韓国ドラマ客主-ケクチュ-商売の神最終回52話のあらすじと感想
目次
あらすじ
千奉三(チョン・ボンサム)は反逆の罪で捕らえられました。チョン・ボンサムを救おうとチョン・マンチとコムベとファン客主が先頭に立ち行商人を率いて任房(イムバン)に立てこもりました。閔泳翊(ミン・ヨンイク)は反乱を阻止するために六矣廛(ユギジョン)大行首(テヘンス)で両班のソンドルの助言でチョン・ボンサム自身にこの問題を解決するように仕向けました。任房(イムバン)の門前に赤い縄で縛られた姿のまま現れたチョン・ボンサムは皆にこう言いました。
「マンチ兄貴。コムベや。ファン客主様。やめてください。俺は自ら義禁府に行きました。自主したのです。」
チョン・ボンサムは皆に言いました。
「嘘はやめてください。」
コムベは棒切れを持ったままボンサムに言いました。
「コムベや。俺が自分の命を惜しんで仲間を危険に晒すと思うか?みなさん聞いてください。任房(イムバン)がなければ行商人の精神もなくなるのですか?患難救恤(ファンナンクヒュル)。商いで民を豊かにして、困難な時は我々行商人同士が助け合う。そんな行商人の精神はこれからも残ります!悲しくありません。みなさんの心の中に行商人の精神が息づいている限り俺は喜んで死にます。冷たく光る刀で首を斬られても、俺は怖くない。悔しくもない。任房(イムバン)は行商人が共に生きるために作られたのです。共に死ぬためではない。みなさんの手は、民を豊かにするための物資と、家族を養うためのカネを握るためだ。人を傷つけ殺すために武器を持ってはいけません。さあ、武器を捨てて下さい。これは京畿道任房接長、私チョン・ボンサムの、最後の命令です。」
「何をしている。接長の命令に従え。」
ソン・マンチは棒きれを投げ捨てると、行商人たちも木の棒を投げ捨てました。
騒動を収めたチョン・ボンサムは行商人たちの罪を問わず、都承旨(トスンジ)閔泳翊(ミン・ヨンイク)に属すか六矣廛(ユギジョン)に属すか、行商人として自ら商売するか選ばせ、銃弾を受けて重傷のチェ・ドリを放免するように都承旨(トスンジ)閔泳翊(ミン・ヨンイク)に頼みました。ボンサムはソンドルにドリの世話を頼みました。
チェ・ドリは放免されました。ドリはソンドルに自分の傷の具合はどうかと尋ねました。ソンドルは大丈夫だとドリに嘘をつきましたがドリは銃弾が取り出せず毒が回って死ぬのはわかっていると死ぬ前にボンサムのいる牢に自分を戻すように言いました。
義禁府。
「罪人チョン・ボンサムは国の条約で認められた朝鮮と日本の交易を意図的に妨害し、配下に命じて日本の商人の命を奪わせた。朝鮮と日本の関係を悪化させた罪は重大である。法に照らし罪人を絞首刑に処す!」
ボンサムの罪状が告げられるとソンドルは閔泳翊(ミン・ヨンイク)に助けを求めました。閔泳翊(ミン・ヨンイク)は予想していたことだとつぶやきました。
チョン・ボンサムは連行されました。
真霊君(チルリョングン)は閔妃に助けを求めましたが、閔妃にもこればかりはどうにもならないと断られました。
真霊君(チルリョングン)はソンドルの部屋に押し掛け、ソンドルの計略のせいでボンサムが死刑になったと何としてもボンサムを二人で命がけで助けるようソンドルに詰め寄りました。
ソンドルは義禁府の牢獄に行きました
「ソンドル。兄貴を釈放しろ!早く!」
ボンサムはソンドルに怒鳴りました。
「俺が牢から出るのはお前を見送ってからにする!」
チェ・ドリはボンサムに泣きながら言いました。
「兄貴。医者が待っている。行こう。」
ソンドルはドリに言いました。
「嘘に決まってる。俺は最後まで行かないからな!」
ドリは大声でわめきました。
「はははは。治せ。治せ。」
ボンサムはドリを励ましました。
チェ・ドリは牢から連れ出されました。
義禁府の一室。
チェ・ドリがソンドルに部屋に案内されると真霊君(チルリョングン)が待っていました。真霊君(チルリョングン)はチェ・ドリにチョン・ボンサムの身代わりになるよう遠まわしに言いました。
「義禁府の罪人の中にチョン客主の身代わりがいれば、チョン客主を生かすことができます。ですが死を前にすると人は怯え私はチョン・ボンサムではない別人だ死にたくないと助けを請うでしょう。そうなればチョン・ボンサムだけでなく我々も殺されます。」
真霊君(チルリョングン)はチェ・ドリに言いました。
「俺が身代わりになります。縄じゃなくてもいばらが巻かれてもボンサムの身代わりになるなら俺がやる!見てみろ。これじゃ到底長くは生きられない。頼む。真霊君(チルリョングン)は様。俺をボンサムの代わりに頼む。身代わりだとは絶対言わない!自信があるんだ!」
チェ・ドリはわき腹の銃痕を見せました。真霊君(チルリョングン)はは目をそむけました。
義禁府の牢屋。
「チェ・ドリよお前は放免する。出ろ。」
武官はチェ・ドリに命じました。
「ちょっと待ってくれ。ボン先生に話がある。」
チェ・ドリは言いました。
「ははははは。兄貴。まだ話したいことがあるのか?」
ボンサムはドリに言いました。
「ボンサムがいたから俺の人生は楽しかった。童蒙庁(トンモンチョン)で会った時から俺はボン先生が好きだった。友達なのに末弟みたいで。」
「ははははは。俺は童蒙庁(トンモンチョン)でチェ・ドリ兄貴と会ったからこうして牢(ここ)にいる。だが兄貴と一緒の人生は楽しかったし心行くまで遊べた。ははははは。」
「お前の最期を見たいがやっぱり先にここを出る。すまない。」
「チェ・ドリ兄貴。ありがとう。チェ・ドリ兄貴がここから出るぞ~。」
「ちょっと待て。ちょっと待て。今回だけは自分の足で歩くぞ。よろめいたらまっすぐ立って♪」
チェ・ドリは歌いました。
「よろめいたら、まっすぐ立って・・・。」
ボンサムはチェ・ドリを見送り頷きました。
牢屋。
面会に来た真霊君(チルリョングン)はボンサムに酒を注ぎました。
「ケトンや。俺はお前から言葉で言い表せないほど恩を受けた。だが一方ではお前を恨んでいる。ああ、これでまた愛する人に会えるんだ。酒で祝わないと。恨みは、この一杯の酒で、すべて流すことにする。」
ボンサムは酒を飲み干しました。
「あなたのそばに、私しかいなかったら・・・もしかして、私が望んだどおりにあなたの心を奪えたかしら。あなたは私だけの人になってくれた?」
ケトンが言うとボンサムは自分で酒を注ぎました。
「ああ。感謝と恩の数々をこの胸に秘めて行く。ケトンや。善い人になれ。俺は・・・お前に・・・・・・行こう・・・。」
ボンサムが立ち上がろうとすると意識を失いケトンにもたれかかって倒れました。
「ごめんなさい。ごめんなさい。。」
ケトンはボンサムを抱きました。
処刑場。
ボンサムの身代わりとなったチェ・ドリは処刑場に連行されました。
「名と身分を言え!罪人!名と身分を言え!」
武官は命令書を読みました。
「千家客主(チョンガケクチュ)と松坡馬房(ソンパマバン)客主、京畿道任房(イムバン)接長チョン・ボンサムです!」
「執行せよ!」
武官は兵士に命じました。
チェ・ドリは処刑台に首を括られて吊り下げられました。
ソンドルは義兄のチェ・ドリに背を向けて大声で泣きました。
夜の義禁府。
「誰の遺体だ。」
「チェ・ドリだ。銃で撃たれた傷がもとで死んだ。」
ソンドルとケトンに買収された武官は“チェ・ドリの遺体(意識を失ったボンサム)”を荷車で運び出しました。
ボンサムの身柄は女物の輿に移し替えられて運び出されました。
「いい度胸だな。真霊君(チルリョングン)。大行首(テヘンス)。」
閔泳翊(ミン・ヨンイク)が二人の前に現れました。
「私が、遺体を確かめました。」
閔泳翊(ミン・ヨンイク)の秘書は言いました。
「どうしても、チョン客主を死なせたくなかったんです。」
ソンドルは言いました。
「言い訳にもならぬ。官吏の買収と罪人のすり替えは主上殿下(チュサンチョナ)への反逆に値する。」
「都承旨(トスンジ)令監(ヨンガム)すべては私がしたことです。私を生かすも殺すも都承旨(トスンジ)令監(ヨンガム)の隙になさってください!」
真霊君(チルリョングン)は閔泳翊(ミン・ヨンイク)に言いました。
「イボゲ真霊君(チルリョングン)!」
閔泳翊(ミン・ヨンイク)が言うも、ケトンとソンドルは立ち去りました。
夜が明けました。
「ユス!ユス!父さん。どこだ。ユス!誰か~。誰もいないのか?誰かおらぬか~。」
チョン・ボンサムは真霊君(チルリョングン)の家で目覚めました。
ボンサムのもとにソン・マンチとウォルとコムベが現れました。
「チェ・ドリ兄貴は?だめだ・・・。だめだ・・・。」
ボンサムはすぐにチェ・ドリが自分の身代わりになって死んだことを知りました。
夜になりました。
ボンサムはチェ・ドリを思い出しました。
回想シーン。
幼いボンサムと父ほどの歳の開きがあるチェ・ドリが童蒙庁(トンモンチョン)に入門して楽しく過ごす場面。
ボンサムは夜空に向かって叫びました。
「よろめいたりせず、一歩、一歩、ちゃんと歩け~。一歩、一歩・・・・・・しっかり歩けよ~。」
15年後。
海東(ヘドン)商会。
ソンドルたち六矣廛(ユギジョン)の商人は髪を短く切り洋服を着て西洋の身なりになっていました。
「今回の漢陽(ハニャン)と済物浦を結ぶ京仁線鉄道事業に我々海東(ヘドン)商会も参加しなければなりません。」
部下がソンドルに説明しました。
「駅ができる鷺梁津(ノリャンジン)の土地を買えれば、海東紹介も日本に劣らぬ大企業になれます。」
側近のメン・グボムはソンドルに言いました。
「問題は、我々より先に土地を購入している人物と鷺梁津(ノリャンジン)の地権者がわからないことだ。まだわからないのか?」
ソンドルはメン・グボムに言いました。
「大行首(テヘンス)様!大行首(テヘンス)様。土地の所有者がわかりました。」
若い部下が部屋に入って来ました。
「さあ。行こう!」
ソンドルは地権者に会いに行きました。
どこかの村。
ソンドルは背中を向けて食事を分け与えている夫人に声を掛けました。
「すみません。真霊君(チルリョングン)。真霊君(チルリョングン)様ではありませんか。」
ソンドルが言うと真霊君(チルリョングン)は重々しい様子で振り向きました。
「鷺梁津(ノリャンジン)?中殿媽媽からいただいた土地は処分しました。」
真霊君(チルリョングン)はソンドルに言いました。
「そのお金でチョン客主を放免したと聞きました。」
ソンドルは真霊君(チルリョングン)に言いました。
「・・・・・・。」
真霊君(チルリョングン)はせき込みました。
「月日は流れました。もう十分償ったのではありませんか?鷺梁津(ノリャンジン)の土地を私に売り、楽に暮らせばいい。」
「そんなにあの土地が必要ですか?」
「大事な事業で使いたい。」
「十五年前、大行首(テヘンス)に助けていただいたから必用なら差し上げます。」
「それはだめだ。久しぶりだな。大行首(テヘンス)。」
チョン・ボンサムがソン・マンチとコムベと執事を連れて現れました。
「そうだなチョン客主。今は先生と言ったほうがいいかな。」
「好きにすればいい。久しぶりだな。登記簿でお前の名を見たんだ。ユン・ヘジュ。まさかと思ったがやはりケトンだった。元気だったか?」
ボンサムはケトンに言いました。
「チョン客主か?鉄道建設予定地を海東商会より先に買い進めているのは?」
ソンドルはボンサムに尋ねました。
「俺が買った。」
ボンサムはソンドルと見つめ合いました。
「しばし部屋に行かれては?」
ケトンは二人を部屋に案内しました。
「さあ。入ろう。」
ボンサムはソンドルに言いました。
ケトンのあばら家。
「チョン客主。よく考えろ。鉄道が物流を円滑にすれば朝鮮の経済も早く発展する。この国も民の暮らしもよくなる。」
ソンドルはボンサムに言いました。
「お前の言う通りだ。だがまだその時期ではないと思う。鉄道が敷かれれば、それだけ、朝鮮のの資源が済物浦に停泊している各国の船に積まれ外国に流出する。」
「鉄道は時代の流れだ。鉄道敷設予定地を買っても時代の流れは変えられない。」
「ソンドルよ。俺は時代の流れに逆らうつもりはない。俺はただ・・・もしも、今、鉄道ができれば朝鮮全土を渡り歩き、道で生まれ、道で死ぬことを望む俺の仲間たちは、どうなる?」
「・・・・・・。」
「俺は仲間たちに時間を与え、少しでも状況に適応し、各国の商人たちと争える力を付けてほしい。その時間を作りたいだけだ。」
「任房(イムバン)の閉鎖は十五年前だ。まだ国に適応できない奴に未来があると思うか?」
ソンドルは声を荒げました。
「ソンドルよ。俺たちが顔を合わせず過ごした十五年間。お前は遠い存在になった。」
ボンサムが言うとソンドルは山高帽子をかぶり部屋から出て行きました。
「ここでひとりで暮らしているのか?」
ボンサムはケトンに言いました。
「世の中の人目がないところで静かに暮らしたかったのです。」
ケトンは言うと、せき込みました。
「体は大丈夫なのか?」
ボンサムは茶をケトンに渡しました。
「今年の冬は越せまい。来年の春までだ。そう思いながらまた春が来てまだ生きてます。」
ケトンは答えました。
「ケトンや。頼みがある。土地を俺に売ってくれとは言わないが、海東商会だけには売らないほうがいい。考えてくれ。」
ボンサムは立ち上がり行こうとしました。
「あの・・・ユスに・・・一度だけ会えますか?あの子がどう成長したか、この目で見てみたいのです。」
ケトンの家の前。
「お父さんそっくりね。」
ケトンはユスとウォルに食事を用意しました。
「実は“母”に似ていると言われます。」
ケトンはウォルを見て言いました。
「食べてみて。豆もやしスープを出す店は昔から物ではなく人情で売るといわれているの。体が温まるからたくさん食べてみて。」
ケトンは言いました。
「はい。」
ユスは豆もやしとご飯が入ったクッパを食べました。
ケトンは封筒をウォルに差し出しmした。
「これは何ですか?巫女様。」
ウォルはケトンに尋ねました。
「馬房の中にある学校を増築するそうね。よかったら土地を寄付したいの。」
「あ。私がお礼申し上げます。」
ユスは母のかわりに立ち上がりお礼を言おうと腰を曲げました。
「だめよ。だめよユス。私は礼を言われる資格がないの。」
ケトンはせき込みました。
「父さん。」
ユスは母と一緒にボンサムと合流しました。
「さあ。」
ボンサムはウォルの背に手を当てて促しました。
ボンサムとユス、そしてウォルは三人仲良く並んで歩いて行きました。
「私の人生の中で、すべてを捧げて誰かを愛する機会をくれて感謝します。お元気でいてください。チョン・ボンサムあなたと私の過去は、心の奥底にしまいます。」
ケトンはボンサム親子を見送りました。
街の路地。
「鷺梁津(ノリャンジン)の土地がチョン客主に渡っただと?」
ソンドルは部下たちと道を歩いていました。
「この目で確認しました。」
部下の男は答えました。
そこに二人の若者が現れ行く手を阻みました。
「マクボン。パンデ。」
ソンドルは知り合いの名を呼びました。
「あんたは日本と手を結び、朝鮮の民を苦しめる悪徳商人だ!」
若者の一人が言いました。
「何を言うのだ。朝鮮の商業が発展したのは誰のおかげだ!」
ソンドルは怒鳴りました。
「朝鮮人の恥め!命を持って自分の罪を償え!」
若者は懐から銃を抜くとソンドルを撃ちました。ソンドルはその場に倒れました。使用人たちはマクボンとパンデを追いかけ、メン・グボムとその弟分はその場から逃げました。
松坡馬房(ソンパマバン)の学校。
「今日は、お前たちが誰なのかを改めて確認する時間だ。」
ボンサムは子どもの生徒たちに言いました。
「先生。鉄道ができたら行商人はいなくなりますか?」
少年はボンサムに尋ねました。
「そうだ。行商人が歩いて商いをした時代は終わり、新しい機械の時代がはじまる。お前たちは行商人の子孫だ。それは変わらない。昔、俺の父さんが清国で沈香を買ってきた。沈香とは何か。樹齢百年の香木を海水と淡水が混ざる所に五百年もの長い間沈めて作る最高級の香木だ。それが沈香というものだ。」
回想シーン。
「ばかな。清国の商人は口がうまいが大げさすぎる。五百年の香だと?」
チョン・ウスは沈香を手に取り言いました。
「この沈香は私の十七代前の先祖様が五百年後の子孫である私のために沈めてくださったものだ。」
清国の商人はチョン・ウスから沈香を奪うと大事そうに沈香を宝箱にしまいました。
「俺の父さんはそんな沈香を俺への土産にくれた。」
「私は疑ったことを商人に謝罪しボンサムのために買った。これはただの香ではない。五百年以上続くある家門の心構えを後世に示す遺産なのだ。」
チョン・ウスは子どものボンサムに言いました。
「我々の仲間、我々の先祖は、千年もの長い間、涙し、笑い、汗をかき、商いを続けてきた。それが我々行商人の精神だ。商いで民を豊かにして困難に逢ったときには仲間同士で助け合い、物を絶やさず流通させる。行商人の精神とはそういうものだ。俺に続け。勿妄言(ムルマンオン)。」
「勿妄言(ムルマンオン)。」
生徒たちは声を揃えて言いました。
「口にした言葉は、必ず実行する。勿悖行(ムルペヘン)。」
「勿悖行(ムルペヘン)。」
「目上を尊敬する。最後に勿盗賊(ムルトジョク)。」
「勿盗賊(ムルトジョク)。」
「人の物に欲を出さない。これが、我々行商人の掟でありこれまで千年間守られてきた行商人の精神だ。わかったな!」
「はい!」
ボンサムと生徒たちは山に行き都を見下ろしました。
「さあ。よく見てみろ。すばらしい景色だ。」
ボンサムは深呼吸しました。
回想シーン。
「準備できたか?」
チョン・ウスは部下たちに行きました。
「はい。」
「行くぞ。」
「さあ。行こう。山を越え~谷を駆け抜けろ~。」
千家客主(チョンガケクチュ)の皆は歌いました。
「その昔、仲間たちが商いに出る時叫んだ言葉をみんなで叫ぼう。行くぞ~。」
ボンサムは生徒たちに言いました。
「行くぞ~。」
生徒たちは声を揃えました。
「山を~越えてゆけ~。」
ボンサムが言うと、生徒たちは同じように続きました。
「進め~!」
ボンサムは扇を開いて駆けだしました。
「わ~」
行商人の子どもたちもボンサムと一緒に駆けだしました。
完。
感想
客主(ケクチュ)最終回話(52話)の感想です。やっと客主が終わりました!!!毎回トンデモナイ展開が待っていて大事件が52話まで続きました。見ている私は毎回激しい内容にテンション下がったまま、いつになったらマトモな話になるのかなと思いつつ、毎度の激しいストーリーに辟易していました。
最終回はソンドルの計略ミスにより日本人の商人が殺されたことで外交問題へと発展しボンサムが大逆罪人に仕立て上げられて、ソンドルとケトンがチェ・ドリを身代わりにするというとんでもない結末を迎えました。閔泳翊(ミン・ヨンイク)はボンサムやケトンの心情をを理解しているようであり、同情する演技を見せています。
最後まで酷いストーリーでした。
最終回はソンドルの計略ミスにより日本人の商人が殺されたことで外交問題へと発展しボンサムが大逆罪人に仕立て上げられて、ソンドルとケトンがチェ・ドリを身代わりにするというとんでもない結末を迎えました。閔泳翊(ミン・ヨンイク)はボンサムやケトンの心情をを理解しているようであり、同情する演技を見せています。
最後まで酷いストーリーでした。
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