華政ファジョン-21話 あらすじネタバレ感想
華政(ファジョン)の主なキャスト
光海君(クァンへグン)・・・チャ・スンウォン
貞明公主(チョンミョンコンジュ)・・・イ・ヨニ
綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)・・・キム・ジェウォン
監督・・・キム・サンホ監督「アラン使道伝」
脚本・・・キム・イヨン「トンイ」「イ・サン」「馬医」「ホジュン(チョン・グァンリョル主演)」
2015年作
華政ファジョン-21話のあらすじ
慶運宮(キョンウングン)。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は光海(クァンヘ)君と庭で会い、気を病み煎じ薬を飲みました。
「必ず光海(クァンヘ)に血の涙を流させてやる。」
大妃が言うとチョン尚宮も同意しました。
ホン・ヨンの家。
ホン・ヨンは昨夜からファイに会えていないちイ・ウォニクとイ・ハンボクに言いました。
イ・ウォニクは、亡くなられた貞明公主(チョンミョンコンジュ)と関係があるとホン・ヨンに言いました。
夜の都城。
ファイは母の仁穆大妃(インモクテビ)キム氏に会おうと考えていました。しばらくして蛟山(キョサン)ホ・ギュンが現れました。
「いやぁ。約束を守る男だ。来ないかと思っていたが。では聞こうか。手を打つことができるか空振りになるか。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは部屋にファイを呼び言いました。
「この書状を大妃様に渡してくれ。」
ファイは蛟山(キョサン)ホ・ギュンに手紙を渡しました。ホ・ギュンは手紙を読み驚きました。
「これは!」
「ええ。あれ(数珠)は亡くなった公主媽媽のものだ。私の姉は公主媽媽の女官だった。姉は媽媽が亡くなられた日に渡し場で焼け死んだ。あの日。私は姉上と公主媽媽のお傍にいた。そして見たのだ。姉上たちがどんな死に方をしたのかを。ゆえに主上が憎くて仕方ない。それゆえ大妃媽媽に会いたいのだ。」
「ゆえに大妃媽媽に拝謁し真実を伝えるのか。あの日のことを。」
「私はそのためだけに生きてきた。誰かに肉親を、肉親同様の者を殺される痛みがあなたにわかるか。」
「そうか。忘れられないだろうな。肉親を、肉親同様の者を殺される痛みは。ふっ・・・なるほど。大妃に会わせてやったら見返りは?」
「なんでもいい。私は火器都監(ファギトガム)で信頼を得た。これほど使い道のある奴もいまい。」
カン・イヌは部屋の外にいました。
「どういうことだ。なぜファイと蛟山(キョサン)が。」
王の執務室。
光海君(クァンへグン)イ・ホンは考えていました。ホン・ジュウォン校理(キョリ)が部屋に入ってきました。
「ああ、そなたか。なぜ声をかけぬ。それほど哀れに見えたのか。はっ。それで、分かったことはあるか?」
光海君(クァンへグン)は顔をあげました。
「慕華館の使臣団は明日発つそうです。殿下おいでにない限り拝謁はないかと思います。」
ホン・ジュウォンは王に言いました。
「つまり私に足を運べということか。出兵するといわせたいのだな。この地図を見よ。昌徳宮が完成した日、真っ先にこの地図を掛けた。他の地図と違う点は?」
「朝鮮が、中心に書かれています。決して明の属国に見えないように。」
「そうだ。それが私の夢だ。いや。もっと大きな夢は、朝鮮が、さらに中心を占めることだ。夢をかなえるために私は決して諦めぬ。夢のため多くを失ったが私は後悔せずにこの道を進む。これからも、ずっと。」
深夜のホン・ジュウォンの家。
ファイは「ナウリ(校理(キョリ))によろしく伝えてください」と下僕に言っていました。
「ファイ、いったいどこへ行っていた!私がどれほど心配したかわかるか!行先を告げてから行け。この者が帰ったら教えよと言ったはずではないか。」
すると下僕がファイが家を出ようとしていたといいました。
「こうなって悪かった。でも焼き取り法は問題ない。硫黄長も慣れたことだし。必要なことはここに私が書いておいた。」
ファイはホン・ジュウォンに紙を渡しました。
「急な話だな。都を去るなんて。」
ホン・ジュウォンはファイに言いました。
「前から考えていた。つらかったんだ。かなり。所詮私は女人だ。はじめから火器都監(ファギトガム)には向いてない。だから、都監を去ると決めたんだ。私がいるとナウリにも、職人にも迷惑がかかるから。」
「迷惑をかけるとはどういうことだ。ファイ。」
ホン・ジュウォンが言うとファイはホン・ジュウォンを見つめました。
ファイはホン・ジュウォンの家を去りました。
「(その理由は、あなたと私が違うから。私たちは決して同じ王には仕えられない。)」
「ファイ!ファイ!」
ホン・ジュウォンはファイがいなくなるのが惜しくなり都城の街に捜しに行きました。
ホン・ジュウォンの手にはファイのために買った淡い水色の石のブレスレットがありました。
(女性のいい感じの歌が流れる)
夜の宮殿。
ユ・ヒブンはキム尚宮に妙なものを受け取ったと言いました。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏の家。
慶運宮(キョンウングン)にも矢文が届きました。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏は「あの者だ。観音の目を置いた者が公主のことで会いたいと」とチョン尚宮にひそかに屋敷を出たいと言いました。
大妃の屋敷の裏。
「鐘がなる頃に森の近くだ。必ず時間を守れ。」
ホ・ギュンは出発前のファイにこう教えていました。
チョン尚宮は門番に大金を渡して「大妃様の恩人が重い病なのだ。家族が多いと聞いた。何も心配はない。イボゲ、頼む」と言いました。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏が出かけるとファイは見張りの塀に合図しました。
キム尚宮は文昌府院君ユ・ヒブンに知っている者はいるか尋ねました。文昌府院君ユ・ヒブンは手柄になるから隠しておいたと言うとキム尚宮は怒ったように部屋を出ていきました。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏の家。
「蛟山(キョサン)ホ・ギュンの使いだ。」
ファイと一緒に来た赤い服の兵士は門番に言いました。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏とキム尚宮は通りを歩いて森に行きいました。
ファイは大妃媽媽に会いたいと女官に言いましたが大妃はいませんでした。
「大妃はあなたに会いに行かれました。」
女官は手紙をファイに渡しました。
「違う。これは私の出した書状ではない。」
森。
仁穆大妃(インモクテビ)キム氏が待ち合わせ場所にいると西人(ソイン)の官僚たちが「主上のことでご相談があると手紙をいただいた」と何人か現れました。
「早く帰りなさい。」
大妃は危険を感じて言いました。
「捜せ!逆徒がいるはずだ。」
すぐに兵士が現れました。
大妃の家。
「まさか、ホ・ギュンあの者が!母上!」
ファイは母が陥れられたことを知りました。
翌日の日中の慕華館。
明の兵士と朝鮮の兵士がにらみ合っていました。
「殿下、よく来られました。」
皇子朱常浩は立ち上がり王を迎えました。
光海君(クァンへグン)が現れました。
王宮。
文昌府院君ユ・ヒブンは謎の手紙を受け取り兵士を送ったら大妃が謀反を企んでいたと功績をあげてよろこんでいました。
慕華館。
光海君(クァンへグン)は明へ援軍を送ることは難しいと朱常浩に言いました。
朱常浩は何度も要請しているのに応じないから皇帝の命令を伝えに来たと言いました。射手3500人と砲撃手5000人を朱常浩は要求しました。光海君(クァンへグン)の顔が引きつりました。
「帰ろう。話が通じるとは思っていなかった。これは力比べだ。明と後金、朝鮮のな。」
光海君(クァンへグン)はホン・ジュウォンに言いました。
すると光海君(クァンへグン)に大妃と西人(ソイン)が謀反を企んだと報告を受けました。
慶運宮(キョンウングン)の内外は兵士で取り囲まれ一部の西人(ソイン)は投獄されました。
カン・ジュソンの隠れ家。
「大妃を陥れた?」
カン・ジュソンは蛟山(キョサン)ホ・ギュンに聞き返しました。
「ええ。ファイという者のおかげでいとも簡単に、大妃をおびき出せました。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンは余裕たっぷりに言いました。
「そなたは何ということをしてくれた!狙いは光海(クァンヘ)のはず!」
カン・ジュソンは焦りました。
「そう興奮なさるな大監。大監らしくもない。どういう意味か察してくださらねば。」
「なんだと?」
「これは光海(クァンヘ)を狙う刀です。光海(クァンヘ)は罠とも知らずに謀反の罪を問い、大妃を廃するでしょう。」
「つまりそなたは光海(クァンヘ)に罪を着せるつもりか。」
「そうです。大妃を陥れたのが光海(クァンヘ)と世の中に知られたら?たいへんなことになりますよ大監。光海(クァンヘ)は人を陥れて王座を守った男です。罪なき者を手にかけて。だから同じ方法で王座から引きずり下ろすのです。」
蛟山(キョサン)ホ・ギュンはカン・ジュソンの隠れ家を出ました。
「兄貴。また会いましたね。何を企んでいる。よいか。私は父に似て言葉よりも剣を好む。ファイを利用して何をしたのだ。」
カン・イヌは蛟山(キョサン)ホ・ギュンを殴り短剣で脅しました。
「刺さるだろ。」
「なぜファイと会っていた。」
「分かった。話すよ。話しても父親を訴えないだろう。違うか?父親の正体を知りながら黙っていたくせに。ファイ。ああ、あの者を利用した。奴も、光海(クァンヘ)を恨んでいたから。」
「何?」
「これもお前のおかげだ。あの者と大妃の接点を教えてくれた。本人に聞いたらどうだ。私は忙しいのだ。あの数珠。あれは・・・死んだ貞明公主(チョンミョンコンジュ)の物らしい。事情は知らぬがファイはそれを持っていた。だから大妃を・・・。手を離せ。」
「なんだと?ファイの数珠が公主様の物だと?」
カン・イヌは蛟山(キョサン)ホ・ギュンの襟首を掴みあげました。
火器都監(ファギトガム)。
イ・ユンブとチャン・ボンスが噂をしているとファイがホン校理(キョリ)はどこにいるのか尋ねました。
火器都監(ファギトガム)の一角。
カン・イヌは見聞きした話を総合してファイが貞明公主(チョンミョンコンジュ)であることを悟りました。
「まさか!そんな・・・。ファイ。」
カン・イヌが道を歩いているとファイに出会いました。
「若様。よかった。もしかして校理(キョリ)ナウリを・・・。」
「ファイ。それは、あなたの名か?答えてくれ!それは、あなたの本当の名なのか?」
「若様、一体、なぜ。」
「貞明(チョンミョン)・・・公主媽媽?あなたが、公主媽媽なのか?」
カン・イヌは真剣なまなざしでファイを見ました。
「ファイ。会えてよかった。都を去ると・・・。」
ホン・ジュウォンが現れ袖の中からブレスレットを取り出しかけて引っ込めました。
「去るだと?あのことが理由でか?」
真剣になったカン・イヌがファイに言いました。
「若様、おねがいです。」
ファイは懇願しました。
カン・イヌはファイの手を取り引っ張って行きました。
「とうとう、若様が戻ってきたのね。」
ウンソルはカン・イヌとファイが手をつないでいることでホン・ジュウォンがふられたと喜びました。
「ところであのなんとも見慣れない光景は何かしら?男が男の手を掴んでいたわ。どうしてああなっちゃったの?」
オクチュは野菜を抱えながら娘に言いました。
火器都監(ファギトガム)の無人の部屋。
「若様やめてください。」
ファイはカン・イヌに言いました。
「さあ。ここなら邪魔は入りません。ゆえに話を続けましょう。説明してください。ゆえに聞きましょう。なぜ倭国から来たあなたはその公主媽媽の数珠を持っているのですか?お母さまにもらった物だとか。あなたはどうして!」
火器都監(ファギトガム)の校理(キョリ)の部屋。
ホン・ジュウォンは先ほどの出来事を不可解に思っていました。すると監造官(カムジョグァン)のバングンが大変だとジュウォンの父の提調が王宮に向かったと言いました。
「しばし待て。あとで話そう。」
ホン・ジュウォンはファイのもとに向かいました。
スドクとウンソルはカン・イヌがファイを連れて倉庫に向かったと話をしていると、ホン・ジュウォンが通りがかりこのことを教えました。
倉庫。
「若様が何をおっしゃってるのかわかりません。私がなくした数珠が公主媽媽の物ですって?」
ファイはとぼけたふりをしました。
「公主様は先王様の唯一の王女さまでした。今の殿下に弟を殺され、王宮から逃げ出し、亡くなられたかと思ってました。」
「私に何の関係があるのですか。死んだのでしょう!」
「遺体がなかったのです。私たちは知っていたのです。あの日、媽媽の亡骸が見つからなかったと。だから媽媽が生きていることを信じていました。ゆえに、証をもっているあなたはまぎれもなく女人です。ジュウォンと私が知っているように。ゆえに教えてください。あなたは・・・あなたは・・・・公主媽媽なのですか?事実を話してください。どうか真実を!」
「違います!違います!なぜ公主の物なのか、なぜ若様が私を問い詰めるのかわかりません!私はファイです!知りません!」
ファイは目に涙を浮かべて否定しました。
倉庫の外。
「ファイ。どうした。なぜ泣いている。」
ホン・ジュウォンがファイに言うも、ファイはその場を立ち去りました。
倉庫の中。
「まさか・・・そんな・・・あの方が目に前にいるのに・・・。」
カン・イヌは貞明公主(チョンミョンコンジュ)であると確信しました。
「カン・イヌ。何があったのだ。なぜファイは泣いていたんだ!」
ホン・ジュウォンは怒っていました。
「後で話す。今は、まだ言えない。」
「今言え。ファイが泣いていた理由を。」
王宮の便殿。
イ・イチョムは書状を読んでいました。
「庶子が身の程をわきまえず王になり、肉親を殺し母を軟禁した。このような罪人を、王とは呼べぬ。」
「聞きましたか。これは明らかな謀反です。慶運宮(キョンウングン)の大妃が逆徒と内通したのです。」
文昌府院君ユ・ヒブンは自分の手柄を言わんばかりに声を荒げました。
光海(クァンヘ)君が便殿に現れました。
華政ファジョン-21話の感想
またお決まりのストーリーですね。主人公サイドの人物も「おのれ復讐じゃー。血の涙を流させてやるー」と決して善人とはいえないところが何とも、日本人の視聴者として肩入れできないのですよねwだってまるで過激派みたいな理屈でしょ?そこは悪いことなのは間違いない。でもそれを地でいっちゃってるのが韓国というか朝鮮半島の方々なんですね。どうもこの頃、この復讐のパターンに嫌気が刺してきました。それを思うとこのシリーズの前に放送していた「秘密の扉」はよかったですね。ハン・ソッキュはもしかして復讐系とは距離を置いてるのかしら。
とうとうファイの正体がカン・イヌにばれちゃいましたね。私は朝鮮の道理の順番から仁穆大妃(インモクテビ)キム氏が最初に気づくのかとも思っていましたので的が外れちゃいました。カン・イヌはかつて自分が慕っていた女性が目の前に現れて、とても興奮していましたね(笑)まるでかわいいお犬さまみたいにぷるぷるっと震えちゃって。ホン・ジュウォンはそうとも知らずにカン・イヌがファイに嫌なことをしたんじゃないかと思い込んで怒ってます。
光海君(クァンへグン)は朝鮮の独立を考えて、さらに影響力のある国へと立派な国にしたいみたいな、二千年以上成し遂げられなかった理想を夢見ちゃって。大陸と陸続きの小国ってたいへんなんですね・・・。そりゃ憤怒も有史以来たまり続けているのでしょう。今回も蛟山(キョサン)ホ・ギュンが嫌な男として活躍してくれたため、ドラマが面白くなりました。ホ・ギュンの汚さにカン・ジュソンもびっくり。
ファジョン(華政)のあらすじと感想まとめ
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