華政ファジョン-14話 あらすじネタバレ感想
華政(ファジョン)の主なキャスト
光海君(クァンへグン)・・・チャ・スンウォン
貞明公主(チョンミョンコンジュ)・・・イ・ヨニ
綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)・・・キム・ジェウォン
監督・・・キム・サンホ監督「アラン使道伝」
脚本・・・キム・イヨン「トンイ」「イ・サン」「馬医」「ホジュン(チョン・グァンリョル主演)」
2015年作
華政ファジョン-14話 あらすじ
夜、漢城府判尹(パニュン)カン・ジュソンは妓楼で宴を開き、兵曹判書イ・イチョムとイ・チュンをもてなしました。イ・イチョムはカン・ジュソンの汚点がひとつもないのに築き上げた豊かな財力を認めました。カン・ジュソンは先代から引き継いだのですと謙遜しました。
イ・チュンは富を築くために手を汚すのがふつうなのに汚点がないのは不自然で本当に恐ろしい人間だとカン・ジュソンを評価しました。イ・イチョムもカン・ジュソンを不審に思いました。
カン・ジュソンの家。
カン・イヌはホン・ジュウォンの家に忍び込んでいた自宅の下僕の男をほかの下僕に殴らせ白状するように拷問を加えていました。イヌの母はなんということをと驚きました。
帰宅したカン・ジュソンは息子のイヌを部屋に呼びました。カン・イヌはどうして親友の息子であるジュウォンにまで手を出すのだと苦言を呈しました。カン・ジュソンはいつもより怖い面持で「力を手にするためだ。今朝廷にいる王もイ・イチョムも、皆理由はひとつしかない。誰よりも強い力を手にするため!よいか。だから光海(クァンヘ)の火薬づくりを放っておけんのだ。一緒に火遊びしているジュウォンもな。お前もあの子と距離を置きなさい。この力を受け継ぎたければな」と言いました。
「いいえ。私は政治にかかわるのは遠慮いたします。ゆえに力比べなどに興味はありません。むろん、使用人の子を嫡子にしたわけではないでしょうがジュウォンはだめです。さもないと私が父上に力で立ち向かいます。」
カン・イヌは父にたてつきました。
「卑しい子。」
カン・イヌの義理の母?はイヌを見下して言いました。
(カン・イヌのお母さんも怖すぎ!この家やお化け屋敷ですかw)
ファイはホン・ジュウォンと屋台で酒を飲んでいました。
「ほかに方法がなかったんだ。鉱山で生きるためにね。飲んで。」
ファイは酒を豪快に飲みました。
「酒は苦手で・・・。」
ホン・ジュウォンは酒が飲めませんでした。
「あ~。ゆえにあなたをだますつもりはなかったのだ。男のふりが楽だから。」
「ええ。そのほうが楽そうだ。」
「校理(キョリ)の倭国の不始末はどうつけるのだ?」
「だが早く話してくれれば失礼はしなかった。」
「失礼なこと?」
「だから・・・男子と思ってお嬢さんの手をつかみ体の一部に触れるとか。」
「アイゴ~。どこまでまじめなんだか。」
ファイはホン・ジュウォンの腕を何度か叩きました。
「触れるでないっ!」
「今後も私と女と思わないでいい。こうして、こうして。」
ファイは自分の手をホン・ジュウォンの手に重ねました。
「何をするんですか。年頃の女人が私の手をつかむなんて!はあ。はあ。はあ。」
「おい。人が変な目で見てるぞ。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンはユン・ドハに接近するため一緒に酒を飲みました。ユン・ドハは愛想なく振舞いましたがホ・ギュンは自分の活躍譚をユン・ドハに語っていました。ユン・ドハは長話に嫌気が差し帰りました。
「ついてない。あいつに出会うなんて。」
ユン・ドハが靴を履いているとホン・ジュウォンとファイが連れ立って帰る様子を見て怪しみました。
「なぜ倭国の鉱山の者とホン校理(キョリ)が?」
ホン・ジュウォンは女人と知っていたなら朝鮮に連れて帰らなかったとファイに言いました。
「私が女だったら例の件はどうなるんだ?男のふりはもう慣れてる。」
ファイは船上でホン・ジュウォンに火器都監(ファギトガム)の技術師として雇ってもらう約束をしていたことを指摘しました。ファインは朝鮮が真似できない硫黄の焼き取り法のすべての工程の技術を知っているとホン・ジュウォンに言いました。
「待ってくれ。それを、先に見せてくれぬか?」
ホン・ジュウォンはファイの策略にかかりました。
「(私はあなたを通じて光海(クァンヘ)の心臓部、火器都監(ファギトガム)へ行く。)」
光海君(クァンへグン)の息子、イ・ジルの世子の即位式の日。
イ・イチョムと文昌府院君ユ・ヒブンとチョン・イノンは礼装し部屋で光海君(クァンへグン)の体調が悪く儀式に出席できないことについて話し合っていました。キム尚宮が部屋に入ってきて王は腹具合が悪いと言いました。
明国への皇帝陛下への恭順の儀式、望闕礼(マングォルレ)。
官僚たちは礼装し宮殿の庭に参列しました。
世子イ・ジルは儀式用の寝殿の前で拝礼しました。
「皇帝陛下、万歳。万歳。万々歳。」
王の部屋。
光海君(クァンへグン)は寝間着姿で本をめくっていました。キム・ゲシは光海君(クァンへグン)に茶を淹れました。
火器都監(ファギトガム)。
硫黄班の責任者イ・ヨンブのもとにファイは紹介されました。イ・ヨンブはこんなに頼りなさそうな奴が?とファイを見下すとファイはさっそく硫黄について語り朝鮮の職人の工法では少量しか硫黄が精錬できないと言いだしました。
「触るなそれは俺の釜だ!」
イ・ヨンブは暴れるとホン・ジュウォンはうろたえました。
「私が焼き取り法の技術を少しだけお見せしよう。」
ファイは得意げに言いました。
重臣の控室。
西人(ソイン)派のキム・リュやオ・グィは王が明国に恭順の意を示さないと、昨年も病欠したと激高していました。大北(テブク)派のチョン・イノンと言い争いになるとカン・ジュソンは王はひと月前に届いた明の後金への出兵の要請書に返事を出していないと王の怠慢を指摘しました。西人(ソイン)はさらに王を批判するとそこに光海君(クァンへグン)が現れました。
「主上殿下のおなーりー。」
「ここにいたのか。便殿に誰もおらぬので驚いた。さあ行こう。今日は重要な案件を議論せねばならん。」
火器都監(ファギトガム)。
ファイは硫黄を精錬していました。火器都監(ファギトガム)の皆はファイに注目していました。ウンソルは校理(キョリ)に見劣らぬ美しいお顔のファイに見とれました。
「あの方が都監に入れますように。ここの男は馬面ばかりよ。」
ウンソルが言うと母のオクチュは叱って仕事に戻りました。
「なぜ事を荒立てるのだ。」
ホン・ジュウォンは書庫にファイを呼び尋ねました。
ファイは職人気質だから自分にきつく当たるだろうと舐められないために注目を集めたほうが見下されなくなると言いました。
「出鼻をくじいてやったんだぜ。一発、ぶっ放す。心配するな。私は有言実行を貫く。」
ファイは言いました。
便殿。
光海君(クァンへグン)は宗主国である明の出兵要請に応じないと重臣たちに言いました。西人(ソイン)は秀吉の襲来のときにも明が助けてくれたので恩があると言いました。
「当時そなたたちは逃げることに必死で戦場を見ておらぬからそう考えるのも無理はない。だが私はこの目で戦場を見たのだ。明から来た援軍は烏合の衆に過ぎなかったが、明の兵は敵よりも過酷にわが朝鮮の民から搾取した!黙れ!私の話は終わっていない。そなたらに問う。出兵の実益を挙げてみよ。他国の戦に加わらねばならぬのだ。」
光海君(クァンへグン)が言うと西人(ソイン)のキム・リュ大儀と義理があると王に言いました。
「私の大儀は明ではなくこの国朝鮮の平和を守ることだ。私が義理を果たすべきは明国ではなくこの国の民たちだ。」
光海君(クァンへグン)は重臣たちに言いました。
ホン・ジュウォンのもとに王命が届きました。
火器都監(ファギトガム)ではもう見てられないとイ・ヨンブが騒いでいました。
便殿ではカン・ジュソンが王に発言の許しを求めました。
光海君(クァンへグン)はカン・ジュソンを警戒しました。
「私は殿下のご意見に賛同いたします。大義名分より実利が大事です。」
カン・ジュソンが語りだしました。
「(カン・ジュソンはいつも発言をせぬのになぜしゃしゃり出るのだ?)」
兵曹判書イ・イチョムはいぶかりました。
「しかし殿下。実利を考えるなら明国と手を携えるべきでは?遺憾ですが明の保護下にある朝鮮は弱小国だからです。むろん殿下は火器都監(ファギトガム)を設立し火薬と武器をおつくりになられました。しかし、技術は確立できておりません。ですから明から支給される火薬と硫黄に頼っている以上、配合技術も明に依存しています。ですから今の朝鮮が明を拒めば援助を絶たれるおそれがあります殿下。(わかったか主上。これがお前の現実だ。)」
カン・ジュソンは発言を終えました。
「礼を言うぞ判尹(パニュン)。私はその言葉を待っていたのだ。判尹(パニュン)が言ってくれた。」
光海君(クァンへグン)はカン・ジュソンに言いました。
「(なんだと?なんのつもりだ主上。)」
カン・ジュソンは思いました。
「さあ皆立て。これまで余が非公開としてきた火器都監(ファギトガム)を、見せてやろう。」
光海君(クァンへグン)は立ち上がりました。
火器都監(ファギトガム)。
「極秘の施設以外はすべて公開する。」
ホン・ジュソンは部下たちに命じていました。ファイも王が来ることを知りました。
「(ここに、来るのか?光海(クァンヘ)が?)」
光海君(クァンへグン)と重臣が火器都監(ファギトガム)に現れました。
「ここが火器都監(ファギトガム)である。今日ここで余はそなたらに見せてやろう。わが国朝鮮が己の手で火薬を作れることを。」
光海君(クァンへグン)は言いました。
ファイは新入りだからと火器都監(ファギトガム)の厨房に押し込められました。オクチュはここは厨房でさえも警備が厳重で札がなければ入れないとファイに言いました。ウンソルは照れながらファイにお食事をどうぞとすすめました。するとファイはウンソルの手を握り遠くから王を見る方法を教えてくれと頼みました。
光海君(クァンへグン)は重臣たちを自ら案内しました。ウンソルはファイを連れてここなら遠目に王が見られると言いました。ファイは柱の陰から光海君(クァンへグン)を見つめました。光海君(クァンへグン)は西人(ソイン)に朝鮮では火薬は作れないと批判を受けていました。
光海君(クァンへグン)は倉庫の扉を開きました。
「この倉は長らく空だった。狙撃手の訓練すらできなかった。だが毎年二十四万斤の硫黄を購入する。しかし硫黄だけで火薬を作るのではない。硝煙を硫黄を配合し火薬を作る技術を知らぬからだ。だがそれが可能になった。チェ・ムソンが記した火薬修錬法を取り戻したのだ。」
ホン・ジュウォンは部屋で「火薬修錬法」の本を取り出し王のもとに持参し献上しました。
「この書こそが我々が長年失っていた火薬技術書だ。明の援助なしに我が国が生き残れるかと判尹(パニュン)は問うたな。その答えは力だ。よいか。これを機に、我々の手で国を守れる技術を持ち明と後金の脅威から逃れたられたなら、わが朝鮮は弱小国ではなくなる。朝鮮こそが万乗の国となるのだ。」
光海君(クァンへグン)は重臣を説得するように語りました。
ファイは光海君(クァンへグン)を見つめて気持ちが揺れ動きました。
夜の王宮。
「のけ者にしたなキム尚宮。殿下がおっしゃったことは寝耳に水だった。私を排除するつもりか?」
イ・イチョムはキム・ゲシを呼び止めました。
「ではなぜ殿下は大監を兵曹の長にしたと思いますか?これから、殿下の政策について国中が騒ぐはずです。大監の役割は重大です。火器都監(ファギトガム)まで大監がお迎えに行かれれば殿下はお喜びになるはずです。」
キム尚宮はイ・イチョムに言いました。イ・イチョムは自分は王の犬にはならぬと思いました。
イ・ウォニクの家。
「大監、お力をお貸しください。」
イ・ウォニクの同志が集まっていました。
「私は官職を退いて久しい。」
イ・ウォニクは静かに言いました。
同志は朝廷に復帰してほしいと南人(ナミン)に働きかけるように言いました。
鰲城(オソン、イ・ハンボク)も同意しました。
華政ファジョン-14話の感想
まだ14話なのにもう貞明公主(チョンミョンコンジュ)は王宮に戻ってきましたね。サバサバとした、たくましい性格になってwカン・ジュソンも本性を現して。カン・イヌは庶子ということなのでしょうかね。「卑しい子」とお母さんに言われたということは、本当のお母さんじゃないのでしょうか。悪党の家に生まれたカン・イヌはストレスがすごそうですね。そういえば、ホン・ジュウォンのお父さんはどうなったのでしょうか。都から離れて暮らしているのかな?ホン・ヨンももう一度、出てきてほしいですよね。
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