逆転の女王25話
あらすじ
「一緒に来てください。」
ヨンシクはテヒとタクシーに乗り母を空港まで追いかけました。ハン常務がそれを見ていました。
「俺の母さんはどんな人?」
「写真と変わりません。とても若くてきれいな人でした。」
ヨンシクは母からもらったオルゴールをさすりました。
ハン常務は会社に残っているポン・ジュンスに離婚について質問しましたがポン・ジュンスは私的なことなのでと断りました。
「あと企画開発質に欠員が出てるわね。役立つ人を一人補充してあげる。」
空港。
ヨンシクとテヒは母を捜しました。
ヨンチョルは電話で「手術の成功をお祈りします。治療の費用は私に払わしてください。ヨンシクのお母さんは私の母でもあるので」とヨンシクの母に言いました。そしてヨンチョルはハン・ソンイ常務(初めて常務の名前がソンイであることがわかりました)に電話をかけました。
ヨンシクは母と出会えずあきらめて帰ろうとしました。するとヨンシクの母がエレベーターから戻ってきて「薬を飲まないといけないの」と倒れそうになっていました。ヨンシクの母は出国できずに救急車で運ばれました。
オ課長はヨンシクとテヒが一緒にいると話をしていました。それを聞いたポン・ジュンスはアパートの廊下でテヒに「行動に気を付けろ。しっかりしろ。誤解を招くぞ」と言いました。テヒはポン・ジュンスにさっきはヨンシクにとって大事なことがあったと言いました。
「もうお前が陰口叩かれるのは見たくない。」
「心配してくれてありがとう。」
ハン常務は高級レストランでヨンチョルにヨンシクはテヒに好意を抱いていると言いました。
「傑作じゃないか。部下とのスキャンダル。社長の座どころかまとめて始末できる。」
「ところで勘違いだったり根拠がないと私の命取りになるわ。私は社長の座が欲しくて人を中傷する女とレッテルを貼られる。」
「ならどうする。」
「自分の手を汚さずにク本部長を自滅させるの。嫉妬させるのよ。ク・ヨンシク本部長は純情だから罠にはめれば後先考えずに行動するわ。そうなれば私だけでなく会社の全員がク・ヨンシク本部長の気持ちに気が付くわ。自滅するわよ。見てて。」
オ課長はモク部長とサンチョルとユギョンとギップムに社長が決まれば企画開発室が統合されると言いました。
ハン常務はテヒに優しく「今夜空いてる?食事しましょう」と言いました。
女子トイレ。
「あんなに先輩に優しいハン常務は初めて見たわ。」
ギップムはユギョンと噂しました。
「ただの気まぐれよ。もう忘れなさいよ。」
ヨジンはトイレの中で二人の会話を聞いていました。
夜のレストラン。
「あなたと仲直りしたくて食事に誘ったの。」
ハン常務はテヒに言いました。
「正直困惑しています。」
「そうね。この場ではいは無理ね。でも私の気持ちだけはわかって。」
「ええ常務。」
「昔に戻った気がする。私たち何でも話せる仲でおしゃべりだったわね。ク本部長はどう?」
「いい方です。人間的でリーダーシップも。」
「彼ほどの男性がいまだ独身だから上流階級の奥様が興味を示しているの。どう思う?」
「それは私が答えられる質問ではありません。」
「そうね。」
ヨンチョルは部下からヨンシクの母が出国しなかったと報告を受けました。
会長はヨンシクの母が入院している病院に着きました。そして秘書からヨンチョルがヨンシクの母を隠していたと報告を受けました。ク会長はヨンシクの母を見舞いました。その様子をヨンチョルは見ていました。
会社。
「来週ファン・テヒさんを企画開発室に異動します。」
ハン常務は言いました。
「常務。どういうことですか。」
「契約社員のファン・テヒさんが適任と人事が判断しました。」
「ファン・テヒさんは私の部下だ。」
ヨンシクはテヒに言いました。
「断らなかったのは受け入れるって意味でしょ。」
「常務!?」
テヒはハン常務にはめられました。
「ファン・テヒさん。来てください。」
ヨンシクはテヒの手をつないで屋上に行きました。
「誤解されるでしょ。やめてください。」
「誤解すればいい。正直に答えて。あの話は本当ですか?」
「私がそんなことを言うとでも?私にもわかりません。急に食事に誘われて仲直りの話が。異動のことだと思いませんでした。」
「本当は望んでいたのでは?違うなら何としてでも阻止する。俺が絶対に手放さない。」
ヨンシクは熱くなっていました。
特別企画開発室。
ギップムとサンチョルとオ課長はテヒが抜け駆けしたと思い込んでいました。
「事実も知らずに憶測で言うな。がっかりだ。」
モク部長は言いました。
ヨンチョルは会長に知られたかもしれないとハン部長に言いました。そこにヨンシクが現れました。
「社規です。上司の俺が同意しない人事は認められません。」
「契約社員は人事部長の社員があれば可能です。ファン・テヒさんを手放したくない理由は?」
ハン常務は言いました。
「俺の部下です。必要な人だからです。俺の問題です。兄貴はひっこんでてください。」
ヨンシクが熱くなるとヨンチョルは笑いました。
「そんなことを言う資格すらないくせに。身の程知らずなやつめ。」
「何の資格ですか?兄さんが持ってるなら俺も持ってる。」
「なんだと!つけあがるのもいい加減にしろ。」
社員の中で噂が広まりました。
ヨジンは部下の女性からヨンシクが常務室で暴れて広原道でテヒとヨンシクが一泊したと話しました。
夜の公園。
ヨンシクは酔っぱらってベンチに座っていました。
「本部長。」
テヒはヨンシクに缶コーヒーをあげました。
「ファン・テヒさん。会社に残りたいでしょ。特別企画室に。なのになぜ黙っている。行きいたくない。本部長の下に残るとなぜ言わない!」
「ドラマでも撮ってるつもり?」
「私とファン・テヒさんとの出会いがどんな宝箱か・・・知りたいですか?はー。お酒のせいかな。ファン・テヒさんがちょっぴり、ほんのちょっぴりかわいく見える。かわいいから教えます。」
「しらふで見てもかわいいけど。」
「慰め。・・・あなたの存在が慰めになるんだ。悲しいとき。寂しいとき。待ちくたびれたとき。あなたの存在が俺を癒すんだ。あなたとの出会いが嫌な事すべてを・・・平気にさせる。だから俺はあなたを守りたい。持ってるすべてと・・・引き換えでも。」
ヨンシクはテヒの肩に持たれました。
テヒはモク部長とヨンシクを担いでマンションに連れて行きました。ヨンシクのベッドの横にはテヒの描いた怒ったみかんとオルゴールが大事そうに置いてありました。
モク部長は手作り化粧品を作っている夫人に営業に行きました。
「社長~。」
「あいご~。」
夫人はモク部長と相性がよいようでした。
「社長のノウハウを受け継ぐ人がいないでしょ。そうしたら消費者が困る。何かが残ることはすばらしいことです。」
「そんなことを言うなら帰って。失礼だわ。」
「来週また来ます~。」
テヒが社員食堂のテーブルに腰掛けるとオ課長とサンチョルが背を向けました。
「また疑ったら容赦しませんよ。」
テヒは食事を食べました。
カンウは女性秘書三人を連れて休憩していました。ユギョンは気になりました。
「好みのタイプは?」
「彼女いますか?」
「熱い!」
ユギョンはカンウにコーヒーをこぼして行きました。
「ハンジュはオフィーリアを断念します。弊社はクイーンズに債務があります。先日催促がありました。」
ポン・ジュンスはハンジュの社員から叱られました。
ポン・ジュンスはオフィーリアも怒っており韓国進出をあきらめるとハン常務に言い苦言を呈しました。
「今度は誰が責任をとるのですか?ハン常務のかわりに僕ですか?」
「その気持ちはよくわかるは。ファン・テヒさんのそばにいるク・ヨンシク本部長を見返すためにもあなたにすべてを任せるわ。でもすぐにわかるはずよ。ライバルが消えてやりやすくなったことを。」
夜。ポン・ジュンスはオフィーリアに手紙を書いていました。そこにヨンシクが現れました。
「今話せますか。」
「はい。」
「人事部長に会いました。ファン・テヒさんの件はご存じで?企画開発室が断れば断念すると言ってます。」
「その件は断れません。彼女は優秀だからチームに役立ちます。なのになぜチーム長の私が断ると?余計なお世話です。俺たちの問題だ。」
「ファン・テヒさんは望んでません。俺もです。」
「かまいません。用が済んだらお引き取りください。」
テヒがアパートに帰るとヨジンがいました。
「我が家のように出入りしてるわね。」
テヒはヨジンに言いました。
「異動の話です。」
「本部長が阻止するわ。」
「異動を取り消せるとでも?周りはどう言うかな。本部長にも迷惑が。チチチ。かしこい人がなぜわからないのかしら。ハン常務が何の目的もなくあなたに手を差し伸べてファン・テヒさんを企画開発室に戻すと思う?ハン常務が何かに気づいたと解釈できないかしら?気づいたことを利用してると思いませんか?はっ・・・私こそ余計なお世話ね。」
翌日の本部長室。
異動が発表されヨンシクは熱くなっていました。
「ああ。あの時限爆弾め。」
カンウはつぶやきました。
特別企画開発室。
「チーム長。前向きに考えましょう。元気出してください。」
ユギョンはテヒに言いました。
「私たちが元気ださなきゃ。」
ギップムは言いました。
「まだそこにいたの?行きましょう。荷物は後で取りに来て。」
ハン常務がテヒを迎えに来ました。
「どこへ行くんだ。俺は認めない。」
ヨンシクは声を荒げました。
「ファン・テヒさんは行かせないと言ったはずだ。」
「ファン・テヒさんが残らなければならない妥当な理由を言ってください。」
ハン常務は笑顔で言いました。
「家で待機してください。私が解決したら連絡する。」
ヨンシクはテヒの手をつなぎました。
「頭を冷やしてください。ご自分の行動が大げさと思いませんか。本部長は身勝手で独断的で・・・腹が立ったけど上司だから我慢してきました。でももう違うからいい加減にしてください。はっきり言います。私も望んでました。本部長の下では正直今までうんざりでした。いつも甘ったれてこれが私の本音です。」
テヒはヨンシクに冷たく言いました。
感想
なんだか恥ずかしいことになってしまいましたね。ヨンシク坊ちゃまは人の目というものを気にしない人なんですね。駄目な男ですね~。でもそんなところがかわいい!なんて作者に魅力的な登場人物として作られているんですね。そしてヨジンは悪い女だからより悪い女のハン常務の気持ちがよくわかる。毎回ヨンシクはテヒに求愛しているようですが、テヒは冷静ですね。オトナというより現実的とでもいいますか、やっぱり自分の力を発揮して生き延びてきた人は衝動的に行動しませんね。
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