華政ファジョン-15話 あらすじネタバレ感想
華政(ファジョン)の主なキャスト
光海君(クァンへグン)・・・チャ・スンウォン
貞明公主(チョンミョンコンジュ)・・・イ・ヨニ
綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)・・・キム・ジェウォン
監督・・・キム・サンホ監督「アラン使道伝」
脚本・・・キム・イヨン「トンイ」「イ・サン」「馬医」「ホジュン(チョン・グァンリョル主演)」
2015年作
華政ファジョン-15話 あらすじ
夜の王宮。
兵曹判書はイ・イチョムは光海君(クァンへグン)とキム尚宮に駒として使われることを望みませんでした。キム・ゲシはイ・イチョムに光海君(クァンへグン)を迎えに行くように言いました。
隠居暮らしのイ・ウォニクは西人(ソイン)のイ・グィとイ・ハンボクとキム・リュらに政権に復帰するよう頼みこまれていました。
カン・ジュソンはユン・ドハの頬を叩きホン・ジュウォンから目を離したことを叱りました。
火器都監(ファギトガム)。
ホン・ジュウォンは夜も秘伝書を前に考えていました。そこに光海君(クァンへグン)イ・ホンが現れ硫黄を入手したホン・ジュウォンの功を労いました。
「硫黄がなければ出遅れていただろう。そなたの功労だ。ご苦労だった。宮殿へや来なくていい。私の顔を見てもうれしくなかろう。」
光海君(クァンへグン)はそう言うと都監の庭に出ました。
イ・イチョムは光海君(クァンへグン)イ・ホンを迎えに現れました。
王が帰ると火器都監(ファギトガム)の工房は騒ぎになっていました。イ・ヨンブは窯の蒸気にむせこんでいました。ファイが練炭を窯の中に入れたため高熱が発して焼き取り法ができていたのでした。
ファイは休憩していたところを都監の兵士に連行されました。
「来い!札も持たず合言葉も知らぬくせに!」
「離せ。ホン校理(キョリ)に確認すればよい。」
ファイは抵抗しました。そこにイ・イチョムが現れました。
「どうした兵判。」
光海君(クァンへグン)がファイの前に現れました。
「火器都監(ファギトガム)に隠れていました。」
兵士は言いました。
「ネイノン。ひざまずけ。何者だ。何者かと聞いている。おのれ国の大事な都監に侵入するとは!ねいのん!命が惜しくないのか!すぐに義禁府(ウィグムブ)に連れていけ!」
イ・イチョムは剣の柄でファイを殴りました。
光海君(クァンへグン)はファイに注目していました。
「私は、何者だと思いますか?知りたいですか?ええ。では言いましょう。私が、どこの誰なのかを!」
ファイは光海君(クァンへグン)イ・ホンを睨みました。
カン・ジョソンの家。
ユン・ドハはカン・ジョソンにファイが日本から来た技術者であると報告しました。
火器都監(ファギトガム)。
「何者か言ってみよ。火器都監(ファギトガム)は需要な官庁だ。死罪にする前に誰の差し金か答えてもらう。」
光海君(クァンへグン)はファイに言いました。
「ファイ!どうした?何事ですか?」
ホン・ジュウォンが現れファイは安堵しました。
ホン・ジュウォンはファイのことを光海君(クァンへグン)に日本にいた朝鮮人の技術者で硫黄の闇取引にも協力したので釈放してほしいと言いました。光海君(クァンへグン)はすぐにファイを追い出すように言うと、ホン・ジュウォンは光海君(クァンへグン)に見てもらいたいものがあると言いました。
ファイは別室でイ・イチョムの縛れていました。
「お前がホン・ジュウォンの知り合いか。どう知り合ったのだ。身分は低そうだが。イノミ。まだ殴られ足りないのか!」
ファイが睨むとイ・イチョムはファイを叩こうとしました。
ホン・ジュウォンは部屋に入り「王命で都監の職人になった」とファイにことについて言いました。
ホン・ジュウォンは自分がファイの責任を取ると王に約束していました。
光海君(クァンへグン)は自分を見るファイの目つきが気になっていました。
「なぜだろうか。あの顔に、見覚えがある。」
イ・イチョムは「怪しいやつです、殿下をにらんでいました。ホン校理(キョリ)を信用しすぎです。あいつは殿下に忠誠を誓う男ではありません」と言うと、ホン校理(キョリ)をどう使うかは自分が決めると光海君(クァンへグン)は王宮に戻りました。
ホン・ジュウォンは義禁府(ウィグムブ)に縛られたファイの縄を解いていました。
「あなたのけがのほうが心配だ。女人を殴るなど言語道断だ。私は兵判を許せない。大丈夫か?」
「ミロ。以前は触ると誤ってたのに。」
「すまないっ、心配するあまり・・・。」
「いいんだ。けがも大したことはないし殴られるのも鉱山で慣れてるし。それよりも、本当に国王が許可をなぜ?」
「理由はわかるはずだが?」
硫黄の釜の前。
ファイは硫黄の焼き取り法による精製に成功していました。
「なぜ採用を許可してくれたのかわからぬ。どこの誰かもわからぬのに。」
ファイはホン・ジュウォンに言いました。ホン・ジュウォンは朝鮮が長年研究し続けた焼き取り法をファイは身に着けていると光海君(クァンへグン)に教えたのでした。
光海君(クァンへグン)とホン・ジュウォンの会話の回想。
「あの者が倭国の間者だったらどうするのだ?」
光海君(クァンへグン)はホン・ジュウォンに言いました。
「その時は、私が責任を取ります。」
ホン・ジュウォンは答えました。
「責任?責任か。その重みも知っているのか?」
「はい。無論です。」
「ああ。かつてはお兄様と呼んだあなた。だけどあなたの大事なものをこれからひとつずつ奪ってやる。必ず。」
ファイは心に誓いました。
日中の都城。
「近頃美人が増えておる。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは道行く女性を観察していました。
「さっきの人が上?みな美人に見えるのでは?」
カン・イヌが現れて蛟山(キョサン)ホ・ギュンの帳面をめくりました。
妓房(キバン)。
「何をしているのだ。早くつげ。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンはカン・イヌを連れて数人の妓生を侍らせ食事と酒を楽しんでいました。
「都城に若様ほどの遊び人はおりませんわ。」
妓生の女はいいました。
「何?おしおきしてやる。」
カン・イヌは妓女(キニョ、妓生の女)に抱き着きました。
「そなたは女のことで深い傷をおっておる。愛する女に捨てられたか、あるいはその女人を失ったか。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンはカン・イヌの人相を見抜きました。
妓女(キニョ、妓生の女)が退室し、蛟山(キョサン)ホ・ギュンはカン・ジョソンに仕事を紹介してくれないかとカン・イヌに頼みました。カン・イヌは火器都監(ファギトガム)でどんなことが行われているのか教えてくれないかとホ・ギュンに言いました。
ユン・ドハはホン・ジュウォンがファイという職人の身分証を作ったと手下の官僚から報告を受けました。
カン・ジョソンは自宅で独立志向の強い光海君(クァンへグン)について考えていました。
「私は、虎の子を育ててしまったようだ。」
カン・ジョソンの家に光海君(クァンへグン)がお忍びで訪ねてきました。
「殿下。私の家にお越しとは驚きました。」
「そなたの屋敷の庭が立派と聞いてきてみたかったのだ。聞きしにまさる見事な庭園だ。」
光海君(クァンへグン)はカン・ジョソンの庭を褒め茶を飲むか散歩がしたいと言いました。
都城の路地でキム尚宮は蛟山(キョサン)ホ・ギュンを呼び止めました。
漢城府判尹(パニュン)カン・ジョソンの家。
光海君(クァンへグン)はカン・ジョソンの広い豪邸を歩きました。会う人は皆カン・ジョソンに畏まっていました。
「都城の主はそなたかもしれぬ。冗談だ。この程度の冗談に驚かれたら私のほうが申訳ない。静かな場所で話をしたいのだが。」
光海君(クァンへグン)はカン・ジョソンに言いました。
「(何を企んでいるのか主上。)」
カン・ジョソンは心に思いました。
カン・ジョソンの家には明国から来た硫黄と硝煙が運び込まれていました。
「私は交易にかかわる家で育ちましたので実利を求める殿下のご意見に賛成です。」
カン・ジョソンは言いました。
「実は、庭園の散策のために来たのではない。そなたなのだ。以前から人柄が気になってな。考えてみれば大監を注視してこなかった。政に消極的だったが今後はそうはいかん。余の目が行き届くように。どうだ。火器都監(ファギトガム)の提調を務めてもらえぬか。」
「(どういうつもりだ光海(クァンヘ)。私と一戦交えたいのか?。)」
「(判尹(パニュン)そなたなのか?王の上に立とうとする者は。)」
都城の路地裏。
キム尚宮は蛟山(キョサン)ホ・ギュンからカン・イヌが火器都監(ファギトガム)に注目しているという報告を受けました。光海君(クァンへグン)もホ・ギュンも判尹(パニュン)が怪しいとみていました。キム尚宮はホ・ギュンにユン・ドハとその手下に注意しろと言いました。ホ・ギュンは「私が奴らの黒幕を暴いて見せる」とキム尚宮に言いました。
火器都監(ファギトガム)。
ファイは部屋で着替えていました。
「着替えたか?すまない。もうすんだかと。」
ホン・ジュウォンは職人に服に着替える途中のファイを見て慌てて後ろを向きました。
ファイはエプロンを羽織ると身分札を受け取り倭国から来たことや女人であることは秘密にとホン・ジュウォンの執事の遠縁であるということになりました。ホン・ジュウォンはファイのことを男の中の男だったから女人であることに気づかなかったと言いました。
硫黄班の責任者イ・ユンブは職人にもっと硫黄を丁寧に扱うよう怒鳴っていました。そこに硝煙班の責任者のチャン・ボンスが現れイ・ユンブに怒ってばかりでは禿げるぞとからかいました。スドクはどこでファイが焼き取り法を身に着けたのだろうと不思議に思いました。
ファイは丁寧にイ・ユンブとチャン・ボンスに挨拶をするとイ・ユンブは拍子抜けしました。
都城の町。
カン・イヌはホン・ジュウォンを昼の食事に誘い、火器都監(ファギトガム)を辞職してはどうかと言いました。
「お前が殿下の右腕になるとは。公主媽媽のことは忘れたのか?」
火器都監(ファギトガム)。
ファイは一生懸命働きました。
都城の町の食堂。
「もう公主様は探さないのか?公主様は生きていると言っていたではないか。王に忠誠を誓うのか?父親の意に背いてまでするのか?理解に苦しむ。」
カン・イヌは言いました。
「私も昔は公主様は生きていると思っていた。でもそれは淡い期待だ。それに媽媽が生きていてもたとえ父上にそむいても、たぶん私は殿下を選ぶだろう。殿下がどんなに残酷で冷徹であっても今この国に必要な王は、あの方だから。今日は帰らせてもらう。」
ホン・ジュウォンはカン・イヌに言うと店を出ました。
「媽媽が生きていても、王を選ぶ?だがホン・ジュウォン、お前は知っているのか。あの時私もお前と同じほどつらかったことを。それなのに私は泣くことすらできなかったのだ。なぜなら、お前のせいだ、ホン・ジュウォン。涙を流す資格があるのは、お前だと思ったからだ。」
カン・イヌは心の中で思うと眉間に皺を寄せると酒を飲みました。
火器都監(ファギトガム)。
ホン・ジュウォンをファイは呼び笑顔を向けました。
「校理(キョリ)ナウリ。どうしたの?何かあったの?」
ファイはホン・ジュウォンの表情が曇っていることに気づきました。
「いや。なんでもない。」
夜の邸宅。
両班たちは立ち上がりカン・ジョソンを迎えました。
「心配ない。そなたたちの富や名誉は継続できるようにしてやる。」
カン・ジョソンはおびえている青い服の官僚に言いました。
夜の火器都監(ファギトガム)。
ホン・ジュウォンは光海君(クァンへグン)に火薬精錬法は暗号が多いので解読に時間がかかると言いました。職人たちは夜になっても火薬を作っていました。
「釜に硫黄を入れて、そのうえに石炭を敷き加熱すれば純粋な硫黄だけ蒸留できます。つまりここに硫黄だけが残るのです。」
ファイは硫黄の釜の前で職人たちを指導していました。
どこかの邸宅。
「倭国から連れてきた役人か。その者が原因でジュウォンが破滅するよう仕掛けろ。光海(クァンヘ)とともに。」
カン・ジョソンはユン・ドハに命じました。
華政ファジョン-15話の感想
ここに来てホン・ジュウォンが光海君(クァンへグン)の人柄に気づいてきたようですね。認識はしてなくても無意識に光海君(クァンへグン)を慕っているホン・ジュウォン。カン・イヌはファイがいなくなって苦しんできたということになってるようですね。ストーリーも単純になってきましたので、楽にみられるようになりました。あとはお決まりの定番シーンが散りばめられていて、キム尚宮は光海君(クァンへグン)のために、イ・イチョムは光海君(クァンへグン)を利用するために、それぞれの意見が対立しているようです。釜の事故はファイがいない間に起きたということですから、誰かが毒性のある木をくべたのかもしれませんね。
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