貴人南氏(クィインナムシ)
ナム貴人こと貴人南氏(귀인 남씨)は成宗(ソンジョン)の側室です。暴君の燕山君に犯されたと伝えられています。宜寧南氏(ウィリョンナムシ、의령 남씨)のルーツは中国の汝南に遡ります。宜寧南氏は新羅に南敏(金忠)という人が帰化して景徳王から南という姓を賜りました。本貫は韓国の宜寧郡です。
貴人ナム氏は母方の祖先に孝寧大君(ヒョリョンテグン)という世宗(セジョン)大王のお兄さんがいます。貴人南氏は南忻(ナムフン)の娘です。
成宗の側室(後宮)となったのは1480年 (成宗11年)から1490年 (成宗21年)の間です。最初の位は淑儀(スギ)でした。成宗の死後、燕山君との姦淫は1506年に記録されています。
中宗(チュンジョン)の時代に貴人に昇格したと思われます。
1527年 (中宗22年)に司憲府の弾劾を受けました。朝鮮王朝実録 中宗59巻、22年にナム貴人に関する文書が記されています。
南貴人が王宮に居座れたのはハン・ミョンフェという世祖を王位に就け端宗(タンジョン)を廃位するに至った一等功臣
ナム貴人が登場するドラマ
- 師任堂(サイムダン)、色の日記
- 中宗(チュンジョン)を惑わす悪女として描かれています。
- 王と妃
- 終盤に少し登場しています。