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客主-객주ケクチュ3話の詳しいあらすじ


韓国ドラマ客主-ケクチュ-商売の神3話のあらすじと感想

韓国ドラマ客主-ケクチュ-商売の神

目次


あらすじ

清の柵門に来た千家客主(チョンガケクチュ)の客主チョン・ウスは阿片を持っていた罪でキル・サンムンに自害を命じました。キル・サンムンに最期の酒が振舞われました。税関長とキム・ハクチュン、チョ・ソンジュンも裁きを見守りました。
「ダメです。俺の父さんが罪を犯したのは千家客主のためです。なぜ父さんが死なねばならぬのですか!」
キル・サンムンの息子ソゲは自害を阻みました。
チョン・ウスはソゲに父を役人に引き渡し処刑されたいのかと叱りました。
「行商人の端くれなら商道を知れ!幼子ではないのだぞ!違法な手段で利益を得るのは商道(サンド)への冒涜だ!この阿片で、道を誤り命を落とす者のことを考えろ!ソゲを連れて行け!何をしている!早く酒を注がぬか!」
「ダメです。助けてください!父さん飲まないで!あ、父さんダメだーーー!」
ソゲは叫びました。
キル・サンムンはソゲを見て首を横に振りました。
「ボンサムとソレを部屋に連れて行け!」
チョン・ウスは命じました。
キル・サンムンは酒を飲み干すと口から血を吐きました。
パングムとソン・マンチも胸を痛めました。
「ソゲやーーー!私の息子よ。お前はカネを稼いで六牟塵の大行首となれ。国王は宮殿にいるが商人の王は六牟塵だ。お前はシン・ソクチュのような、大行首になれ。それから、商人たちの、王になるんだ。王になってくれ。」
「ダメだ。父さん!」
「カネをたくさん稼げ。カネがあれば翼がなくとも空を飛べ、足がなくとも地を駆けられる。鬼神さえも操れる。そんな万能な物なんだ。だから稼げ。金を稼いで六牟塵の大行首(テヘンス)となれーーーー!行け!」
「父さん!父さん!助けてください!おじさん!あ〜!父さん!」

キム・ハクチュンは納得して旅籠に帰りました。

「もう見てられん。助けるか、楽にしてやれ!」
ソン・マンチは言いました。
「もうラクにしてくれ。頼む。あ〜っ。」
苦しむキル・サンムンはソゲに言いました。
「ソゲや!」
チョン・ウスは促しました。
ソゲは短刀の鞘を抜いて躊躇しました。
「頼む。オス。頼む。」
キル・サンムンは懇願しました。
「わかった兄貴。私の胸で逝ってくれ。」
チョン・ウスはサンムンをかいしゃくしました。
「ダメだーー父さんーーーー!」
「サンムン・・・・兄貴・・・・兄貴ーーーーー!」
チョン・ウスは泣きました。

「これは何だ?」
怒ったチョン・ウスはキム・ハクチュンに会うとキル・サンムンが遺した借金の内容が書かれた帳面を机の上に叩きつけました。
「か〜わかりやすいな。やはり開城(ケソン)商人の帳簿はわかりやすい。だが利子の計算が間違っておる。返済すべき額は五万四千九百二十両だ。」
キム・ハクチュンは言いました。
「あなたが兄貴に阿片を渡したのか?」
「私が渡したのは帳簿にある三万両だけだ。」
「兄貴は阿片に手を出すような人じゃない!」
「気持ちは分かるが私を責めるな。期限内に返せるのか?」
「お前に店は渡さない!」
「チョン客主!五万四千九百二十両だ!」
「まだ半月ある。私が必ず返す!」
「へへっ。五万両は大金だぞ。しかも柵門で失敗した。」
「兄貴の恨みまで全部返してやるーーー!」
チョン・ウスは器を投げそうになると耐えて置いて行きました。

千年客主。
「商いには失敗したがまだ道はある。漢陽(ハニャン)!平壌!晋州!」
チョン・ウスは商人たちを集めて言いました。
「利川(イチョン)、安城!」
チェおじさんが言いました。
「江陵(カンヌン)!」
ウットルも言いました。
「東莱(トンネ)!」
ケノムは言いました。
「光州(クァンジュ)!」
「江景(カンギョン)!」
「光陽(クァニャン)!」
行首たちも声を張り上げました。
「有名料亭や富豪の家、すべてを当たれ。我ら百五十名の千家客主(チョンガケクチュ)が朝鮮全土を駆け巡り黒蟲(フクチュン)を必ず売るのだ!我々の足に千家客主(チョンガケクチュ)の未来と我々の生活がかかっている!」
チョン・ウスは皆に言いました。
「我々は風の行商団だ。客主様。ご心配いりません!」
ウットルは大きな声で言いました。
「さあーーー行くぞーーーー!」
チョン・ウスは号令をかけました。
「山をーーー越えていけーーー!谷をーーー駆け抜けろーーーー!」
商人たちは出発しました。
キル・ソゲは気に入らない様子で話を聞いていました。

焦ったキム・ハクチュンはチョン・ウスを儲けさせてはならぬとウスを引き留めに行きました。ウスはキム・ハクチュンを無視して行きました。一行は禁門という検問所に着きました。なぜか一緒に付いて来ているキム・ハクチュンはチョン・ソレに禁門でご禁制の品が見つかれば首をはねられると説明しました。

「ソゲ。私の袋をくれ。」
チョン・ウスはソゲから袋を受け取りました。ウスは役人に袋を渡すとなぜか阿片が出てきました。
「阿片だ!阿片だ!」
役人は騒ぎ出しました。商人たちは慌てだしました。武官は抵抗した商人を殴り始めました。
「私を捉えれば済むはずだろーーー!」
チョン・ウスは訴えるも怒った商人たちは抵抗しました。
ただ一人、ソゲだけが冷たい顔を浮かべていました。
チェおじさんは後頭部を殴られて絶命しました。
「おじさんが死んだーーーー!お前ら許せないーーーやれーーーー!」
ウットルは叫びました。商人たちは正気を失い暴れ出しました。ウットルはとうとう武官を殺してしまいました。

「まさか、あの子が?」
キム・ハクチュンはキル・ソゲを疑いました。

千家客主(チョンガケクチュ)の行商人たちは投獄されました。

夜の牢や。
「おいチョン客主。役人が死んだのだ。お前が長官なら快く罪人を刑曹に送る気になれるか?」
武官はチョン・ウスに言いました。
「ならば、私に罪があるかどうか調べてほしい。」
「かわりに黒蟲(フクチュン)すべてを賄賂として差し出すか?」
「原価一万両だ。それはできない!」
「そうか。そちが刑曹に送られても事情は変わらんぞ。あそこは義州より役人の数が多い。もっと多くの賄賂を取られるのがオチだ。世の中自分だけ清くなることはできぬ。刑曹に行くより刑曹判書(ヒョンジョパンソ)様の懐を潤すほうが得策だ。」
「わかった。黒蟲(フクチュン)を、差し出そう。」
「本当か?ケケケ。賢明な選択だ。釈放されるよう手を尽くしてみよう。」

武官は義州の長官でハクチュンの弟キム・ヒョンジュンに阿片は少量で商団の常備薬の範囲内だったと言いました。その場にはなぜかキム・ハクチュンがいました。
キム・ヒョンジュンはなぜ騒いだのかと言うと、武官は取り調べた者が見習いだったので不手際があった、押収した黒蟲(フクチュン)は原価一万両なので棒叩きの刑と死んだ武官の遺族に百両渡すことで収拾できそうだと言いました。キム・ハクチュンは千家客主(チョンガケクチュ)は柵門でも問題を起こしたと暗に重い罰を与えるように言いました。
「おっと兄上への情があふれてしまいました。側室からお生まれになった兄上にはおせっかいが過ぎるのでは?身の程を知りましょう。よいですね。」
キム・ヒョンジュンはわざと盃から酒をあふれさせました。
「黒蟲(フクチュン)は私が全部買い取ろう。朝鮮のカネで一万五千両分ある。」
キム・ハクチュンはキム・ヒョンジュンに銀貨を見せました。
「押収した黒蟲(フクチュン)は一万両分だぞ?」
「人の首を斬るお礼です。」
「いくら同じ安東(アンドン)キム氏の一族で開城(ケソン)府留守(ユス)の兄でも私に指図できる身か!」
「今回の事件を漢陽(ハニャン)へ伝える。」
「何だと!」
「三門で阿片が見つかった。役人二人が賄賂を受け取り棒叩きの刑で済ませればどうなるか。」
「なら、どうすれあいい?」
「深く考える必要は無い。死ぬべき人が死ねばいい。法に従い奴の首を斬れ。黒蟲(フクチュン)が欲しければ事件の賠償金として没収すればよい。」

夜の牢屋。
武官は千年客主の商人たちは二年の銅の採掘の強制労働を命じられ、荷物に阿片を入れた者を処刑するので今のうちに身代わりを立てるようにチョン・ウスに言いました。
チョン・ウスは荷物を預けていたキル・ソゲに気が付きました。

「お前!何を考えてる!」
チョン・ウスはキル・ソゲの頬を叩きました。
「父さんの恨みを晴らすのは当たり前では?父さんが千家客主(チョンガケクチュ)にどれほど尽くしてきたと思いますか?夜明けとともに起きて店を掃除して一日中取引先を探し回っていました。再婚も女遊びも博打もしませんでした!毎日働いて、行首でも使用人と同じです!そんな父さんを殺すなんて。六牟塵に入ることが悪いなんて。なぜだ!」
「ソゲや。六牟塵が悪いわけであない。兄貴が賄賂を贈ったことが問題なのだ。」
「一万両の黒蟲(フクチュン)を渡す人がなぜ父さんの時に何もしなかった。あの賄賂で父さんを救えたはずだ!死なずに済んだのにーーー!」
「ソゲや。」
「許せないなら僕を殺せばいい。役人に本当のことを話して首を斬るか、父さんのときのように裁きをして毒殺するか選んでください!」
ソゲは牢に戻りました。
「ソゲや。ソゲや!」

翌日。
キム・ハクチュンはチョン・ウスを呼び出しました。
「お前はなぜキル行首が死んだかわかるか?キル行首はお前を救うために死んだのだ。阿片の首謀者がお前だと言えば死ぬことはなかった。つまりお前を救うために死んだのだ。」
「ネイノン!そんな手を弄してまでカネが欲しいのか!」
「欲しいとも。千家客主(チョンガケクチュ)が作る黒蟲(フクチュン)は清国でも人気があるからな。行首の息子がお前を陥れたことを知らぬわけではあるまい。あの子を生かすか殺すか見ものだな。」

裁きの場。
キム・ヒョンジュンはチョン・ウスたちに誰が阿片を忍び込ませたのかと問いました。ウットルが罪をかぶって申し出ました。キム・ヒョンジュンは狙いとは別の人間が申し出たので怒りました。

チョン・ウスは自分が責任をとると言いました。
「父さんは違うだろ!父さんはいい客主じゃあいか。違うと言ってよ。」
チョン・ボンサムは泣きました。キル・ソゲは顔をそむけました。
「私の物です。」
チョン・ウスは言いました。
「違います。お父さんは違います!」
チョン・ソレも言いました。
「商団で起きたことはすべて私の責任だ。阿片の件で、私を罰してください!」
チョン・ウスが言うとキム・ハクチュンは満足そうに頷きました。

「千家商団ではないか。」
チョ・ソンジュンたちは商人たちが連行されている様子を目撃しました。

キム・ヒョンジュンはチョン・ウスの処刑と三門へのさらし首を命じました。ソゲ以外の商人たちは皆泣きました。刑の執行が命じられました。
「罪人の知人チョ・ソンジュンです。最後に酒を飲ませたいので入れてください!」
チョ・ソンジュンはカネを渡して刑場に入りました。ソンジュンは甕から酒を汲んでチョン・ウスに差し出しました。
「誰の仕業だ。あんたが阿片の密売などあり得ぬ。」
「酒をありがとう。厚意に感謝する。」
「助かるすべはないのか?」
「あなたに命を助けられながら恩返しもできずにすまない。」
「チョン客主。あなたという人は。あなたは・・・。」
「さあ出ていけ。」
武官はチョ・ソンジュンに言いました。
「長官様!遺言を遺す時間をください!」
チョン・ウスは言いました。
「手短にな。」
「ソレや。気を強く持て。お前が千家客主(チョンガケクチュ)を支えるのだ。開城に戻りホン書記とともに在庫を売り払え。その金で時期を見て客主を再興するのだ。わかったな?」

「はいお父さん。必ず私たちは千家客主(チョンガケクチュ)を再興します。」
ソレは泣きながら言いました。
「ソゲや。時が来たら、ソレと婚礼を挙げろ。ソレを妻として千家客主(チョンガケクチュ)を再興しボンサムを支えろ。千家客主(チョンガケクチュ)と私の子どもたちをお前に託したい。」
「・・・・・・わかりました。」
ソゲは答えました。
「ボンサムや。顔を見て父を見よ!」
「父さん。怖いよ。商売が怖くてたまらない。」
「そうだ。金とは恐ろしい物だ。銃や火筒より怖い。人を殺すのも金だが生かすのも金だ。ボンサム。お前は自由に生きろ。商売が嫌ならしなくていい。ただし、何をするにしても勤勉さと誠実さを忘れてはならぬ。勤勉と誠実でさえいれば生きていて怖いものは何もない。」
チョン・ウスが言うとボンサムは頷きました。
刑の執行が命じられました。
「兄貴。すぐに行く。兄貴ーーーー!」
チョン・ウスは斬り殺されました。チョン・ソラはボンサムを抱いて泣きました。商人たちはチョン・ウスの死を哀しみました。

感想

客主3話の感想です。なんということでしょう。予想より早くチョン・ウスが罠にはめられて処刑されてしまいました。キル・ソゲは果たして千家客主(チョンガケクチュ)を率いてソレと結婚するのでしょうか?ソゲは何となくキム・ハクチュンの配下になりそうな気もしなくはなく、ボンサムの敵になるのでは?と予想しています。

キル・ソゲを演じていたのはパク・コンテという子役のスターです。火の女神ジョンイやアイリス2、ペク・ドンスや大祚栄に子役として出演しています。時代劇ファンの皆さんも見覚えがあるのではないでしょうか。

しかしあの阿片はあのような妙な形をしているものなのでしょうか。それをソゲはどうやって手に入れたのでしょうか???まったくもってわかりません。キム・ハクチュンには心当たりが無いようでしたので、ソゲはどこかから買ってきたのでしょうか。

チェおじさんも死んでしまいました。

主役級の役者さんが序盤から亡くなる役になってしまい、一体千家客主(チョンガケクチュ)の借金を誰が返すのでしょうか?

店はどうなるのか?続きが気になります。

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