逆転の女王最終回31話
あらすじ
ファン・テヒは荷物を持ち空港にいました。
「生きているときには気づかない。生きているときには不完全なことに。時には華やかに咲き時には散ることに。時には傷つき時には回復することを。時には去り時には戻ることに。そうやってめまぐるしく変化し動くことに。だから人生は美しいことに。」
テヒは亡くなったモク部長の言葉を思い出し涙ぐみ海外へ旅立ちました。
一年後。
ニューヨークからの飛行機が韓国に到着しました。
「あ。ソラ!」
飛行機から降りたポン・ジュンスはソラを見つけて呼びました。テヒがポン・ジュンスを迎えに来ました。テヒはポン・ジュンスとソラを車に乗せました。
「帰国して二カ月?米国でスカウトされた会社はなぜ断った?」
ポン・ジュンスはテヒに尋ねました。
「定着する気もなかったし去年お父さんが死んでお母さんが心配だったし。」
「仕事は見つかった?」
「ああ韓国ではそれが問題なのよ。サンフランシスコでは引っ張りだこだったのに年齢は数字にすぎないのに就職には年齢制限があるの。顔はどう見ても三十代前半でしょ。私より老けてる人に老けてるって言われたの。」
ポン・ジュンスとソラは笑いました。
「お母さん耳が痛い。」
「その性格は相変わらずだな。」
「あなたはチーム長に戻るそうね。おめでとう。それにお疲れさま。ニューヨークで英語も話せないのに実績を上げて表彰で。」
「もう一年か。」
ショッピングモール。
「あの・・・私、考えてみたんだけど。あの・・・。」
テヒはポン・ジュンスに言いました。
「どこがいい?俺といかないなら目的地を変えよう。あなたと夫婦だったころ口癖があったな。輸入化粧品は火が付いたように売れたのに韓国産化粧品は海外で売れないと。悔しがってただろ。それを勉強したいと言ってたな。全額は無理だけど費用の半分は俺が出せる。」
「あなた。」
「正直不安だった。決心してからも暗いお前を見て。すっきりどころかもっと落ち込む姿に気が重かった。誰かが言ってた。女と男は分かれると二人の世界も消えると。憎しみではなく世界が消えたからもう・・・一緒にいられないんだと。認めるよ。努力したから後悔はない。十分だ。」
ポン・ジュンスとテヒは納得したように見つめあいました。
車の中。
「ハイハイポン。」
ポン・ジュンスはソラとじゃんけんして楽しく遊びました。
アパート。
ポン・ジュンスとテヒがアパートに帰ると余人がエプロンを着て出迎えました。
「あらラブラブね。」
テヒはヨジンに言いました。
「お前も食べていけ。」
「ソラはチャプチェが食べたい。」
「女狐め。疲れたから休むわ。ソラをお願い。」
ヨンシクの家(一戸建て)。
ヨンシクは実母に見送られ出社しました。
ネイチャーズケアの会社。
オ課長は常務になっていました。サンチョルは理事になっていました。ユギョンは部長になってました。ギップムはチーム長になっていました。四人は同じ部屋で働いていました。
ヨンシクの家。
ヨンシクは母の手料理を食べながらこれより辛い味噌チゲを食べたことがあると言いました。母は家に連れてくるように言いました。
「もしかして私がオルゴールをあげた人?手術前にお見合いに来たわ。何か話してた気がするの。その人でしょ。」
「たぶん。」
「父さんから聞いたことがあるの。だから独身なの?嫁や孫に合わせてよ。」
「たった一年で息子に飽きるのか?ひどいよ母さん。」
「家も広いしにぎやかにお母さんは暮らしたいの。」
会社。
ポン・ジュンスは戻りました。
「さらにいい男になりましたね。」
企画開発室の社員たちは喜びました。
会長はヨンシクの「ネイチャーズケア社長」という記事を見て悩んでいました。ヨンシクはクイーンズの社長を辞めていました。
「ゼロから始めて結果を出して見せる。社長になるのはそのあとだ。」
「彼女が理由か。」
「父さんや彼女に証明したいんだ。そのあと父さんと彼女に承認を得る。」
「父さんも力を貸すとは思うなよ。」
ク会長は"父親に似て男前だと思います"と掲示板にヨンシクの評判を書き込みました。
ギップムはポン・ジュンスとテヒがよりをもどしてないと皆に言いました。カンウは未練たらたらなのに下手に教えたら生殺しだから秘密にしてと言いました。
「みなさんも会社をつぶしたくないだろ?」
ネイチャーズケアは10号店を出店したばかりでした。
ヨンシクは父に100号店まで出すと言いました。提携はそれからだと。
「調子に乗りやがって。」
「母さんに見合い話を頼んだだろ。バレバレだ。俺は結婚しない。」
「あいつ、なぜ知ってる。」
ポン・ジュンスとヨジンは洋風レストランで食事をしていました。
「今日は何の日か知ってる?」
「何の日?アメリカでの写真を見る?」
ポン・ジュンスは写真を見せました。
"愛してる。待たせたな。"写真にはこう書かれていました。
「今日は図書館で会って一目ぼれした日だろ。覚えてる。お前のそばへ戻るまで待っててくれてありがとうヨジン。」
ヨジンは涙を流して喜びました。
ヨジンは喫茶店で警察官のヒョクと会い、見合い相手の女性の写真を見せて自慢しました。
「ヒョクさん目が肥えてるからたいへんでしょ。」
「おい。ペク・ヨジン。俺たち友達だろ。ポン・ジュンスがお前を泣かせたらいつでも通報しろよ。愛想がつきたらいつでも戻ってこい。」
テヒのアパート。
テヒはまだ元気がありませんでした。テヒがベッドで新聞を見るとDIY化粧品ブーム。ネイチャーズケア社長ク・ヨンシクという見出しがありました。
ユギョンはテヒの家を訪ねました。ユギョンは「私がいい会社を紹介しましょうか?小さいけど社長がいい人で社員もよくて急成長中です。女王コスメティック。できたばっかりだけど将来有望です。」と言いました。
「働けるならどこでもいいわ。」
「明日来てください。」
ユギョンとカンウの家。
カンウはついに話したのかとユギョンに言いました。
「先輩はもともと飽きっぽいのに。」
「だからこんな恋はもうこの先ないかもしれないのよ。それを阻むのは罪だと思わない?私の愛する男は人間味のない男なの?」
「明日来るの?僕も行くよ。」
カンウとユギョンはいちゃいちゃしました。
どこかの会社。
テヒは面接に来たヨンシクとぶつかりました。
「どこ見てるのよ!」
「ここに・・・何か用ですか?」
「お元気ですか?」
「ファン・テヒさんは?ポン・ジュンスさんとは?」
「はい。元気にしています・・・。昔のままですね。約束があるので失礼します。」
テヒとヨンシクは分かれました。
「どうしたんですか?会社に戻って。新任社員の面接。とにかく戻って。」
カンウはヨンシクに電話しました。
面接会場。
ヨンシクは会社に戻るとオ常務やサンチョル理事はうちは役員ばかりなので平社員を雇いたいと言いました。ユギョンとギップムはテヒの腕をつかみ面接会場に引っ張りました。
「ようこそ。」
サンチョルは笑いました。
「久しぶりだね。」
オ常務も笑いました。
ヨンシクが顔をあげました。
「・・・・・・。」
「あ・・・すみません。こことは知らずに日を改めて会いましょう。今日は失礼します。」
テヒは帰りました。
「なぜだ。なぜ追わないんだ。人が苦労してお膳立てしたのに。」
カンウはヨンシクを駆り立てました。
「これからのことは二人で解決すればいい。」
オ常務は言うとヨンシクは走り出しました。
「ロマンティックだわ。」
ギップムは言いました。
ヨンシクはテヒに電話するも番号が使えなくなっていました。夜になりヨンシクは街を車で走りテヒのアパートに行きました。
「ク・ヨンシク。久しぶりだな。テヒに会いに来たのか?」
ポン・ジュンスはヨンシクに声をかけました。
「すみませんが会わせてください。」
「その前に一杯付き合え。」
ヨンシクとポン・ジュンスはバーに行きウイスキーを飲みました。
「俺は、結婚する。」
「え?」
「相手はファン・テヒじゃなくてペク・ヨジンだ。俺はNYテヒはサンフランシスコで勉強した。わからないか。彼女はまだ独り身だ。一緒にと誘ったが彼女の心が受け入れられなくて別の目的地に歯がゆいやつだ。あいつを頼むぞ。」
「感謝します。」
ヨンシクはテヒのアパートに向かいました。
テヒの家の前。
「ファン・テヒさん。ファン・テヒさん。ファン・テヒさん。」
ヨンシクは思い切りドアをたたきました。
「どなた?」
テヒの母がドアを開けました。
「私はファン・テヒさんに心を寄せるク・ヨンシクです。」
「お姉ちゃん。早く出て!」
テヒの妹は寝室からテヒを連れ出しました。
「・・・・・・。」
テヒとヨンシクはアパートから出ていきました。
「もう妬けちゃう。」
雪が積もる夜の公園。
「あなたって人は理解できない。あなたを理解しようと何度も考えた。毎日あなたのことを考えた。一年間な。」
「それで、一年考えてみたら私のことが理解できましたか?」
「少しも。だから断念した。その反応も理解できないから仕方ない。あなたを好きな俺が折れるしか。」
「一年もたてば・・・忘れると思いました。」
「いっただろ。俺は変わらないと。」
ヨンシクはテヒに近寄りました。
「もうやめよう。逃げたり、追いかけたりは。追いかけっこはもうコリゴリだ。」
ヨンシクはそう言うとテヒを見つめて涙ぐみテヒに口づけをしました。テヒもヨンシクの愛を受け入れました。ヨンシクの目から一筋の涙が流れました。
ヨンシクとテヒは手をつないでネイチャーズケアに出社しました。仲間たちは歓声を上げました。
「入社希望者ですが私が徹夜で書類を検討した結果ファン・テヒさんは合格です。あとはテヒさんが会社の条件を飲めば採用です。まず席は社長の隣。就業時間も残業も社長と一緒。何より社長の出張にも同行します。」
「いや~っあたしも行くぅ。」
ギップムは悶えました。みんな幸せそうでした。
夜の会社。
「みんな役員や管理職なのにあたしだけ平社員なんて情けないわ。」
テヒはみんなの飲み物を用意していました。
「なら社長夫人はどうですか?悪くないね。」
ヨンシクは言いました。
ユギョンとカンウは気を聞かせて先に帰りました。
「贅肉がまったくない。俺は幸せ者だ。」
カンウはユギョンの腰に手をまわして帰りました。
ヨンシクとテヒは辛ラーメンを食べました。テヒが座りながら眠ってしまうとヨンシクは額にキスをして喜びました。
ヨンシクは自宅にテヒを連れてきました。
「待ってて。」
ヨンシクは豪華なソファにテヒを案内しました。
「あなたがミュージカルに行かせたでしょ。」
ヨンシクの母は電話で言いました。
「夕飯も食べて友達とゆっくり過ごして。」
ヨンシクが厄介払いするとテヒが母に挨拶していました。
テヒとヨンシクのお母さんは会いました。
「息子が私と会う前から私を愛していてとても会いたがってたと言ったわね。うっすら眠ってたけど涙が出るほどうれしかった。二人はお似合いね。食事していってね。」
ヨンシクの母はテヒに言いました。
「いいえ私が・・・。」
「母さん一人で大丈夫。」
ヨンシクはテヒを座らせました。
ヨンシクの母はテヒに手料理をふるまいました。
「おいしいです。」
テヒは言いました。
「でしょ?もっとうまい人もいる。」
ヨンシクは言いました。
♪モク部長の歌が流れる♪
「人はなかなか気づかない。輝かしい瞬間は遠い未来ではないことを。情熱的に働き身近な人と過ごし愛してまた愛する今だということ。今こそが誰もが夢見る人生で一番輝かしい瞬間。そのことに気づいて私は世の中で一番幸せな女になった。(テヒの声)」
ポン・ジュンスもヨジンも幸せな日々を過ごしました。
ヨンシクはソラを肩車してあやしました。
感想
めでたしめでたし!まさか逆転の女王最終回は胸キュン祭りでした。こんなに胸キュンしたドラマは韓ドラで初めてです。感動あり、恋ありで今まで見た韓国ドラマの中では一番感動したドラマです~。時代劇好きの私も納得の現代劇でした。テヒの企画のおかげでヨンシクが会社を立ち上げクビになりかけてた社員の人生も救うことができました。そこのところをドラマは一切表現していませんが、ヨンシクのネイチャーズケアのオーダーメード化粧品が儲かったのはテヒの発案とモク部長の説得のおかげだったんですね。ヨンシクはただ金銭面でサポートしているだけで。ポン・ジュンスも何とか生き残れてよかったですね。
あらすじ感想一覧
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