクとカッチュルの後をチェオクとチュクチはついて行きました。
「ちょっとー。旦那ー。待ってー。頼んますから見捨てねぇで俺たちもつれて行ってくださいよ。もうあちこちに人相書きが貼られててこれじゃどうにも身動きがとれねぇ。だからって頭を丸めて一生寺に隠れてもいられねぇし俺たちも仲間にしてください。」
「だめだ。帰れ。」
「棟梁。」
チュクチはソンベクの脚にまとわりつきました。
「しつこくすると助けてやったことも帳消しにするぞ。」
ソンベクとカッチュルは行ってしまいました。
「あいつには人間の心ってもんがないのか。なんて薄情で冷てぇ野郎なんだ。もうここまでだ。俺たちにでいることはすべてやった。でも仲間にしてもらえる見通しはもうなしだ。引き返しやしょう。あれ。ほんとに帰っちゃうの?兄貴。もう引き返しちゃっていいんですか。くたばるときはそんときだ。とにかくついて行ってみましょうよ。」
チュクチは反対方向に歩き始めたチェオクに言いました。カッチュルもソンベクにあの女みたいな男は頼もしいやつだと言ってもソンベクは聞く耳を持ちませんでした。

捕盗庁。
チョ・セウクは兵士たちを全員集めました。
「一か月以内に罪人の盗伐を行う。命令があれば速やかに発てるよう軍を整備しておけ。古い武器はすべて新しい物に取り換え兵糧の備えも確かめておけ。すべての武器を集めて二十五の舞台を待機させること。状況を見て現地の役所に応援を要請せよ。わかったな。」
セウクは全員に命令を下しました。
「ははー!」
「皆の者。解散せよ。」
ファンボ・ユンは兵士に命じました。
「はっ。」
セウクはイ・ウォネからの連絡はまだかとユンに尋ねました。ファンボ・ユンは一か月は短すぎると答えました。セウクはチェオクとイ・ウォネなら必ずやり遂げると言いました。


渡し場。
「みんなー。そこを動くなー。船に乗ることまかりならん。乗る前に一人ずつ身分証を見せろ。」
役人と兵士が来てチャン・ソンベクとカッチュルのいる人々を取り囲み検問をはじめました。
「お前!顔を上げろ!何してる。早くそのつら見せろ。」
武官は剣を抜き二人に言いました。
「貴様手配書の男だなー?」
橋の下にはチェオクが潜っていました。
「悪いが頂きー。」
チュクチはだれかの荷物を奪うと走って逃げました。
「泥棒だー。捕まえろー!」
兵士の一部がチュクチを捕まえました。
チェオクは橋の下から飛び上がりソンベクとカッチェルを水の中に飛び込ませました。
武官が追おうと船頭に命じると船には穴があいて沈んでいきました。
カッチェルに矢が飛ばされました。
チェオクはカッチェルを引っ張りソンベクと泳いで逃げました。チュクチは筏を出しました。
「こーらしょーっと。おお。こっちだー。つかまれー。さ。早く乗ってー。」
チュクチはチェオクたちを引き上げました。
「あ~助かった。あ。ありがとよ。」
カッチェルは礼を述べました。
「まったくなんてザマだ。また助けてやるなんて。このお礼はたっぷりしてもらうぞ。もうさんざんだったよ。あんたらから引き返したら町中人相書きが貼られてそれで兵士たちが束になって渡し場に向かってるじゃねーか。え?こりゃまずいことになったと思って悪いけど筏をちょっと拝借してきたのよぉ~。いっそのこと見捨ててやろうと思ったけど兄貴が助けてやろうって。おかげで助かっただろ?たく。こっちには何の得もねぇ。行先が違うじゃねぇか。よ?」
チュクチは饒舌に語りました。
「いや~二人には二度も助けてもらったなぁ。どこに行くんだい?」
筏を降りたチュクチは言いました。チェオクは筏に座ったまま無言でした。
「口先だけの礼なんてききたくないな。またついて行ったら殺されそうだ。そんじゃな。あばよ。へへへへ。」
チュクチは筏に乗りました。
「兄貴。恩人を見捨てるのですか。兄貴らしくありませんな。つれていきましょうよ。」
カッチュルはソンベクに引き留めるように言いました。
「待ってくれ。」


アン家の庭。
「ピョンテク。そんななりをして一体どこに行ってたんだ。」
アン録事は息子に言いました。
「ついに時が来ました。これから武官の試験を受けるんです。」
ピョンテクはみすぼらしい恰好のまま言いました。

武官の登用試験。
アン・ピョンテクはがんばりましたが剣も乗馬も弓もだめでした。試験管はピョンテクに失望しました。
「今すぐ失せろと言ってるんだ。十年以上試験管をしているが関門をとっぱできぬのはそなたが初めてだ。」
「お願いです。どうかお願いですから学科を受けさせてください。」
ピョンテクは試験管の脚にまとわりつきました。

夜。
「何があっても必ず生きて戻るのだぞ。」
ファンボ・ユンは兵士の訓練をしながらチェオクを想いました。

チョ・セウクは役人からファンボ・ユンの罷免所を受け取りました。
「責を問うべきというとの声が高官からおおいに寄せられたし。ではわたくしはこれで。」
「父上。どうかしたのですか。」
ナニはセウクに言いました。セウクは大きなため息をついて部屋にファンボ・ユンとペク・チュワンを呼びました。。
「捕盗庁長官の俸禄をみつきの間三割減俸。さらに重罪人を取り逃がしたファンボ・ユンを罷免とする。」
「ありえぬことだ。ただちに朝廷にまいり王に詳しい事情を説明する。」
セウクはユンに言いました。
「それはなりませぬ。朝廷にはどんな耳や目があるかわかりませぬ。・・・復職はすべてが解決してからのこと。」
ファンボ・ユンは反対し賊が油断してチェオクとイ・ウォネが動きやすくなるのでむしろ好都合だと言いました。

ソンベクはチェオクたちを村に案内しました。村人は暖かくソンベクとカッチュルを迎えました。
「お父さん!」
少女が母に手をひかれ現れました。
「ヤンスン!」
カッチュルは娘を抱きしめて泣きました。
「お父さん。会いたかったよ。」
「父さんも会いたかったよ。」

捕盗庁の庭。
「おお。お前。ほんとうに武官の試験に受かったのか。」
アン録事はピョンテクを迎えに来ました。
「父上。晴れて武官の試験にうかったことご報告いたします。」
ピョンテクはアン録事に拝礼しました。
「実に見事だ。お前ならやると思ってたぞ。」
アン録事は息子を誇りに思いました。
「おいピョンテク。めでたいことだ。」
ペク・チュワンはピョンテクをほめました。
「よいか。私は武官になったのだぞ。そのような口のきき方をするとはぺク殿は礼儀をわきまえておらぬと見える。ところでチェオクはどこにいる?」
「調べに出た!・・・のです。」
「またも調べか。俸禄が出るわけでもなし。いい加減こき使うのはよせ!参りましょう父上。」
「そうしよう。」
アン親子は家に帰りました。
「なんという親子だ。」
ペク・チュワンは腹を立てました。


隠れ里。
村人たちはソンベクを出迎え一緒に歩きました。すると山の尾根に「義」と書かれた武装集団が現れました。ソンベクたちは尾根に向かって山を上りました。
弓(クン)!乙(ウル)!合(ハプ)!徳(トク)!
トクスの号令に合わせ兵たちが動くと全員はソンベクにひれ伏しました。
「起(キ!)」
皆は立ち上がりました。
「お帰りなさいませ。」
兵士をまとめていた親分はソンベクに頭を下げました。
ソンベクは兵士ひとりひとりを見て回り豹の毛皮を受け取りました。

夜。
「いずこへ行くつもりか。ふるさとの本家に行くつもりか。」
セウクはファンボ・ユンと別れの杯を交わしました。
「老いた母を心配させるわけにはいきません。クァヌム寺に参ろうかと。」
ファンボ・ユンが言うとセウクはしばらく近くに身を潜めているように命じ事件が解決した後の復職を約束しました。
「ところでそちは娘のナニをどう思っている。」
ファンボ・ユンはチョ家の門を出ました。
「ファンボ様。朝晩冷えますので綿の入った着物を作ってまりいました。かようなときほど御身を大事になさらねば。あなたさまのご復帰を一日も早く待っています。」
ナニはユンに包みを渡そうとしました。
「そのようなお気遣いは無用。」
ファンボ・ユンは着物を受け取らずに去りました。

チェオクがいた部屋の前。
ファンボ・ユンはチェオクのことを想っていました。
「少なくともあなた様のおそばでお仕えしているときは少なくとも自分は息をしていると感じられるからです。」
ファンボ・ユンはチェオクのいた部屋でチェオクが使っていた武器を手にして寂しそうにしました。

義勇軍の村。
カッチュルの復帰とソンベクの帰還を祝って宴が開かれました。
チェオクに強い酒がふるまわれました。チェオクはごくごくと杯を開けました。
「おお。おお。いい飲みっぷりだな。見かけはおなごのようだがどうしてどうして中身は男の中の男だ。」
同士のひとりが言いました。
ソンベクは楽しそうにチェオクが酒を飲む様子を見守っていました。
チュクチにもきつい酒がつがれました。
チュクチはすぐにもやしを口にほおばり酒を薄めようとしました。
「さあ。もう一杯いこう。」
チェオクは何倍も酒を飲まされました。
「あいや~ここは極楽か。ここは地獄か~。」
チュクチは酔っぱらってしまいました。
「酒だけではないぞ。手裏剣の腕前はお前以上だ。」
カッチェルは自らが的になり同士の手裏剣は的を避けてうまく当たりました。
今後はソンベクが的になるといいチェオクに手裏剣を投げさせました。
「今度は私が的になる。」
ソンベクは大の字になりました。
「四本。いっぺんに投げるつもりか?」
チェオクは黙って手裏剣を投げると見事にソンベクのまわりに刺さりました。
「どうだ。誰も真似できぬであろう。今後この新入りは私の弟分だ。」
ソンベクが言うと同士たちは納得しました。
「まだ礼を言ってなかったな。改めて言おう。これまでのことかたじけない。」
二人きりになったソンベクはチェオクに礼を言いました。するとチェオクに返された手裏剣に血がついていました。
少し耳をかすったようだ。なぜここの砦に来たか理由は聞かぬ。過ぎたことはすべて忘れろ。この砦で皆とともにずっと平和に暮らせたらいいのにな。
ソンベクはチェオクに微笑みました。チェオクは心にソンベクを感じました。

チェオクの剣5話の感想(レビュー)

ファンボ・ユンは無職になってしまいました。チェオクもまた無職。そして反乱軍という危険な軍を率いるソンベクという男に心を動かされたチェオク。これまでユンにしか見向きもしなかったチェオクの気持ちはいかに!?ファンボの心は1話からチェオクでいっぱいです。

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