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客主-객주ケクチュ8話の詳しいあらすじ


韓国ドラマ客主-ケクチュ-商売の神8話のあらすじと感想

韓国ドラマ客主-ケクチュ-商売の神

目次


あらすじ

シン・スクチュに賄賂を工面してもらい宣恵庁(ソネチョン)の高官となったキム・ボヒョンは自宅の庭で重しを持ち上げる運動をしていました。そこに腹違いの兄のキム・ハクチュンが現れました。
「来たか。兄上は昔ミン・ギョムホの件があった時、シン・ソクチュは何か言ってなかったか?」
キム・ボヒョンはキム・ハクチュンに言いました。
「いつまでも長生きして勝ちなさいと。」
キム・ハクチュンは答えました。
「名言だ。いくら金を貯めても死ねば意味が無い。」
「肝に命じます。」

キム・ハクチュンの家。
「無礼な態度によく我慢なさいました。」
ソホン(チョン・ソレ)はキム・ハクチュンの帰りを迎えました。
「それほど狭量ではないわ。」
「松坡馬房(ソンパマバン)の宴はどうでした?」
「身内同士の争いは見ものであった。跡継ぎをめぐりソン・マンチかボン先生かで騒ぎになった。よくあるのだ。初代が操業して二代目が跡目争いにうつつを抜かし、客主は滅びる。苦労は共にできても金と権力を分かち合うのは至難の業だ。店が大きくなるほどそれを独り占めしたくなる。ゆえに多くの客主は三代と続かぬ。」
「何がですか?膳を食べ損ねたと?」
「あの場で松坡馬房(ソンパマバン)が滅ぶのを見ていられなかっただけだ。ははは。」
「客主と番頭は義兄弟だとか。三十年の友情が簡単に壊れますか?」
「それわわからん。女の嫉妬で家が傾き男の嫉妬で国が亡ぶというじゃないか。」
「商人であるのが惜しいほど旦那様は博識ですわ。」
「はっはっはっは。面白くなりそうだ。私のカネを盗んだ泥棒が内輪もめで血を流す。想像しただけで愉快だ。」
「そうですわ。私も見てみたいですわ。おほほほほ。おほほほ。」
ソホン(チョン・ソレ)はキム・ハクチュンに合わせました。

夜。
ソホン(チョン・ソレ)は庭でオ・ドゥッケと打ち合わせをしていました。
「この十八年で初めてなのよ。ボンサムという名前の人物に出会ったのは。なのに弟じゃなく別人だと?河南(ハナム)出身で姓がボン?私とボンサムは無関係なの?絶対に違う。私が行くわ。私が直接確かめてやる!」

チョン・ボンサムはチョ・ソンジュンを同席させソン・マンチの誤解を解こうとソンジュンの家に行きました。すると庭でチョ・ソンジュンとソン・マンチが話し合っていました。
「俺かボンサムか早く言ってくれ。」
「マンチや。」
「ボンサムのおかげで馬房(マバン)が発展して嬉しいか!」
「・・・・・・・。」
「それが兄貴の答えか。ボンサムなんだな。」
「マンチや。時は流れた。もう我々の時代ではない。我々は後を託す時が来たのだ。我々が、ボンサムに与えよう。」
「・・・・・・。」
ソン・マンチは酒を飲みました。
「我々はただの仲買人だ。牛を育てて牛市場で売り手数料を稼ぐだけだが、ボンサムは違う。」
「それがどうした!兄貴はボンサムのおかげで店がデカくなってさぞ嬉しいだろうな!俺は、全然嬉しくない。確かに、馬房(マバン)はおおきくなった。十三人だった働き手も八十七人になった。人が増えて名前も覚えられない。誰が誰かも分からず働いている。」
「・・・・・・。」
チョ・ソンジュンは酒を飲みました。
「松坡馬房(ソンパマバン)がデカくなって何がいいんだよ!働き手の給金だけで毎月二百四十両もかかる!その支払いにいつも追われてる。馬房(マバン)が大きくなって、嬉しいか?」
「客主というのは、客主ひとりが儲けて終わるものではないのだ。ならがキム・ハクチュンのような金貸しになるがよい。私は当時十三人しか養えなかった。今は正当な手段で金を稼ぎ、八十七人を雇ってる。」
「ごたくはもういい!いっそ馬房(マバン)を売り払って、金を皆にくれてやれ!その辺にばらまけばよいのだ!」
「マンチや!人には持って生まれた器があるのだ。松坡馬房(ソンパマバン)は、お前が持っている器に入らぬのだ。」
「そうか。俺は小さいって?ボンサム。ボンサムボンサム!奴の名はもう聞きたくない!ボンサムあいつめ!!!」
マンチは目を潤ませて怒りました。

城壁の門前。
ソホン(チョン・ソレ)はオ・ドゥッケの制止も聞かずに夜が明けたら城の外に出てボンサムに会いに行こうとしました。
「ボン・サムという人に会ってみる。河南のボン・サムか、チョン・オスの息子チョン・ボンサムなのか!山中のお堂に私が置き去りした弟のボンサムか聞いてみる。」
「歳が違います。」
「お黙り!義州に行くわ。義州のお堂から足取りをたどる。私が直接歩いて確かめる。」

松坡馬房(ソンパマバン)。
チョン・ボンサムは馬房(マバン)を去ろうとしていました。
「ボンサムなぜお前が出ていく。だめだ。行くな。」
チェ・ドリはボンサムを引き留めようとしていました。
「女みたいに泣くなよ。男だったら俺に付き合え。」
「女だって一度嫁入りしたら嫁ぎ先で死ぬ。商人も客主に属したらそこが自分の家だ。なぜ出ていくんだよ!」
「兄貴。千家客主が潰れたうえに松坡馬房(ソンパマバン)が潰れるなんてダメだ。そう思うだろ?」
「ボンサム。これを。旅費にしろ。」
チェ・ドリは一枚の銅銭をボンサムに渡しました。
「兄貴。はははははは。牛の匂いだ。元気でな。じゃあ。」
ボンサムは去りました。
「俺も行きたい。クッパにはカクテギが付きものなのに。ボンサム〜!」
チェ・ドリは哀しみました。

行商人の身なりをしたチョン・ボンサムは誰もいない街道をしばらく走ると立ち止まりました。ボンサムはソン・マンチの激しい嫉妬心を思い出してため息をつきました。

チョ・ソンジュンの部屋。
ソン・マンチは興奮して眠れずにいました。
「後継者は誰だと!こんな馬房(マバン)、ぶっつぶしてやる!もう義兄弟じゃない。馬房なんか潰れちまえ!こんな馬房!」
眠っているチョ・ソンジュの襟首を掴むとあたりをまさぐりはじめました。
ソン・マンチは箪笥の鍵を外すと証文を手にしました。
「マンチ。何してるの?」
パングムが現れました。
「これは松坡馬房(ソンパマバン)の権利書だろ?」
「何してるの?」
「これだ。馬房(マバン)の権利書だ。これは俺が持って行く。」
「マンチや?」
「おお。そうだ。お前も俺のものだ。」
「それを返しなさい。」
パングムが言うと、ソン・マンチはパングムの腹を殴ってパングムを誘拐しました。

夜明け前。
チョ・ソンジュンは事態に気が付きました。

草木が茂る道。
「おろしてよ!」
パングムは暴れました。
「あ〜っ。俺は豚の肉じゃない。近寄るな。」
マンチはパングムを降ろしました。
「帰ろう。」
「嫌だ。帰らない。」
「男は犬か子どもかというけどアンタはどっちなの?」
「確かに以前の俺は子どもだった。だが今からは犬として生きる!」
「そう。勝手になさい!犬死したって知らないから。」
パングムは家に向かいました。
「パングム!帰るな!馬房(マバン)にはボンサムがいる!俺には誰もいない。パングム。俺を置いてかないでくれ!俺にはお前しかいない!お前は俺の女房になるはずだったんだ!」
マンチが言うとパングムは立ち止まりました。

回想シーン。
「これで俺たちも馬房(マバン)を構えられるな。」
ソン・マンチは言いました。
「内のことはパングムに任せればいい。」
チョ・ソンジュンは言いました。
「私は大歓迎よ。汗にまみれて旅するのも道中で虫に噛まれるのも嫌なの。」
パングムは言いました。
「愚痴を言うなよ。酒がまずくなる。」
マンチは言いました。
「ちがうの。私も一人の女として平凡に生きたいって意味なの。」
「ああそうか。ははははは。」
「母親の形見はこれだけだ。」
チョ・ソンジュンはパングムに簪を置きました。ソン・マンチはパングムに渡そうと思っていた宝飾品を腹の中に隠しました。

「来なさい。」
パングムはソン・マンチを塀の外に連れ出しました。
「兄貴が誤解するぞ。」
「それでいいの?あなたはどう思ってるの?」
「何が?」
「あの人私に結婚を申し込んだのよ。どう思う?」
「結婚はお前と合気の問題だ。俺に何の問題が?」
「私はあんたの気持ちが知りたいの。私がチョ・ソンジュンと結婚しても?」
「アイゴ。義姉さん。今までの苦労が報われたな。これからは松坡馬房(ソンパマバン)の奥様だ。ぜいたくできるぞ。いいね。いいね。」
ソン・マンチが言うとパングムはマンチの頬を叩きました。
「義姉さん。けじめをつけろ。義姉さんが義弟を叩いたら兄貴が誤解するぞ。」
マンチは優しくパングムに言いました。
パングムは泣きながらマンチの頬を叩きました。

「どうしろというのよ!あんたはどうしろと!」
パングムはマンチに向かって叫びました。

ある日の義州(ウィジュ)の船着き場。
「兄貴。休みましょう。」
ケトンはキル・ソゲに言いました。キル・ソゲも大きな荷物を背負いへとへとに疲れていました。同じ船から出て来たソホン(チョン・ソレ)はキル・ソゲに気づきました。

義州の市場。
チョン・ボンサムはゆで一包み買いました。
「もう考えないようにしよう。マンチとあの人は大丈夫だろう。喧嘩したことなんか忘れて俺がいなくてもうまくやってくさ!あ〜石みたいに硬いぞ。他のをくれ。」
チョン・ボンサムは茹で卵を返品し別の茹で卵を貰いました。

松坡馬房(ソンパマバン)。
「兄貴。皆仕事が手に尽きません。もう五日ですよ。帰ってくる気がないんです。」
ワンバルたちは庭に並んでチョ・ソンジュンの判断を仰ぎました。
「客主の働き手は八十七人です。もし馬房(マバン)が潰れたら働き手の家族を含め四百人が路頭に迷います。」
チェ・ドリは言いました。
「兄貴。もっと恐ろしいのは噂が立つことです。我々馬房(マバン)に牛を預けている者や米や餌を納める者が黙ってません。おそらく今すぐ金を支払えと押しかけます。」
ワンバルは言いました。
「ワンバル。チェ・ドリ。私は京畿道の任房(イムバン、商人の自治組織)へ行く。お前たちも付いて来い。」
チョ・ソンジュンは言いました。
「え?檄文を書いて追っ手を向けろと?」
ワンバルたちは戸惑いました。
「それはサバン様(ソン・マンチ)を殺すということじゃないですか?」
チェ・ドリは言いました。

宿屋。
パングムは部屋で横になって休んでいました。
「帰るわけでもなく、俺に抱かれるわけでもない。お前は何しについて来た!」
ソン・マンチはパングムに怒鳴りました。
パングムは起き上がるとマンチの頭を殴りました。
「叩くな!俺は死んでも馬房に戻らねえ!」
「あ〜。」
パングムは呆れました。
「ソンジュン兄貴に頭を下げ、ボンサムの下で働くくらいなら豆腐の角に頭をぶつけて死んだほうがマシだ!」
「そうかい。なら最期まで付き合ってやる。どうなっても知らないから。お前さん、立て!」
「まずはメシを食ってからだ。」
「行け!江景(カンギョン)のキム・ハクチュンに会え!」
「どういう意味だ。なぜ俺がキム・ハクチュンなんかに!」
マンチは飯を吹き出しました。
「あんたが盗んだ馬房(マバン)の権利書を誰が買ってくれるというの?金に換えてくれるのはキム・ハクチュンだけだよ。行くよ。」

任房。
「うちの松坡馬房(ソンパマバン)から逃亡した者がいる。捜してくれ!」
チョ・ソンジュンは組合員に打ち明け金を投げました。男は金を受け取りました。商人たちは連判状に署名しました。
「掟を破った者は到底許せぬ。我々は片時も休むことなく朝鮮全土に檄文を送り罪人ソン・マンチを見つけるのだ。見つけた者は各地の任房か、松坡馬房(ソンパマバン)に直ちに知らせるのだ!」
ソン・マンチは指名手配され行商人たちに人相書きが配られました。

辛家大客主(シンガテケクチュ)。
キム・ボヒョンとキム・ハクチュンが現れシン・ソクチュは手厚く客をもてなしました。キム・ボヒョンは兄の肩を叩くと仲直りできてよかったと嫌味を言いました。

キム・ボヒョンを筆頭としてシン・ソクチュ六牟塵(ユギジョン)の大行首(テヘンス)たちは部屋で話し合いました。ソン・ソクチュは閏月に備え六牟塵(ユギジョン)が喪服の麻を独占するため他の商人たちに麻の売買を禁止させると言いました。そこに遅れて現れた者がいて男は数年後に朝鮮一の馬房(マバン)になるはずの松坡馬房(ソンパマバン)のソン・マンチが女房と情を通じ店の権利書を持って逃げたという情報を持ってきました。シン・ソクチュは大喜びしました。キム・ボヒョンは兄を嫌悪しました。

義州の医員の家。
ソホンは輿から降りました。
「私を覚えておいでですか?」
ソホン(チョン・ソレ)が言うも、医員は何も覚えていませんでした。

ボンサムが見捨てられた山寺。
「爺さん。久しぶりだな。ボンサムだ。元気だったか?あの時命を救ってくれたから礼を持ってきた。うまいぞ。さあ。爺さん。もしかして、チョン・ソレが来なかったか?姉さんが俺を捜しに来たはずだ。召し上がれ。」
ボンサムは仏像に向かって話しかけゆで卵を供えました。

回想シーン。
「ボンサム。行かなくちゃ。必ず迎えに来るからね。ごめんねボンサム。」
チョン・ソレは泣きながらボンサムにゆで卵を握らせました。

「・・・・・・。アイゴ。正直、あのとき全部聞いてたんだ。行かないでと心の中で言ったが姉さんは俺を置き去りにして言っちまった。チョン・ソレ!約束を守れ!俺を迎えに来るんだろ?なぜ姿を見せない!日々の暮らしに追われ、来られないのかな。」
ボンサムはゆで卵を食べました。

義州の医員。
「あの時弟は八歳。病になりました。病が広がるのを恐れ医員は私とボンサムをお堂に置き去りにしました。そして私は弟を、置き去りにして山を降りました。でも弟は言居てます。半年後に調べさせたところ、お堂で死んだ子はいませんでした。最近知りましたが、当時この家に子どもがいたそうですね。その子は、誰ですか?弟のボンサムを育てたのでは?」
ソホン(チョン・ソレ)は老いた医員に言いました。
「ボンサム・・・ボンサム・・・ボンサム!奴がどこにいるか知ってる!」
医員は言いました。

市場。
「白魚の塩辛です!イカの塩辛もあります!」
露天商の男が言うと、ケトンは塩辛を味わいました。
「すごく旨いな。元山の塩辛より旨いだろ。あ〜ん。あ〜ん。」
ケトンはキル・ソゲにも塩辛を食べさせました。
「あ〜ん。もぐもぐ。」
キル・ソレは塩辛を食べました。
「味見はほどほどにしてくれ。たらふく食われちゃ困る。」
店主は言いました。
「そんなこと言うな。大量に買ったんだ!それくらいいいだろ!江景(カンギョン)の商人は細かいことは言わぬぞ!」
ケトンは露天商に言いました。キル・ソゲは江景(カンギョン)の商人という言葉に反応しました。

ボンサムが捨てられたお堂の前。
「あ〜重い。クソ暑いわ・・・。」
ケトンは柵の外に出ました。
「休もう。薄味だが傷まないか?」
「千家客主(チョンガケクチュ)元行首チェ・マクボ。ん?千家客主(チョンガケクチュ)主人チョン・オス。」
ケトンは石積みに刻まれた文字を読みました。キル・ソゲはケトンを払いのけて文字を見ました。
「どうなってる!何てことだ!(俺はここで一休みしようと思っただけだ。あんたが俺を読んだのか?チョン・ソレと結婚せずチョン・ボンサムを見捨てたことをあんたは責めるために呼んだんだろ!)」
キル・ソゲは激高しました。

お堂。
「ボンサムがここにいると?」
ソホンは医員に尋ねました。
「そうだ!そうだ!」
医員は答えました。
「ボンサム!ボンサム!」
ソホン(チョン・ソレ)はお堂の中に入りました。
「俺が連れて来たんだ。いないわけが・・・。ほら見て。ボンサムが毎日来てる。」
医員はソホンに嘘をつき供え物のゆで卵をソホンに見せました。ゆで卵は食べられて殻だけが残っていました。
「ボンサムとはどういう関係だ。薬代が未払いなんだ。」
医員はソホンにたかりました。
「え?しっかりしてください。今は医員だけが頼りです。私の弟を捜してください。」
「頼み事なら金を出せ。ボンサムは私の薬に小便をかけて逃げたんだ。」
医員は妙なことを言いだしました。
「奥様。この人は・・・(正気じゃない)。」
護衛のオ・ドゥッケは首を横に振りました。
「ボンサム。ボンサムはどこにいるの。私が会いに来たのよ。どこに行ったのボンサム。」
ソホン(チョン・ソレ)は泣きました。

お堂の外。
「医員様。ボンサムを救ったことは信じます。その御恩にどう報いればいいですか?」
ソホン(チョン・ソレ)のものに輿が迎えに来ました。
「奥様。」
オ・ドゥッケは輿の巾着を示しました。
ソホンは金を拒否しました。
「よい。キム・ハクチュンの金で恩返ししたくない。」
チョン・ソレは枝を折ると自らの髪に差し身に着けていた高価な簪を抜きました。
「医員様。私の母の、形見の簪です。ボンサムの結婚相手に渡すつもりでした。千家客主(チョンガケクチュ)の断絶からお救いになられた医員様の御恩は決して忘れません。」
チョン・ソレは医員に簪を渡しました。

キル・ソゲはチョン・ウスの最期を思い出してため息をつきました。
「何を考えてるんだ?」
ケトンは言いました。
「いつも硬くなった餅みたいな物が・・・。いや。ここに、ある人が引っ掛かって。飲み込むことも吐き出すこともできずにいる。この人ではない。娘のチョン・ソレだ。どうしているのやら。両班の家に雇われそこの女主人に意地悪されて泣きながら暮らしているんじゃないか。そんな気がした。父親の墓を建てるくらいなら酷い暮らしをしているわけじゃない。安心した。」
キル・ソゲは言いました。
「兄貴は六牟塵(ユギジョン)の大行首(テヘンス)になれる。大行首(テヘンス)がどれだけ偉いか知らないが、なれるさ六牟塵(ユギジョン)の大行首(テヘンス)に。」
ケトンは言いました。
「行こう。日が暮れる。」

感想

客主8話の感想です。いよいよ話が大きく動き出しましたね。パングムはソン・マンチのことがそれほど嫌じゃなかったのに、なぜチョ・ソンジュンと結婚しちゃったのでしょうね。チョ・ソンジュンは人の心の読めない堅物ですね。一方的にボンサムを跡継ぎにすると言ったり、ソン・マンチのボンサムへの殺意に等しい嫉妬心に無関心だったり、何より心を寄せている女性の気持ちもチンプンカンプンで、一体どういうことですか。ソン・マンチは本物のバカだとして、チョ・ソンジュンは経営者として義理堅いところもあるのでマンチほど馬鹿じゃないのにドラマの設定とはいえ不思議です!ソンジュンは妻の気持ちもわからないのにどうして妻と一緒にいるの?いる意味あるの?と思えて気ます。

ソン・マンチは本当に悪い奴ですね。ボンサムという我が子ほど年の離れた子どもに殺意を抱くなんて異常です。頭おかしいですね(笑)なんて酷いキャラなんだろう。その過激さが視聴者を刺激して楽しませるという役割になっています。

シン・ソクチュはキム・ハクチュンの上を行く汚い男ですが、表面的には朝鮮の紳士を演じています。キム・ボヒョンも同系統の紳士なのでソクチュとは馬が合うのではないかと思います。キム・ハクチュンは自分の醜さを隠そうともしない正直者の悪党だと言えましょう。

そしてチョン・ソレが墓を建てたと察知したキル・ソゲ。キル・ソゲにも一応は人情みたいなものが備わっているようでウスとの約束を果たせず心が痛いと苦しんでいました。その様子を冷たく見守るケトンという女性は一体何者なんでしょうね。ただの犬のクソなのでしょうか、それとも、何かいわくつきの女性なのか、まだ謎です。

続きが愉しみです。

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