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セリフ解説あり:華政ファジョン-23話-あらすじネタバレ感想 韓国ドラマのあらすじ


華政ファジョン-223話 あらすじネタバレ感想

華政(ファジョン)の主なキャスト

光海君(クァンへグン)・・・チャ・スンウォン
貞明公主(チョンミョンコンジュ)・・・イ・ヨニ
綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)・・・キム・ジェウォン
監督・・・キム・サンホ監督「アラン使道伝」
脚本・・・キム・イヨン「トンイ」「イ・サン」「馬医」「ホジュン(チョン・グァンリョル主演)」
2015年作

華政ファジョン-23話のあらすじ

ファイ(チョンミョン公主)は両班の女性の服に着替えて光海君(クァンへグン)に正体を明かしました。
「死んだ公主の証、それを、持っていたのも、そなたなのか?」
光海君(クァンへグン)は貞明(チョンミョン)に言いました。
「はい。私です。」
貞明(チョンミョン)は答えました。

ホン・ジュウォンは裏山の丘の上で貞明(チョンミョン)を想っていました。
「媽媽・・・。」

「そうです。私です。殿下。かつて、殿下の妹でした。かつては、殿下をお兄様と呼んでいました。殿下に弟を殺され王宮を追われた貞明(チョンミョン)です。信じがたいでしょうが、このとおり、生きています。殿下。」
貞明(チョンミョン)が光海君(クァンへグン)にいうと、光海君(クァンへグン)は目に涙を浮かべました。
「はっ・・・・・・。」

キム尚宮は王を迎えに武官と向かいました。

「貞明(チョンミョン)、なのか?今のそなたが・・・。しかし、あの子は死んだ。癸丑(きちゅう、みずのとうし)の年に。」
光海君(クァンへグン)は貞明(チョンミョン)に言いました。
「ええ。殿下が送った者たちの手によって。ですが、私は生き延びました。女官たちの命を犠牲にしぶとく生き残ってきました。再びここへ戻るために。"幼子でも、関係ない。罪を犯したのだ。"そういって私の弟の命を奪った殿下に再び同じ苦しみを与えてやるために。」
貞明(チョンミョン)は光海君(クァンへグン)をまっすぐ見つめました。
光海君(クァンへグン)は貞明(チョンミョン)に冷たく永昌(ヨンチャン)を罰するといったことを思い出しました。
「そうか。そなたか。公主よ。そなたが、そなたが生きていたとは。」
光海君(クァンへグン)の目から一筋の涙がこぼれ落ちました。

イ・イチョムは蛟山(キョサン)がいなくなったと都城でキム尚宮と武官に出会いました。

「そうか。それで見覚えがあった。まさかそなたが生きておるとは思わなかった。だから男のなりをして火器都監(ファギトガム)に入ったのか。私への復讐が目的で。」
光海君(クァンへグン)は貞明(チョンミョン)に言いました。
「ええ。殿下。その通りです。」
貞明(チョンミョン)は答えました。
「しかし、なぜ、なぜ私に復讐しなかった。私にとどめを刺すまで隠すべきではないか。なぜ正体を明かしたのだ。」
「私のお母さまのためです。殿下にお母さままで殺されたくありません。あなたはもう誰の命も奪わないでください。ですからいっそ私を殺してください!」
「なんだと?」
「蛟山(キョサン)ホ・ギュン、あの者を捕らえることに協力します。謀反を仕立て上げ殿下の失脚を狙う者を。ですからお母さまの命はお助けください。」
「今言ったのは、どういうことだ。私は大妃媽媽を殺すつもりはない。」
「いいえ。殺すことになります。すべて蛟山(キョサン)の罠なのですから。蛟山(キョサン)はお母さまを殺した後殿下を王座から引きずりおろします。ゆえに取引として蛟山(キョサン)を捕らえるかわりに私のお母さまを助けてください。その後で私の命を奪えばよいではありませんか。」

「殿下。キム尚宮と兵判が来ました。どうしましょうか。」
尚膳が光海君(クァンへグン)と貞明(チョンミョン)のいる部屋に入ってきて言いました。
「ならぬ。貞明(チョンミョン)のことは誰にも知られてはならぬ。」
光海君(クァンへグン)は慌てました。

王のいる建物の外の廊下。
「なんだと?殿下が奴と会っているだと?」
キム尚宮を連れたイ・イチョムは青い服の官僚に聞き返しました。
「はい大監。ところであの者が・・・。」
官僚は言いかけました。
そこに光海君(クァンへグン)が現れました。
「殿下。」
イ・イチョムたちは王に頭を下げました。
「収議(スイ、公開討論)が始まる時間だな。行くぞ。」
光海君(クァンへグン)はイ・イチョムに言いました。
「しかし殿下。ファイ(チョンミョン公主)というあの者にお会いになっていたのでは?」
イ・イチョムは王に言いました。
「ところで殿下。あの者は一体何者なのですか?」
尚宮キム・ゲシは光海君(クァンへグン)に尋ねました。
「手強そうな奴だ。あの者は私めに・・・。」
イ・イチョムは王に言いかけました。
「あの者は私(ソーシン)にお任せください。殿下は王宮で収議(スイ、公開討論)をお始めください。ファイ(チョンミョン公主)の件は私にお任せを。」
私服姿のホン・ジュウォンが現れ光海君(クァンへグン)に頭を下げました。
「そなたの出る幕ではない。」
イ・イチョムはホン・ジュウォンに言いました。
「そなたは、知っていたのか?私の心中も察してくれているのか?そうなのか?」
光海君(クァンへグン)はホン・ジュウォンに尋ねました。
「はい。その通りでございます。殿下。誰も傷つけまいという殿下のお気持ちを知っています。」
ホン・ジュウォンは答えました。
「ならば任せよう。尚膳はホン校理(キョリ)の補佐を頼む。」
光海君(クァンへグン)は尚膳に命じました。キム尚宮は光海君(クァンへグン)の言葉から推測をはじめました。

貞明(チョンミョン)は部屋の書庫で泣いていました。
「ここを、出なければなりません媽媽。信用できぬ伴ですが、私がお伴いたします。」
ホン・ジュウォンは勢いよく扉を開けファイ(チョンミョン公主)に言いました。
「これを。殿下が公主さまを何としてもお守りしろと。」
尚膳が青い包み(男の着替え)を手に持ち部屋に入ってきました。
「お支度を(お着換えください)。公主媽媽をお守りすることが私の役目です。」

光海君(クァンへグン)の執務室。
光海君(クァンへグン)とイ・イチョムとキム尚宮が円卓のある部屋に入ってきました。
「蛟山(キョサン)の味方をしろとはどういうことですか?」
イ・イチョムは王に言いました。
「言ったとおりだ。そなたは誰よりも熱心に蛟山(キョサン)の発言を支持しろ。奴が何を言ってもだ。わかったな?」
光海君(クァンへグン)は椅子に腰かけました。
「殿下。どんな狙いがあるのですか?」
キム尚宮は光海君(クァンへグン)に尋ねました。
「殿下。王族と重臣が集まりました。収議(スイ、公開討論)のお時間です。」
王の義兄、文昌府院君ユ・ヒブンが部屋に入ってきて言いました。
光海君(クァンへグン)は拳を固めて机を叩きました。

尚膳の案内のもと、貞明(チョンミョン)とホン・ジュウォンは宮殿から脱出を試みました。
「行きましょう。」
ホン・ジュウォンはファイ(チョンミョン公主)の手をつかみかけて思いとどまりました。
「何をしている。急ぐぞ。」
尚膳はホン・ジュウォンに言い都城の市中に出ました。
「まずは私の屋敷へおいでください。尚膳殿は媽媽を見た役人の口封じを。」
ホン・ジュウォンは二人に言いました。
「わかった。」
尚膳はホン・ジュウォンに言うと公主に頭を下げて王宮に戻いrました。
「ちょっと待って。罠だという私の言葉を殿下は信じてくれたのですか?お母さまを助けてくださるのですか?」
貞明(チョンミョン)はホン・ジュウォンに尋ねました。

収議(スイ、公開討論)の場。
「主上殿下のおなーりー。」
光海君(クァンへグン)が庭に設けられた収議(スイ、公開討論)の場に現れ王座に腰かけました。
「お前たちよ、よく聞くがよい。知っての通り大妃媽媽が謀反を企ててていた。大妃が謀反を主導するなど我が国の歴史上類を見ない蛮行である。したがって余は王族と重臣からの報告や意見を基に、処罰を決めるべく収議(スイ、公開討論)と庭請(チョンチョン、王族や重臣が王宮の庭で王命を待つ)を行う。では始める。」
光海君(クァンへグン)は王族と重臣たちに向かって言いました。王族と重臣たちは意見書を王の御前に置かれた朱塗りの箱に投じました。
光海君(クァンへグン)は厳しい目つきでその様子を見つめていました。

カン・ジュソンの家。
「なりませぬ若様。大監があなた様を行かせるなとおっしゃいました。」
紺色の服を着た私兵の頭が出かけようとするカン・イヌに言いました。
「そこをどこぬか。私を引き留めるだと?やってみるがいい。どうしたのだ。父上の命令なのだろう?遠慮なく斬れ!」
カン・イヌは剣を抜くと私兵たちも剣を抜きました。

王宮の門前。
「殿下。謀反の真相を明らかにしてください。」
私服姿の二十人ほどの両班が地面に正座して訴えました。
「どうか歴史に暴君として残らぬために・・・。」
イ・ウォニクは言いました。
「伏してお願い申し上げます。チューナー。」
両班たちは声を揃えて言いました。
「連れていけ。王様のご命令だ!」
すぐに兵士が現れました。
「殿下ーーーーーーーーぁ。」
両班たちは連行されました。

カン・ジュソンの家。
「さあ。私を行かせてくれるか?」
カン・イヌは父の私兵と戦いすべて倒しました。

王宮。
「引き続き報告せよ。」
尚膳は部下の内官に命じました。
「尚膳内官。収議(スイ、公開討論)と庭請(チョンチョン、王族や重臣が王宮の庭で王命を待つ)はどうなりましたか?」
ホン・ジュウォンが現れ尚膳に尋ねました。

収議(スイ、公開討論)の場。
「殿下ぁ。なりません。大妃を廃位してはなりません。大罪を犯したとはいえ、母を捨てるなど人倫にもとる行為です。国王がすべきことではありません。」
大北(テブク)の領収チョン・イノンは発言しました。
「息子を殺そうとする母親にまで礼を尽くせというのか?」
王族の男が立ち上がり発言しました。
「王を殺そうとした者は国の仇。罰してください殿下ー。」
王族のもうひとりの男も立ち上がり発言しました。
「大妃媽媽を廃位とし一罰百戒にすべきです。」
高官が立ち上がり発言しました。
「大妃を廃妃にせよ。それがそなたらの総意であり妥当な処罰だと?」
光海君(クァンへグン)は皆に言いました。
「どうか懸命なご判断をー。」
臣下たち、菜園の主人イ・チュンまでも声を出しました。
「いいえ。私め、寧堤君(ヨンジェグン)イ・ソンニョンは廃位に反対でございます。大妃は、死罪にすべきです。逆賊に温情は不要。大妃に死をもって償わせるべきではありませんか!」
光海君(クァンへグン)のいとこは発言しました。
「寧堤君(ヨンジェグン)イ・ソンニョン!大妃媽媽にササ(賜死)だと?媽媽は国王の母君なのですぞ!!!」
火器都監(ファギトガム)の提調ホン・ヨンは大きな声で寧堤君(ヨンジェグン)イ・ソンニョンに怒鳴りました。
「それがどうした。母の則天武后に廃された唐の中宗は復位後、母をまねて帝位を求めた妻の韋氏に毒殺された。ゆえに母を罰すべきだと論じたのだ。これは決して非道な処罰ではありません。」
寧堤君(ヨンジェグン)イ・ソンニョンは言い返しました。
「毒を、大妃に与えよと?」
光海君(クァンへグン)は言いました。
「それが王族と重臣の総意でございます殿下。“逆徒を生かした前例などありません。”“大妃は絶えず王座を脅かしその罪を想うと憤怒の念を禁じえません。”“殿下を苦しめる者は国の脅威でございます。”“死をもって償わせ、王様の国をお守りください。”」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは軽々しく答え都合のよい意見書だけを読み上げました。

事態は貞明(チョンミョン)の言った通りになりました。

カン・ジュソンの隠れ家。
配下の官僚たちは「大監」と恭しくカン・ジュソンに頭を下げました。
「庭請(チョンチョン、王族や重臣が王宮の庭で王命を待つ)が済んだ後に。」
カン・ジュソンは椅子に腰かけました。
「大監。ご報告申し上げたいことがあります。日課である都城と王宮の観察動向です。昨晩大殿で怪しい動きがありました。」
青い服を着たユン・ドハがカン・ジュソンに紙切れを渡しました。
「主上に怪しい動きが?」
カン・ジュソンは報告書に目を通しました。

収議(スイ、公開討論)の場。
「逆徒の一味を斬首し王座をお守りください。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは声を大にして王に言いました。
「蛟山(キョサン)の言う通りでございます。死をもって償うべき罪です。」
イ・イチョムは蛟山(キョサン)をにらむと光海君(クァンへグン)の指示通りに言いました。
「どうか厳罰に処してください。」
皆は声を揃えて云いました。
「廃位では足らぬ。大妃を殺せ。大妃は余の母なれど反逆者であるゆえ厳罰に処すべきだと思っていた。そなたらと意見が合うのはなんと久しぶりであろうか。」
光海君(クァンへグン)は言いました。ホン・ヨンだけは青ざめました。

カン・ジュソンの隠れ家。
「主上が硫黄職人に会いに行っただと?ファイあの者に?」
カン・ジュソンは言いました。
「はい大監。イ・イチョムを通じて。」
ユン・ドハは言いました。
カン・ジュソンは机を叩き立ち上がりました。
「まずい。奴(王)に感づかれた。」

「国王を殺そうとしたものは国の敵。」
光海君(クァンへグン)が王族を見つめると、王族は震え上がりました。
「国のために大妃を一罰百戒に処すべきだ。死をもって償わせ、王国をお守りください。余にそう言ってたな。はっはっは。これが皆の総意なのか?この余を想うがゆえの?」
光海君(クァンへグン)は臣下たちの真ん中に立ち寧堤君(ヨンジェグン)イ・ソンニョンを見るなり語り始めました。
「(そうだ。血の宴をはじめるのだ主上。)お前の望みだろう。」
蛟山(キョサン)は心で王に語り掛けました。
「ありがたい。礼を言うぞ。かくも余を思いやってくれるとは。その忠心に、涙が出るほど余は感激している。よって、その総意に鑑みて余は決断を下そう。この残虐な謀反に加わった者は容赦なく斬首刑に処す。さらに!逆賊を擁護する者もすべて流刑に処す!だが大妃は!逆徒の首謀者である大妃は、賜死を免ずる。死で償わせることもなければ処罰もせぬ。」
光海君(クァンへグン)は王座の前に戻り皆に言いました。
「どういうことですか殿下。死罪にせねば王国が・・・。」
寧堤君(ヨンジェグン)イ・ソンニョンは驚いて言い返しました。
「否!王座が脅かされることはない。考えてみよ。かくも忠義に満ちた臣下がいるのに、余が母を殺してまで国を守る必要がどこにあろうか。よって大妃に対しては廃妃も賜死も免ずる。ただし身分は後宮に降格させ身分は単に西宮(ソグン)とする。よって今後は二度と、賜死と廃位、どちらについても論ずるでない。わかったな!」
光海君(クァンへグン)は結論を述べました。
「なりません殿下。どうかお考えなおしください。賢明なご判断をー殿下ー。」
重臣たちは口々に訴えました。
光海君(クァンへグン)はその場を後にしました。

カン・ジュソンの家。
カン・ジュソンは家に戻りました。
「大監。収議(スイ、公開討論)はどうなりましたか?」
カン・ジュソンの妻ユン氏は主人に尋ねました。
「最悪の展開になった。急いで手を引かねば。」
カン・ジュソンの私兵は主人の部屋から証拠を回収していました。
「そうだ。馬など乗りかえれば済むことだ。」
カン・ジュソンは心の中で思いました。

官僚の部屋。
「なぜだ主上。なぜ・・・。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは机を叩き悔しがりました。

ホン・ジュウォンの家。
ファイ(チョンミョン公主)は部屋で考えるとたちがりました。
「ファイ(チョンミョン公主)が来たことは誰にも言うな。」
ホン・ジュウォンは下僕に命じていました。
「ナウリ!庭請(チョンチョン、王族や重臣が王宮の庭で王命を待つ)はどうなりましたか?媽媽は?」
貞明(チョンミョン)は庭に出て来ました。
「おいでください。殿下のご命令でご案内したいところがあります。」
ホン・ジュウォンはファイ(チョンミョン公主)に言いました。

慶運宮(キョンウングン)。
「どういうことだチョン尚宮。なぜ釈放されたのだ?」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は尚宮に尋ねました。

仁穆大妃(インモクテビ)キム氏が部屋に入るとホン・ジュウォンが待っていました。
「媽媽。」
「そなたは誰だ?」

慶運宮(キョンウングン)の庭。
ファイ(チョンミョン公主)はそわそわしながら母を待っていました。

「ホン・ヨン大監の息子だと?」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏はホン・ジュウォンに言いました。
「はい媽媽。以前お会いしたことがございます。」
ホン・ヨンは大妃に言いました。
「そうだったわね。確か、公主の縁談があったわね。このような形でそなたに会えるとは・・・。」
「媽媽に会わせたい方がいるのです。媽媽もずっと会いたがっていたお方です。」

ホン・ジュウォンは貞明(チョンミョン)を呼びに行きました。貞明(チョンミョン)とホン・ジュウォンはしばらく見つめあいました。

仁穆大妃(インモクテビ)キム氏の部屋。
ホン・ジュウォンは貞明(チョンミョン)を仁穆大妃(インモクテビ)キム氏に引き合わせました。
貞明(チョンミョン)はぽろぽろと涙をこぼしました。仁穆大妃(インモクテビ)キム氏も目を潤ませました。
「このものは火器都監(ファギトガム)の・・・。」
チョン尚宮は失敬であるといいかけました。
「いいの。待ってなさい。」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏はゆっくりと立ち上がりました。貞明(チョンミョン)は大粒の涙をこぼしました。
「そなたは・・・まさか・・・。」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は貞明(チョンミョン)に頬に触れました。
「おかあさま(オマママ)・・・。おかあさま・・・。」
「ほんとうなの?生きていたの?」
「ええ。おかあさま・・・私です。貞明(チョンミョン)ですおかあさま・・・。」
「あああ・・・・・貞明(チョンミョン)。そなたが生きていたなんて。わが子よ。私の子。」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏と貞明(チョンミョン)は抱き合いながら座り込みました。チョン尚宮もホン・ジュウォンも母子の再会に胸を打たれました。

慶運宮(キョンウングン)の前。
ホン・ジュウォンが門前に立っていると剣を携えたカン・イヌが走ってきました。
「ついに、お前も知ったのか。」
「ああ。」
「私は一足遅れたか。あの意味も分かったであろう。"お前には、資格はない。"公主媽媽の大事な日だから譲ってやる。だが次は譲らん。公主様は私がお守りする。」
「カン・イヌ。なぜそう思うのだ。資格がない?なぜ私が媽媽を選べないと断言できる。」
「やはり対立することになったか。媽媽がファイ(チョンミョン公主)だったころと同じようにな。お前の気持ちを私は知っていた。ファイ(チョンミョン公主)を都監に採用した本当の理由を。ジュウォンや。公主様は主上をお許しになれるだろうか?主上が公主様を守り抜いてくれるだろうか?邪魔になっても?いいや。結局は互いに、刃を向けることになる。そのとき、お前は主上の側だろう?分かったか?これが答えだ。」

王の執務室。
「ファイ(チョンミョン公主)が本当に言ったのですか?蛟山(キョサン)の罠だと。」
イ・イチョムは光海君(クァンへグン)に尋ねました。
「ああ。ゆえに次は私が蛟山(キョサン)を捕らえる番だ。背後にいる者もな。そなた兵判の出番だ。蛟山(キョサン)を罠にかけろ。味方のふりをしてあの者に近づくのだ。」
「はい。殿下。」

都城。
蛟山(キョサン)はカン・ジュソンの家の門を叩きました。
「一体、なぜこんなことになったのだ。」
カン・ジュソンは部屋に現れた蛟山(キョサン)ホ・ギュンに尋ねました。
「もしや、謀反の全貌がわかってしまったのでは?」
「しかし主上がどうやって?」
「探ってみます。大監も。」
「はぁ。」
カン・ジュソンはそっぽを向きました。
「大監。ばれたら共倒れなのですぞ。まさか私を見捨てるおつもりですか?」
「何を言うのだ。私の力を借りてそなたは王座を得たいのだろう?」

蛟山(キョサン)はカン・ジュソンの家を出ました。
「早いところ奴を始末しなければならん。蛟山(キョサン)と、謀反の全貌を知っているもうひとりもな。新たな馬を選ばねば。兵判に連絡しろ。話があると。」
カン・ジュソンは私兵に命じました。私兵は蛟山(キョサン)を始末しに出かけました。

王宮の一角。
「はっは。ついにホ・ギュンあいつを捕らえるのだな。だがあ背後にいる者とは?それはカン・ジュソンのことだろうか?」
イ・イチョムはキム尚宮に言いました。
「なぜお分かりになるのですか?」
「あっは。ずっと奴の動向を探っていた。清廉潔白で怪しかったのでな。王を見下す存在も謎だったがカン・ジュソンだったとは。」
「これは絶好の機会です。蛟山(キョサン)とカン・ジュソンを捕らえれば主上から最高の信頼が得られます。」
「そのとおりだ。当然そうなるだろう。ふっふ。」

夜になりました。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は貞明(チョンミョン)とまだ手を取り合っていました。
「お母さまに会う手立てを探っているうちに蛟山(キョサン)ホ・ギュンの罠にかかったのです。」
貞明(チョンミョン)は母に言いました。
「だけど光海君(クァンへグン)は信用できないわ。主上は必ずお前を殺すわ。だから逃げて。キム・ゲシとイ・イチョム。あの予言を知る者たちによって。」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は予言を教えようとするとホン・ジュウォンがそろそろ帰るように言いました。
「光海(クァンヘ)は信じてはだめよ。いつかすべてを話すわ。そなたが命を狙われている理由を。」
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は愛しい娘と別れを惜しみました。

華政ファジョン-23話の感想

おおっやっと貞明(チョンミョン)王女はお母さんに会えたのですね。感動の母子の再会!!!小物臭いホ・ギュンはそろそろ殺されそうですね。次はイ・イチョムが罠にかかる番なのだろうか!?カン・イヌも小物っぽくてかなり頼りない男ですねー。あの細腕でカン・ジュソンの私兵数人を倒したなんて、とても信じられません(笑)もうちょっと筋肉質な俳優さんのほうがカン・イヌにふさわしいのではないかと思います。光海君(クァンへグン)も間抜けなところがあって、見た目は迫力があって怖いのに自分も策略に乗せられていることに気づかないタイプの王様なんですね。「華政(ファジョン)」23話の中じゃなくても「ササ」という言葉があったので、韓国語がわからないなりに発音を調べてみました。文脈から「賜死」のことを言っていることはわかったので、「賜」の発音と「死」の発音を調べると、「賜死=ササ、日本語で"しし"」となるようです。「ササ」と「しし」しか韓国語と日本語の読みの違いはないようですが、日本語と雰囲気がよく似ていますよね。韓国ドラマの時代劇は漢字が日本の漢字と同じで発音が少し異なるだけなので見ていても理解しやすいです。

ファジョン(華政)のあらすじと感想まとめ

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朱蒙(チュモン)のあらすじ一覧 朱蒙(チュモン)の1話から最終回81話までのあらすじを解説し感想も述べています。途中でちょっと面倒になったこともありましたが、何とか最後まで視聴することができました。朱蒙(チュモン)は感情移入するようなドラマではないと侮っていたのですが、最後らへんになると思わず登場人物の結末に涙してしまいました。 チュモンの全話あらすじ詳細とネタバレ感想 チュモン 1話 あらすじネタバレ感想 チュモン 2話 あらすじネタバレ感想 チュモン 3話 あらすじネタバレ感想 チュモン 4話 チュモン 5話 あらすじネタバレ感想 チュモン 6話 チュモン 7話 あらすじネタバレ感想 チュモン 8話 チュモン 9話 あらすじネタバレ感想 チュモン 10話 あらすじネタバレ感想 チュモン 11話 あらすじネタバレ感想 チュモン 12話 あらすじネタバレ感想 チュモン 13話 あらすじネタバレ感想 チュモン 14話 あらすじネタバレ感想 チュモン 15話 あらすじネタバレ感想 チュモン 16話 あらすじネタバレ感想 チュモン 17話 あらすじネタバレ感想 チュモン 18話 あらすじネタバレ感想 チュモン 19話 あらすじネタバレ感想 チュモン 20話 あらすじネタバレ感想 チュモン 21話 あらすじネタバレ感想 チュモン 22話 あらすじネタバレ感想 チュモン 23話 あらすじネタバレ感想 チュモン 24話 あらすじネタバレ感想 チュモン 25話 あらすじネタバレ感想 チュモン 26話 あらすじネタバレ感想 チュモン 27話 あらすじネタバレ感想 チュモン 28話 あらすじネタバレ感想 チュモン 29話 あらすじネタバレ感想 チュモン 30話 あらすじネタバレ感想 チュモン 31話 あらすじネタバレ感想 チュモン 32話 あらすじネタバレ感想 チュモン 33話 チュモン 34話 あらすじネタバレ感想 チュモン 35話 チュモン 36話 チュモン 37話 あらすじネタバレ感想 チュモン 38話 あらすじネタバレ感想 チュモン 39話 あらすじネタバレ感想 チュモン 40話 あらすじネタバレ感想 チュモン 41話 あらすじネタバレ感想 チュモン 42話 あらすじネタバレ感想 チュモ

薯童謠(ソドンヨ)最終回第66話恋の成就のあらすじとネタバレ感想

薯童謠(ソドンヨ)最終回 あらすじ 夜の百済王宮。 女性たちが華やかに舞い、貴族の男とメクトスたちは庭で酒と食事を楽しんでいました。 「こんなに楽しい日は生まれて初めてだ。ははは。」 メクトスは有頂天でした。 「親父、俺も結婚したいよ。」 ポムノはメクトスに言いました。 「何だと。」 「チョギとだよ。陛下がうらやましいよ。」 「父親を片付けてから結婚しろ。」 「あー!ちくしょう。」 「ところで陛下は男女の営みをご存知だろうか。事前に教育するのを忘れてたよ。」 メクトスは卑猥な想像をしていました。 「そんなの心配いりませんよ。(未経験の)俺でも知っています。」 トゥイルはメクトスに言いました。 「そうか?」 「今頃うまくやってますよ。」 「はっはっはっはっはっは。」 男たちは笑いました。 「紙に穴をあけてのぞきたいところだけど、陛下にそれはできないな。」 メクトスは笑いました。 寝所の控室。 「結髪(キョルバル)の用意はできた?」 モジンはウンジンとウスに言いました。三人は桃色に白地の縁取りの刺繍の絹を着て初夜の営みの準備をしていました。 「はい。」 「香油は?」 「用意しました。」 ウンジンはモジンに言いました。 「櫛は?」 「置きました。」 ウスが答えました。 「浄化水は?」 「用意しましたー。」 チョギは明るく言いました。 「分かったわ。」 三人は王の寝所を出ました。 「準備が整いました。」 寝所の前で控えていたボミョンが外に出てきたモジンに言いました。 「はい。では五歩下がるように。」 モジンは侍従と侍女たちに命じました。 ウンジンとチョギとウスは口に手を当てて照れ笑いして顔を見合わせました。 「陛下。初夜の儀式を始める時間です。今から申し上げる順序でなさいませ。」 モジンは寝所の中に向かって話しかけました。 「まず、生涯を共にすると誓う意味の結髪をしてください。」 ベッドの上には白地の縁に金の刺繍が施された衣に着替えたチャンと白い絹に薄桃色の縁取りの絹を着たソンファ公主が腰かけていました。二人の髪が少し切られて絹の敷物の上に赤い紐で結ばれ置かれていました。 チャンは置