逆転の女王29話
逆転の女王29話あらすじ
夜。
ヨンシクはテヒのアパートのドアの前で涙を流しながらテヒに愛の告白をしました。
「せめて・・・突き放すことだけでも・・・やめてくれませんか?」
テヒはドアの裏で涙を流し座り込みました。
ポン・ジュンスは廊下でヨンシクの求愛を見ていました。
朝になりました。
テヒはベッドから起き上がり自分の顔を見て驚きました。
「どうしよう。目がパンパンだわ。出勤できないわ。ヨンパル、身を引いて。」
テヒが眼鏡をかけて会社に行くとテヒとヨンシクが不倫したとの誹謗中傷の張り紙が張られていました。
役員たちは会長に詰め寄りヨンシクを批判しました。株主が反発しているとの役員の発言でク会長まで苦境に立たされました。
ヨンシクは父に釈明の汚名をそそぐ機械を求めました。
「有能な社長になって義兄を見返したい。一番大きな夢は好きな女性と暮らすことだ。みんなみたいに。父さんを見てはっきりした。一つしか選べないなら社長を断念する。」
病院。
ク会長はヨンシクの母を見舞いました。
「ヨンシクはどうしたらいいかな。」
会議室。
ヨンシクは特別企画開発室の社員を集め会議を開いていました。するとギップムは噂は本当かと尋ねました。
「気になりますか?付き合っていません。俺が片思いしてます。夢中です。でも拒まれて付きまとっています。必死に。その反応は何ですか?みなさんだって経験はあるでしょう。」
ヨンシクは答えました。
「かっこいい。」
「しびれちゃったわ。」
ギップムとユギョンは喜びました。
「俺たちの生活がかかってるときにいい迷惑だ。」
オ課長は嘆きました。
「冷静になれるのは来いじゃない。思うようにいかないから恋なんだ。」
モク部長は言いました。
会長室。
ク会長はポン・ジュンスを呼びテヒはいい女性だったが解雇すると言いました。
「上司のお前から伝えてほしい。契約更新しないと。だめならほかの者に頼む。」
会社の駐車場。
テヒの車は生卵をぶつけられて汚されていました。
「幼稚な真似をするわね。」
「強いな。」
ポン・ジュンスが言いました。
「私はファン・テヒよ。」
「ク・ヨンシクと本部長とお前がいつまで耐えられると思う?」
テヒは洗車をしに行きました。
洗車場。
テヒはため息をつきました。
病院。
医師はヨンシクに後遺症があると言いました。
「何も記憶にありません。なぜ私は韓国に?悪いけどオーストラリアに帰らせてください。」
「母さんが言ったんだ。愛してると。忘れないでと。だから忘れません。」
「本当に悪いけど韓国は落ち着かないんです。帰って休みたいわ。休めばそのうち記憶が戻ると。」
ヨンシクの母は息子に冷たくしながらも涙を流しました。
「一生現れないと約束して。息子の人生をだめにするつもり?命より大事な息子が身を挺するのを見届けるがいいわ。」
ヨンチョルの実母はヨンシクの母を脅迫していました。
「母さんまで俺と別れようとする・・・。」
ヨンシクは孤独を感じていました。
ポン・ジュンスの家。
ポン・ジュンスはテヒの写真を見て思い悩み自分から解雇をテヒに伝えることにしました。
会社。
ギップムとユギョンはヨンシクの会議での言葉をテヒに伝えてはしゃいで喜んでいました。
企画開発室。
ポン・ジュンスはチーム長室にテヒを呼びました。ヨジンはテヒが気になりました。
「これは会社の決定事項なんだ。更新はない。退職は今月末。」
「わかったわ。皮肉ね。あなたに言われるなんて。」
「俺が伝えたほうがいいと判断した。」
「そうね。ありがとう。」
ポン・ジュンスも大きなストレスを感じていました。
病室。
ヨンシクは母に付き添ったまま眠り込んでいました。ヨンシクの母は愛しそうに息子を見つめて涙を流していました。
会社。
テヒとヨンシクを誹謗中傷する張り紙のせいでテヒは噂の的になっていました。テヒは会長室に行きました。
「話は聞きましたか?」
「はい。解雇なさるお気持ちは分かりますがわかるからこそ辞められません。今私が会社を辞めたら噂を認めることになります。」
「私は噂が膨らむよりましだと判断した。私は何としても息子を守りたい利己的な父親です。ファン・テヒさんを犠牲にする方法しかないならそれも仕方がない。」
会社の一角。
ヨンシクはテヒを待っていました。
「会長室に行ったのですか?契約社員が会長に何の用かな?親父に呼ばれたのか。ファン・テヒさんが出向かなければならないことが起きたのかどっちですか?」
テヒは逃げようとしましたがヨンシクはテヒの手を握り会長室まで引っ張って行きました。
「契約社員のファン・テヒさんが会長室に何の用が?」
「声が大きい。」
「答えてくれ。まさか以前にも会ったのか?」
「ああ。初めてじゃない。」
「何を話した。」
「父さんに言われて俺と距離をとったのか?俺の大事なものは俺が守る。」
テヒが部屋を出ていくと会長はテヒを解雇したと言いました。
「クビにすればいい。俺がファン・テヒさんを養えばいいだけだ。」
ヨンシクはテヒの後をおいかけましたが間に合いませんでした。
夜の焼肉レストラン。
ポン・ジュンスはテヒに解雇のかわりに会長に約束をしたと言いました。
「海外支社への転勤命令だ。国は問わない。」
「どうして?」
「俺は・・・お前とやり直したい。」
「え?」
「ソラと三人で海外で暮らそう。本気だ。お前も前向きに考えてくれ。」
「悪いけど先に帰るわ。」
テヒが帰るとポン・ジュンスは追いかけました。
「聞きたくないわ。」
「今お前はつらいだろ。今すぐよりを戻そうってわけじゃない。外国で様子を見よう。韓国から離れて時間が過ぎればつらいことも忘れられる。」
「もし時間がたっても忘れられずにつらかったらどうするの?」
「昔お前が俺に努力したから今度は俺に努力する。寝室を別にするのも別々に暮らすのでもいい。もしお前が勉強を始めるなら俺も援助する。それが無理で韓国に戻りたいならひきとめない。俺はお前やソラと昔に戻りたい。」
「どんな気持ちかわかるわ。できるなら私もそうしてあげたい。でもこんな状況は私やあなたにとってつらいだけよ。私には、できないの。」
手作り化粧品の温室。
モク部長は女性社長に品質の維持ができると説得していました。女性社長はもう信用できないと断りました。
特別企画開発室。
モク部長はうなだれて帰ってきました。カンウまで一緒に来ていました。
「断られたんですか?チクチョー。」
「部長。元気出してください。」
「実は・・・社長が契約しようと。」
モク部長は言いました。
「きゃ~っ。」
皆は喜びました。
「解散が決まった。」
みんなが盛り上がってると企画開発室のドンウォンが入ってきて失望させました。
ヨンシクは会長に抗議しましたが会長は「お前が招いたことだ」と言いました。
「彼らを失いたいか?見捨てるのか?彼らの家族はどうなってもいいのか。お前にかかってる。お前ひとりのわがままで多くの人が路頭に迷うぞ。」
ク会長は特別企画開発室の社員を人質にとりテヒを捨てさせる手段に出ました。
夜。
ユギョンとオ課長とサンチョルとギップムは居酒屋で酔っ払いながら自分たちの身を案じていました。テヒが来て皆の心配をしました。
会社。
ポン・ジュンスはヨジンと一緒にカップラーメンを待ちながら話をしました。
「海外に転勤するかもしれない。」
「何様なの?あきれた女だわ。あなたは力ずくで連れていくつもり?」
「説得中だ。」
「ファン・テヒはク本部長に・・・ファン・テヒの心にはほかの男がいるのよ。目をそらさないで。時間がたっても消えない気持ちがあるの。私は新年になると今年こそポン・ジュンスより素敵な男と出会おうって思うの。もうあの女と遠くに消えて。私も追いかけられないから。私の分も食べて。」
病院。
ヨンシクの母は退院の準備をしていました。そこにヨンチョルの母が現れました。
「いい療養所があるから体力が回復したら消えて。」
「はい・・・。」
特別企画開発室。
備品が一方的に片付けられて社員だけが部屋に残されました。
社員たちはクビの心配をしました。
「悪いのは俺です。俺が原因なんです。ですが父とは合意しません。なのでみなさんは解雇の可能性があります。不本意でしたが申し訳ありません。」
ヨンシクは皆に謝りました。
病室。
「私の分まで息子を守ってくれる約束をしてください。あの子の盾になれるのは会長だけです。私はあの子の足手まといなのでもう現れません。」
ヨンシクの母はいませんでした。会長は置手紙を読みました。そこにヨンシクが現れました。
「母さんの望みはお前の出世だ。」
「親父にどうしてそうだとわかる。記憶がないのに。」
「母さんが手術の前に私に頼んだ。」
「親父は変わってない。」
「部下がどうなってもか?」
「彼らが首になったら俺もやめる。彼らと会社を設立して一からやり直す。」
「チャンスを棒にするつもりか。社長になってこそ自分を守れる力がつくんだ。私がいなくなっても生き残れる力だ。なぜあの女のためにあきらめるんだ。たった一度のチャンスだぞ。」
「俺の人生だ。」
「ポン・ジュンスチーム長が申し出た。海外支社への異動を。ファン・テヒさんと一緒に行くそうだ。」
「彼女はポン・ジュンスとは行かない。」
「それはどうかな。」
カフェ。
サンチョルとギップムはテヒと話し合いました。
「君が本部長を説得してくれないか?君の話なら聞く耳もつはずだ。」
テヒはヨンシクと会いました。
「異動を考え中です。」
「なんで考えるんだ。ポン・ジュンスさんと海外で暮らすだと?俺が行かせない。」
「出会ってはならない縁もあるんです。借金を踏み倒す人や敵意を抱く人、裏切る人、そういう人です。でも私を苦しめる人は・・・私を・・・こよなく・・・無理してでも・・・何があっても愛してくれる人だとそう気づきました。本部長のおかげで。私たちは出会うべきじゃありませんでした。私はそう思います。人生で一番寒かった日。本部長と出会ったおかげで暖かかったし幸せでした。でも・・・時間を戻せるなら本部長とは出会いません。だから・・・海外に行きます。」
テヒは涙を流しました。
感想
あっちにこっちにふらふら揺れて、お邪魔虫がしつこすぎ!ヨンシクのお父さんも卑怯な人間でどちらかというと悪党です。オ課長もギップムもテヒを裏切るタイプの人間ですね。それでもテヒとヨンシクは二人をかわいがっていますけど。忘れられない恋がある。そうですね。よい男女とそれ以下の人との出会いに魅力を感じなくなりますから出会うとそうなりますね。一種の贅沢病といいますかw少なくともこのドラマの中ではヨンシクとポン・ジュンス以外に精神的にも健全なイケメンはいませんからね。
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