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韓国ドラマ「王と私」の視聴感想 燕山君に仕えた尚膳キム・チョソンの活躍劇

王と私

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韓国ドラマ「王と私」の視聴感想です。このドラマは2007年から2008年に韓国で放送されました。廃妃尹氏(ペビユンシ)という女性を愛した内官キム・チョソン(金処善、オ・マンソク演)の物語です。キム・チョソンとユン・ソファ(尹素花、ク・ヘソン演)は幼馴染の間柄です。キム・チョソンは宮中に入った淑儀(スギ)ユン氏を守るために男の大事なところを自分で斬り落として内官というアレがない人になり宮中に入り成宗(ソンジョン)と燕山君(ヨンサングン、チョン・テウ演)に仕えます。ユン氏は成宗(コ・ジュウォン演)の側室となり燕山君を産みます。

キム・チョソンには敵の内官チョン・ハンス(アン・ジェモ演)がいて、ハンスがチョソンを陥れます。

ユン氏は王妃が亡くなると正室となるも陰謀に巻き込まれて、インス大妃とオム淑儀(のちの貴人)とチョン淑儀に意地悪されて、仁粋大妃の過干渉により堕落した成宗の顔を傷つけた罪で賜死します。

キム・チョソンは愛する廃妃尹氏への愛を貫くため燕山君に仕えます。他の者たちが怖れれ口を閉ざした中、ひとり何度も燕山君に諫言するも、燕山君に殺されます。

簡単なあらすじはこんな感じで、オ・マンソク演じるキム・チョソンの恋愛も仕事も真面目一徹なところが終始一貫しており、壮絶な人生とダメ上司の側近という絶体絶命の職場で貫く「愛と勇気と正義」がみどころです。

廃妃尹氏はク・ヘソンが愛らしい女性、尚且つ出産後は夫がオウドンと戯れるふしだらな態度にブチ切れる気の短い女性となっています。廃妃尹氏は首陽大君(スヤンテグン)こと世祖の正室貞熹王后(チョンヒワンフ)が後ろ盾です。

嫌な場面もなかったわけじゃありません。キム・チョソンが男のしるしを斬り落とす場面や、それを入れた六角壺を手に王を諫める場面など・・・普段見慣れぬ物を見てしまうと奇妙な感じがしました。

いわゆるバッドエンドのストーリーで、地獄さながらの環境の中、正しい道を行くキム・チョソンだけが唯一の善人として描かれています。

このドラマは主人公に感情移入や同情できるか、初期の廃妃尹氏を好きになれるかどうかで面白さが決まると思います。

このドラマには、たいへん愛らしい俳優さんが出ておられます。ク・ヘソンもかわいいですが、燕山君を演じるチャン・テウも可愛い人ですよ!

キム・チョソンは歴史によれば、世宗(セジョン)大王の時代から宮中で仕えていたとありますので、生まれた年は少なくとも1430年以前になるのではないかと思います。亡くなった年は1505年ですからキム・チョソンは70歳以上生きていたのではないかと思います。1455年に廃妃尹氏が生まれましたので、ユン氏とキム・チョソンの年齢差は25歳くらいあったのではないかと思います。仮に廃妃尹氏が16歳の乙女の時にキム・チョソンは41歳くらいでなければ史実と一致せずおかしいということになります。ドラマではこうした史実を無視しているので、ファンタジーと思って視聴しましょう。

王の私のレビュー

  • 陰湿度★★★★★★
  • 嫉妬★★★★★★
  • 心の闇★★★★★★
  • イケメン★★★★
  • 美女★★★★

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