逆転の女王22話
あらすじ
ファン・テヒはホテルのロビーでク・ヨンシクを引き留めました。
「私を引き留める理由は?」
「だから・・・本部長はチーム長だから・・・。」
「それだけですか?我々のリーム長にふさわしい人はいくらでもいる。」
ヨンシクは宴会場のホテルを後にしました。
テヒの住むアパート。テヒはりんごをむいている母に尋ねました。
「おかあさん。とある女と男がいるんだけど。男は女のことが好きですごく言い寄るの。もう好きにするとか、つらいとか言ってね。ところが女にはほかに男がいたの。」
「尻軽ね。」
「そうじゃないのよ。いい女よ。とにかく二人は愛し合ってたけど今は分かれてるの。それで、彼が消えるというの。」
「この男は彼女に気があるんでしょ?」
「人の心を揺さぶっといておかしいよね?」
「女ったらしだわね。」
「なぜ毎回そうなるの。とにかく彼女は引き留めたいの。私が引き留めても行くの?と。」
「彼女が好きなんでしょ。」
「そうでしょ。なぜなの?」
「つまり女をもてあそんだのよ。なんでそう鈍いのよ。」
「何を言ってお母さんは人を不愉快にするわね!」
「お前こそ。」
朝の会社のロビー。
ク会長はモク部長に部屋に来るように言いました。
「役員になるのでは?ジュンスは会長に呼ばれてチーム長に。人生は人脈が大事だな。」
企画室課長(元代理)のドンウォンはオ課長とサンチョルに言いました。
会長の部屋。
会長とモク部長は二人きりで保護者会を開いていました。
「ほかに聞ける人がいなくて。息子が急に韓国を離れると言い出しました。最近変わった様子はありませんか?」
「いつもどおりですが。」
オ課長たち特別企画室の社員はカフェで集まっていました。
モク部長はヨンシクが韓国を離れるのだと皆に言いました。
「我々はどうなるんですか。本部長だけが後ろ盾だったのに。」
「怖いわどうしよう。」
するとオ課長の妻から電話がかかってきて妊娠したという報告を受けました。
会社。
テヒはカンウにヨンシクと会えないか本部長室まで訪ねました。カンウは本部長は休みだと言いました。
夜のヨンシクのマンション。
「これに目を通してください。失礼を承知で来ました。報告書でもあるけど提案書でもあります。」
「会社へは行かない。中へどうぞ。嫌ならかえって。」
ヨンシクは「特別企画室の今後」という文書を受け取りました。テヒはヨンシクが必要な理由を報告書にまとめました。
「多いですね。まるで論文だ。」
「認めたくないけど本部長のおかげでここまで来れたんです。守られてきました。」
テヒは微笑みました。テヒはあれこれと説明してチームが消えるかもしれないと言いました。
「一晩中俺のことを考えながら書いたのか?」
「え?いえ・・・。」
「検討します。考えます。可能性は低いけど。」
テヒが帰るとヨンシクは嬉しそうに笑いました。
「母さんの言う通り私もてあそばれたの?むかつく。」
テヒはヨンシクの気持ちがどれくらいのものかわかりませんでした。
夜の会社。
オ課長はポン・ジュンスに祝いのケーキを持ってきました。
「かっこいいな。皆お前の噂をしてるよ。ところでチームに欠員ができたそうだな。もし補充するなら俺にしてもらえないか?一生懸命働くから僕が先輩だけど命令は何でもきくから引っ張ってくれ。頼むよ。それくらいの力はあるだろ?お前しか頼れる人がいない。いつ首になるかわからないまま毎日が・・・死刑囚みたいな気分だ。なのに女房は妊娠して本部長は去るというしお先真っ暗だ。」
「ク本部長が去るってほんとですか?」
カンウはユギョンに会社を辞めてヨンシクと一緒に欧州についていくと言いました。
「僕はもう会社の人間じゃない。もう私たちは同僚じゃない。もう他人同然だ。だから・・・俺の好きにする。」
カンウはユギョンに顔を近づけました。
「好きにさせないわ。行くのに好きにするなんて無責任だわ。サイテーよ。」
「ユギョンさん!最後まで話を聞いて!・・・連れていくつもりなのに。ユギョンさん!」
カンウはヨンシクの言葉を真似て告白しました。
セクシーじゃないカンウが言っても精神が幼いユギョンには効き目はありませんでした。
夜、テヒとポン・ジュンスの住むアパート。
ポン・ジュンスは廊下でオ課長を企画開発室に入れると言いました。
「土下座してでも家族を養いたい"家長(家長とかけてる)"の気持ちはわかるんだ。」
朝の会社。
ヨンシクはエレベーターの中でポン・ジュンスと一緒になりました。
「去るそうだな。情けない。好きだと言ってもう断念か?好かれるための努力はどうした。これが努力した結果か?見損なった。だから反対したんだ。半端な気持ちで手を出すな。」
ポン・ジュンスはヨンシクを蔑みました。
庶民の食堂。
ヨンシクは父の会長に庶民の食堂に連れてこられました。
「昔よくここに通ったものだ。キムチチゲ。これが母さんだ。」
「いらない。」
「顔を知りたくないのか?」
「ええ。知りたくない。」
会長は写真をテーブルに置いて店を出ました。
ヨンシクは机に紙幣を二枚置いて店を出ようとしましたが、母の写真が気になり手に取りました。
食堂の前の路地裏。
ヨンシクは母の写真を見ました。すると・・・見たことのない美しい母の姿が赤ん坊を抱いて写っていました。ヨンシクは異母兄に騙されたことを悟りました。
会社。
ヨンシクの異母兄のヨンチョルは配下を集めてハン常務を社長にするための密約を求めました。
「単刀直入に申します。皆さんのお力添えをお願いします。ク会長はいつからか私を警戒しク・ヨンシク本部長を社長に考えていますが奥様を筆頭に株主は私の味方です。皆さんが協力してくだされば私は社長になれます。むろん支持してくださった恩義は忘れません。むろん私に反対なさった方は私と縁を切ってもらいます。私を支持する方はお残りいただいて反対する方はこの場で意思を示してください。」
パク常務は役員を脅迫すると、皆は手をたたいて支持を表明しました。
会長室。
「ヨンチョルも一緒なのか。」
会長はハン常務とヨンチョルが内通していることを知りました。
会議室。
ヨジン(課長)はひとり寂しく働いていました。ポン・ジュンスはヨジンの心配をしました。
夜の宴会場。
ポン・ジュンスはヨジンと企画室の社員と宴会をしていました。すると警官のヒョクが表れてヨジンに愛の告白をしました。
「イケメンだわね。課長。やりましたね。」
女子社員は愛想をつきました。
「俺に言いたいことは?」
ポン・ジュンスはヒョクに言いました。
「冷めたからってあなたを思う人を無視するのは失礼では?」
「ウヨクさん。酔ってるのですか?」
ヨジンは言いました。
「いいえ。シラフです。ヨジンさんが無視されたからむかつきます。飲んでも酔わないし。もう帰ろう。そうだ。ペク・ヨジンさんは免停なので送ってくださいね。」
「あ・・・。」
ヨジンはヒョクに気持ちを代弁され困りました。
ポン・ジュンスはヨジンをマンションまで送りました。
「ペク・ヨジン。俺たち。やり直せるかな。おやすみ。」
昼の会社。
会長とヨンシクとヨンチョルは部屋に集まりました。
「韓国に残ります。家族と思ってないのに母さんを捜してくれた兄さんのために頑張ります。」
ヨンシクは韓国に残ると言いました。
「何の話だ。本当に捜したのか?何を企んでいる!」
ク会長はヨンチョルに怒鳴りました。
「おやじ。俺に腹を立ててる場合じゃないですよ。我々の会社の筆頭株主は母さんだ。ヨンシクを排除するのが賢明だ。ク・ヨンシクはおやじの地位と引き換える価値があるのか?母さんのことはどうでもいいのか?母さんはずっとおやじの顔色を見ながら一途に尽くしています。」
会社の廊下。
オ課長は妻から胎児の画像が送られてきてストレスを感じていました。すると特別企画室の社員たちがベビー用品をオ課長にプレゼントしました。
「すごくかわいいでしょ。」
ギップムは小さな靴を手に乗せました。
「妊娠を知って落ち込んでた路。だめだぞ。もっと頑張らないと。」
モク部長は慰めました。
「どうして優しくするんだよ。なぜこんなのを買うんだ。ほっといてくればいいのに。好きにさせてほしいのに。ああ・・・なぜ優しくするんだよ。」
皆を裏切ったオ課長はばつが悪くなり床にしゃがんで泣きました。
ク会長はヨンシクの母を部下に捜すよう命じました。
ヨンチョルは高級料理店の個室にヨンシクの母を呼びました。
「一目会いたくて来てしまいました。会長には秘密にしてください。」
「ヨンシクは兄弟の中で私を一番信頼しているんです。私の母が愛情に植えないようヨンシクに愛情を注ぎました。そのせいかヨンシクに実の母の話をするとすごく怖い顔をするのでみんなその話は避けています。私が折を見てヨンシクに話を聞いてみます。」
ヨンチョルはヨンシクの母を傷つけました。
オ課長はポン・ジュンスにやっぱり特別企画室に残ると言いました。
「考えてみたらやめとくよ。面倒をかけてすまない。失うものはないと思ったらまだ残っていた。それまで失うと後悔しそうだな。」
ヨンシクは帰宅したテヒを呼び出しました。
「寒いのになぜ呼び出すのですか?」
「検討が終わりました。物足りませんでした。インパクトとか。」
「インパクトならありますよ。赤線引いてあるし。」
「起案者の真心(チンシン)。ファン・テヒさんが私を引き留めたい真心。それがないから説得力が欠けるというか、だからこれが結論です。それじゃ。」
ヨンシクは文書をテヒに返しました。
テヒは部屋のごみ箱に徹夜して書いた文書を捨てました。
「寒いのに人を呼び出してふざけてるの?結構よ。あんたなしでもやっていけるわ。ちょっと困るけどへっちゃらよ。調子に乗りやがって。私もどうかしてるわ。徹夜でこんなのをまとめるなんて紙がもったいない。全部裏紙に使ってやる。」
テヒは紙をめくりました。
「上記の意見を承認する。本部長ク・ヨンシク(印)」
「つまり、残るってこと?何よ。本部長は残るくせにさっきは私をからかったの?」
ヨンシクはテヒの姿を想像して嬉しそうににやけて帰りました。
レストランで特別企画室はまた宴会を開いてヨンシクを招きました。
「ファンテヒさんは誘わないの?」
ヨンシクは尋ねました。
「いいえ連絡しましたよ。本部長の歓迎会だと。するとファン・テヒさんは急用で出席できません。と言いました。」
カンウはヨンシクに説明しました。
「本部長が残ると聞いて万歳三唱を。」
オ課長は言いました。
「私もです。安心しましたぁ。」
とギップム。
「じゃあまた一緒に暮らせますか?韓国に家族は本部長だけだからひとりでどうしようか心配しましたよ。」
とモク部長は笑いました。
会社。
ヨジンはポン・ジュンスに5年分のことが書かれた自分の手帳を渡しました。
「やり直せるか聞いたわよね。私はできるわ。」
ヨジンは言いました。
テヒの寝室。
テヒは「ヨンパル」からの電話を受け取りました。
「もしもし?」
「なぜ帰ったんですか?」
「家に幼児があって。」
「どんな?宅急便?俺は荷物以下か?」
「大事な荷物でして。」
「それで?」
「キムチよ。冷蔵庫に入れないと傷むから。」
「降りてきて。家まで運転してください。」
「え?運転代行に頼んでよ。」
「5分で降りてこないと飲酒運転するぞ。」
「もう知らない。」
テヒは布団をかぶりましたが着替えてヨンシクを送りました。
「本部長が残ることにしたのは報告書が理由ですか?」
「いいや。」
「実は偶然聞いたんです。お母さまに会って。それが条件で韓国を去るんだと。正直本部長がいないと我々チームが困るから引き留めましたけど残ると聞いて条件のことは問題ないのか心配になりまして・・・。」
「・・・・・・。」
「本部長?」
「・・・ぐぅ。」
テヒは目を閉じているヨンシクをマンションの前まで送りました。ヨンシクが起きないのでテヒがヨンシクを見るとヨンシクの目から涙が一筋流れていました(眠ったふりをしながら涙で愛の告白w)。テヒはヨンシクの手を取りました。
「ありがとう。引き留めてくれて。」
<感想
あらあら!急展開ですね!ころっとポン・ジュンスの気持ちが変わってしまいました!おかしいなぁ。やはりポン・ジュンスのテヒへの気持ちはその程度だったのでしょうか。男女の恋の駆け引きで恋が盛り上がっておりましたね!当人たちの気持ちは胸キュンなのでしょう。子孫繁栄のための胸キュンモードになってますね。まあいやらしい。テヒはヨンシクを気にし始め、ポン・ジュンスはヨジンを受け入れようと思い始めるエピソードでした。
あらすじ感想一覧
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