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セリフ解説あり:華政ファジョン-19話-あらすじネタバレ感想 韓国ドラマのあらすじ


華政ファジョン-19話 あらすじネタバレ感想

華政(ファジョン)の主なキャスト

光海君(クァンへグン)・・・チャ・スンウォン
貞明公主(チョンミョンコンジュ)・・・イ・ヨニ
綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)・・・キム・ジェウォン
監督・・・キム・サンホ監督「アラン使道伝」
脚本・・・キム・イヨン「トンイ」「イ・サン」「馬医」「ホジュン(チョン・グァンリョル主演)」
2015年作

華政ファジョン-19話のあらすじ

夜に火器都監(ファギトガム)で観音の目を探していたファイは尚宮キム・ゲシに呼ばれ光海君(クァンへグン)と謁見をしました。

大妃の家、女官は観音の目を腕につけて煎じ薬を作っていました。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は女官が観音の目を身に着けているのを見て薬の器を落としました。
「なぜそなたがこれを身に着けているのだ。門番はどこだ。すぐに呼んでくれ。公主の物だ。あの日、貞明(チョンミョン)に渡した物なのだ。公主。公主。貞明(チョンミョン)よ。」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏はチョン尚宮に言いました。

王の部屋。
キム尚宮は都監の職人ファイを王に謁見させました。
「ゲシは茶菓子を持って来い。」
キム尚宮は茶と菓子を用意しました。ファイは菓子をすすめられて拒絶しました。
「脅すためにそなたを呼んだのではない。安心せよ。
光海君(クァンへグン)が言うとファイは菓子を一口食べて置きました。
「茶をついでくれ。」
「はい。」
ファイは光海君(クァンへグン)に近寄り茶を注ぎ顔を伏せていました。
「恐れながらお伺いいたします。なぜ私をおよびになったのですか?」
「そなたは倭国の朝鮮人だったそうだな。朝鮮ではどこにいたのだ?」
「住まいは、慶尚道のトンネです。」
「よく知っている。人情に厚い街だ。それで倭国へ渡った経緯はなんだ?」
「父は漁師をしており船で海に出たのですが倭国に流されました。」
「そうか。お前は誰だ。嘘を並べ立てていたがぎこちなかった。トンネの漁師の子ではないな。そのまなざし。そうだ。見覚えがある。初めて会った時から。お前は言っていた。私は昔からお前を知っていると。」
光海君(クァンへグン)は茶を飲みました。
「殿下。あのときは気が動転して。」
「いや。しかしお前は茶菓子を紙で包んだ、それから茶をそそぐ物に対する王室の目礼をする作法まで知っていた。王が目礼しても微動だにしなかった。正直に言え。何の目的で火器都監(ファギトガム)に入った。お前の目的は何だ!なぜ黙っておる。なぜだ。もう嘘が思いつかぬか。」
光海君(クァンへグン)は剣を抜きました。
「いいえ。そうではありません。私はトンネの漁師の息子です。お疑いになるのは父の戸籍大帳をお確かめください。菓子を紙で包んだのも硫黄で汚れた手では失礼だと思ったからです。殿下の目礼に気づかなかったのは緊張のせいです。王室の作法など知るはずもありません。私は殿下に呼ばれてたいへん緊張しています。それでも私を王疑いになるならどうぞお斬りください殿下。火器都監(ファギトガム)を命がけでお守りした私の言葉が信用できなければ。私は焼き取り法も知っています。その技術が必要だったのでは?」
ファイは釈明しました。キム・ゲシは扉の裏で立ち聞きしていました。
「王を相手に堂々としたものだな。しかも刀の前で。よいだろう。今はその度胸に免じて赦してやろう。何よりお前は焼き取り法を知る大事な職人だ。ゆえに戸籍大帳を調べよう。半月もすればわかる。話の続きはそれからでも遅くはない。違うか?」
光海君(クァンへグン)は剣を収めました。

「なぜこれが慶運宮(キョンウングン)にあるの?公主は分かれる前にこれを受け取った。」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は興奮していました。チョン尚宮は公主は亡くなられたと言いました。
「ではなぜこれがあるの?」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は娘が生きているはずはない娘が生きているかもしれないと思いました。

キム尚宮はファイが自分に何者か尋ねなかったので怪しいと光海君(クァンへグン)に言いました。
「初対面のはずなのに。用件を尋ねるだけで私が誰か聞きませんでした。見覚えがあるのかと。」
「トンネに使いを送り戸籍大帳を調べよ。」
「十日で済みます。」

ファイはこのままではバレると思いました。

仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は門番を呼び「若い女人が来たか」と尋ねました。
「火器都監(ファギトガム)の土取り係なら来た事がありますが。」
門番は大妃に答えました。

王の部屋。
光海君(クァンへグン)は銅器に入れられた食事を食べていました。
文昌府院君ユ・ヒブンは火器都監(ファギトガム)で働きたいと光海君(クァンへグン)に言いました。
イ・チュンはチャプチェを避けて別の食事を食べた光海君(クァンへグン)に理由を尋ねました。
「口に合わん。新鮮な野菜を使ってもゆで過ぎて食感が悪いうえに肉と野菜に味が染みておらず料理に深みがない。余が思うに料理法を変えるべきかと。」
光海君(クァンへグン)はしっかりとイ・チュンの傑作チャプチェの感想を述べました。
「殿下。なんとお詳しい。まんがかうにだちゅーなー。さらに精進いたします殿下。」
イ・チュンは感激しました。文昌府院君ユ・ヒブンはイ・チュンに呆れました。

イ・チュンは文昌府院君ユ・ヒブンに媚びました。
「殿下はイ・イチョムより私を信頼なさっているようだ。」
ユ・ヒブンは誇らしげにイ・チュンに言いました。
「私も火器都監(ファギトガム)に連れて行ってください。火器都監(ファギトガム)へ行く理由があるのです。」
イ・チュンは文昌府院君ユ・ヒブンに頼みました。

大妃の門番はキム尚宮に観音の目の絵を描いて渡しました。蛟山(キョサン)ホ・ギュンはちらりと図を見ました。

イ・イチョムの執務室に文昌府院君ユ・ヒブンが入ってきました。
「アイゴテガーム。ごりっぱな部屋ですね。私もここに通うことになりました。同副承旨です。大監にはかないません。」
「そうか。出世したな。だが無様だった昔を思えば出世したな。キム・ジェナムの事件で疑われたときは私に命乞いをするほどみじめだったのに。だが余計にそなたは信用ならなかった。命惜しさで頭を下げただけ。いずれ本性を現すとな。どんな本性かは知らんが。概して他人にへつらう者ほど胸には鋭い刃を隠し持っています。」
「このようなろくでなしが?誤解です。楽しく遊んで死ねたら本望。そんな男です。」
「何が目的かは知らんが気を付けるんだな。私にも、殿下にも。はっはっはっは。」

王の部屋。
光海君(クァンへグン)はイ・イチョムを孤立させるために文昌府院君ユ・ヒブンを同副承旨に命じ、イ・イチョムが必死になった時の使い道も考えているとキム尚宮に言いました。

明国が出兵の要望書を送り付けてきました。イ・イチョムと文昌府院君ユ・ヒブンとチョン・イノンも王の執務室に集まりチョン・イノンは弱腰に出てはだめだと言いました。

明の皇子、朱常浩が朝鮮に現れました。

カン・ジュソンの隠れ家。
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは明の使節団の来訪を王より先に知っていたのかとカン・ジュソンに尋ねました。蛟山(キョサン)ホ・ギュンは王が消えれば火器都監(ファギトガム)もなくなるとカン・ジュソンに言いました。
「慶運宮(キョンウングン)の大妃。大妃は王座を得るために犯した主上の象徴です。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは自分の策に協力するようカン・ジュソンに言いました。

カン・ジュソンは光海(クァンヘ)に疑われていると思いしばらく様子を見ることにしました。カン・ジュソンの妻はいざとなったら蛟山(キョサン)を捨てればよいのですと笑いました。

ホン・ジュウォンの家。
ファイは荷造りしていました。
「当分は身を隠さないと。」
ファイはつぶやくとホン・ジュウォンがファイの背中をたたきました。ファイはびっくりしました。ホン・ジュウォンは火器都監(ファギトガム)に行くというと、まだ養生するようにファイは言いました。ホン・ジュウォンはファイの荷造りを見て都監の寄宿舎に下宿するのだと思いました。
「特別に一人部屋を用意してやる。」

火器都監(ファギトガム)。
ファイとホン・ジュウォンが釜の前に行くと硫黄班の班長が苦しそうに座っていました。心配したファイとホン・ジュウォンはイ・ヨンブに近寄ると・・・
「お前のせいで・・・・火器都監(ファギトガム)が・・・・・・・・・助かった。」
と言いました。
火器都監(ファギトガム)の職人たちはファイを取り囲み感謝しました。
「ありがとう。我々はお前のおかげで助かった。この火器都監(ファギトガム)は我々の朝鮮を守る力だからな。」
職人たちは盛り上がりました。

慶運宮(キョンウングン)。
イ・ウォニクとイ・ハンボクは今日も門前払いされそうでした。イ・ウォニクは無理やり大妃と会いました。
「今日こそは会わせてもらうぞ。」

大妃の部屋。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は観音の目をウォニクに見せ公主が生きているかもしれないとイ・ウォニクに観音の目を渡しました。

イ・ウォニクの家。
イ・ハンボクは火器都監(ファギトガム)の提調ホン・ヨンに会おうと言いました。イ・ウォニクは公主は亡くなっていると考えていました。
「火を支配する世の主か。もしこの予言が事実で公主様が生きておられたらどうなっていただろう。生前漢陰(ハヌム、イ・ドッキョン)が言っていた。あの予言の主は永昌大君(ヨンチャンテグン)ではなく公主媽媽なのだと。主は王なのか?あるいは権力を握る明主なのか?考えても無意味なのだろうが頭から離れんのだ。媽媽が生きていたらどんな世の中になっていたのだろう。」

火器都監(ファギトガム)。
硫黄の精錬は順調に進んでいました。
ファイは考え事をしていました。ホン・ジュウォンはファイを執務室に呼び氷を入れた茶をあげました。
「鉱山はもっとたいへんだったからいいよ。」
「せっかく用意したのだ。飲んでくれ。それが礼儀だ。」
ホン・ジュウォンが言うとファイは嬉しそうに茶を飲みました。
「火器都監(ファギトガム)が朝鮮を守る力とは何だ?みんなそのつもりで働いているようだ。」
ファイは尋ねました。ホン・ジュウォンはいつ戦争が起きるかわからないと明の情勢について話しました。ファイは母からもらった数珠を見なかったかホン・ジュウォンに尋ねました。

ホン・ジュウォンはカン・イヌにファイの数珠を知らないか尋ねました。
「形はしってる。手首をつかんだ時に見た。あの時以外にも掴んだがな。」
カン・イヌは答えるとホン・ジュウォンは慌てました。
「男装していてもファイは女人だ。自重しろ。」
「もしかしてファイを遠ざけている?怪しいな。」

王の部屋。
光海君(クァンへグン)は両班の服に着替え外出の準備をしてホン・ジュウォンを呼びました。
「私の外出に同行してくれぬか?」

華政ファジョン-19話の感想

そろそろ誰かが貞明公主(チョンミョンコンジュ)に気が付きそうですね。道理でいえばお母さんの仁穆大妃(インモクテビ)キム氏なのでしょうが、ファイを慕っているカン・イヌも案外きめこまやかな観察力を持っているので気づくかもしれませんね。それと同時にキム尚宮やホ・ギュン、カン・ジュソンもファイの正体に気が付きそうですね。今回の「華政(ファジョン)」19話は大逆罪という盛り上がりが終わったところなので、ちょっと静かになっていましたね。なぜか文昌府院君ユ・ヒブンが火器都監(ファギトガム)に出仕したいと光海君(クァンへグン)に言って、光海君(クァンへグン)はイ・イチョムを孤立させるために了承しました。光海君(クァンへグン)にとってキム・ゲシは絶対の忠誠を誓っている最側近であり信頼のできる有能な部下となっています。イ・ウォニクはまだ活躍していないみたいですが、あの俳優さんですので、ちょっぴり期待したいと思います。

ファジョン(華政)のあらすじと感想まとめ

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