王と妃 第162話 あらすじネタバレ感想 宮殿に戻った燕山君
162話 あらすじネタバレ感想
廃妃尹氏がむしろの上に座って泣くと尚宮たちは同情して泣きました。
「私は大罪を犯し実家に戻ってからは後悔の涙を流しながら暮らしておりました。当然の報いであると思っていました。その大罪人におそれおおくも殿下がお言葉をくださるとは。ご温情の深さに涙が止まりません。心より感謝いたします。」
「私は大罪を犯し実家に戻ってからは後悔の涙を流しながら暮らしておりました。当然の報いであると思っていました。その大罪人におそれおおくも殿下がお言葉をくださるとは。ご温情の深さに涙が止まりません。心より感謝いたします。」
廃妃尹氏は王命に拝礼しました。
大王大妃の部屋。
大王大妃はきっと廃妃も反省しているので体面を保たせてあげたらどうかと仁粋大妃に言いました。仁粋大妃は大王大妃が食事を召されないことを心配しました。
「私はもう六十過ぎの年寄だもの。長生きしすぎたわ。」
「ソ尚宮。お肉はお出ししたの?」
仁粋大妃は大王大妃(貞熹王后ユン氏)の肩をもんでいる尚宮に言いました。尚宮はお肉は召しあがらないのだと仁粋大妃に言いました。仁粋大妃は燕山君は母が平民になったことを知らないが廃妃が反省しているならたまには会わせてよいと言いました。
成宗は仁粋大妃の怒りが収まったので廃妃の様子を内官たちに見に行かせたのだろうと王妃ユン氏に言いました。王妃ユン氏は元妻のことを語る成宗に寛容さを示しました。
廃妃尹氏の家。
内官と尚宮たちは食事でもてなされました。「これで生活に困らなくなった」と成宗からの贈り物に廃妃ユン氏の母は喜びました。しかし廃妃ユン氏は受け取れないと言いました。廃妃尹氏は奴婢になっても息子と暮らしたいと貢物を拒否しました。
「王子に会いたいです。遠くからでもどうか王子に会わせてください殿下。」
内官はイム尚宮のもとに戻るとイム尚宮は暗に大妃の望むような報告をしろと言いました。
内官は成宗に「自分の物だった。王子が即位すれば皆ただではおかぬ」と仁粋大妃と王妃ユン氏の前で報告しました。すると仁粋大妃は立ち上がり廃妃を許してはならぬと言い部屋を出ました。内官は下がりましたが尚膳のキム・チョソンは報告を不信に思いました。成宗は裏切られた思いでいました。
仁粋大妃の部屋。
「平民が宮中の服を持ってるなんて。」
オム貴人は仁粋大妃に廃妃ユン氏の悪口を言いました。
「王子が成長なされば私たちは殺されるわ。」
チョン貴人が言うと月山大君夫人は二人を叱りました。
「絶対に許さぬ。」
仁粋大妃は廃妃ユン氏への憎しみをつのらせました。
月山大君夫人はパク内官の報告を鵜呑みにしてはいけないのでもう一度調べてみてはと言いました。
仁粋大妃は王子(燕山君)を宮殿に戻すようイム尚宮に命じました。
「うっかりしてたは。廃妃がカン・ヒメンの家に行き王子と会うかもしれないのに。あの女は千年を生きる悪鬼よ。」
夜になりました。
パク内官は泣きじゃくる燕山君を抱いて輿に無理やり乗せて王宮に戻りました。
チョン・チャンソンの家にカン・ヒメンが急ぎ来て憂慮していたことが起きそうだと話しました。
燕山君は無理やり王子の部屋に座らされました。
「徹夜してでも叩き込むのよ。王子が疑念を持たぬようしっかり信じ込ませなさい。」
仁粋大妃はイム尚宮に命じました。
燕山君の部屋。
クォン淑儀は燕山君に王子様は宮殿の湿気が原因でカン・ヒメン宅で療養していたのだと言いました。
「母上は?母上に会いたいです。」
「朝になれば会えますわ。」
「父上は?」
「まずおばあさまに会われた後に殿下にも会えます。うれしいですか?」
「私はおばあさまが怖いです。」
燕山君は「今の王妃ユン氏」が本当のお母さんであるとクォン淑儀にやさしく教えられました。
仁粋大妃の部屋。
成宗と王妃ユン氏は仁粋大妃に拝礼しました。
大王大妃の部屋。
大王大妃は罪人でもないのになぜ人目をはばかり燕山君を宮殿に入れたのかとユン・サフンにいぶかりました。
仁粋大妃の部屋。
王子である燕山君が部屋に連れてこられました。
「口がきけぬのか!」
仁粋大妃は自分をおそれる燕山君に怒鳴りました。
ユ・ジャグァンはイム・サホンに王妃復位のため決起するようそそのかしました。
仁粋大妃の部屋。
「自分の母を忘れるとは獣にも劣ります。早く拝礼なさい。」
仁粋大妃は燕山君を侮辱しましたが成宗も王妃ユン氏も自分のことのように燕山君を気にしていませんでした。
「私の名前はユンです。」
燕山君は言いました。
「ほほう。拝礼せぬか。」
仁粋大妃は燕山君に命じました。成宗は固い表情のまま燕山君を見ていました。
王妃ユン氏の部屋。
左議政のユン・ピルサンはすぐに燕山君はなつくだろうと王妃ユン氏に言いました。
王妃ユン氏は燕山君は自分を恨みの目で見つめていたと懸念しました。
「私は他人の息子を奪うようで・・・。」
「仁粋大妃に逆らってはなりません媽媽。」
月山大君夫人は王子が心を閉ざしているので自分が面倒を見ようかと仁粋大妃に言いました。
仁粋大妃は廃妃の血が入ってると燕山君を憎みました。
廃妃尹氏は兄から様子を知りたいへん悲しみました。
「殿下は私を見捨てるおつもりだわ。後患を断ちたいなら私を殺せばいいわ。王子が王になれば仕返ししてくれよう。覚悟していなさい。」
上党君(サンダングン、ハン・ミョンフェ)と政丞は仁粋大妃に呼ばれました。
仁粋大妃は燕山君と月山大君夫人を両脇に侍らせ弓の的あてを鑑賞していました。韓明澮らもパク内官に案内され見守りました。
「王子に弓を渡しなさい。私が教えましょう。さあ。」
仁粋大妃は燕山君に弓を持たせました。
「弓をつがえて後ろへ力いっぱい引くのよ。」
「え~ん。」
燕山君はカン・ヒメンの妻にしがみつきました。
「七歳というのに文字も読めず弓も射ることもできぬ。これでは主上の後を継げるか心配です。」
仁粋大妃は燕山君と月山大君夫人を両脇に侍らせ弓の的あてを鑑賞していました。韓明澮らもパク内官に案内され見守りました。
「王子に弓を渡しなさい。私が教えましょう。さあ。」
仁粋大妃は燕山君に弓を持たせました。
「弓をつがえて後ろへ力いっぱい引くのよ。」
「え~ん。」
燕山君はカン・ヒメンの妻にしがみつきました。
「七歳というのに文字も読めず弓も射ることもできぬ。これでは主上の後を継げるか心配です。」
仁粋大妃は燕山君のいる前で文句を言いました。
成宗の部屋。
尚膳のキム・チョソンはチェ尚宮は6才のころから勤めており信用できると成宗に言いました。
成宗は廃妃がどのように暮らしているか見たまま報告せよと命じました。
チェ尚宮は「子孫代々暮らせるわ。受け取りなさい。大妃様がくだされたのよ」とチョン貴人とオム貴人から土地の権利書をもらっていました。
「子々孫々富貴を極めるも人知られず殺されるもそなた次第よ。」
オム貴人はチェ尚宮を脅迫しました。
仁粋大妃はハン・ミョンフェとチョン・チャンソンに茶をふるまいました。
「今からでも学問と武術を教えなさい。」
「ならば大妃媽媽。王子を世子に立てるつもりですか?」
領議政のチョン・チャンソンは言いました。
「王子なのよ。世子は王子しかいません。ひとつ心配なことがあります。まずお茶をどうぞ。」
三人は白磁で茶を飲みました。
「王子はおぼろげながら廃妃を覚えているようです。それも不思議はありません。」
仁粋大妃が言うとチョン・チャンソンの茶碗がふるえて音をたてました。それを聞いたハン・ミョンフェは微笑し仁粋大妃は知らぬふりをしました。
「まさか私は主上より長生きしないはず。目障りな私が死ねば廃妃はうれしくて躍り上がると思いませんか領相(ヨンサン、領議政)大監。はっはっはっは。はっはっはっは。」
廃妃尹氏の家。
廃妃尹氏はチェ尚宮が来ると白い服に着替えて庭に出てむしろの上で成宗の方角に拝礼しました。廃妃ユン氏は先日正装したのは成宗に礼儀を尽くそうとしただけで他意はなく、今喪服を着ているのは恨みのためではなく後悔しているからだと話しました。
「殺される前に一目でいいから王子に会いたい。このまま王子に会えなければ死んでも死にきれず魂がこの世をさまようはず。遠くからでいいから一目王子に会いたい。」
廃妃ユン氏は泣きました。
仁粋大妃の部屋から出てきたチョン・チャンソンは腰が抜けました。ハン・ミョンフェは大妃の真意を悟って苦笑いしました。
ハン・ミョンフェの家。
「どういうことですか大監。どうして三代皆殺しに?」
ハン・ミョンフェの妻は主人に尋ねました。
「三代だけなら幸いです。そうでしょう?」
ヒャンイは言いました。
「私は墓を暴かれ切り刻まれる。」
ハン・ミョンフェは言いました。
成宗の部屋。
チェ尚宮は宮殿に戻れないから自決すると廃妃が言っていたと報告しました。
「けしからん女め!」
待ってましたと仁粋大妃が部屋に入ってきました。
「朝鮮の朝臣を皆呼ぶのです。廃妃に毒を賜るのです。」
大王大妃の部屋。
「どうか廃妃を助けてください。王子の母を殺すなどありえぬことです。」
貞熹王后ユン氏は孝寧大君に頼みました。
夜中に重臣たちが集められました。
仁粋大妃は部屋から庭に集まった重臣たちに懿旨(ウィジ)を下しました。
「廃妃を殺すのです!」
成宗の部屋。
尚膳のキム・チョソンはチェ尚宮は6才のころから勤めており信用できると成宗に言いました。
成宗は廃妃がどのように暮らしているか見たまま報告せよと命じました。
チェ尚宮は「子孫代々暮らせるわ。受け取りなさい。大妃様がくだされたのよ」とチョン貴人とオム貴人から土地の権利書をもらっていました。
「子々孫々富貴を極めるも人知られず殺されるもそなた次第よ。」
オム貴人はチェ尚宮を脅迫しました。
仁粋大妃はハン・ミョンフェとチョン・チャンソンに茶をふるまいました。
「今からでも学問と武術を教えなさい。」
「ならば大妃媽媽。王子を世子に立てるつもりですか?」
領議政のチョン・チャンソンは言いました。
「王子なのよ。世子は王子しかいません。ひとつ心配なことがあります。まずお茶をどうぞ。」
三人は白磁で茶を飲みました。
「王子はおぼろげながら廃妃を覚えているようです。それも不思議はありません。」
仁粋大妃が言うとチョン・チャンソンの茶碗がふるえて音をたてました。それを聞いたハン・ミョンフェは微笑し仁粋大妃は知らぬふりをしました。
「まさか私は主上より長生きしないはず。目障りな私が死ねば廃妃はうれしくて躍り上がると思いませんか領相(ヨンサン、領議政)大監。はっはっはっは。はっはっはっは。」
廃妃尹氏の家。
廃妃尹氏はチェ尚宮が来ると白い服に着替えて庭に出てむしろの上で成宗の方角に拝礼しました。廃妃ユン氏は先日正装したのは成宗に礼儀を尽くそうとしただけで他意はなく、今喪服を着ているのは恨みのためではなく後悔しているからだと話しました。
「殺される前に一目でいいから王子に会いたい。このまま王子に会えなければ死んでも死にきれず魂がこの世をさまようはず。遠くからでいいから一目王子に会いたい。」
廃妃ユン氏は泣きました。
仁粋大妃の部屋から出てきたチョン・チャンソンは腰が抜けました。ハン・ミョンフェは大妃の真意を悟って苦笑いしました。
ハン・ミョンフェの家。
「どういうことですか大監。どうして三代皆殺しに?」
ハン・ミョンフェの妻は主人に尋ねました。
「三代だけなら幸いです。そうでしょう?」
ヒャンイは言いました。
「私は墓を暴かれ切り刻まれる。」
ハン・ミョンフェは言いました。
成宗の部屋。
チェ尚宮は宮殿に戻れないから自決すると廃妃が言っていたと報告しました。
「けしからん女め!」
待ってましたと仁粋大妃が部屋に入ってきました。
「朝鮮の朝臣を皆呼ぶのです。廃妃に毒を賜るのです。」
大王大妃の部屋。
「どうか廃妃を助けてください。王子の母を殺すなどありえぬことです。」
貞熹王后ユン氏は孝寧大君に頼みました。
夜中に重臣たちが集められました。
仁粋大妃は部屋から庭に集まった重臣たちに懿旨(ウィジ)を下しました。
「廃妃を殺すのです!」
感想
あちゃ~っ。なんて悪い女なのインス大妃って。すっごく悪女じゃないですか。ハン・ミョンフェまで都合が悪いのに廃妃の賜死につき合わされちゃって。朝鮮王国では現代の価値観でいえば犯罪者であることが当たり前で罪とされなかったんですね。いじわるが標準だったんですね~。今だっていじわるな人が日本でも罪なき人をいじめ殺してるけどね。なんて悪い世の中なんでしょね、人間界って。もし神様が人間世界を観察してたらリセットしたくなるんじゃないでしょうかwでもこんな悪党たちを「当時はそうだったかも」みたいにさもありそうに描けるのはやはり韓国の人しかいませんから、韓ドラって面白いですね。この思考パターンは日本人の私にはまったく想像もつきません。