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イニョプの道11話あらすじ「明かされた素性」

韓国ドラマイニョプの道11話

イニョプの道
韓国ドラマイニョプの道-ストーリーの理解を深める原語表記、たまに注釈つき。

イニョプの道キャスト

主人公イニョプ・・・チョン・ユミ
ムミョン・・・オ・ジホ
キム・ウンギ・・・キム・ドンウク
監督・・・チョ・ヒョンタク

あらすじ

カヒアを行首(ヘンス)とする妓房(キバン)に3代目の王様、太宗(テジョン)=イ・バンウォン(李芳遠)が兵曹判書(ピョンジョパンソ)ホ・ウンチャムの案内で王の隠し子と思われるムミョンを待っていました。しかしムミョンが現れる前にイニョプが勝手に王のいる部屋に入り、大王(テワン)さんの密命を受け逆賊マウォル党を見つけようとした父は逆賊に陥れたと上奏し自分で犯人を見つけると言いました。

(両班の女性、しかも奴婢に降格したイニョプが王に訴えるなんて死罪ものですよね!)

太宗は帰り際にムミョンと出会い、ムミョンに何かを感じ、見つめあいました。イ・バンウォン(太宗)は自分の環貫をホ・ウンチャムに渡し逆賊と王の庶子を確かめよと命じました。イ・バンウォン(太宗)を見送ったホ・ウンチャムはイニョプの頬を叩き「我が家門を滅ぼす気か!」と激高しました。ムミョンはホ・ウンチャムの命令でイニョプをホ家に連れ帰りました。

キム・ウンギはマヌォル党のアジトから父であるキム・チグォンが出てきた様子を目撃しました。家に帰ったキム・ウンギは父に何者か、なぜあの砦にいたのか尋ねました。
「真実はその重みに耐えられぬならむやみに触れてはならぬ。」
キム・チグォンは先祖の霊廟に息子を連れて行きました。
「高麗の王族であった我々が身を隠し生きるすべはそれだけだった。私は高麗を復活させ、失敗はこの父がひとりで背負い、成功はお前に残す。勝負はまだついておらぬ。目の前で親が、きょうだいが、燃える火の海で死んでいった。今の王が一族をクァンファドの海に沈めていった。死にゆく一族の悲鳴を決して忘れられぬ。くっ・・・・・。」
キム・チグォンは高麗王朝の残党でイ・バンウォンが命じた王(ワン)氏虐殺の生き残りでした。

(キム家は高麗の残党!全然気づかなかった~。)

ホ・ウンチャムは家に帰り、イニョプの面倒を見るよう王命を授かったと妻のユン氏に言いました。
ホ家に戻ったイニョプはムミョンにキム・チグォンはマヌォル党と関わりがあるのか尋ねました。
「お前には復讐が大事だろうが。知ったことではない。助けられて感謝しろ。お前のせいで・・・俺を殺したければ役所に言うなり王様に話すなり好きにしろ。」
イニョプはムミョンに言いました。
「取引がしたいの。あなたの名前を王様に言わなかったのはそのため。」
イニョプはムミョンに言いました。

イニョプが厨房に行くと「お嬢様、お嬢様、お嬢様」とサウォルがイニョプの生還を喜びました。イニョプはホ・ウンチャムがタンジにもう売らないと約束してくれたと言いました。イニョプは妊娠したオギからムミョンは不愛想に見えて情が深いから匿ってもらったのと言いました。

「私はお前を助けたい。」
下女長のヘサンは自分に報告しに来たムミョンに言いました。

ホ・ユンソは自室で男女の交わりの絵を書き「芸術だ」とうぬぼれていました。そこに醜い容貌の妻のカン氏が来るとホ・ユンソは屏風の裏に隠れました。カン氏夫人はホ・ユンソの二十五年分の財産をすべて盗み下僕のヨンチュンの案内で賭博場に行きました。カン氏がいなくなるとホ・ユンソは「なんてことだ。あ~っ。」と悲鳴を上げました。

「どうすれば私の目の前から消えてくれるの?死ぬ気で逃げ出した場所がここ?お前がいられる場所はほかにもあるでしょ!!」
ホ・ユノクは厨房に現れイニョプに暴言を吐きました。
キム・ウンギはイニョプの手を引き厨房から連れ出しました。

「どういうことだ。当分妓楼に隠れてろと言っただろ。ムミョンを疑っていただろ。なぜ戻った。あの男は危険だ。勝手に出て行ったり戻ったりそばにはムミョンがいつもいる!」
キム・ウンギはイニョプを問い詰めました。
イニョプはキム・チグォンか自分かという選択をさせたくない、マヌォル党の首謀者をひとりで捜し出すのでもうほっといてと言いました。
「ムミョンは私を助けてくれた。信じてるの。それだけ。」
イニョプは言うと立ち去りました。キム・ウンギはため息をつきました。

ホ・ウンチャムは部屋にヘサンを呼び、逆賊が自宅にいるかもしれないので捕らえねばならんので名簿を用意しろというと、ヘサンは直ちに調べる、しかしムミョンはほかとは違うが信用できると言いました。ヘサンが去ると、王の隠し子の祖母は屏風の裏から出てきて「あのひとが私を受け入れてくれました」とホ・ウンチャムに言いました。

キム・ウンギは庭にムミョンを呼び出しました。
「まずは感謝すべきか。父の犬と生きてきたお前に。だが私を仲間だと思うな。」
キム・ウンギはムミョンに言いました。
「怖いのですか?イニョプに真実を知られるのがそんなに怖いのですか?ウンギ様はご自分が何者かご存知なかった。」
ムミョンはウンギに言いました。
「イニョプを逃がした理由は何だ!」
キム・ウンギは剣を抜きムミョンに襲い掛かりました。
「党首様をお知りになったウンギ様は今は私の主人ではない。イニョプに知られたくなければ私のことも知られないふりをしてください。」
ムミョンはことごとくキム・ウンギの剣を避けきり、ムミョンに言いました。

ホ・ウンチャムはムミョン(無名)を部屋に呼び王の環貫に覚えがないか尋ねました。ムミョンは見覚えがないと答えました。
「聞いたと思うがイニョプがうちに逆賊の手先がいると思っている。それが事実なら捜し出せ。それと奴婢となった理由のわからぬ者も捜せ。」
ホ・ウンチャムはムミョンに命じました。
「はい。旦那様。」

イニョプは廊下を掃除していました。
「突き放すのは、父上のせいだけか?ムミョンを好いているのか?」
キム・ウンギはイニョプに尋ねました。
「はい。その通りです。ムミョンが、好きです。あのひとを頼りにしています。」
イニョプは答えました。
「父親の仇でもかまわないのか?この私を最後まで拒んだのに。」
「人は釣り合うべきです。分相応に生きています。」
「幸せのなれるのか?」
「旦那様(サバンニ)、旦那様、呼ぶたびに胸を締め付けられるようでした。下女としてじゃなく妻として夫を呼ぶ言葉であればどれほどうれしかったか。トリョンニ(若様)、ウォラボニ(お兄様)、そう呼んでいたころから練習してきました。でも旦那様は私の夫ではなくご主人様です。旦那様のことへの思いは忘れることにしますがそのお心だけは忘れはしません。」
都城の橋の上。
キム・ウンギは自分がイニョプを苦しめる仇の息子であることを知り、イニョプへの思いを断ち切ろうとするかのようにふたつの結婚指輪と思いでを川に落としました。キム・ウンギは涙を流していました。

キム家。
ホ・ユノクはキム・ウンギの母ハン氏に両班のあいさつをしました。ハン氏は孫が生まれれば申し分ないわねと言うと、ホ・ユノクはまだキム・ウンギと初夜を過ごしていないと、床をともにする願いを叶えてくれたらムミョンを差し出すと取引を言い出しました。

賭博場。
ヨンチュンの案内で平民の服に着替えて現れたカン氏夫人は賭博場でホ・ユンソの財産をすべて失いました。カン氏夫人はホ・ユンソの財産を床に落としてしまい、人々は金目の物に群がりました。

ホ家の地下室。
ホ・ユンソは夫人が浮気していたら追い出してタンジと一緒になると、タンジにまたいちゃつきたいと誘いました。

ヘサンの部屋。
ヘサンはこの国にお前の母が殺され党がかわりにお前を育てたとムミョンに言い、形見があればお前に渡していると嘘をつきました。

キム・ウンギは「先日は、とても失礼なことをしました。きょうは晩酌に付き合ってくれますか」とホ・ユノクに言いました。ホ・ユノクはまた悪知恵を思いつき、イニョプに晩酌の膳を用意させました。ホ・ユノクはイニョプが準備した膳をひっくり返して割り、もう一度イニョプに膳を運ばせました。

ホ・ユノクはイニョプにウンギに酒を注ぐよう命じました。
「お望みならイニョプを好きになさってください。なぐさみ者に嫉妬するのも愚かなことです。どうせ飽きれば捨てることでしょうし心行くまで遊んでください。私は一切口出ししません。」
ホ・ユノクは意地悪なことを言いました。
「もういいでしょ。一杯やりなさい。」
キム・ウンギは酒が飲めないというホ・ユノクに酒を飲ませました。
「どこへ行く。早く酒をつげ。それが終われば床の準備をしろ。それが下女の務めだ。」
退室しようとするイニョプにキム・ウンギは冷たく言いました。
イニョプは晩酌が済んだら呼んでくれと退室しました。

厨房に戻ったイニョプは疲れたように腰かけました。オギは赤ん坊の産着をイニョプに見せると産気づきました。オギは地下室に運ばれ、下女たちが出産の準備をして戻るとオギは首を絞められ息絶えていました。イニョプの元下僕のプンイが女主人ユン氏の命令でオギを殺したのでした。ヘサンは事を察してオギの遺体を隅においてむしろをかけておくように命じました。

ホ・ユノクは酒に弱くキム・ウンギの部屋で眠っていました。
「お酒を口にしたこともなかったのに、よほどつらかったのね。」
ユン氏が現れキム・ウンギに言いました。キム・ウンギは今夜は部屋で寝かせますと義母であるユン氏に言いました。

地下室。息絶えたオギ。
「ご主人様に報告するのだ。」
ヘサンは下僕に言いました。
「すでにご存じでしょう。」
ムミョンは立ち上がりヘサンに言いました。
「滅多なことを申すな。」
ヘサンはムミョンに言いました。下女たちはオギの死にすすり泣きました。
「オギさんは絞殺されたんでしょ。だったらオギさんを殺した犯人を告発すべき。恨みを晴らしてあげなきゃ。」
イニョプはムミョンの後を追いかけて言いました。
「告発はできん。奴婢は主人が逆賊でもない限り告発できん。それが法だ。(奴婢は)誰も守ってくれない。」
ムミョンはイニョプを振り返り言いました。
「自分たちで守ることはできるわ。国に見捨てられても、主人に見捨てられても、自分たちで、守りあうことはできる。」
「もう死んだ。」

感想

イニョプの道11話、今回はじめて日本語吹き替えで視聴しました。イニョプの声の声優さん、いい感じですね。私の家族もはじめてイニョプの道を見てたら、ヘサンやカン氏やユノクを見ると、その容貌にたいへん驚いていたようでした。イニョプの道ってわざとブスを悪女に登用している確信犯ですよね!!!キャスティングに醜女(しこめ)に対する悪意を感じるのでそりゃないでしょと言いたいです。ムミョンはイニョプが好きみたい、そしてまだマヌォル党に騙されていることに気づいていないみたいです。キム・ウンギは自分が高麗の残党であると知り、王氏が生きられる場所のない朝鮮で自分の末路を悟ったのか、イニョプを突き放しにかかりました。これもイニョプを愛しているためなんでしょうか。高麗の残党といえば「テワンセジョン」でも似たような武装勢力が出てきましたね。

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