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マスケティアーズ-パリの四銃士最終回20話 シーズン3あらすじネタバレ感想

マスケティアーズ-パリの四銃士最終回20話(シーズン3話)のあらすじネタバレ感想(The Musketeers)

マスケティアーズ キャスト

ダルタニアン・・・  ルーク・パスカリーノ(1990年生まれ)声優:宮野真守
アトス・・・トム・バーク(1981年生まれ)声優:福田賢二
アラミス・・・サンティアゴ・カブレラ(1978年生まれ)声優:中村悠一
ポルトス・・・ハワード・チャールズ(1983年生まれ)声優:三宅健太
トレヴィル(東地宏樹)、リシュリュー枢機卿(大塚芳忠)、フォア将軍(てらそままさき?似てる)、アンヌ王妃(清水理沙)、ルイ十三世(河本邦弘)、コンスタンス(花村さやか)、ミレディ(林真里花)
2014年-2016年全シーズン3 脚本 エイドリアン・ホッジス
シーズン2-03

マスケティアーズ-パリの四銃士最終回20話 シーズン3 愛に負け、愛に勝のあらすじネタバレ感想

ロシュフォールはコンスタンスを慕っている王の主治医を王に毒を持った反逆罪の濡れ衣を着せて処刑し、コンスタンスも反逆罪の罪で処刑しようとしました。そのとき、ダルタニアンたち銃士が処刑場にコンスタンスを助けに来ました。ダルタニアンはコンスタンスを馬に乗せてアトスとポルトスと一緒に逃げました。

ポルトスは森でスペイン人のバルガスと初めて会い、スペイン大使ペラレスの従者をしていた時にフランスに送ったスパイがロシュフォールだと知ったと言いました。バルガスの手下はポルトスを銃撃しました。身をかわしたポルトスはバルガスの手下を撃って馬で逃げました。

トレヴィルとアトスとダルタニアンとコンスタンスは民家に隠れ、ロシュフォールの嘘を暴くためにアラミスを助ける計画を練りました。ダルタニアンはロシュフォールにとどめを刺してやろうと思いました。

王宮。アンヌ王妃は王太子の教育係にロシュフォールの見返りに何を貰うのと尋ねました。教育係の女性は沈黙して去りました。

「真実に向き合わなければなりません。王妃が首謀者です。」
ロシュフォールは何が真実がわからない国王ルイ十三世を騙していました。そこにアンヌ王妃が王様に「陛下は騙されています。これは濡れ衣です陛下。」と泣きつくと陛下は証拠を見て適切に対処すると言いました。王妃の言い分を聞くべきだという国王。ロシュフォールは王妃とアラミスが親密な関係になっていたと国王に言いました。国王は頭を抱えてすぐに真実が知りたいので直ちに暴くようロシュフォールに命じました。

ポルトスは森の中で装備を整えていました。そこに馬に乗ったバルガスと手下四人が現れました。
「やつを生かしておけない。地獄まででも追いかけねば。」
バルガスは馬を降りポルトスに語りかけました。
「お前は従者にしては射撃の腕がいい。だがいつまで持ちこたえられるか。」
ポルトスはバルガスの手下を一人ずつ仕留めていきました。

王宮。ロシュフォールは王妃の不貞の立証のための審問を開きアラミスに尋ねました。アラミスは「神は今我々のそばにおられる。この部屋に。我々はこの本質で裁かれる」と聖書に手を置いて誓いました。
「王妃を生かしておくわけにはいかないんだろ?あんたがスペインのスパイであり人殺しだと知られたから。貴さまは王妃を力ずくで自分のものとしようとしたうえに無実の人に罪を着せている。ロシュフォールこそ裏切者。ロシュフォールこそ国家の敵。ロシュフォールこそ裁かれるべきだ。」
アラミスが答えると審問官と、壁の影で立ち聞きしていた国王ルイ十三世は動揺しました。ロシュフォールはアラミスの言葉を戯言と言い、部屋に教育係のマルグリットを呼び王妃とアラミスが二人でいるところを証言させました。
「親密でした。恋人同士のように。・・・いつも、王太子を気にかけていました。王太子が彼の子供だからです。アラミス!アラミス!アラミス!」
マルグリットは王妃とアラミスが親密であり、マルグリット自身もアラミスと懇意であったと証言すると部屋の外に連れ出されました。ロシュフォールはアラミスに処刑を言い渡しました。

審問が終わり、ロシュフォールは国王に報告しました。国王は王妃と息子を失ったと失望しました。

マルグリットは王太子の部屋で泣き崩れると、王太子も泣きました。

山岳地帯。ポルトスはスペイン人を一人ずつ倒していきました。ポルトスはスペイン人に首を絞められましたが何とか剣で対抗しました。しばらくしてバルガスの手下は一気に倒されました。アトスとダルタニアンとトレビルが現れました。コンスタンスはバルガスの首に剣を突き付け降参するように言いました。
「尋問に私は屈しないぞ。祖国を裏切ったりしない。」
バルガスは地面に押し倒されました。
「もう裏切った。」
とアトス。
「フェリペ王は姉が殺されるのを望みか?」
とトレヴィル。
「あと何時間かで王妃はロシュフォールに処刑されてしまう。」
とダルタニナン。
「姉思いのフェリペ王は王妃が死ねばまずあんたの責任を問うだろう。」
とアトス。
「ロシュフォールの忍耐はずば抜けている。優秀なスパイだと思っていた。まさかそこまでするようになるとは。」
バルガスはロシュフォールを仕込んだことを認めました。
「奴を潰せ。貴様の責任だ。」
アトスはバルガスに言いました。

王宮の王太子の部屋。ロシュフォールはマルグリットを服毒したように見せかけて殺しました。

「あなたとアラミスが関係を持った事実が証明された。あなたのために私から王に許しを乞おうか?」
ロシュフォールはアンヌ王妃に言いました。
「私は王妃よ。スペイン国王の姉です。許しは乞いません。」
「味方が必要だ。」
「たくさんいるわ。助けに来る。コンスタンスを助けたように。」
「やつらは来ない。今は私とあなただけだ。スペインである男が拷問を受けた。毎日、バルガスという男は日に日に苦痛を強めていった。あなたを思えば苦痛から逃れられた。」
「私はお前を、そんなふうに、考えたこともなかった。」
「あなたのアラミスはもうすぐ車輪で骨を折られる。あなたが愛おしんだ奴の体は手足が引きちぎられ、でもあなたは愛する。」
「愛とはなにかも知らないくせに。」
「愛とは苦悩。苦しみだ。」
「いいえ違う。」
「違う?奴の腕は砕かれる。次に足。そして背中。ついには死を懇願する。今感じているのが愛だ。奴の痛みなど物の数にも入らない。いまのあなたの苦悩に比べたら。これであなたも少しはわかっただろう。私が毎日耐えているこの私の苦しみが。」

「神よ。王妃を救い奇跡で俺を生かしてくれれば残りの人生をあなたに捧げると誓います。俗世の誘惑をすべて断ち切りあなたの仕えます。俺にその価値はないですね。覚悟はできています。」
アラミスは地下牢で鎖を引きちぎろうとして断念しました。
「神の御業って本当に不思議よね。」
ミレディが牢の鍵を開けました。
「王妃は?」
「生きてる。」
「みんなは?」
「ポルトスの援護に。」
「ロシュフォールの主張はもうすぐ覆される。俺の脱走はすぐにばれるだろう。」
「脱走じゃなくて救出よ。」

「会いたかった。」
アラミスは銃士たちと合流しました。
「君って不死身だな。」
ダルタニアンはアラミスを抱きしめました。

アトスはミレディに礼を言うと、ミレディは「イングランドで一からやり直す」と言いました。「あっちは雨が多いし食い物も・・・」アトスはミレディを引き留めようとしました。
「私は・・・とんでもない人間になった。平気で人を欺いたり殺したりして。こんな人生はもう嫌。戻りたい。あなたといた頃の私に。心の中ではもう一度、希望を取り戻したい。あさって私は・・・馬車でパリを出ていくわ。十字路で日没まであなたを待っている。来てくれたら・・・ル・アーヴルの港から一緒にイングランドに行きましょう?来なければ、一人で行くわ。あなたとは二度と会わない。お互いを信じる理由なんてないけど、もう一度やり直さない?誰よりもお互いを知っているから。」

ダルタニアンたちはバルガスを王宮に連れていきました。

国王の寝所。ロシュフォールは国王ルイ十三世に反乱が起きるので逃げるよう言いました。アラミスを救おうと反乱が起きるので王妃を追放しようと言いました。
「反逆の目を残したままか!」
「私が愚かでした。さすが陛下です。」
「愚かなものか。そなたは親友だ。真実を教えてくれる。自分の立場が危うくなっても。」
「ではまた、恐れながらご提案します。こうすれば王妃が反乱を起こすことは決してありません。ご署名ください。陛下の安全のためです。王妃の死刑執行にご署名を。」

王宮へ向かう地下道。バルガスはポルトスに「お前を殺す前に知っておきたい」と名前を尋ねました。ポルトスは「もうチャンスはない」とバルガスに言いました。

国王ルイ十三世はロシュフォールの脅しに屈して王妃の死刑執行の書類にサインしました。
「ひそかにやってくれ。一瞬で。一瞬ですませろ。」
「慈悲深いお言葉です。」

「親衛隊以外、全員宮殿の外へ出せ。」
ロシュフォールは部下に命じました。

ダルタニアンたちは王宮に入り、衛兵や侍女たちがいないことに気づきました。そこに親衛隊が襲い掛かって来てトレヴィル隊長たちは応戦しました。

「天守の御母聖マリア。罪びとたるわれらのために今も臨終のときも祈りたまえ。女のうちにて祝せられ母体内の御子イエズスも・・・。聖寵充満ちたる御マリア、主御身とともにまします。天守の御母聖マリア。罪びとたるわれらのために、今も臨終ときも祈りたまえ。」
アンヌ王妃は祈りを捧げていました。

銃声を聞きつけて衛兵が王宮に戻ってきました。

トレヴィル隊長とポルトスはバルガスを国王の寝室に連れていきました。

「アーメン。」
ロシュフォールは王妃に言うと、王妃の背後から首をなでました。
「二度と触らないで。ロシュフォール。」
ロシュフォールは鎖を王妃の首に掛けました。
そこに銃弾がロシュフォールに当たりました。
「王妃から離れろ。」
アラミスは銃をロシュフォールに向けました。
「俺の女だ。」
「王妃を救えるのか?枢機卿の女も救えなかったくせに。マルグリット、貴様のせいで命を絶った。」
ロシュフォールは剣を抜きアラミスと戦いました。
アラミスはロシュフォールを斬り背中に剣を貫きました。
ダルタニアンとアトスとポルトスもロシュフォールに剣を向けました。
「もう終わりだ。フランス国王に全部話した。お前はやり過ぎた。」
バルガスはロシュフォールに言いました。
「降伏しろ。」
アトスは言いました。
ダルタニアンは最後の抵抗をするロシュフォールの剣を弾き飛ばすと胸を貫きました。
ロシュフォールは床に座り込みました。
「嘘つきめ。」
「それはあなたよロシュフォール。汚名とともに葬ってあげる。」
アンヌ王妃は冷たくロシュフォールに言いました。
「スペインは気味に感謝する。」
バルガスは言うと去りました。
「スペインのために・・・やったんじゃない・・・。孤独だった・・・。はあ・・・。」
ロシュフォールは答えると息を引き取りました。
アラミスはロシュフォールの目を閉じようとしましたが、アンヌ王妃はそのままにしておくよう命じました。

王宮の庭。
「ロシュフォールに騙され判断を誤った。まるで悪夢から目が覚めたようだ。」
フランス国王ルイ十三世は銃士たちに言いました。
「多くの賢者たちが騙されました。最後に国王が。」
アラミスは国王を慰めました。
「おお。見てみろ。私にそっくりだ。鏡を見ているみたいだぞ。そなたを誤解していたアラミス。」
国王は王太子をあやしました。
「いえ。そのような。私は陛下のしもべ。」
アラミスは国王に頭を下げて畏まりました。
「それでこそフランスの兵士。至急話があるトレヴィル。」

「もう安全です王妃。王太子も。」
アラミスは王妃に話しかけました。
「あなたのおかげ。そしてみなさんも。」
王妃はアラミスたちに感謝しました。
「さあ。もう行こう。」
国王は王妃とアラミスを連れて行きました。

「そなたを陸軍卿に任命する。」
国王はトレヴィルに言いました。王妃もふさわしいと言いました。
「謹んでお受けいたします。陛下。」

「俺、銃士隊をやめてルエの修道士になる。神に誓った。お前たちに話せば引き留められるだろう。」
アラミスはダルタニアンとアトスとポルトスに言いました。
「では、さらばだ。アラミス。」
アトスはアラミスを抱きしめました。
「あっさり行かせるのか?」
とポルトス。
「寂しくなる。」
ダルタニアンはアラミスを抱きしめました。
「コンスタンスを大事に。」
ポルトスもアラミスを抱きしめました。

「皆は一人のため・・・。」
アラミスは言いました。
「一人は皆のため。」
アトスとポルトスとダルタニアンは落ち葉の積もる小道を去っていくアラミスの背中を見送りました。

教会。
コンスタンスはアトスの腕に手を絡めバージンロードを歩いていきました。
「すごくきれいだ・・・。」
ダルタニアンはコンスタンスと結婚しました。

ミレディはアトスを待っていました。

アトスは二人が誓いを立てているときに、ミレディに会いに行こうと思い教会を出ようとしました。しかしトレヴィルが現れスペインに宣戦布告したので招集だとアトスを陸軍卿としてアトスを隊長に任命しました。
「リーダーの器じゃない。」
「使命を果たせアトス。」

ミレディは馬の音がしたので馬車から降りましたが、それはアトスではありませんでした。

銃士隊の宿舎のベッドの上。
「豪華なハネムーンに連れて行けなくてごめん。」
「あたし。普通の男と結婚したんじゃない。銃士と結婚したの。」
コンスタンスはダルタニアンに口づけをしました。

夕暮れ後の待ち合わせ場所。
アトスがミレディとの待ち合わせ場所に来ると、ミレディの手袋が落ちていました。

アトスが宿舎に戻るとダルタニアンとコンスタンスは手をつないで階段から降りてきました。
「三人だけなんて変だ。」
ポルトスはダルタニアンとアトスに言いました。
「出陣までには戻って来いよ。」
トレヴィル陸軍卿は三人に言いました。


アラミスのいる教会に至る街道を走る三人。
「競争だポルトス!やーっ。」
「はっはっはっは。」
「ヤー!」

マスケティアーズ-パリの四銃士最終回20話の感想

変態ロシュフォール、最後まで暴れて倒されましたね。アラミスが王太子をかわいがるシーンは、視聴者なら誰もが王太子はアラミスの子だと思ったことでしょう。悪いやつが王を騙すドラマはよくあるパターンのようです。結局ラストはダルタニアンとアトスとポルトスが馬に乗ってアラミスに会いに行く場面で終わりましたので、アラミスは銃士に戻るようなことを示唆していました。アトスはミレディに未練があるところをトレヴィル卿に「お国のために隊長になってくれ」と言われると断ることができません。アトスファンはミレディと一緒になれないアトスを見て大喜びではないでしょうか。アトスにしてみればしがらみを捨てて自由に生きられるチャンスを棒に振ったのですから、ちょっぴり可哀想な気もします。このドラマの魅力は何といっても「かっこいい」に尽きますね。イギリス流のかっこよさというのは「少々ブラックなユーモアが利いていて肉体は戦士で強くて、紳士としての振る舞いができて女よりも国に忠誠を誓っている」ことが理想なのかもしれません。女性の価値観についてもコンスタンスがイギリスの理想の女性像を表現していましたね。「刑事フォイル」でもそうでしたが、どうやらイギリスはかわいくて男のすべてを受け入れて、なおかつ愛想がよい仕事以外は完璧な女性がステレオタイプなようですね。レベル高い!

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