マスケティアーズ-パリの四銃士7話のあらすじネタバレ感想(The Musketeers)
マスケティアーズ キャスト
ダルタニアン・・・ ルーク・パスカリーノ(1990年生まれ)声優:宮野真守アトス・・・トム・バーク(1981年生まれ)声優:福田賢二
アラミス・・・サンティアゴ・カブレラ(1978年生まれ)声優:中村悠一
ポルトス・・・ハワード・チャールズ(1983年生まれ)声優:三宅健太
トレヴィル(東地宏樹)、リシュリュー枢機卿(大塚芳忠)、フォア将軍(てらそままさき?似てる)、アンヌ王妃(清水理沙)、ルイ十三世(河本邦弘)、コンスタンス(花村さやか)、ミレディ(林真里花)
2014年-2016年全シーズン3 脚本 エイドリアン・ホッジス
シーズン2-03
魔女にされた伯爵
若い娘、テレーズ・デュボアはルイ十六世と王妃の乗った馬車に「王妃様」と飛びつき絶命しました。テレーズは紙切れを王妃に渡そうとしていたようでした。テレーズの友人フルール・ボードンは行方不明でした。
貴族の女性、ニノン・ド・ラロック伯爵はガリレオが木星を発見したと、貴族の女性たちを教育し自ら学ぶようにスピーチしていました。
「あの子は暴徒などではありません。私の使用人の娘でした。利発で聡明な子だったので学びの場を与えました。」
ニノン・ド・ラロック伯爵は紙切れを書いたのは自分だとルイ十三世と枢機卿と王妃の前に現れました。
「あの女には莫大な資産がある。取り込めるか?全財産むしり取れ。」
枢機卿はニノン・ド・ラロックを陥れろとミレディに指示しました。
ダルタニアンとポルトスはコンスタンスにテレーズについて訪ねていました。
枢機卿はルカ・セスティーニ神父をルイ十三世に紹介しました。枢機卿はルイ十三世が大好きなニノン・ド・ラロック伯爵が女性とを屋敷に連れ込みいまいましいことをしていると言いました。
ニノンの作ったサロン。
アトスたち四銃士はフルール・ボードンの消息についてニノンに尋ねました。ニノンは四銃士を上手にあしらうと女生徒は笑いました。ニノンはアトスを「宮廷で見かけるたび男っぷりに目が行って。愁いを帯びた目がなんとも魅力的。だけど心がからっぽなだけかしら?ねえ。やっぱり悲しみを抱えているからそんな魅力的な陰があるの?」と言うとアラミスは失笑しました。またニノンはアラミスのことを「ああ。ここにロマンチストがいたわ。愛嬌ふりまいても無駄よ。そういうのはきかないから」と言いました。
ミソサザイ、籠で買えない鳥。希望と自由の象徴よ、とニノンは言いました。
ニノンはアトスが気に入り銃士を案内しました。
ルカ・セスティーニ神父は枢機卿に教皇の懸念を伝えました。枢機卿は宗教のことはローマ教皇に伝えると言いました。枢機卿は同盟の必要はないとルカに言いました。ルカは教皇から授かった「聖遺物、パドヴァの聖アントニオの膝の骨」を枢機卿に渡しました。
ニノンはすべての部屋をアトスに見せフルールはいないと言いました。
「いつだってニノン・ドラロックが悪者なの。私はみんな平等だと思ってる。どんな境遇に生まれようと関係ない。」
「あなたは外を見まわしてみんな平等だといえますか?ご協力感謝します。」
アトスが言うとニノンはアトスに長い口づけをしました。
「今夜食事に来てちょうだい。」
ルカ・セスティーニはリシュリューに病気の教皇の後釜にリシュリューを推す者が多いのでニノンを異端の罪で厳しく処罰せよと言いました。枢機卿はよく見極めたいと答えました。
ミレディはニノンに首飾りをつけてあげました。
「呆然と思ったでしょう。あなたにキスされて。あなたを罠にかけて発言をふみにじるつもりよ。ねえこっそり教えて。フルール・ボーダン、ここにいるの?」
ミレディはニノンに言いました。
アトスは「もうあんな隙を見せたりしません」とニノンに会いに来ました。アトスはニノンにテレーズ・デュボアの遺体を見せました。ニノンはショックを受けました。
「責任を感じませんか?命を落とす無茶な行動をあおったなら・・・。」
「すごく目をかけてた。悲しくてたまらないけど罪悪感はない。」
「傷つける気はない。」
「そんな。よく言うわ。みんな最後はこうなるので。ちっぽけな心臓が止まり、魂がすっかり離れ去る。これからだったのに。お願い。顔を覆って。」
ニノンはすすり泣きました。
アトスは別の泥棒の遺体の遺物の処理について管理する男に命じました。
ニノンは大勢言い寄る男はいたけど結婚したら体も莫大な財産もすべて夫のものになってしまうと言いました。アトスも「もう色恋に興味はありません」と言いました。「対等でいられるなら男性はきらじゃないのに」とニノン。すると親衛隊の兵士がニノンのサロンを荒らしていました。
「きゃ~。いや~。」
女子生徒は悲鳴を上げました。
アトスは親衛隊と戦いました。アラミスもアトスに合流しました。親衛隊は隠し部屋にいた女子生徒らを見つけました。
枢機卿はニノンを栽培にかけると言いました。ルカはニノンが魔女のにおいがする、ローマは目を光らせていると言いました。ルイ十三世はニノンが魔女であると信じませんでした。
「すばらしく不愉快な男だな。」
ルイ十三世はルカ・セスティーニを嫌いました。
非公開で魔女裁判が行われようとしていました。
「物言う女性の口を封じる体のよい口実だ。」
アラミスは魔女裁判が開かれることについて仲間に言いました。
「娘がいるのを隠してた。身から出た錆だ。」
とアトスは冷たく言いました。
「あの子たちを守るために隠していたんだ。身から出た錆じゃない。気休めにすぎませんが、こんな裁判ばかげています。神は愛の象徴で非道さとは無縁です。信仰心をお持ちなら、これを。どうぞ受け取って。神はあなたを見捨てません。」
アラミスはニノンに言いうと自分のロザリオを渡しました。
アトスはため息をつきました。
下宿。
先生が処刑されそうになり、フルールはコンスタンスのもとで泣いていました。「親にはじかかせやがって!結婚するまでお針子やって。あとは夫に尽くすだけだ。」ボーダンは娘を殴ろうとしました。ダルタニアンは手をあげたら許さないと言うとボーダンは娘を連れて帰りました。
「神が見ておられる。真実を証明させるように。私もな。」
枢機卿は部下に言いました。
魔女裁判。
「黒魔術と無縁だと言えるか?フルール・ボーダン、来なさい。」
枢機卿はニノンに言いフルールにサロンであったことを証言するように言いました。
アトスとアラミスたちは裁判を傍聴していました。
フルールは泣きそうな顔をしながら刺繍や裁縫以外に自然科学を教わったと言いました。
枢機卿は秘め事をさせたと勝手に決めつけました。
「そんな堕落した人じゃないのに悪者扱いするなんて罰が当たるわよ!」
フルールが言うと退室させられました。
次に証言するのはラ・シャペル婦人、ミレディでした。ミレディはワインと一緒に薬を飲まされて・・・ニノンの寝室で何も身に着けておらず呪文をまじないの言葉が聞こえたと証言しました。
「その女は大ウソつきだ!偽名で正体を隠しているが根っからの犯罪者だ!」
アトスは叫ぶと追い出されました。
リシュリュー枢機卿はニノン・ド・ラロックを魔女と認めました。ニノンは魔女じゃないと言うと神への冒涜だとルカは怒鳴りました。リシュリュー枢機卿はニノンを火あぶりにすると言いました。
するとアンヌ王妃が現れ陛下は罪を認めなければ死刑にしてはならぬと王命を下したと言いました。リシュリュー枢機卿は急に苦しみだし倒れました。
ポルトスは枢機卿を運びました。
「ひまし油とからしを!全部吐かせないと!毒を盛られてる。」
アラミスはベッドに寝かされた枢機卿の手当てをしました。
「アラミス。枢機卿は助かりそう?銃士隊の敵だものね。」
アンヌ王妃はアラミスに言いました。
「国に仕える身は同じです。王妃様。」
アラミスは答えました。
「あなたに差し上げた十字架がラロックの首にかかってた。恋人ってこと?美人よね。」
アンヌ王妃は言いました。
アラミスは理不尽に遭っていたので慰めただけだと答えました。
「思いやり、感動しました。」
アンヌ王妃は上品にアラミスに言いました。
「毒盛るやつがいるとはな。」
ポルトスはアラミスに言いました。
「そりゃいるさ。」
とアラミス。
ルカはあの魔女の仕業なので祈らなければと言いました。
「神父様のカバンですが、盗人の死体とともに安置所にありました。出発までにお届けします。」
アトスはルカに言いました。ルカは明日ローマに帰ると言いました。
フルールは妻を亡くした四十歳の露天商と結婚させられようとしていました。
夜になり枢機卿は目を覚ましました。ミレディは枢機卿に水を飲ませました。
「お前なのか?」
「口開くなりそれ?感激。」
「もう死ぬのか?」
「医者の半部はそう言ってる。」
「アトスとは何があった。お前は何としてでもラロックから自白を引き出せ。すべての財産を国が没収できるから。」
ミレディは牢獄に行きニノンに会いました。
「女が女を裏切るなんてこの世で最低の行為よ。何か恨みがあるの?私あなたに何かした?」
ニノンはミレディに言いました。
「いいえ。あなたは巻きぞいを食っただけ。あなたが自白しないとサロンのみんなが火あぶりにされる。枢機卿に毒を盛ったのも、この際だから認めたら?」
ミレディは脅しました。
「死後の世界を考えたことはあるか?」
枢機卿はミレディに尋ねました。
「死んだら終わりよ。」
ミレディは答えました。
「立派な異端だ。」
枢機卿は徳を積んでないのに死んだら地獄に落ちるというと、ミレディはすでに地獄よと言いました。
四銃士はルカのカバンを盗んで死んだセスティーニの症状が枢機卿の症状と同じだと言いました。四銃士はルカの舌から毒の匂いがするとわかりアトスは急ぎました。
「なんであの枢機卿のために急いでいるんだ?」
ポルトスはアラミスに言いました。
(ニノンのために急いでいるアトスw)
早朝。庭に薪が集められていました。
ニノンは女生徒を守るため罪を認めました。
ルカ・セスティーニは枢機卿の部屋の前の護衛を刺しました。枢機卿はルカ・セスティーニともみ合い剣を受け止めて粘っていました。駆けつけたアトスはルカを銃で撃ちました。
「遅かったな。」
枢機卿は銃士に言いました。
「ご無事で何よりです。」
アトスは枢機卿に言いました。
「口先だけでもお気遣いどうも。」
枢機卿はアトスに言いました。
「セスティーニの仕業だと、知ってたんですか?」
「聖遺物に毒を仕込むのは、ローマの常套手段。うかつだった。」
枢機卿はアトスに言いました。
「処刑を避ける道をどうか、彼女を放免にしても財産は手に入れられます。」
とアトス。
「まるで野蛮な暗黒時代だ。死の淵を見て、ほかの者の命を奪うことにも慎重になった。私は残忍ではない。現実的なだけ。どんな道がある?」
と枢機卿。
「やめろ!減刑が決定した!」
四銃士は薪に火がくべられた炎からニノンを開放しました。
「神は私を見捨てなかったみたい。」
ニノンは言いました。
「全部神の手柄かよ。」
ポルトスは毒づきました。
枢機卿はニノンに、世間には死んだと思わせ財産を没収し、パリを出る分だけは残してやると言いました。
「遺体がないと不自然だがちょうど手ごろなのがひとつある。誰であれ国家であれ神であれ私の邪魔はできない。」
枢機卿は言いました。
ニノンはアラミスに王妃のロザリオを返しました。
「これをローマに届け、リシュリュー枢機卿がよろしく言っていたと伝えろ。教皇がまた使いの者を送ってきたらまた同じ目に遭わせて送り返すとな。」
枢機卿はルカの遺灰を箱に入れました。
アトスはニノンを見送りました。
ニノンは貧しい者たちの学校を開くと言いました。
「気を付けてねアトス。枢機卿が(ミレディの)後についてる。下手に動くと枢機卿が邪魔をしてただじゃすまないから。あなたなら愛せたのに。」
「残念だ。結婚に向かない者同士で。」
フルールは「女のひとに父が説き伏せられた」とコンスタンスに結婚しなくて済んだと言って喜びました。
「説得しに行ったの君だろう。君が戦ったんだ。こんなよくできた人ほかにいない。きっとフランス一情が深い人だ。ぜんぶ言おうか?愛している理由。といってもこれは憧れのひとって意味ね。愛してる。」
ダルタニアンはコンスタンスに熱いキスをして衣の紐を解きました。
マスケティアーズ-パリの四銃士7話の感想
なんとも言い難いストーリーですね。リシュリュー枢機卿とミレディは似たもの同士で残虐な人間なのに、それを上回るのがローマ教皇。まるでテレビゲームのようなお話ですねwそしてニノンは枢機卿とミレディによってレズビアンとして陥れられ魔女認定。なんて世の中なのでしょう。魔女裁判って人が女性を陥れるための嘘の口実でしかないということなんですね。でもそんなことが現代のアジアとかアフリカとかで起こっているのですから、なんて人間はバカな生き物なのでしょうと知性が足らなくてだまされて魔女がいると信じる人にも罪があるように思います。女性が文字を読んで学習することの何が悪いのか?ということですが、かつてのキリスト教はまるで今のイスラム教のようでもありますね。このなんとも言い難い陰湿さ、腹立たしいというよりはたいへん恐ろしいです。それはそうと、アトスはなぜ枢機卿を助けたのでしょうかね。貴族同士の仲間意識でしょうか?ローマの属国になってはいけないという愛国心からかな。