刑事フォイル(シーズン1)第27話 生物兵器(前編)
刑事フォイル26話 あらすじ INVASION プロローグ
兵士は犬を使い丘の羊を追っていました。
軍の敷地には「立ち入り禁止」の看板を鉄条網が張りめぐらされて厳重な警備が敷かれていました。建物内の一室に若い男が目に包帯を巻かれてベッドに座っていました。
「サイモン。」
ウィルコックスは部屋に入ると包帯の男に声をかけました。
「おはようマーク。」
「具合はどう?」
「今医者が来た。残念だが変わりがない。」
「でもきっとよくなる。」
「一時的なものだよ。きっと回復する。それより新しい実験は?」
「これからやるところだ。」
「ハリデーの指揮で?ハリデーは何もわかっちゃいない。気をつけろよ。とにかくハリデーから目を離すな。」
サイモンはマーク・ウィルコックスに注意を促しました。
海岸の実験場。
上官のハリデーは双眼鏡で浜辺に建てられた鉄塔の上に実験道具を見てマーク・ウィルコックスに風向きを尋ねました。マーク・ウィルコックスは南南東と風向きを答えるとハリデーはマーク・ウィルコックスに実験を始めるよう命じました。マークは「お言葉ですが」と何か言いたげでしたがハリデーに言葉を遮られました。マーク・ウィルコックスは起爆装置を押すと箱が爆発し羊たちの謎の霧がかかりました。
森。
軍の車両が羊をはねました。
本編あらすじ
海岸。
フォイルの専属運転手の英国陸軍のサムはアメリカ兵のファルネッティと海岸でデートをしていました。ファルネッティは早くカリフォルニアに帰りたいとサムに一緒に来るよう求婚しました。
「フランスでもすごい作戦をやってる。ア
フリカではロンメルが苦戦してるしディエップの上陸作戦がうまくいけば大丈夫。戦争が終わるのも近い。」
「そちたら国に一直線?」
「もちろん。最初の船に乗って帰る。君が着いてきてくれたらだけど。」
「出会ったばかりなのに?寒くてしけててみじめでも?」
「ああ。ドイツ軍に感謝したいくらいだ。君と結婚したい。君なら母さんに気に入られること間違いなし。君との子供がほしい。絶対幸せにするから。」
ファルネッティはサムの前に跪きました。
「よし。指輪がない。この際貝殻でいい。君は誰よりも美しい。結婚してくれ。君の返事は?」
「ジョー。立って。」
「いやだ。返事を聞くまでは。イエス?それともノー?」
ヘイスティングズ警察署。
フォイルが警察署に戻ると警察官たちが電球を外していました。リードの後任のブルックは節電のため電球を外しているといいました。
「今後食堂での暖かい料理は週に三回のみ。サンドウィッチで我慢してください。ミルナーさん。お客様がお見えです。」
ブルックが言うとイーディス・アッシュフォードという女性が「ポール」と親しそうにミルナーに声をかけました。ポール・ミルナーは10年ぶりくらいに幼馴染のイーディスと再会しました。イーディスは弟のマーティンが殺人容疑で逮捕されたことでポール・ミルナーに助力を求めに来ました。
フォイルとミルナーはイーディスから話を聞きました。
「弟はクエーカー教徒で人を殺すことができない良心的兵役拒否者です。弟は防空監視員など貢献できることはやりました。今はフォックスフォール農場を手伝っています。マーティンは殺してません。」
イーディスの弟マーティン・アッシュフォードがイギリス海軍の英雄トム・ジェンキンズを殺した容疑をかけられていました。
「先月撃沈された輸送船ナバリーノに乗っていました。」
ミルナーはフォイルに教えました。イーディス・アッシュフォードはマーティンは3つ下で人を殺すはずがないので助けてほしいと子供のころからマーティン仲良しだったミルナーとフォイルに言いました。
「マーティンが逮捕されたのはハイズだけどハイズは管轄外なんだ。」
ミルナーは申し訳なさそうにイーディスに言いました。」
「担当はフィールディングです。フィールディング警視正。ほかに頼る人がいないんです。せめて話でも・・・。」
イーディス・アッシュフォードは懇願しました。
どこかの家。
獣医師テッドはフォックスフォール農場に出かけてくると息子に言いました。息子のレナードは左の額から頬にかけて切り傷の跡があり傷つきからか心を閉ざしていました。レナードは暗く落ち込んでいるようでした。
「お前もついてくるか?それとも一日家に閉じこもってるか?」
「さあね。散歩に行くかもしれない。」
「じゃあ行ってくる。」
フォックスフォール農場。
テッドは農場主のブライアンと会い牛の診察をしました。
「なんの病気だ?」
「わからん。六頭とも一緒に感染したのか?検体を持ち帰って調べてみる。ここにほかの動物を入れてないよな。かなり重症だ。」
サムの運転する車の中。
「ずいぶん静かだな。話なら聞くぞ。」
フォイルはサムに尋ねました。
「いえ。決心すべきことがあるので。分かれ道で間違えたらどうしようって思うんです。」
「間違えたぞ。ハイズに行くには左だ。」
「ああ。すみません。」
ミルナーは大人しく聞いていました。
ハイズの森の遺棄現場。
「担架はないのか?どうした。早く持って来い。」
フィールディング警視正は部下に怒鳴っていました。森の地面に遺体が埋められていました。
フォイルとミルナーは現場に現れました。
「フォイル!何しに来た。」
「ハイズ署に言ったらここだと言われてね。」
「誰からだ?ヘターソンか?奴が殺人捜査の真っただ中に押しかけていいと言ったのか?」
「いつ発見した。」
フォイルはフィールディングに言いました。
「10分前だ。」
「だったら署の人間が知ってるはずないだろ。」
「知った顔か?」
「彼女は?」
「名前はジョーン・チャップリン。売春婦だ。ドーバーの波止場で商売をしている。馬鹿だな。人生を無駄にして。よーし運び出せ。ぐずぐずするな。彼女に用があるんじゃないならどうした。」
フィールディング警視正はいちいち部下に暴言を吐きました。
「マーティン・アッシュフォード。」
「あいつに何の用だ。」
「マーティンとうちの巡査部長が知り合いでね。」
「名前は?」
「ミルナーです。彼女はマーティンは無実だと言ってました。」
ミルナーはフィールディングに言いました。
「なるほど。あんたがマーティンの姉とお知り合いってわけか。」
「幼馴染なんです。彼女はマーティンは無実だって言ってました。」
「つまり捜査し直せって言いたいのか?人の担当事件をほじくり返すとは暇だな。」
「いや君の意見を聞きたい。でも余計なお世話だというなら大人しく帰るよ。」
フォイルはフィールディングに言いました。
「風が冷えてきたな。車の中で話そう。俺とフォイルの二人きりだ。」
車の中。
フィールディング警視正はフォイルに事件を説明しました。
「二年ぶりに会いに来たと思えば部下の前で俺をこけにしやがって。いいか。マーティン・アッシュフォードの姉のイーディスとは何度も話をした。弟は無実だってその一点張りだ。俺にはそうは思えなかったがまさかお前が信じるとはな。トム・ジェンキンズとマーティン・アッシュフォードは人の見てる前で激しく口論しその夜浜辺で落ち合い決着をつける約束をした。ジェンキンズはそこで殺されマーテがそこにいた。マーティンが言うにはジェンキンズはすでにナイフのようなもので刺されていたそうだ。凶器はしばらく後に発見された。詳細についてはまだ調査中だがマーティンが住んでいた農場から二百メートルも離れていない森の中だ。凶器は指紋が拭われていた。しかしシャツには殺されたジェンキンズと同じ血液型の血がついていた。お前の言った通り単純明快だ。なんの権利があっておれの判断にケチをつけに来た。」
「ここに来たのは友人としてマーティンと話をさせてくれって頼みに来たんだ。そうすればたとえ黒でも姉が納得するだろう。私も役に立てるかもしれない。友人として。」
ハイズ警察署。
ミルナーはマーティンと会いました。
「同じ学校だっただろう。ポール・ミルナーだ。お姉さんに頼まれてきた。君を助けてくれって。」
「言うことはありません。」
マーティンは何も話したくないようでした。
「もしかして誰かをかばってるのか?君とジェンキンズとの口論の原因は何だったんだ?」
フォイルは口を挟むとマーティンは話し始めました。
「戦争です。」
「君は平和主義者?」
「彼はそうは呼ばなかった。」
「何て呼ばれた。」
「・・・・・・。」
「とはいえ彼を殺していい理由にはならない。」
「僕は殺してません。姉は何もわかっていません。あなたもです。もうほっといてください。」
農場。
ブライアンは牛舎に行くと牛は一頭もいませんでした。牛に水をあげにきたブライアンはバケツをひっくり返し天を仰ぎました。
どこかのホテル。
ミルナーはイーディスと会いました。イーディスはむごい患者ばかりで早く戦争が終わってほしいと言いました。
「いつ看護婦になったの?」
「開戦前。母が同じ病院の婦長をしてた縁で。放課後になるといつもあなたは探偵ごっこをして遊んでた。リンデン一家は間違いなく共産党員だって言ってた。」
「そうだっけ。見張りはマーティンがやってくれていた。警視正はマーティンが誰かをかばってるって。イーディス。心当たりはないか?マーティンに恋人は?」
「いないわ。」
海辺の歩道。
ジョー・ファルネッティはサムとデートをしてました。クリーム・ソーダを飲もう?ファルネッティはサムに言いましたが1940年から見てないとサムは言いました。ファルネッティはイギリスはいい国だと言いました。
「それで、考えてくれた?答えは?」
「ジョー。あなたはいい人ね。でも会ったばかりだしあなたを紹介せずに結婚したら母が卒倒しちゃう。」
「じゃあ馬車を用意しよう。君がミセスファルネッティになってくれたら・・・イエス?それともノー?」
「わからないの。時間をくれない?」
「もちろんいくらでも。」
「よかった。」
ヘイスティングズ警察署のフォイル警視正の部屋。
「はいれ。」
「警視正。」
ミルナーがフォイルに声をかけるとフォイルは脚立にのぼり電球を外していました。
「君もやられたか?」
「ええ。二つとられました。」
「何に使うんだろう?」
「検討もつきません。」
ミルナーがフォイルの部屋に入るとフォイルは事件の報告書を読んだか尋ねました。
「読んだか?それで?」
「フィールディングがおっしゃったた通り単純明快ですね。殺されたトム・ジェンキンズは当時26歳。海軍に入る前は漁師でした。海軍に入り下士官として船団の護衛任務に従事。だが乗り組んだナバリーノがソ連のコラ半島で撃沈。その際の活躍で戦功殊勲賞。燃えるドアの蝶番を銃で撃って壊し見事12名を救出。その後海に飛び込み凍てつく海で6時間を耐えた。船の残骸にしがみついていた。そのことだけでも勲章に値する。結婚していて妻はエルシー・ジェンキンズ23歳。子供は一人。一歳半の子供です。」
「マーティン・アッシュフォードのほうは?」
「独身。調べた限りでは恋人なし。ジェンキンズとは漁師仲間。ジェンキンズが宮殿からの叙勲式から戻ってきた夜に口論。ジェンキンズはかなり酔っていた。」
事件当日のパブ。
「見ろよ。国王陛下からいただいたんだ。なあ。いっぱいおごってくれよ。」
ジェンキンズはマーティンに絡みました。
「飲みすぎだぞ。」
「兵役拒否の腰抜けめ。お前のことは昔からよく知ってるけどこんな臆病者とはな。」
「お前に何がわかる。」
「俺の友達の半分は死んだ。でもお前は戦争なんて関係ねーって顔で農場暮らし。みんながお前みたいだったらイギリスはとっくに負けてる。」
「勲章なんてどうでもいい。お前なんか糞くらえだ。」
「表へ出ろよ。今夜0時に船揚げ場に来い。サシで勝負だ。」
エルシーとイーディスはそれぞれ喧嘩をやめさせようとしましたが二人の男は聞く耳を持ちませんでした。
「みんなうんざりしてんだよ。お前には。」
「それじゃ犯行の証拠にならない。」
フォイルはミルナーに言いました。
「ええ。なりませんね。」
ミルナーは酒の勢いだったと言いました。
「二人はその夜・・・。」
「会いました。マーティンがフォックスフォール農場を出たのは23時少し過ぎ。手には刃物のようなものを持っていました。目撃したのは農場主であるブライアン・ジョーンズ。ジェンキンズの義理の父。つまりジェンキンズの妻エルシーの父です。ジェンキンズは23時15分には浜にいた。防空監視員の証言がありまあす。そして事件が起こった。」
事件当日の浜辺。
「これはこれは。ちゃんと来たのか。これは驚いた。おっ・・・・・。」
ジェンキンズは煙草を吸っていると謎の男に腹を刺されました。
「どんな刃物かは不明だが第三肋骨と第四肋骨の間から斜め上に向かって心臓へ。医学の知識があるのかも。」
フォイルはミルナーに言いました。
「不利な証拠がそろってるな。それでも調査したいのか?」
「はい。」
ミルナーは答えました。
ブルックが入室し書類をフォイルに渡しました。
「こんな届が出されまして。私はロンドンから異動してきたばかりで驚きました。牛泥棒だなんて西部劇だ。その電球は?」
「持ってっていいぞ。」
フォイルが言うとブルックは「助かります」と電球を持って部屋を出ました。
「何に使うんだ?サムを呼べ。」
フォックスフォール農場。
サムは車の上に乗った鶏を降ろそうと奮闘していました。
「降りて。シッ・・・。」
「コッコッコ・・・・・・。」
フォイルは農場主のブライアン・ジョーンズと会いました。ブライアンはマーティンが何か細いものをあの夜持っていたと言いました。
「折り合いはよかった?」
「それはよかったよ。義理の息子なんだし。」
「とはいえ義理の息子なのにあんたはショックを受けていないようだ。」
「そんなことより盗まれた牛を探してくれ。」
ハイズ警察署。
レナード・カートライトはフィールディング警視正と会いました。
「僕もナバリーヌに乗っていたんです。あなたが殺人捜査の責任者ですか?逮捕は間違いです。僕の話を聞いてください。ジェンキンズは命の恩人だ。叙勲されたのはご存じでしょう。僕もジェンキンズに救われた者の一人です。僕は海をただよっていました。魚雷が命中した後、もし彼が救命艇に乗せてくれなかったら僕は凍え死んでました。」
「だったらさぞかしジェンキンズを殺した犯人を裁きを受けさせたいだろうな。」
「問題はそこなんです!マーティン・アッシュフォードという人間をよく知っている。ハイズは小さな町で誰もが知り合いです。だからわかるんです。マーティンがやったはずがないって。マーティンも僕もクエーカー教徒です。同じ集会所に通ってた。戦争が始まったとき信仰を捨てました。現実を目の前にしたら信仰はどうでもよくなって。あいつは人を殺すことなんてできないんです。全然わかってない。僕の言ったことを聞いてました?」
「もちろん聞いた。時間の無駄だったよ。」
農場。
サムがやぎをかわいがってると鉄条網で手を汚しました。
フォイルが農場からブライアンに貴重な食糧の牛が盗まれたと怒りをぶちまけられながら出てきました。謎の黒い車が農場者の一角に停められていました。
「車のナンバーは控えたか?手はどうした?」
「大丈夫です。ひっかいただけなので。」
イギリス軍の基地。
ウィルコックスは上官のハリデーに苦言を呈していました。
「感染のおそれがあります。あの農場にはまだ動物はほかにもいました。問題は人間です。警告すべきです。そもそもこんな事態が起きたのは無能無策のせいです。」
「誰に向かって言ってるんだ。私は君の上官だぞ。このことで仲間割れはよそう。農場の監視は続けている。失敗はあったかもしれないが問題はなさそうだ。」
ジェンキンズの家。
フォイルはジェンキンズの妻エルシーを尋ねました。エルシーは「夏かぜのようです」と苦しんでいました。エルシーもマーティンが夫を殺したのではないとフォイルに言いました。
「悪いのはうちの人の・・・飲みすぎるとあんなふうに絡むんです。二人とも本気で言ってたんじゃないんです。ただの口喧嘩です。」
エルシーは何かに感染して苦しんでいました。
「ぜひ病院へ。」
ヘイスティングズ警察署。
フィールディング警視正はフォイルに会いに来ました。
「あまり気さくな方ではありませんね。」
ブルックはフォイルに言いました。
「大丈夫だ。」
ミルナーはフォイルに農場を監視していた車は公用車であると言いました。
「警視正。農場でご覧になった車の持ち主はヘンリー・スタイルズって男でした。」
「前科は?」
「何もなかったです。政府関係者かも。ガソリンの配給がなくなったのでおそらく公用車かと。」
「どこに住んでるんだ?」
「ヘイスティングズです。」
「よし。」
フォイルの仕事部屋。
フォイルはフィールディング警視正にスコッチの最後の一滴までグラスに注ぎ提供しました。
「妙な点がある。みんな殺された戦争の英雄のことはどうでもよくてマーティンは犯人じゃないってことが気になるらしい。義父も妻もだ。ジェンキンズの家に言ったら夫の写真は一枚もなかった。」
フォイルはフィールディング警視正に言いました。
「まだ調べるか?俺はもうすぐ引退する。今年いっぱいで。もうこの仕事にうんざりでね。何もかもいやになった。長く続け過ぎた。お互い20年以上だな。もう意欲が湧いてこない。だから辞めるんだ。土産を持ってきた。これが凶器。トロカールって言ってな。獣医が家畜に使うものだ。今朝レナード・カートライトって若い男がやってきた。ジェンキンズは命の恩人だ。だがマーティンじゃない。誤認逮捕だと言った。父親は獣医だ。」
警察署のロビー。
ファルネッティはサムを待っていました。
「僕はコメディがいいけどサムはミステリーが好きで。」
ファルネッティはフォイルに言いました。するとサムが出てきて「気持ち悪い。きっと流感ね」と具合が悪そうでした。
「一緒に帰るか?」
フォイルとファルネッティは町を歩きました。ファルネッティはヘイスティングズの町の人がよくしてくれること、サムと結婚したいことをフォイルに話しました。
「ああ。それで分かれ道か。サムの返事はどうであれ幸運を祈ってる。ここなんだ。」
「じゃあ。僕は基地に。失礼します。」
病院。
イーディスはジェンキンズ夫人の容態を医師に尋ねていました。
「肺気腫かもしれない。病名がわかればいいんだが見たこともない症状で。」
「会っていいですか?」
「二分だけ。いいな。」
イーディスはエルシーを見舞いました。
「エルシー。聞こえる?」
「イーディス。彼に会った?マーティン。」
「ダニーはどこ?」
「母に預けた。すごく苦しい。息ができないの。私恐い。」
「しっかりして。私がついてる。」
「イーディス教えて。これは何の病気?」
「流感よ。重い病気じゃない。」
イーディスはエルシーを励ましたがエルシーの腕には黒い斑点が出ていました。
感想
ああ!たいへんなことになってしまいましたね。サムが生物兵器のウイルスか何かに感染したようです。冒頭で羊が一頭回収できてなかったじゃないですか。そこから感染が拡がったのかな。いえ、そうじゃなくても生物などによって病原体は遠くへ運ばれたことでしょう。なんというトンデモ展開にショックです。でも唯一の希望は冒頭でサイモンがもうしばらくしたらよくなるだろうと言ってるところですね。果たしてサムの運命はいかに!?