韓国ドラマ-三銃士-第2話のあらすじと感想
韓国ドラマ三銃士キャスト
主人公パク・ダルヒャン・・・チョン・ヨンファ「イケメンですね」ソヒョン世子・・・イ・ジヌク「スパイ・ミョンウォル」
ホ・スンポ・・・ヤン・ドングン「勝手にしやがれ」
アン・ミンソ・・・チョン・ヘイン「百年の花嫁」
演出・・キム・ビョンス「ヴァンパイア検事」「イニョン王妃の男」
シナリオ・・ソン・ジェジョン「イニョン王妃の男」「コーヒーハウス」
韓国ドラマ-三銃士-2話 のあらすじ
パク・ダルヒャンを不合格にしろという王様と朝廷の重臣。世子はダルヒャンを不合格にすると辺境への差別となり若い学者が失望すると王様を説得しました。昭顕世子(ソヒョンセジャ)の力添えで王様はパク・ダルヒャンを最下位で合格とすることにしました。
夜の宿屋。パク・ダルヒャンの泊まる下宿に馬に乗った二人組が手紙を届けて去りました。宿屋の主人は科挙に合格したダルヒャンへの態度をころりと改めました。手紙には三銃士から翊衛司(イギサ)ホ・スンポの右翊賛(ウイクチャン)と左翊賛(イクチャン)アン・ミンソの名とともに明日セリョン館に来るように書かれていました。パク・ダルヒャンは両親に試験に合格したという手紙を綴りました。ダルヒャンは部屋の窓を開けるとキム尚宮がダルヒャンか?と尋ねました。ダルヒャンは「はい。そうです」と答えると、何と世子嬪のユンソが現れました。
「今も私を忘れていないと聞きじっとしていられなかった。なぜこうも世事に疎いのだ。約束を破ってすまなかった。望んで婚姻したわけではない。仕方なかった。恨まないでほしい。」
「わかっています。」
「あの手紙は・・・私が・・・燃やした。」
「よかったです。ずっと気にかかっていました。」
「これが最後だ。世子様は二度もご容赦なさらないはず。すべて、忘れてくれ。」
「もちろんです。」
「合格して、まことによかった。ご両親も喜ぶだろう。」
「そのはずです。」
ユンソは目に涙を浮かべてパク・ダルヒャンに言いました。
「見送るな。人に見られたら困る。」
ユンソは輿に乗ると王宮に帰りました。パク・ダルヒャンはいつまでも窓の外を見つめていました。
パク・ダルヒャンは両親への手紙にユンソのことを忘れて都にいる美しい女性に気移りしてしまったと書き足しました。
パク・ダルヒャンはセリョン館に行きました。にぎやかな鳴り物に合わせて女性たちが踊っていました。建物の中は煙でかすんでいて、ダルヒャンが上を見上げるとアン・ミンソが酒を飲みながら見下ろしていました。アン・ミンソはダルヒャンに席をすすめました。スンポは女性を抱きながら酒を片手に遊んでいました。パク・ダルヒャンはなぜ自分を騙していたのかとアン・ミンソに言いました。アン・ミンソは世子様のお忍びの外出の時に出会ったため名を隠したのだとダルヒョンに言いました。兵馬節度使(ピョンマジョルトサ)のホ・ソク将軍の長男がホ・スンポだとアン・ミンソは言いました。
「スンポは幼い頃から世子様とともに学び武芸を磨いてきた。幼馴染のためよく世子様に無礼極まりない振る舞いをする。怖いもの知らずだ。いずれきっと痛い目に遭うだろう。」
アン・ミンソはダルヒャンにホ・スンポの説明しました。ダルヒャンはアン・ミンソについて尋ねました。
「私はチョンジュの寺の小僧だった。住職が武芸に長けていたため訓練を受けた私たちは丁卯(ていぼう)の乱が起きた時住職について任務に就いた。任務は世子様をお守りすることだった。のちに世子様が私を訪ねていらっしゃったのだ。その日から数珠を剣に持ち替えたのだ。」
アン・ミンソはダルヒャンに自己紹介をしました。ホ・スンポも俺のおごりだとパク・ダルヒャンに博打を教えてやると祝いました。パク・ダルヒャンのことを友達というホ・スンポにダルヒャンは戸惑いました。ホ・スンポはつい世子と世子嬪の仲がむつまじくないことを口をすべらせてしまいました。ホ・スンポは自分の結婚式の時に醜女(しこめ)が妻となったので泣いて拝礼しました。そういうわけでホ・スンポは家に帰らずセリョン館でアン・ミンソと遊んでいるというのでした。
夜の王宮。昭顕世子(ソヒョンセジャ)は地図を見つめて考えていました。ク内官は世子嬪がおいでになったと世子に言いました。世子嬪は「母に会ってまいりました」と嘘をつきました。昭顕世子(ソヒョンセジャ)はユンソの言う事など気に留めずにすぐ休むよう労いました。ユンソはなぜパク・ダルヒャンを登用したのかというと、昭顕世子(ソヒョンセジャ)は妻のことは疑ってないしダルヒャンのことは信じていると正直に答えました。妻を問い詰めるのが自然だというユンソに、そこまで器は小さくないと昭顕世子(ソヒョンセジャ)。ユンソは世子に嫉妬してほしいようでしたが昭顕世子(ソヒョンセジャ)は妻を信じていました。とうとうユンソは夫は妻に関心がないのだと泣きじゃくってしまいました。
「存じています。私より先に望まれた女人がいたことは。ですが私とて望んで妃になったわけではありません。手紙でもうおわかりのことでしょうが、わたくしも望んだわけじゃありません。受け入れて本分を務めようといたしました。ですが世子様は・・・。」
ユンソは世子に本音をぶつけました。
「そなたの考え過ぎだ。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)は軽い調子でユンソが誤解していると指摘しました。ユンソを見送った後、昭顕世子(ソヒョンセジャ)はユンソへの演技をやめ真顔になりました。
セリョン館にキム・ジャジョムが護衛を連れて現れました。アンジュにいるべきキム・ジャジョムがセリョン館にいるのはおかしいとアン・ミンソはホ・スンポに言いました。
キム・ジャジョムは後金の使節団の目的について探ったことをユン・ジョンホら仲間の重臣に話し始めました。キム・ジャジョムが言うには兄と弟の関係を君主と臣下の関係に変えるように朝鮮国に要求してきたのだと言いました。聞き耳を立てていたホ・スンポはアン・ミンソに世子に教えるように言いました。アン・ミンソはパク・ダルヒャンに中を見張っていてくれと机の下から剣を渡し王宮に行きました。
パク・ダルヒャンは泥酔を装いセリョン館の様子を探りました。
「朝廷に知らせる前に我々の立場を整理したい。王が再び我々に勝算の無い戦を招く前にな。」
キム・ジャジョムは仲間の重臣に言いました。
アン・ミンソはすぐに世子に後金の目論見とキム・ジャジョムの動向を知らせました。世子はキム・ジャジョムの腹の内を探らねば、重臣たちの分裂は怖いとセリョン館に向かいました。
王様は悪夢を見てうなされていました。
「余を助けてくれ。あ~。あ~っ。やめよ~っ。」
王様が森の仲で見たのは自分に矢を放つ後金の将軍でした。
キム・ジャジョムは明の形勢が不利で滅びるので後金のヨンゴルテ将軍に「重臣の一部はあなたがたの味方だ」と伝えるように言いました。部屋に妖艶な女性と剣士が入ってきました。剣士ノスはホ・スンポの気配を察し扉を蹴破りました。
「ここにねずみが一匹いるだろう。」
「誰だ!」
ホ・スンポは剣を構えました。すぐにパク・ダルヒャンも駆けつけて剣を抜きました。キム・ジャジョムたちはノスを置いて立ち去りました。ホ・スンポはダルヒャンにノスを任せて重臣たちの正体を突き止めに行きました。
パク・ダルヒャンはキム・ジャジョムがいた部屋で黒装束で頬に傷のあるノスと剣で戦いました。
ホ・スンポもキム・ジャジョムの手下たちと戦いました。そこに昭顕世子(ソヒョンセジャ)とアン・ミンソが到着しました。
館の裏。馬に跨ろうとする両班のユン・ジョンホはホ・ソク将軍の長男ホ・スンポがいたので夜が明ける前に我々の首が飛ぶのではないかとキム・ジャジョムに言いました。
「気を付けろ。合格直後に死にたくなかろう。出世もまただ。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)はダルヒャンを助けました。ダルヒャンは両班の男は裏門に逃げたと言うと世子は裏に行きました。
「都元帥(トウォンス)キム・ジャジョム、兵曹参判(ピョンジョチャンパン)チェ・ギョンチュル、都承旨(トスンジ)パク・ソミン、吏曹判書(イジョパンソ、文官を管理する吏曹の長官)ユン・ジョンホ、大護軍(テホグン)キム・サンチョン・・・。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)は馬で逃げる重臣たちの顔を見送ると、乗馬にてこずっていた女の腕を掴み振り返らせると絶句しました。
「・・・・・・!」
「危ない!後ろに!」
ダルヒャンは世子に叫びましたがノスは世子の腕を斬り女を連れて逃げました。ダルヒャンは馬に乗ると駆け出しました。パク・スンホとアン・ミンソは世子を支えると宮殿に戻りました。
「宮殿へ戻ろう。父上がお探しだ。」
王宮では眠れぬ仁祖が呼びつけた世子が来ないので怒っていました。ユンソは仁祖に言い訳をしました。
「皆で余を欺いておるのではないか!」
仁祖は起こると世子の部屋に上がると世子がいました。
「父上。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)は父に頭を下げました。
「いたのならいままでいったい何をしていた。」
「お許しを。深い眠りについており今伺おうと。たいへん遅くなりました。なぜ私を呼ばれたのですか?」
「不安のあまり眠れなかったのだ。余が信じられる者はお前しかおらん。お前だけは不安にさせるな。余は心やすらかだったことはない。」
「申訳ありません。今すぐ参ります。」
「もうよい。明日話そう。余は疲れた。」
仁祖は憔悴しきったように帰りました。
「何があったのですか?それはもしや血では?」
世子嬪ユンソは世子の心配をしましたが、世子は休むようにユンソに言いました。
「ク内官はいるか。休みなさい。外してくれ。」
ユンソは世子の部屋を出ると涙を流しました。
「世子様!どうなさったのですか、この血は!」
ク内官は大声を出しかけて口に手を当てました。
「ミリョンを。つい先ほどミリョンを見た。一体どういうことだ。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)はク内官に言いました。
パク・ダルヒャンはノスとミリョンを追いかけ暗い森の中を馬で走りました。
「よし。覚悟したか。ここで決着をつけよう。はっ!」
パク・ダルヒャンは剣を抜いて二人と戦おうとすると、遠くから後金の軍が現れました。
「あれは一体何だ?」
「仲間を狙うとは。名を名乗れ。」
後金の将軍ヨンゴルテは異国の言葉でダルヒャンに言いました。ミリョンはダルヒャンを世子の手下だとヨンゴルテに教えました。
「矢を放てーーー!」
ヨンゴルテは叫びました。
パク・ダルヒャンはこの苦難が今後、自分の日常となっていくことを直感しました。
「今も私を忘れていないと聞きじっとしていられなかった。なぜこうも世事に疎いのだ。約束を破ってすまなかった。望んで婚姻したわけではない。仕方なかった。恨まないでほしい。」
「わかっています。」
「あの手紙は・・・私が・・・燃やした。」
「よかったです。ずっと気にかかっていました。」
「これが最後だ。世子様は二度もご容赦なさらないはず。すべて、忘れてくれ。」
「もちろんです。」
「合格して、まことによかった。ご両親も喜ぶだろう。」
「そのはずです。」
ユンソは目に涙を浮かべてパク・ダルヒャンに言いました。
「見送るな。人に見られたら困る。」
ユンソは輿に乗ると王宮に帰りました。パク・ダルヒャンはいつまでも窓の外を見つめていました。
パク・ダルヒャンは両親への手紙にユンソのことを忘れて都にいる美しい女性に気移りしてしまったと書き足しました。
パク・ダルヒャンはセリョン館に行きました。にぎやかな鳴り物に合わせて女性たちが踊っていました。建物の中は煙でかすんでいて、ダルヒャンが上を見上げるとアン・ミンソが酒を飲みながら見下ろしていました。アン・ミンソはダルヒャンに席をすすめました。スンポは女性を抱きながら酒を片手に遊んでいました。パク・ダルヒャンはなぜ自分を騙していたのかとアン・ミンソに言いました。アン・ミンソは世子様のお忍びの外出の時に出会ったため名を隠したのだとダルヒョンに言いました。兵馬節度使(ピョンマジョルトサ)のホ・ソク将軍の長男がホ・スンポだとアン・ミンソは言いました。
「スンポは幼い頃から世子様とともに学び武芸を磨いてきた。幼馴染のためよく世子様に無礼極まりない振る舞いをする。怖いもの知らずだ。いずれきっと痛い目に遭うだろう。」
アン・ミンソはダルヒャンにホ・スンポの説明しました。ダルヒャンはアン・ミンソについて尋ねました。
「私はチョンジュの寺の小僧だった。住職が武芸に長けていたため訓練を受けた私たちは丁卯(ていぼう)の乱が起きた時住職について任務に就いた。任務は世子様をお守りすることだった。のちに世子様が私を訪ねていらっしゃったのだ。その日から数珠を剣に持ち替えたのだ。」
アン・ミンソはダルヒャンに自己紹介をしました。ホ・スンポも俺のおごりだとパク・ダルヒャンに博打を教えてやると祝いました。パク・ダルヒャンのことを友達というホ・スンポにダルヒャンは戸惑いました。ホ・スンポはつい世子と世子嬪の仲がむつまじくないことを口をすべらせてしまいました。ホ・スンポは自分の結婚式の時に醜女(しこめ)が妻となったので泣いて拝礼しました。そういうわけでホ・スンポは家に帰らずセリョン館でアン・ミンソと遊んでいるというのでした。
夜の王宮。昭顕世子(ソヒョンセジャ)は地図を見つめて考えていました。ク内官は世子嬪がおいでになったと世子に言いました。世子嬪は「母に会ってまいりました」と嘘をつきました。昭顕世子(ソヒョンセジャ)はユンソの言う事など気に留めずにすぐ休むよう労いました。ユンソはなぜパク・ダルヒャンを登用したのかというと、昭顕世子(ソヒョンセジャ)は妻のことは疑ってないしダルヒャンのことは信じていると正直に答えました。妻を問い詰めるのが自然だというユンソに、そこまで器は小さくないと昭顕世子(ソヒョンセジャ)。ユンソは世子に嫉妬してほしいようでしたが昭顕世子(ソヒョンセジャ)は妻を信じていました。とうとうユンソは夫は妻に関心がないのだと泣きじゃくってしまいました。
「存じています。私より先に望まれた女人がいたことは。ですが私とて望んで妃になったわけではありません。手紙でもうおわかりのことでしょうが、わたくしも望んだわけじゃありません。受け入れて本分を務めようといたしました。ですが世子様は・・・。」
ユンソは世子に本音をぶつけました。
「そなたの考え過ぎだ。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)は軽い調子でユンソが誤解していると指摘しました。ユンソを見送った後、昭顕世子(ソヒョンセジャ)はユンソへの演技をやめ真顔になりました。
セリョン館にキム・ジャジョムが護衛を連れて現れました。アンジュにいるべきキム・ジャジョムがセリョン館にいるのはおかしいとアン・ミンソはホ・スンポに言いました。
キム・ジャジョムは後金の使節団の目的について探ったことをユン・ジョンホら仲間の重臣に話し始めました。キム・ジャジョムが言うには兄と弟の関係を君主と臣下の関係に変えるように朝鮮国に要求してきたのだと言いました。聞き耳を立てていたホ・スンポはアン・ミンソに世子に教えるように言いました。アン・ミンソはパク・ダルヒャンに中を見張っていてくれと机の下から剣を渡し王宮に行きました。
パク・ダルヒャンは泥酔を装いセリョン館の様子を探りました。
「朝廷に知らせる前に我々の立場を整理したい。王が再び我々に勝算の無い戦を招く前にな。」
キム・ジャジョムは仲間の重臣に言いました。
アン・ミンソはすぐに世子に後金の目論見とキム・ジャジョムの動向を知らせました。世子はキム・ジャジョムの腹の内を探らねば、重臣たちの分裂は怖いとセリョン館に向かいました。
王様は悪夢を見てうなされていました。
「余を助けてくれ。あ~。あ~っ。やめよ~っ。」
王様が森の仲で見たのは自分に矢を放つ後金の将軍でした。
キム・ジャジョムは明の形勢が不利で滅びるので後金のヨンゴルテ将軍に「重臣の一部はあなたがたの味方だ」と伝えるように言いました。部屋に妖艶な女性と剣士が入ってきました。剣士ノスはホ・スンポの気配を察し扉を蹴破りました。
「ここにねずみが一匹いるだろう。」
「誰だ!」
ホ・スンポは剣を構えました。すぐにパク・ダルヒャンも駆けつけて剣を抜きました。キム・ジャジョムたちはノスを置いて立ち去りました。ホ・スンポはダルヒャンにノスを任せて重臣たちの正体を突き止めに行きました。
パク・ダルヒャンはキム・ジャジョムがいた部屋で黒装束で頬に傷のあるノスと剣で戦いました。
ホ・スンポもキム・ジャジョムの手下たちと戦いました。そこに昭顕世子(ソヒョンセジャ)とアン・ミンソが到着しました。
館の裏。馬に跨ろうとする両班のユン・ジョンホはホ・ソク将軍の長男ホ・スンポがいたので夜が明ける前に我々の首が飛ぶのではないかとキム・ジャジョムに言いました。
「気を付けろ。合格直後に死にたくなかろう。出世もまただ。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)はダルヒャンを助けました。ダルヒャンは両班の男は裏門に逃げたと言うと世子は裏に行きました。
「都元帥(トウォンス)キム・ジャジョム、兵曹参判(ピョンジョチャンパン)チェ・ギョンチュル、都承旨(トスンジ)パク・ソミン、吏曹判書(イジョパンソ、文官を管理する吏曹の長官)ユン・ジョンホ、大護軍(テホグン)キム・サンチョン・・・。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)は馬で逃げる重臣たちの顔を見送ると、乗馬にてこずっていた女の腕を掴み振り返らせると絶句しました。
「・・・・・・!」
「危ない!後ろに!」
ダルヒャンは世子に叫びましたがノスは世子の腕を斬り女を連れて逃げました。ダルヒャンは馬に乗ると駆け出しました。パク・スンホとアン・ミンソは世子を支えると宮殿に戻りました。
「宮殿へ戻ろう。父上がお探しだ。」
王宮では眠れぬ仁祖が呼びつけた世子が来ないので怒っていました。ユンソは仁祖に言い訳をしました。
「皆で余を欺いておるのではないか!」
仁祖は起こると世子の部屋に上がると世子がいました。
「父上。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)は父に頭を下げました。
「いたのならいままでいったい何をしていた。」
「お許しを。深い眠りについており今伺おうと。たいへん遅くなりました。なぜ私を呼ばれたのですか?」
「不安のあまり眠れなかったのだ。余が信じられる者はお前しかおらん。お前だけは不安にさせるな。余は心やすらかだったことはない。」
「申訳ありません。今すぐ参ります。」
「もうよい。明日話そう。余は疲れた。」
仁祖は憔悴しきったように帰りました。
「何があったのですか?それはもしや血では?」
世子嬪ユンソは世子の心配をしましたが、世子は休むようにユンソに言いました。
「ク内官はいるか。休みなさい。外してくれ。」
ユンソは世子の部屋を出ると涙を流しました。
「世子様!どうなさったのですか、この血は!」
ク内官は大声を出しかけて口に手を当てました。
「ミリョンを。つい先ほどミリョンを見た。一体どういうことだ。」
昭顕世子(ソヒョンセジャ)はク内官に言いました。
パク・ダルヒャンはノスとミリョンを追いかけ暗い森の中を馬で走りました。
「よし。覚悟したか。ここで決着をつけよう。はっ!」
パク・ダルヒャンは剣を抜いて二人と戦おうとすると、遠くから後金の軍が現れました。
「あれは一体何だ?」
「仲間を狙うとは。名を名乗れ。」
後金の将軍ヨンゴルテは異国の言葉でダルヒャンに言いました。ミリョンはダルヒャンを世子の手下だとヨンゴルテに教えました。
「矢を放てーーー!」
ヨンゴルテは叫びました。
パク・ダルヒャンはこの苦難が今後、自分の日常となっていくことを直感しました。
韓国ドラマ-三銃士-2話 の感想
なるほど!ミリョンという名前はミレディに相当する女性っぽいですね。世子(アトス)の最初の妻のような立場ですから。ミリョンを演じているユ・イニョンは「奇皇后」でヨンビスという賊の頭を演じていた女性ですね。仁祖は光海君(クァンへグン)から武力で王位を簒奪した王様ですから、側室に悪女もいたりするので心休まることがないのも当然でしょう。時代は・・・仁祖が臣下の礼をする前かな?当時の世の中はもっと暗かっただろうに、このドラマは明るいですw