マスケティアーズ-パリの四銃士4話のあらすじネタバレ感想(The Musketeers)
マスケティアーズ キャスト
ダルタニアン・・・ ルーク・パスカリーノ(1990年生まれ)声優:宮野真守アトス・・・トム・バーク(1981年生まれ)声優:福田賢二
アラミス・・・サンティアゴ・カブレラ(1978年生まれ)声優:中村悠一
ポルトス・・・ハワード・チャールズ(1983年生まれ)声優:三宅健太
トレヴィル(東地宏樹)、リシュリュー枢機卿(大塚芳忠)、フォア将軍(てらそままさき?似てる)、アンヌ王妃(清水理沙)、ルイ十三世(河本邦弘)、コンスタンス(花村さやか)、ミレディ(林真里花)
2014年-2016年全シーズン3 脚本 エイドリアン・ホッジス
シーズン2-03
やっと話についていけると思ったら、また新しい登場人物が出てきてややこしい!
フランス国王ルイ十三世とアンヌ王妃は庭のテントの下で和平条約を結びに来たヴィクトル(サヴオア侯爵)とその妻の侯爵夫人(ルイ十三世の妹でスペインに嫁入り)が馬車で来るのを出迎えました。ヴィクトル(スペイン)はリシュリュー枢機卿に宰相のゴンタール(スペイン)を紹介すると繁みから銃撃があり男が撃たれました。ダルタニアンは繁みの犯人に向かって全力疾走しました(かわいい!)。アラミスは宮殿の軒下を歩いているとかつての友人のマルサックがアラミスに短剣をつきつけました。マルサックはアラミスに、五年前我々を襲って殺したのはサヴォア侯爵だと言うと、アラミスは自分と二十人の銃士の遺体を見捨てて逃げたマルサックを殴りました。
スペインのサヴォア侯爵とゴンタール宰相は我々を狙ったのでは?と怒りフランス国王に苦言を呈しました。アンヌ王妃は私たちは家族ですと言うもサヴォア侯爵は誠意を見せてくれないと信じられないと言いました。リシュリュー宰相はフランスにはサヴォア侯爵が必要だといら立つルイ十三世に助言しました。スペインのサヴォア侯爵はこの事件を利用してクリュゼの失踪にフランスがかかわっているか調べよとゴンタール宰相に命じました。
ダルタニアンはアラミスとマルサックを見つけ、マルサックに銃を向けました。マルサックはサヴォア侯爵の陰謀が正しいか証明するまで待ってくれとアラミスとダルタニアンに言いました。
なんか話がややこしくなってきましたね!
リシュリュー枢機卿はクリュゼのことをサヴォア侯爵に気づかれていないなとトレヴィル隊長に尋ねました。トレヴィルは汚い手を何度も使うリシュリューに面と向かって不快感を表しました。リシュリュー枢機卿は部下にサヴォア侯爵を見張るよう命じました。
アラミスはダルタニアンの下宿の一室にマルサックを縛りました。マルサックはその日暮らしで盗みをしてきたとアラミスに言いました。アラミスは銃士たちにはマルサックは脱走して死刑に値すると思われていると言うと、マルサックはアラミスだけが真相を知っていると言いました。
五年前、国境を警備していたアラミスとマルサックたちは襲撃を受け就寝中の銃士たちが殺されたとダルタニアンに話しました。アラミスとマルサックは銃士らしく戦いマルサックは傷を負ったアラミスを助けて木の陰に隠して銃士たちが殺されるところを見ていてたいへん後悔していたのでした。アラミスはほんとうは勇敢なマルサックを擁護せずに見捨てたことを後悔していました。
トレヴィル隊長はアトスとポルトスに侯爵夫妻の護衛をするように命令しました。
アトスはアラミスとダルタニアンに何か隠しているだろうと言い二人は白状しました。マルサックは四銃士をある場所に連れて行きました。薄暗い部屋、マルサックは縛られている男を何度か殴りました。サヴォア侯爵の傭兵だった男は「フランスが自分を殺しフランス王の子供を即位させるつもりだ」と侯爵が言っていたと白状しました。サヴォア侯爵の命令で傭兵はフランスの銃士たちを殺したと言いました。傭兵の男は銃士たちの野営地の場所をトレヴィル隊長から聞いたと言うとポルトスは「今のは取り消せ」と激高しました。マルサックは傭兵に「五年前は赤ん坊のように奴らは寝てたぜ、見ものだった」と挑発されて、男を殺しました。
愛国者のトレヴィル隊長がひどいことを!?
リシュリュー枢機卿によってクリュゼは暗い部屋に監禁されていました。
アトスとポルトスは愛国心あふれるトレヴィル隊長が裏切ったなんてとても思えないとアラミスに言いました。アラミスは敵の武将を斬ったのでそれが侯爵なら背中に傷が残っているはずだと言いました。
ルイ十三世は幼子のルイ・アマデュー(サヴォア侯爵の息子)とフェンシングの練習をしてアンヌ王妃と侯爵夫人はその様子を見守っていました。
飯屋のセルジュはアラミスに食べ物を出しました。セルジュはサヴォア侯爵が来ているから嫌なことを思い出しただろうとアラミスを気遣いました。
サヴォア侯爵は条約の締結を渋りアトスとの剣の勝負で決めると言いました。サヴォア侯爵はアトスとレイピアで勝負をしました。侯爵の腕もなかなかのものでしたがアトスは侯爵の剣をはじき飛ばしました。アトスはサヴォア侯爵の胸を薄く斬りました。トレヴィル隊長はアトスにお前なら尊厳を守れたはずだろうと、謝罪してくるよう命じました。
「謝罪に参りました。熱くなりすぎまして。」
アトスはサヴォア侯爵の部屋に現れました。サヴォア侯爵は上着を脱ぐと背中に傷があるのをはっきり見ました。
夜の酒場にゴンタール宰相は行き、金を与えて牢にいる男について尋ねました。酒場の男は鼈甲のふちの眼鏡をかけているという情報を宰相に与えました。
四銃士は部屋に集まりトレヴィル隊長が五年前のあの日だけ記録を作っていないと話し合いました。マルサックも手伝いたいと言いました。
アトスとポルトスとダルタニアンとアラミスはトレヴィル隊長に会い、五年前のサヴォアの訓練の際のスペインの襲撃とされていたことについて尋ねました。アラミスはなぜ銃士の情報をサヴォア侯爵に(訓練中だった)銃士が襲撃するとの誤解をさせたのだと怒りました。
なるほど!侯爵は嘘の情報で敵と勘違いして銃士を皆殺しにして政府はスペインのせいにしたということが言いたいのですね!
マルサックの言うことは正しいというアラミス、トレヴィル隊長を信じるというポルトス。
侯爵夫人はサヴォア侯爵がフランスとスペインどちらの味方になってもあなたを支えると言うと、サヴォア侯爵もだから愛していると夫人にキスをしました。ゴンタール宰相はクリュゼの居場所を突き止めました。
マルサックは自分の世話をしてくれているダルタニアンの下宿の夫人を強姦しようとしました。ダルタニアンが現れマルサックを殴りました。マルサックは許してくれと謝罪しました。ダルタニアンはマルサックを縛りました。
人妻にモテモテのダルタニアン!
下宿の夫人はダルタニアンの耳元に「射撃と剣術を教えて」とささやきました。ダルタニアンはわかったと美しい夫人の頼みを受け入れました。
枢機卿は隊長に五年前の件は自分で何とかしろと突き放しました。
アラミスは裏切ったことを認めたトレヴィル隊長を殴りました。法に訴えようというアラミス、実力行使をしようというマルサックは意見が分かれ、マルサックはアラミスを殴り失神させトレヴィルを剣で裁くと言い下宿を後にしました。
王宮。
侯爵は枢機卿と会い条約は結ばないと言いました。
「フランスはうそつきと詐欺師の国だ。」
ゴンタール宰相は幼い子をサヴォアの地の枢機卿に即位させるために銃士隊を送り込んだが阻止したがクリュゼが拉致されパリの牢獄にいることがわかったと言いました。リシュリュー枢機卿はしらを切りました。証拠を見せろという枢機卿にサヴォアは彼に会いに行こうと言いました。
四銃士は侯爵の護衛の任務を解かれて酒を飲もうとしていました。そこに侯爵夫人が現れパリの牢獄にクリュゼが入っていると言いました。侯爵夫人はフランスのために阻止しなければいけないと四銃士に言いました。四銃士はサヴォア侯爵よりも早くクリュゼを探しに行きました。
侯爵夫人と四銃士はクリュゼを牢から連れ出しました。
コックのセルジュは牢に入りクリュゼの身代わりになりました。
リシュリュー枢機卿は侯爵夫人の機転と四銃士の助けで難を逃れました。
「裏切者の報いを受けろ。トレヴィル。金のためか。侯爵に買収されたのか。」
マルサックはトレヴィルに銃口を向けました。
そこにアラミスが現れました。
トレヴィルは国王の命令で従ったと言いました。
「国王がサヴォアに送った最も重要なスパイを守るためだった。侯爵夫人を。侯爵夫人の疑いの目をそらすためにクリュゼを拉致することになった。私も欺かれた!枢機卿はお前たちの任務が暗殺だと侯爵に思わせたのだ。」
トレヴィル隊長はマルサックに言いましたが人生を台無しにされ罪人になったマルサックの怒りは収まりませんでした。アラミスは仕方なくマルサックを撃ちました。
「すまないマルサック。」
アラミスはマルサックを支えました。
「銃士として死にたい。誇りをもって。」
マルサックは息絶えました。
フランスとサヴォアの和平条約は結ばれました。
(なんてせこい方法なのでしょうと思わざるを得ません。)
ダルタニアンは宿屋の夫人に手取り足取り銃の使い方を教えていました。宿屋の夫人はダルタニアンに触れられて嬉しそうでした。
アラミスとトレヴィル隊長はマルサックの墓に酒を供えました。
「マルサックの肉体の死は五年前の魂の死にやっと追いついたのです。我々は銃士です。従わねば。眠れマルサック。兄弟とともに。」
アラミスはマルサックの墓にレイピアを突き立て弔いました。
う~ん。なんと卑怯な!でもフランスってそういう国なんですね、わかる気がします。イギリスが作ったドラマですからよけに客観的な評価が入っているのかもしれませんねw
それはそうと、サヴォアって土地があるんですね。サヴォワ県は今はフランスの領土で長い間サヴォイア家に支配されてのちにイタリアのサルディーニャに移りイタリア王国を築いたようです。冒頭でルイ十三世が「フランスのニキビ同然」と呼びそのニキビ同然が重要なのですという枢機卿wルイ十三世は能天気な王様ですね。今はEU脱退とかなんとかいっちゃってるけど、支配者はあっちに行ったりこっちに嫁いだりして、貴族だけはEUさながらに往来していたのですね。