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客主-객주ケクチュ7話の詳しいあらすじ


韓国ドラマ客主-ケクチュ-商売の神7話のあらすじと感想

韓国ドラマ客主-ケクチュ-商売の神

目次


あらすじ

夜になりキル・ソゲは主のシン・ソクチュの難を逃れさせたことで有頂天になっていました。しかしシン・ソクチュはキル・ソゲの部屋の帳簿を調べるとソゲがなぜあのような行動をとったか理解しました。行首のメン・グボムはキル・ソゲを呼び出しました。キル・ソゲが庭に連行されると使用人たちは庭でソゲに筵を巻く用意をしていました。
「行首様。何の御用ですか?」
「お前に褒美をやる。功を立てたから褒美を与えねばな。今日のお前はたいへん立派だった。大きな褒美をやろう。キル・ソゲを押さえつけろ。腹いっぱい水を飲ませろ。」
メン・グボムはキル・ソゲに言うと使用人に命じました。
「行首様。何をおっしゃいますか。」
「思いあがった奴には、冷たい水ほど効く薬はないのだ。」
「メン行首。これはあなたではなく大行首(テヘンス)様がお決めになったことですか?」
「貴様は知る必要は無い!そこに座らせろ!」
メン・グボムが命じると使用人の男は筵の上にキル・ソゲを無理やり座らせました。
「教えてくれ!メン行首。あんたは行首の座を奪われるのが怖くてこんなことをするのですか!」
「ちゃ〜はっはっは。私がお前を恐れる?思い違いも甚だしい。はっはっはっは。」
メン行首が言うとキル・ソゲの前に何冊もの帳簿が投げ置かれました。
「キル・ソゲ貴様は、大行首(テヘンス)様の帳簿を盗み見るとは!十年たてば、大行首(テヘンス)に近づけると言ったが、誰が大行首(テヘンス)様の帳簿を盗み見ろと言った!」
「誤解です!商いを学びたかっただけで大行首(テヘンス)様がどうやって儲けておられるか知りたかっただけです。下心はありません!学びたかっただけです!」
「百年早いわ。何をしている!早く水を飲ませろ!」
「やい。くそっ。ああっ。大行首(テヘンス)。大行首(テヘンス)様。お顔をお見せください!私をお見捨てになるのですか〜!」
キル・ソゲは抵抗しました。使用人はキル・ソゲを押さえつけて顔に水を浴びせました。
「さあもっと水を飲ませぬか!」
メン・グボムは命じました。
「貴様(イノミ)!」
メン・グボムの部下の商人はソゲに水を飲ませました。
キル・ソゲは使用人たちを倒して抵抗すると松明の灯かりを一本手に取り振り回しはじめました。
「ソゲや!すぐやめろお前〜!ソゲや!」
メン・グボムは叫び、武器を持っていない使用人たちは怖気づきました。
キル・ソゲは屋敷の中に駆け込むとシン・ソクチュの部屋に乗り込みました。
「大行首(テヘンス)様のご命令ですか!答えなければ火をつけます!」
キル・ソゲはシン・ソクチュに向かって叫びました。
「お前。松明を置け。今すぐ死にたいのか!」
メン・グボムたちが背後からキル・ソゲを取り囲みました。
「死ぬかどうかは答えを聞いてからだ!」
キル・ソゲは火をメン・グボムに向けました。
「追い出します大行首様。」
メン・グボムはシン・ソクチュに言いました。
「少し待て。座れ。心を鎮めるには熱い茶が一番だ。さあ。」
シン・ソクチュはキル・ソゲに茶をすすめました。
「答えてください!大行首様のご命令ですか?」
キル・ソゲは茶碗を手で払いのけました。
「火を置いて座れ。」
シン・ソクチュが言うとキル・ソゲは火をソクチュの前の皿に置いて椅子に腰かけました。
「世の中の人は口癖のように酒と女、博打が人を亡ぼすというが、人を亡ぼすものはほかにもある。聞いてはならぬことを聞き、言ってはならぬことを言い、お前のように、見てはならぬものを見て身を亡ぼすのだ!」
「すみません。すみません。」
キル・ソゲは慌てて床に正座しました。
「お前は秘密を見たのだから、死を覚悟せねばならん。わかったかお前!」
シン・ソクチュは部屋から出ようとしました。
「お助けください!」
キル・ソゲはシン・ソクチュの脚にすがりつきました。
「離せ貴様。」
シン・ソクチュはキル・ソゲを足で振り払い部屋から出て行きました。
「大行首様!大行首様!秘密は決して口外いたしません!十年お仕えした功績に免じて今回だけはお許しください!」
キル・ソゲは庭まで主を追いかけて行き両手をこすり合わせて懇願しました。
「燃やせ。」
シン・ソクチュは帳簿を燃やすように部下に指示しました。
「はい。大行首様。」
部下の商人は松明の火に裏帳簿をくべました。
「もう帳簿を盗み見たりしません旦那様。お約束します。どうかお許しください大行首様。」
「ソゲよ。どんなに獰猛な獣でも首をかまれたら死ぬのだ。お前はすでに、私の首に牙を立てたのだ。」
シン・ソクチュは言うとその場を去りました。
「大行首様。大行首様!」
キル・ソゲは使用人たちに殴られはじめました。
「愚かな奴だ。大行首様の帳簿を盗み見て生きていられると思うか?」
メン・グボムはキル・ソゲに言いました。
「大行首様・・・大行首様・・・シン・ソクチュ!俺は必ず、六牟塵(ユギジョン)に戻ってやる。いつかここの客主となり辛家大客主(シンガテケクチュ)の扁額を外して吉家大客主(キルガテケクチュ)の扁額を掛けてやる!」
キル・ソゲは地面に顔を押し付けられながら言いました。
「お前!なぜ六牟塵(ユギジョン)大行首(テヘンス)を夢見るのだ!」
シン・ソクチュはソゲに言いました。
「商人の王。カネで朝鮮の国を動かす王になるのだ!はあ。はあ。」
「そなた。金はあるか?」
シン・ソクチュはメン・グボムに言いました。
「ああ。はい。十両です。」
メン・グボムは主人に頭を下げました。
「さあ。私が四十年前に六牟塵入りを目指して商いをはじめた時の元手だ。お前がその金でどこまでやるか見てやろう。」
シン・ソクチュは金をキル・ソゲの前に投げました。
「腹いっぱいになるまで水を飲ませろ!」
メン・グボムは使用人の男たちに命じました。数人の男がキル・ソゲを押さえつけて甕一杯の水をソゲに飲ませました。

キル・ソゲは山の中に捨てられました。
「獲物だぜ!」
「カネはどこだ?」
四人の賤民の男がキル・ソゲの衣服をまさぐりはじめました。
「生きてる。」
「すぐ死ぬ。探せ。」
「こいつ。何か握ってる。」
「だめだ。開かない。」
「情けない奴め。俺がやる。」
「相当大事な物だろう。」
「指を切り落とそう。」
「もし三途の川の渡し賃だったら?罰が当たる?」
「そんなの構うもんか。」
すると火の玉がキル・ソゲの上を飛びました。
「わ〜お化けだ!逃げろ!」
「何してる〜逃げろ〜たたりで死にたいのか!」
「ちょっと待て。カネはともかく髷を貰おう!お化けに髷は必要ないもンな。よし切れたぞ!行こう!」
賤民たちはキル・ソゲの髷を盗んで逃げました。

ケトンという女性の行商人はキル・ソゲの横を通りがかりました。
「行くな。助けてくれ。死にたくない。ああ・・・。」
キル・ソゲはケトンの足首をつかみました。
「指を切られると言うから、同情しただけなのに。ああ面倒くさい。」
ケトンは球を飛ばすY型の武器を手に持っていました。

朝の松坡馬房(ソンパマバン)。
「ただいま戻りました〜!牛三頭を売って来ました!今日から俺たちも松坡馬房の仲間です!」
チョン・ボンサムとチェ・ドリは嬉しそうにチョ・ソンジュンのところに駆け戻って来ました。
「ご飯ください。腹がぺこぺこです!」
チェ・ドリもボンサムと同じ縁台に上がりました。
パングムは夫のチョ・ソンジュンと部下のワンバルに大盛のご飯をよそいました。
「や〜。お前たちに牛が売れるわけないだろ。」
行首でソンジュンの側近ソン・マンチは言いました。
「ボンサムは偉いわね。さ〜ご飯よ。」
パングムはボンサムにも飯をよそいました。
「姉(あね)さん!」
「どならないでよ!」
パングムはソン・マンチの怒鳴り声にびっくりしました。
「一人前の牛商人になるには十年かかります!俺が断言する!お前に牛が売れるはずがない!」
ソン・マンチは大声でわめきボンサムに腹を立てました。
「それで、どこに売った?」
チェ・ソンジュンはボンサムに言いました。
「お連れしました!こちらへどうぞ!」
チェ・ドリは言うと庭に出てボンサムとともに農夫を招きました。
「ペッコリ村に1頭。ピョジュバク村とクバン村に1頭ずつです!」
チェ・ドリはソンジュンに言いました。
「コイツ!嘘つくな!貧しい村の者どもに牛が買えるはずないわ!」
ソン・マンチはチェ・ドリの頭に草履を投げつけました。
「ああマンチ兄貴!朝っぱらから大声出してぞうりを投げつけなさんな!」
ワンバルは飯を持った茶碗を片手に箸を振り回しながら言いました。
「お?ワンバルよ?」
ソン・マンチはボンサムとドリを擁護するワンバルに驚きました。
「へへへへへへ。」
チョン・ボンサムは味方を得て喜びました。

松坡馬房(ソンパマバン)の一角。
「大丈夫です。うまくいきますよ。」
ボンサムは農夫たちを安心させていました。
農民の手形が押された証文と金を持ってきたチェ・ソンジュンとソン・マンチとワンバルは大きな縁台に座りました。
「早く座れ!」
ソン・マンチは怒りながらボンサムとドリに怒鳴りました。
チョン・ボンサムとチェ・ドリも縁台の上に座りました。
「頭金三十両に残りは年四回の二年払いか?」
松坡馬房の大行首チョ・ソンジュンはボンサムに確認をとりました。
「頭金一割は少ないが村中の人が有り金はたいたんです。収穫が増えるから心配無用です。」
ボンサムは説明しました。
「やいお前。牛市場は大行首様にも信用取引はしない。こんな売り方なら俺は三百頭売れる!」
ソン・マンチは怒りました。
「だけど兄貴はなぜ現金での取引にこだわるんです?」
チェ・ドリはソン・マンチに尋ねました。
「信用取引はどこでもやってます。品物を先に渡し、金は後から受け取るのは商いの常識ではありませんか?」
チョン・ボンサムは言いました。
「違う違う。牛市場の取引は今も昔も同じだ。現金売買。」
ワンバルは口を挟みました。
「なぜなんです?」
ボンサムは尋ねました。
「それは、牛が生き物だからだ。牛が途中で病にかかり死んだら争いになることがあるから現金での売り買いにしているのだ。お互いが責任を避けたたらどうなる。殺人に発展することもあるんだぞ!帰ってもらえ。」
チョ・ソンジュンは言うと証文と金をボンサムに返しました。農夫たちは動揺しました。
「・・・・・・。お断りです。」
ボンサムは言いました。
「我々は商人だ。物を売らずに人情を売ってどうする。」
チョ・ソンジュンはボンサムに説教しました。
「俺たちは宣恵庁(ソネチョン、救済米を配る役所)の役人じゃないんだぞ!早く帰らせろ!」
ソン・マンチも言いました。
「この契約書に手形も押してもらいました。どうして無効にできようか!」
チョン・ボンサムは強気に出ました。
「何だと?ああ何と!」
ソン・マンチは証文を見ると赤い手形を確かめました。
「俺は童蒙庁(トンモンチョン)で師匠から教えてもらいました。軍人は命を売り、農夫は汗を売り、商人は信用を売る!牛は売ったし頭金も受け取った。間違った取引でも、取り消せない。」
チョン・ボンサムは断言しました。
「ならば、お前たちが責任を取るのか?」
チョ・ソンジュンはボンサムに言いました。
「え?」
チェ・ドリは意表を突かれました。
「三頭の代金が九百両で頭金が九十両、八百十両の借用書を私に書けば認めてやる。民には土下座して謝って帰ってもらえ。」
チョ・ソンジュンはボンサムに手形と金を押し付けました。
「それがお前のためだ。」
ソン・マンチはチョ・ソンジュンの後に続いて行きました。ワンバルも後に続きました。

川辺。
野営したケトンは浜で眠っていました。焚火の火は消え煙がくすぶっていました。
目覚めたキル・ソゲは父の遺言を思い出しました。
「お前は六牟塵(ユギジョン)大行首になれ。この国の国王は宮殿にいるが我ら商人の王は六牟塵大行首だ。だからお前はシン・ソクチュのような六牟塵大行首になれ。そして商人たちの、王になるのだ。よいな。王になれ。」
「父さん。俺はシン・ソクチュに追われてしまった。」
キル・ソゲは川の中に入り水を何度も叩きました。気が付いたケトンは振り返ってキル・ソゲを見ました。
「父さん見ててくれ。俺は必ず再起してやる。メンの野郎に水を飲ませて復讐して六牟塵(ユギジョン)の大行首(テヘンス)になる。俺が大行首(テヘンス)になれなければ俺は父さんの子じゃなく犬の息子になってしまう。見てくれ。シン・ソクチュは俺を認めた。二両くれたんだ。ならず者に髷を切られてもこれだけは守った。今日は父さんに会いたい。父さん。父さん。会いたいよ父さん。父さん!!!」
キル・ソゲは泣きました。

夜の松坡馬房(ソンパマバン)。
チョン・ボンサムは牛の絵を描いていました。チェ・ドリは松明を持ってボンサムの手元を照らしていました。商人たちがボンサムの周りに集まって来ました。
「見ろよ兄貴。妓女(キニョ、妓生の女)の似顔絵は見たことあるが、牛の似顔絵と本当に見たことがない!」
ワンバルはパングムに絵を見せると笑いました。ソン・マンチもボンサムをバカだと思って笑いました。
「ボンサム。私たちは面白かったけど、高い紙を使ってどうするの?」
パングムは興味津々でボンサムに尋ねました。
「あっはっはっは。」

夜の山中。
「休んでいこう。アイゴ。あ〜疲れた。」
杖をついて歩いていたキル・ソゲは音を上げて地面に手を突きました。
「お前金魚の糞か。なぜ私の後についてくる!どっか行けよ!私とは行く道が違うんだ!行け。」
ケトンはソゲに言いました。
「お前様に借りた服は?」
「くれてやる!だから行け!」
「俺は人としてやるべき事があるんだ。」
「シン・ソクチュへの復讐なら一人でやれよ。私は関係ない!」
「そうさ。もちろん復讐する。一番に考えてるさ。だけど、お前への恩も返す。お前の目には、俺が恩も返さず逃げ出す男に見えるか?クソっ。俺は六牟塵(ユギジョン)に戻るまで、一緒に商売しよう。俺はどこの客主でも働けない。ところで俺を助けた時にどうやって火の玉を出したんだ?」
「あ〜。干し花だ。細い竹の先に刺して火をつけると、火の玉になる。」
「なかなか賢いな。」
「それほどでも・・・。いつも一人だから、身を守るために必要なんだ。」
ケトンは照れました。
「安心しろ。俺が相棒になってお前を守ってやる。」
キル・ソゲははじめてケトンに微笑みました。
「・・・・・・。私は、ケトンだ。」
ケトンはまんざらでもないようでした。
「俺は、キル・ソゲだ。はっはは。」

夜の松坡馬房(ソンパマバン)。
「何事だ!」
チョ・ソンジュンが騒ぎに駆け付けました。
「兄貴。こいつを止めてくれ。牛に焼き印を押そうとするんだ。お前は明日、ここを去るんだ。明日で約束の十日だ。月が沈めば追い出される。」
ソン・マンチはチョ・ソンジュンに言いました。
「お前はどうして騒ぎばかり起こす!」
チョ・ソンジュンはチョン・ボンサムに言いました。
ボンサムはソンジュに借用書を渡しました。
「チョン・ボンサムは松坡馬房(ソンパマバン)の客主チョ・ソンジュンから牛三頭を借ります。二年以内に返済できなければお前が肩代わりをするのか?」
チョ・ソンジュンはチョン・ボンサムに言いました。
「チョン・ボンサムこの身に懸けて必ず払います。」
ボンサムは言いました。
「や〜!八百十両は大金だぞお前!文無しのお前がどうやって払う!や〜。途中で逃げたら俺たちはどうなる。どうしてくれる!」
ソン・マンチは怒りました。
「客主様!勤勉誠実!それを守れば失敗しないと俺の親父は言いました。俺はこんな奴でも童蒙庁(トンモンチョン)でちゃんと学びました。ところが、俺を信じないのですか?」
「返せなかったら死ぬまで馬房(マバン)でただ働きすることになるぞ。」
チョ・ソンジュンはボンサムに言いました。
「そうはなりません。馬房(マバン)の牛を差別化すればいいのです。それで焼き印を作り牛の紹介頭も作りました。生き物とはいえ牛も商品です。必要な人には信用取引すべきです。信用なしに朝鮮一の商人になることはできません!」

八年後。

江景(カンギョン)の換銭客主(キム・ハクチュンの家)。
「はっはっはっは。」
キム・ハクチュンは大勢の人足を連れて家に戻りました。
「お邪魔しております。実に豪勢なお膳ですな。」
ハクチュンの部屋でソホン(チョン・ソレ)の接待を受けている木材商のチャン客主は挨拶しました。
「食べてくれ。知らせは受けていると思うが、どうして材木商が松坡馬房(ソンパマバン)の馬を買うのだ?」
「木材の運搬のためです。後で牛を売って返すのでお金を貸してください。」
木材商のチャン客主は言いました。
「そ、それで、ですね。利川(イチョン)にも驪州(ヨジュ)にも加平(カピョン)にも横城(フェンソン)にも牛市場はあるのに、どうして松坡馬房(ソンパマバン)に行ってまでして牛を買うのかね?」
太っちょ執事のパク・ソギはチャン客主に尋ねました。
「それは松坡馬房(ソンパマバン)の牛の評判が高いからでしょう。」
ハクチュンに侍っているソホン(チョン・ソレ)は執事に言いました。
「ええ。その通りです。仲介料を払ってでも松坡馬房の牛を手に入れたいのです。」
チャン客主は言いました。
「焼き印を押した牛を売ると聞いているが、仲介料を払うほどの価値があるのか?」
キム・ハクチュンはチャン客主に尋ねました。
「あるとも。あるとも。無名だった松坡馬房が、飛躍を遂げたのには理由があるのです!」

松坡馬房(ソンパマバン)。
チョン・ボンサムは何枚も牛の絵を描きました。チェ・ドリは紙を干して乾かす手伝いをしていました。
「牛の血統と特徴・・・。飼育人チョン・ボンサム。」
夜になりボンサムは牛の品質を証明する文書をハングル語で書きました。

ある日の松坡馬房(ソンパマバン)。
「よし決めた。」
「実にいい買い物をしましたな〜。」
馬房(マバン)の商人チョン・ボンサムは牛を買った客に言いました。
「ではお大金を頂きます!」
チェ・ドリは牛を買った男に愛想をつきました。
「ほら大金だ。」
男はドリに金を渡しました。
「計算は正確にな!」
ボンサムはドリに言いました。
「ではご確認を。」
ドリは客の隣にいる牛を売った男に金の入った袋を渡しました。
「さあ〜仲介料を。」
チョン・ボンサムが言うと、牛を売った男は仲介料をドリに渡しました。
「一両はおまけだ。酒代にしてくれ!」
牛を売った男は言いました。
「う〜!今日はいっぱい飲めるぞ!感謝します!」
ドリは喜ぶと金の入った巾着をボンサムに投げました。
「仲介料が高いな。売り手は一割で、なぜ私から二割も取るんだ?」
牛を買った男は言いました。
「この牛はこれから必ず双子を産みますよ!」

キム・ハクチュンの家。
「なぜ双子を産むとわかった!」
噂を聞いたキム・ハクチュンは執事のパク・ソギに尋ねました。
「まったく不思議です。いくら牛商人でも腹の中までわかりますか?」
パク・ソギは言いました。
「それがわかるのだ。」
チャン客主は懐から帳面を取り出して「松坡馬房(ソンパマバン)牛日誌」を見せました。
「雄五歳。名前はバウ。父牛は牛相撲で優勝。性格は荒いが仕事が速い。」
キム・ハクチュンは帳面を読むとソホンに回しました。
「これは牛を記した帳簿ですね。売買した牛が全部記録されてるわ。」
ソホン(チョン・ソレ)は帳簿を受け取って読みました。

松坡馬房(ソンパマバン)。
「俺は全部記録してるんだ。母牛はこいつだ。こいつの名前はタサンだ。母牛はこいつ。それからこいつとこいつの母牛は・・・こいつだ。さあ。タンスニっていうんだ。こいつは六回子どもを産んだがそのうち三回は双子を産んだぞ。三度も!」
ボンサムは牛を売った男と買った男に帳面を見せました。
「もし双子じゃなかったら?」
牛を買った男は言いました。
「六回のうち三回だから百八十両なんだ。毎回双子だったらこの値で買えるか!」
チェ・ドリは付け加えました。
「心を込めてしっかり世話してみろ。必ず数度は双子を産む。母牛の記録が証拠だ!さあ。飲みに行こう。」
ボンサムは牛を買った男に言いました。

換銭客主。
「さらに、村で牛を買い入れる時は村人が保証人になれば信用取引をします。」
チャン客主は言いました。
「信用取引を?綿花や米穀の取引ならともかく、どうして牛で?」
ソホンは不思議に思いました。
「ええ。嘘じゃありませんよ!」
チャン客主は言いました。

松坡馬房(ソンパマバン)。
チョン・ボンサムは食欲が無い牛の面倒を見に現れました。
「タコを食えば元気になる。」
チェ・ドリは生きたタコを牛に与えました。

「とにかく面倒見がよいのです。信用で売った牛も世話をしてくれます。以前、伝染病が流行ったときには牛を売った村々を回りながら、薬剤を飲ませたとか。」
チャン客主は言いました。
「牛の信用取引。よほどの自信があるのね。」
ソホンはつぶやきました。
「松坡馬房(ソンパマバン)にやり手がいたかな?ゴロツキばかりと思っていたが。」
キム・ハクチュンは言いました。
「ボン先生がいるそうです。」
チョン客主は言いました。
「ボン先生?」
「松坡馬房(ソンパマバン)で働き始めて八年が経つそうですが福の神です。今回一万頭の牛の売買を成立させ知人を呼んで祝おうというので私も招待されました!はっはっはっはっは。」
嬉しそうにチャン客主は言いました。
「私も行く。私が昔松坡馬房(ソンパマバン)に貸した金を取り戻すために。」
キム・ハクチュンは言いました。
「私も行きたい。」
ソホンはハクチュンに言いました。
「そなたが?」
「六牟塵(ユギジョン)で買いたい物もありますし。漢陽(ハニャン)も見たい!」
ソホンは子どもっぽく言いました。
「よしわかった!行ってみよう。」

庭。
「どういうこと?」
ソホンはオ・ドゥッケから報告を受けました。
「ボン先生なら年配者では?ふつうは姓で呼びます。ボン先生。」
ドゥッケは言いました。
「牛の記録が開城(ケソン)の商人が作る物とよく似ていたの。」
「開城(ケソン)の商人は二万人います。」
「でも私はソン先生の話を聞いて私の父を思い出したわ。お父さんも貧しい漁師には漁をはじめる前に代金を先払いしてた。ナマコが不漁かもしれないのに、なぜ先に代金を渡すのかと皆は反対したわ。そうよわかってる。きっと今度もはずれに決まってる。ボンサムは商いが嫌いと言ってたわ。商人になりたくないと。けれど万一ということも考えられるわ。」
「調査してきます。」
ドゥッケは調べに行きました。

松坡馬房(ソンパマバン)で宴が開かれました。
「食事はいかがですか。肉が足りぬ。追加しろ。」
チョ・ソンジュンはパングムに食事の用意を命じました。
「チョ客主!」
チャン客主(ケクチュ)はチョ・ソンジュンに声を掛けました。
「アイゴ!陽平(ヤンピョン)のチャン客主ではないか!」
「おめでとう!」
「私からもお祝い申し上げる。私を忘れたか?」
キム・ハクチュンが言うとチョ・ソンジュンの笑顔が凍り付きました。
「どんな御用で?」
「カネを返してもらいに来た。私の金が富を生み立派な馬房(マバン)をつくりあげた。実にめでたい。」
「何だと?カネなんか借りてネェぞ!」
怒ったソン・マンチとワンバルが現れました。
「おほう。そちは白髪が無いな。愚か者は歳を取らないようだ。」
「チャン客主はなぜコイツを連れて来たんですか!」
ソン・マンチは怒りました。
「松坡馬房(ソンパマバン)に踏み倒された二千四百両の話は、いずれ話合おう。飲もう。酒をくれ。」
キム・ハクチュンは縁台に腰掛けると言いました。

「さあ牛以外は何でもあるぞ。ゆで豚だ。運んでくれ!」
チェ・ドリは大きな声で言いました。
「ボン先生は随分と若いんだな。」
行商人に扮したオ・ドゥッケがチェ・ドリに話しかけました。
「若くないさ。俺とほとんど変わりない!」
チェ・ドリは男に言いました。
「そうではなかろう。」
男は笑いました。
「俺とは童蒙庁(トンモンチョン)の同期だ。ボン先生が童顔なのは食い物のせいだ。脂っこい物が好きで肌がつやつやしているが、実は全然若くないんだよ。さあどうぞ。どこの客主だ?客なら向こうで食べてくれ。」
ドリはドゥッケに言いました。
「ボン先生の姓はボンなのか?」
「当然だ。姓はポンだ。ポン・サム。」
「出身は?」
「詳しくはしらんが河南のほうだ。ぼんさむ。」
「ボンサム・・・。」
「教えてやるよ。鳳凰が三羽(ぼぉ〜んさむ)だ。ボン先生の父親が夢を見たんだが三羽の鳳凰が胸の中に飛び込んできたそうだ。だから鳳凰が三羽で鳳凰三羽(ぽんさむ)だ。」

「去年も来たボン先生〜。今年も忘れずにやって来た〜。」
客の男はボンサムに言いました。
「そうかそうか。飲んでください〜。」
ボンサムは客の男に酒を注ぎました。
「聞いてくれ。うちの牛が双子を産んだぞ。はっはっはっは。」
「それはめでたいな。」
隣にいた男は言いました。
「二頭とも雌牛だった。ボン先生のおかげだ。今日はボン先生と酒を酌み交わそう。」
牛を買った男は喜びました。
「アイゴ。俺は何もしてませんよ。お客様に福があるんです。きっとあなたが福を呼んだのさ〜。」
ボンサムは男を喜ばせました。
「さあ。」
牛を買った男はボンサムに酒を注ぎました。

「お前の後継者は商才があるな。」
キム・ハクチュンはチョ・ソンジュンに言いました。
「ああそうだ。商いの鬼才だ。」
チェ・ソンジュンは言いました。
「おい松坡馬房(ソンパマバン)の後継者よ。私キム・ハクチュンが酒を一杯注いでやろう。」
キム・ハクチュンが言うとソン・マンチがキム・ハクチュンを振り返りました。

「兄貴、行ってやれよ。」
ワンバルはソン・マンチに言いました。
「奴は嫌いだ。行くもんか。」
ソン・マンチはワンバルに言いました。
「だけど江景(カンギョン)のキム・ハクチュンと言えば誰もが知ってる両班だろ。」
「俺は嫌いだ。」
「つべこべ言わずに行ってくださいよ!」
ボンサムもソン・マンチに言いました。
「お前ら今日はやけに俺をおだてるな。嫌だっていってるだろ。」
ソン・マンチは渋々キム・ハクチュンのところに行きました。
「兄貴。カネを渡さなかったのは遠い昔の話だ。俺が一杯飲んでやるからあのことは忘れてくれ。」
ソン・マンチはキム・ハクチュンに言いました。
「おいボン先生。ボン先生〜。早く早く〜松坡馬房(ソンパマバン)の後継者よ。この私キム・ハクチュンと飲もうではないか。」
キム・ハクチュンはソン・マンチを無視しました。
「キム客主!」
チョ・ソンジュンの表情が緊張しました。
「今、何と言った?」
いつもキレているソン・マンチがさらにキレかけました。
「マンチや。」
ソンジュンはマンチをなだめようとしました。
「何のことだ?誰が客主の後継者だって?ふざけたことを言うな!」
キム・ハクチュンはマンチに言いました。
「本当のことだ。チョ客主が言うにはあの若者が松坡馬房(ソンパマバン)の後継者だ。違うか?」
キム・ハクチュンは大きな声で言いました。
「言わせておけば!この野郎!」
ソン・マンチはキム・ハクチュンの襟を掴むと地面に転がしました。
「ドゥッケやー!ドゥッケやー!」
キム・ハクチュンの執事は護衛の名を叫びました。

「兄貴!何をてことを!どうかしてます!」
チョン・ボンサムがマンチに言うと、マンチはボンサムの襟を掴みました。
「そうだとも!松坡馬房(ソンパマバン)の二代目と聞いて頭に血が上った!」
「兄貴!酔われたのですか?あの人は馬房(マバン)のお客様ですよ!手を離してください!」
「やめぬか!手を離せ!なんのつもりだ!」
チョ・ソンジュンはマンチを止めるとキム・ハクチュンと向き合いました。
「私は確かに聞いたぞ。さっきチョ客主から聞いた。」
キム・ハクチュンは言いました。
「もういい!俺もチョン客主の本心が知りたかった。松坡馬房(ソンパマバン)の後継者は誰なのか言ってくれ。」
ソン・マンチはチョ・ソンジュンに言いました。
チョン・ボンサムは手を伸ばしてチョ・ソンジュンに何も言わないように示しました。
「兄貴早く言ってくれ!松坡馬房(ソンパマバン)の後継者は誰なんだ!早く言ってくれ!」
ソン・マンチの不安は我慢の限界に来ていました。
このような形で言いたくなかった。マンチや。松坡馬房(ソンパマバン)の後継者は、ポンサムだ。
「チョ客主!」
ボンサムはまさか自分の名が呼ばれるとは思っていませんでした。
「馬鹿な。俺は絶対に認めん!」
ソン・マンチはブチ切れて膳を投げました。
「貴様。やはり童蒙庁(トンモンチョン)で殺しておくべきだった!や〜!」
ソン・マンチはボンサムの襟を掴んで投げました。
「動くな。抵抗したら頭を勝ち割る。」
マンチはボンサムの胸を踏みつけました。
「ソン行首。そんなに怒るな。世の中谷あり山ありだ。ははは。実に面白い見世物だな。あはは。」
シン・ソクチュはソン・マンチに激しい怒りを鎮めるふりをして油を注ぎました。
「お前は黙ってろ!」
マンチは怒鳴りました。
「黙ってる。黙ってる。」
ハクチュンは口を押さえました。
「兄貴も目を覚ましてください!まだケツの青いガキに客主を譲るだと?まだ商売をはじめたばかりの若造に兄貴こそどうかしてるぜ!」
「あ〜兄貴兄貴。足をどけてください〜足の臭いでどうかなりそうだ〜お客さんの前ですよ〜やめましょう。兄貴は酔ってます。」
ボンサムはマンチをなだめようとしました。
「動くなと言っただろ!」
マンチはボンサムの胸を踏もうとしました。
ボンサムはマンチの足を手で掴むと押し返しました。マンチは地面に転がりました。
「いいだろう。俺をコケにしやがって。」
「俺は客主を継ぐ気はない!俺が、いつ馬房の客主になりたいと言った!お断りだ。俺は、客主の主人になんかならない!クソ!」
ボンサムはマンチに言いました。
ボンサムは宴の場から離れました。
「殺されるぞ!」
ボンサムの後をチェ・ドリと、殺気に満ちたマンチが追いかけました。
「あんただけがつらいと思ってンのか!俺もだ。俺も。兄貴がしっかりしてたらまだ若造の俺を馬房の後継者に名指しするか?え?」
ボンサムは振り返るとマンチに言いました。
「なんだと!」
「もうたくさんだ!馬房(マバン)だの客主だのうんざりだ!」
「嘘つけ!」
「馬房(マバン)ごときが何だ!松坡馬房(ソンパマバン)の客主の座など、兄貴にくれてやる!!」
「何だと?馬房(マバン)をバカにしてるのか?答えろ!」
ソン・マンチはチョン・ボンサムを蹴ると岩を持ち上げました。
ボンサムは地面に倒れました。その様子をチョ・ソンジュンが見守っていました。
「ボンサム!危ない!」
チェ・ドリは叫びました。
「や〜!おい。松坡馬房(ソンパマバン)は俺と兄貴が苦労して築いたんだ。馬房をくれてやるだと?お前ごときが偉そうに言うな!」
ソン・マンチは大きな岩をボンサム目掛けて投げました。
ボンサムは転がって岩を避けました。
「客主様のつらさも知らないくせに。」
「こいつ!殺してやる!」
「客主になるのはたやすいことではない!え?客牛の重さがお前に分かるのか?客主と仲間と家族の面倒を一生見るんだぞ!馬房の数百人の面倒を一人で見るんだ!それほど重く、孤独な立場だ。客主になるには命を捨てる覚悟がいる!俺の親父がどうやって死んだと?ソゲ兄さんの親父がどうやって死んだと?俺はまっぴらだ!松坡馬房(ソンパマバン)の主ごときに俺の大事な命を捧げるもんか!俺はやらん。俺は死んでも客主にはならん!けっ!」
ボンサムは行きました。
「あの野郎ふざけやがって。」
ソン・マンチにはボンサムやソンジュンの気持ちが理解できませんでした。
「マンチや。」
ソンジュンはマンチをたしなめようとしました。
「俺は今頭に血が上ってるんです。兄貴は何も言わず、知らないふりをしてください。」
「一杯やろう。」
チョ・ソンジュンは優しく言うと、マンチの肩に手を置きました。

感想

客主7話の感想です。今回もやたら話が長い!前半ではキル・ソゲがシン・ソクチュの秘密を覗き見た罪で辛家大客主(シンガテケクチュ)を追い出され、後半ではチョン・ボンサムがマンチに完全にブチ切れられて店にはいられなくなりそうな気配です。チョ・ソンジュンはボンサムを後継者にと勝手に考えていたようで、言っちゃダメなのにソンジュンもバカ正直だから言ってしまいました(笑)ソンジュンもマンチがボンサムを憎んでいることくらい知っていたはずなのに、そこは口が裂けても言わないほうがよかったのに!

韓国語ではチョン・ボンサムの名前を呼ぶときには「ポンサム」と言ってましたね。

この7話の後半の時点でソホン(チョン・ソレ)は33歳、ボンサムは・・・28歳くらいじゃないかと思います。チャン・ヒョクは1976年生まれなので客主放送時にはおそらく39歳、撮影時には38歳くらいだと思います。

女性陣の動きは、姉のソホン(チョン・ソレ)がボンサムに近くなってきました。そしてケトンという女性はどう見ても女のですが、男装して男のなりをした、年は二十歳かそれより若いかそんな感じの年ごろで、キル・ソゲの「俺がお前を守ってやる」という定番の胸キュン台詞でキュンとしていましたね。ソゲは汚い男なのですが、乙女に接する台詞は少女漫画よろしくモテ男に言わせる言葉遣い。あの顔でその台詞を言いますかと、ソゲのコミカルな演技に注目です。

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