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イニョプの道10話あらすじ「深まる謎」


韓国ドラマイニョプの道10話

イニョプの道
韓国ドラマイニョプの道-ストーリーの理解を深める原語表記、たまに注釈つき。

イニョプの道キャスト

主人公イニョプ・・・チョン・ユミ
ムミョン・・・オ・ジホ
キム・ウンギ・・・キム・ドンウク
監督・・・チョ・ヒョンタク

あらすじ

前回までのあらすじ

チョン参議の性奴隷となり夜伽を強要されたイニョプはチョン参議に襲われムミョンから貰った短剣で抵抗しました。チョン参議はイニョプから短剣を奪い捨てると再びイニョプに襲い掛かりました。キム・ウンギが下僕のパウに酒に薬を入れ参議の部屋に運び入れさせたため、チョン参議はイニョプに覆いかぶさるように眠ってしまいました。庭に逃げ出たイニョプはキム・ウンギの前でさらわれ輿に乗せられマヌォル党のヘサンの命を受けた刺客に連れ去られました・・・。

本編

キム・ウンギは剣を抜きマヌォル党の刺客チボクと戦いました。チボクの手下たちは二人の戦いを見守っていました。キム・ウンギが輿に迫ると刺客もウンギに応戦しました。

ムミョンもまた、もう一つの輿をを見つけて刺客と戦い二人の刺客を剣で斬り殺しました。

チボクはキム・ウンギに輿の中を見せると中は空っぽでした。

ムミョンが輿の中を開けると輿の中には誰もいませんでした。

キム・チグォンの家。
実家に戻ったキム・ウンギは下僕たちを集めてイニョプを捜索するように命じました。
「二人一組で捜せ。チョン参議様の屋敷近くに隠れられそうな場所がないか捜せ。逃げられそうな道がないか山のふもとまで捜せ。」
キム・ウンギが言うと下僕たちはイニョプを捜しに行きました。するとウンギの母ハン氏は見つける方法がないので役所に通報すればいいと言いました。

マヌォル党の砦の小屋の中。
「ひゃぁ~っ。うあ~っ。」
イニョプは椅子に縛られ股の間を二つの棒で裂かれて拷問されていました。
「遺書をどこへ隠した。どこへ隠したかと聞いている。」
チボクはイニョプに言いました。
「誰だ!お前たちは何者だ。あのマヌォル党か!私のお父様に逆徒の濡れ衣を着せてトックを殺しただろう!」
イニョプが叫ぶとチボクはイニョプの首を掴みました。
「貴様たちに言われておとなしく渡すと思うか!あ~っ。天罰を受けるだろう。天でなくこの私がただではおかない。この目に焼き付け必ず成敗してくれよう!あ~っ。あ~っ。はぁっ・・・・・・。」
イニョプは股裂きの拷問を受け気を失いました。チボクはすぐにイニョプに水を掛けました。
「遺書を渡せば殺しはしない。どうした。もしかして身に着けているとでも?図星か?捜せ。」
チボクは部下に命じました。するとムミョンが現れました。
「遅かったな。」
チボクはムミョンに言いました。
ムミョンはイニョプの縄を解きました。
「何をする。」
チボクが言うとムミョンは部下を振り払いイニョプを肩に担いでいきました。
「女を連れていく。」
ムミョンはイニョプに言いました。
「命令とは違う。」
チボクは言いました。
「どけ。怪我をさせたくない。」
ムミョンは剣を一振りするとチボクの手下の足の表面を斬りチボクの首に剣をつきつけました。
「今、党の命令に背くつもりか。目を覚ませ。必ず後悔するぞ。」
チボクは低い声でムミョンに言いました。
「俺に構うな。」
ムミョンはイニョプを軒下に置くとチボクは攻撃の合図を出しました。マヌォル党の刺客たちがムミョンに斬りかかりました。ムミョンが刺客たちを斬っている間、イニョプはふらつく足取りで逃げました。
山の中。
イニョプは痛む脚を引きずりながら落ち葉の降り積もる道なき道を歩いていました。
「お前が?貴様がマヌォル党の党員だったのね!敵が目の前にいるのに気づかなかった!ただじゃおかない。私が地獄に落ちようとも必ず貴様の息の根を止めてやる!」
イニョプは自分に追いついてきたムミョンに怒鳴りました。
「行くぞ。」
ムミョンはイニョプの腕を掴みました。
「触るな!貴様の助けなどいらぬ!きゃっ。わっ。」
イニョプは暴れると斜面を転げ落ちて気を失いました。遠くでチボクの「捜せ」という声がしました。

朝のホ家のウンチャムの部屋。
ホ・ウンチャムは妻に怒りました。
「都城はもちろん国中を捜してどんなことをしてでも見つけます。大監は心配しないでください。」
ユン氏は夫に言いました。
「まだそのような大口を叩くのですか!」
「なんとかするといってるのです!」
「このわからずやが!」
「死体であろうとも必ず見つけますので待っていてください。」
ホ・ユノクは父母のやり取りを黙って聞いていました。

ホ家のカン氏の部屋。
「はぁ。すっきり。私は手ぬぐいは使わないの。肌が悪くなると何度も言ってるでしょ。あのこと聞いた?イニョプが逃げたの。一体どうなるのかしら。かわりにタンジが行くとか?」
カン氏夫人は水を汲んだ桶を持ってきたケットンに言いました。ケットンは夫人が顔を洗い終えると扇でカン氏の顔を乾かしました。

ホ家の庭。
ユン氏夫人は下僕たちを全員集めイニョプの消息を調べるように命じ手柄を立てた者はムミョンにかわり下僕の頭にすると言いました。へサンはムミョンほど頭にふさわしい者はいない、一度手柄を立てただけで頭にするのはどうかと言うと、ユン氏夫人はムミョンはどこにいるのか尋ね乱れた秩序を叱りへサンは謝罪しました。

プンイは後でユン氏夫人にオギを捕らえたと言いました。

へサンはチボクからイニョプをムミョンが連れ去ったと報告を受けました。チボクはキム・ウンギを始末すればよいのではないかというと、へサンはキム・ウンギは朝廷の重臣の息子なので騒ぎになると言いました。

ホ家の下僕たちは都城中にイニョプを捜しに行きました。

チボクもマヌォル党の党員を動員してイニョプとムミョンを捜させました。

ムミョンはキム・ウンギに一緒に来るように言いました。

クク家。
イニョプは乱れた部屋に布団を敷いて寝かされていました。
「守ってあげられますか?」
ムミョンはキム・ウンギに言いました。
「どうしてこんなことになった!マヌォル党とやらに関係があるのか?答えろ!」
キム・ウンギはムミョンの襟を掴み揺さぶりました。
「どうか助けてください。」
ムミョンは平常心で言いました。
ホ家の地下。
プンイはユン氏夫人に臨月になったオギを見せました。

妓房。
キム・ウンギとムミョンはカヒアに頼みイニョプを部屋に寝かせました。キム・ウンギは医員をすぐに呼ぶようムミョンに言いました。
カヒアはムミョンに「誰の女?あんたとも事情がありそう。」というと、ムミョンは「戸判と兵判に気づかれるな」と言いました。カヒアは「あんたこそ気づかれないでね。気持が目に出るから。」とムミョンに言いました。

妓房の部屋。
「ここはどこなの?」
イニョプは目覚めました。
キム・ウンギは目覚めたイニョプを抱きしめました。
「すまないイニョプ。あなたを見失って守ってやれず、すまない。」
「ムミョン。ムミョンはどこ?ムミョンを捕まえなきゃ。」
「そんな体で動いてはだめだ。」
「聞きたいことがあるの。あの場にムミョンが来たの。マヌォル党と関係がありそう・・・。」
「ここで待っててくれ。どこにも行かないでくれ。」
キム・ウンギは言うとムミョンを追いかけました。

夜道。
ムミョンの後をキム・ウンギは刀を持ってついていきました。イニョプは痛む体を抑えながら妓房を出ました。
「あ~どこへ行ったんだ。」
ヨンチュンはイニョプを捜していました。
「どうだっていい。やれやれ。」
別の下僕は言いました。
サウォル以外の下僕はイニョプのことはどうでもよいのでした。

ホ家の庭。
イニョプは石を投げてサウォルを呼びました。
「ムミョン兄さんはまだ帰ってません。私はこんな事になってるとは思わずお嬢様はハムンへ行かれたのかと。だから安心していたのに。」
サウォルはイニョプに言いました。
イニョプはムミョンを見張るように言うと、サウォルもイニョプについていきたいと言いました。イニョプはサウォルにこの家の動きを見張って自分に報告するように言うとサウォルを抱きしめました。

マヌォル党の砦。
ムミョンは砦に着きました。キム・ウンギも後を着けてきました。
ムミョンが小屋に入ると党員たちは剣をムミョンに突き付けました。
「お前が裏切るとは。苦楽をともにした同志が命をかけた夢より!小娘ひとりが大事なのか!」
へサンはムミョンの頬を叩きました。
「私を罰してください。」
ムミョンはへサンの前に跪きました。
「裏切りの罰は死だ!」
「私を殺してください。」
「これが最後だ。イニョプはどこにいる。どうしても命を捨てる気か!ムミョン!これまでともにした歳月は無駄だったのか。」
へサンは剣を抜きました。
「申し訳ありません。党にこの命は捧げます。ですがあの子は殺せませんでした。」
「一体なぜだ!」
「分かりません。私にも、分かりません。」
「えーい!」
へサンは剣を振り上げました。
「やめよ。」
黒い編み笠をかぶった男の声がすると、へサンは剣を下げました。
「マヌォル党の党首様だ。図が高い。」
へサンは皆に言いました。
ムミョンは立ち上がり振り返ると目を丸くし党首に礼をしました。
そこには戸曹判書(ホジョパンソ)、キム・チグォンがいました。

マヌォル党の砦の一室。
「あの子に惚れたのか。使命ある者はおなごに惑わされてはいかん。ゆえにお前が初めて恋をした子、カヒアをお前から取り上げた。恨んでいるか?」
キム・チグォンはムミョンに言いました。
「いいえ。」
「もし私を恨みたくなったら、敵の刃に倒れた母親を思い出せ。今も忘れられぬ赤子の私に託して死んでいった、あの顔が。高麗に忠誠を尽くしたというだけで殺されたのだ。その恨みをおなごへの恋心ごときであきらめるのか!イ・バンウォンの首をとってこい。そうすればあの子をお前にやる。あの子を隠したところで見つからぬと思うのか?あの子を守れると思うのか?」
「任務を果たせば・・・イニョプの命は助けるというのですか?」

キム・チグォンはへサンに命じました。
「今まで従順だった犬が、今や自分の意志を持つ人間となりはじめた。決行の日を早め終わったら始末するのだ。」
「面目ありません。」

キム・ウンギは父がマヌォル党の党首であることを陰から見て震えました。

妓房の部屋。
イニョプは布団の上に座りマヌォル党の砦での出来事や自分を励ましてくれたムミョンの言葉を思い出していました。
「お邪魔いたします。気力を養ってくれるそうです。どうぞ。キム・ウンギ様とムミョンから頼まれました。私がお世話をいたします。」
カヒアが薬をもって部屋に入ってきました。
イニョプはせんじ薬を飲みました。
「ひとつ尋ねてもいいですか?ムミョンとお嬢様が知り合ってどれくらいになりますか?ムミョンは一体何者ですか?何かマヌォル党について聞いたことはありませんか?」
イニョプはカヒアに尋ねました。

キム・ウンギはキム・チグォンが作った妓房に戻りましたが門の中に入る気力がありませんでした。

ホ家。
「もう勝手な真似はするな。これがお前に与えられた最後の機会だ。」
へサンはムミョンに言いました。
「わかっています。党首様は、許したのではなく取引を持ち掛けたと。」
ムミョンは答えました。
「イニョプと一緒にあの世へ行く覚悟なら戻って来なさい。お前を、このような形で失えぬ。」
「イニョプと関係なく任務はまっとうします。私の、宿願でもあります。」
「必ず、成功させるのだ。」
へサンは信頼のまなざしでムミョンを見つめて言いました。
「どこへ行ってた?奥様がお呼びだ。」
プンイが現れ地下に行くように言いました。

ホ家の地下。
ムミョンとプンイは地下に行きました。
「ムミョン!」
オギはムミョンに助けを求める声をあげました。
「どういうことだ。訳を聞かせてもらおう。」
ユン氏はムミョンに言いました。
へサンはオギの悲鳴とムミョンが拷問されるうめき声を聞きました。
ユン氏はプンイにムミョンを縛り木で背中を打つ拷問を加えさせていました。

ホ・ウンチャムが輿で帰宅するとへサンはオギとムミョンが奥方に拷問されていると報告しました。

「私はオギよりムミョン、お前に失望した。忠実な私の腹心と信じていたのにぬけぬけと私を裏切るとは。誰の命令でオギを生かした!」
ユン氏はムミョンに言いました。
「私の命令だ。」
ホ・ウンチャムが現れ二人を医者に見せるよう言いました。ホ・ウンチャムは二人を処罰する理由はないと妻に言うと下僕に二人を連れ出させました。ホ・ウンチャムはムミョンの肩に気になるあざがあることに気が付きました。

ホ家の厨房。
オギと傷だらけのムミョンが連れてこられました。下僕たちは二人の心配をしました。
「ムミョンや。ごめんよ。」
オギの母は言いました。

ホ家のホ・ウンチャムの部屋。
ユン氏は嫉妬ではなく命令に反したから奴婢を罰して何が悪いとホ・ウンチャムに言いました。
「大監の子を卑しい者にしたくない私の真心がわかりませんか?」
「あなたの言うことが真心か本心かわかりませんが、二度とムミョンとオギに手出ししないでください。いくら夫人でも、私は断じて許しません。」
ホ・ウンチャムはムミョンの正体に疑問を持ち始めていました。

ムミョンの部屋。
へサンはムミョンの介抱をしていました。そこにキム・ウンギが帰ってきました。

へサンの部屋。
キム・ウンギはへサンにキム・チグォンとどういう関係か尋ねました。
「父上はマヌォル党と関係があるのか?だから私を生かしイニョプをさらったのか?ならばこれなら答えられよう。ムミョンは、父上の手下なのか?」
「お父様とお話しください。」

キム・ウンギはホ家の自分の部屋を開けるとホ・ユノクが待っていました。ユノクは侮った罰を受けさせるためにイニョプを必ず捜すと言いました。
「出て行ってくれ!夫人の望みはイニョプでなく私だろ!夫人が望むものは私だろ!」
キム・ウンギはユノクに怒鳴ると部屋を出ていきました。

真夜中のホ家の厨房。
ホ・ウンチャムは厨房横のムミョンの部屋に入りました。
「驚くな。私だ。痛むか?」
ホ・ウンチャムは優しくムミョンに言いました。
「大丈夫です。」
ムミョンは布団から起き上がり衣を羽織り体裁を整えようとしました。
「どれ見せてみなさい。」
ホ・ウンチャムはムミョンの上着をめくり肩にあるあざを確かめました。
「大丈夫です大監。」
ムミョンは畏まりました。
「肩によい兆しの赤いあざがある。いつできた?生まれた時からか?」
「そうです。」
「身寄りがいないそうだが幼いころは商団にいたか?」
「はい。」
「もしかして、何か親の残した形見のようなものはあるか?」
「私に、残されたものはありません。」

ホ家のユン氏の部屋。
ユン氏は部屋にオギを呼びました。
「体調はどうだ。」
ユン氏はオギに尋ねました。へサンはオギのかわりに質問に答えました。
「お前を苦しめてしまったがもはやどうしようもない。無事に子を産みなさい。正直お前がかわいいはずがない。だが大監の意思を尊重してやらねば。産前産後の準備を不自由ないようをしなさい。おむつと滋養のあるわかめもな。」
ユン氏が言うとへサンは従いました。

ホ・ユンソの部屋。
「これ全部タンジが作ったのか?おいしそうだな。よし、タンジや。食べてごらん?」
ホ・ユンソは膳を持って部屋に来たタンジに言いました。
「イニョプが逃げたので私が売られるかもしれません。ご主人様は何の心配もなく奥様と楽しく過ごしてくださいね。」
タンジはホ・ユンソに言いました。
「タンジや。心配ないって。そのうちうやむやに終わるから。母上はイニョプのことで頭がいっぱいさ。お前のことはとっくに忘れてるさ。」
ホ・ユンソはタンジに言うと飯を自分の口に運びました。
「それがご主人様の解決策ですか?忘れ去られることが?ひどいです。」
タンジは泣きべそをかいて部屋を出ました。
「トクセ。行こう。」
タンジはトクセの腕を引っ張って行きました。
トクセは仕事をするふりをしながら二人の話を立ち聞きしていました。

ホ家の厨房。
下僕に戻ったオギは膳を落として腹をおさえました。下僕たちはオギの心配をして休ませました。

ホ家のユン氏の部屋。
ユン氏はトクセに下僕頭の地位を条件にオギと子を出産時に始末するよう命じました。

朝廷。
ホ・ウンチャムは李芳遠(太宗)に王の隠し子らしき青年がいたと報告しました。

夜。
イ・バンウォンはお忍びで数人の護衛とともに城下町の妓房に向かいました。

妓房。
「お世話になってますし、私が片付けます。」
具合がよくなったイニョプは自分で膳を片付けようとしてカヒアに制止し休んで部屋から出ないように言いました。
「もし兵判に見つかったらたいへんです。お休みください。」
カヒアは膳を持って下がりました。

ムミョンは夜道を歩いていました。

ホ・ウンチャムは李芳遠を妓房に案内していました。イニョプは部屋を抜け出しました。

妓房の部屋。
「その者は来るのか?」
李芳遠はホ・ウンチャムに尋ねました。
「その子は何も知りません。妓楼に私を迎えに来るよう命じておきました。」
ホ・ウンチャムは王に言いました。
「息子ならわかるだろう。余がこの目で見れば何か感じるものがあるはずだ。」
李芳遠はホ・ウンチャムに言いました。
「入ります。」
イニョプは扉の外から声を掛けました。
「おほう。まだ誰も入るなといっただろう。今すぐ出ていけ・・・・。イニョプではないか。行方をくらましたのになぜここにおるのだ。」
ホ・ウンチャムは怒りましたがイニョプは勝手に部屋に入ってきて両班の礼をしました。
「殿下。」
イニョプは言いました。
「下がれ。お前の来るところではない。」
ホ・ウンチャムが言うと護衛が扉を開けて入ってきてイニョプに剣を突き付けました。
「殿下。私は、亡くなられた府院君の娘イニョプと申します。殿下にお申し上げたいことがあります。私の父に濡れ衣を着せ、国中で謀反を画策しているマヌォル党をご存じですか?」
イニョプは王に言いました。
「イニョプ!すぐに出ていくのだ!」
ホ・ウンチャムは立ち上がり怒りました。
「マヌォル党?」
李芳遠は言いました。
「父は亡くなる直前んで血文字を書いて私に遺書を残しました。」
イニョプは懐からクク・ユの遺言を出しホ・ウンチャムに渡しました。
ホ・ウンチャムは王に遺書を渡しました。
「やつらはそれがほしくて私を捕らえ拷問しました。」
イニョプは太宗に言いました。
「これはどういうことだ。読んでも意味がわからぬ。」
太宗はイニョプに言いました。
「父が私に残した言葉です。情人の父は私の無実を知っている。当時のいいなずけの父親、戸判大監が父の無実を知っているという意味です。」
イニョプは太宗に言いました。
「ならば戸判が濡れ衣を着せたのか?」
太宗はイニョプに言いました。
「お前は何を言っておるかわかっているのか。軽はずみなことを申せばお前だけでなく名前の挙がった者が皆危険に晒される。」
ホ・ウンチャムは小声でイニョプに言いました。
「そちの無念はわかるがこれだけでは証拠にならぬ。」
太宗はイニョプに言いました。
「時間を下さればもっと調べます。逆徒の一人が兵判大監のお宅にいます。」
イニョプは太宗に言いました。ホ・ウンチャムは驚きました。
ムミョンは妓房の門をくぐりました。

感想

ああ、面白くなってきた!もう大体ストーリーはわかってきましたね。単純なストーリーです。ムミョンは太宗の隠し子ではないかとホ・ウンチャムは思い、イニョプはムミョンをマヌォル党の党員で父クク・ユに濡れ衣を着せたキム・チグォンの手下だと言っているようですね。ホ家のユン氏とユノクはただの意地悪な犯罪者で、へサンはマヌォル党の民間の党員をとりまとめる頭。でもへサンやユノクのような顔の造りの女性でもドラマに出られるのですねw安心しました。でも役柄がかわいそう!ムミョンはイニョプに恋をしているようですね、しかも初恋!男性の初恋もいいですね、女性から見れば経験豊富なよりも、ウブで一途な青年のほうが断然素敵です。話しはストーリーに戻り、展開が見えてるのでもう安心!?謎がほぼなくなってしまいましたので、ちょっとがっかりですか?この「イニョプの道」の悪党の親玉はキム・チグォンのようですね。またキム・ガプスか!って思ってしまいました。キム・ガプスが出演していたらもう悪役決定って感じですよね。キム・ガプスは「テワンセジョン」では半分悪役みたいでしたが、半分は主人公の味方につく善悪の混在した役柄でした。さて、あらすじが見えたところで、来週のイニョプの道、楽しみにしています。

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