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輝くか、狂うか23話のあらすじと感想: シンユルが衰弱してワン・ソは最後の手段に! 빛나거나 미치거나


輝くか、狂うか23話

輝くか、狂うか

あらすじ

再会

ワン・ソは兵士に殴る蹴るの暴行を受けていた役夫を見かねてワン・プンらの前で名乗り出ました。ワン・ソは皇帝の民に手を出すな、民は俺が守ると言いました。
「捕らえろ。捕役官(ポヨククァン)を殺した犯人だ。奴を捕らえた者には報奨金を与える!」
ワン・プンは命じると、兵士たちはいっせいに刀を抜きました。
「私は、この国高麗を建国した太祖陛下の皇子、ワン・ソだ。これからは私が直接お前たちを守る。私が、お前たちの主人だ!」
ワン・ソは叫びました。
ウンチョンとキルボクは皇子の周りに侍り、王昭(ワン・ソ)を引き立てました。
「や~!」
王昭(ワン・ソ)は兵士に斬りかかりました。キルボクは王昭(ワン・ソ)を抱きかかえて引き下がらせました。
「いけません!開京(ケギョン)に戻り、執政を止めねばなりません!」
ウンチョンが代わりに敵の刀を受け止めました。
キルボクは王昭(ワン・ソ)に逃げようと言いました。
「皇帝陛下の民だ!執政の物ではない!」
王昭(ワン・ソ)は戦おうとしましたが、役夫たちが皇子様の帰りを待っているので行ってくださいと、ワン・ソを止めました。
「ワン・ソ殿下をお守りするのだー!」
役夫(出立前に婚礼した男)は民に同調を求めした。
役夫たちはその気になってワン・シンニョムの兵士と戦いました。
「生きるのだ。必ず戻る。必ずお前たちを家族のもとへ帰してやる!ゆえに、生き延びよ。ウンチョーン!」
王昭(ワン・ソ)は役夫たちに言いました。
出立前に婚礼した役夫がワン・ソ殿下をお守りしようと仲間たちに言うと、役夫たちは農具を構え、王昭(ワン・ソ)の盾となりました。
兵士たちは民を蹴り倒しました。


林。
王昭(ワン・ソ)はウンチョンとキルボクと一緒に休憩していました。ウンチョンは左の道が閉鎖されているので右へ行こうと言いました。キルボクは左に地元の人に教えて貰った秘密の抜け道があると言いました。ワン・ソとウンチョンはキルボクの話を無視して先に行きました。

西京。
兵士に暴行を受けていた役夫は知り合いの兵士に話しかけました。兵士は生きるためには執政の兵になるしかなかったと言いました。結婚した役夫は兵士にワン・ソから受けた恩について兵士に打ち明けました。役夫は兵士にワン・ソ殿下が早衣仙人(チョイソニン)の首長で豪族と戦うためにの太祖(テジョ)陛下の秘密武士(ピミルムサ)であることを教えました。兵士は話に興味が湧きました。知り合いの兵士は役夫に鍵を渡して殺される前に逃げるように言いました。二人の役夫は開京(ケギョン)に向かいました。

林。
キルボクを置いてきた王昭(ワン・ソ)はワン執政が開京(ケギョン)で暴動を起こし、パク・スルが青海村(チョンヘマウル)に出入りしていることについてウンチョンと話し会いました。
「青海商団の副団長が渤海の公主で、青海村に渤海の流民がいる。もしかしたら、ワン執政は青海村に暴動を起こさせそれを鎮圧するために西京の私兵を開京(ケギョン)に進軍させるかもしれない。ワン執政の間者が青海村に潜んでいるかもしれぬ。開京(ケギョン)に着いたらお前は青海村へ行き、その者らを必ず見つけ出せ。ケボンは、無事だろうか?」
ワン・ソは言いました。

隠れ家。
シンユルは病床に伏していました。ペンミョは部屋を暖め煎じ薬を作りました。シンユルは薬が飲めないほど衰弱していました。そこに名医が現れシンンユルを脈診して首を横に振りました。

隠れ家の外。
ワン・ウクは名医に薬剤を渡すと必要な物は無いか尋ねました。医者は気力が無くなり薬を飲み込めない状態だと説明しました。
「食べ物も薬も飲めないのに、どうして耐えているのだ?」
「・・・。ご回復の兆候がなければ、最後をご覚悟なされたほうがよいかと。ゆえに、今日はお姿を見せてさしあげてください。いつも薬草を届けにいらして帰られるので。」

隠れ家の中。
シンユルは上体を起こしました。
「お嬢様。ワン・ソ殿下にお会いできれば元気になりますか?」
ペンミョは尋ねました。
「私はこんな姿は見せたくない。それに、私は死んだことになっている。ソ・ソ兄者は私が死んでると思わせないと。必ず。そうすれば前に進める。そうすれば皇帝になれる。天下をあげると約束したのに、私が邪魔をしてはダメ。絶えないと。あの人も耐えているから。」
シンユルは言いました。

ワン・ウクは小屋の外でシンユルとペンミョの話を聞いていました。


夜の黄州家。
ヨウォン公主は戻って来たチョンオクからワン・ソからの連絡を伝えました。ワン執政の計画を知ったヨウォン公主は、開京(ケギョン)派の豪族の力だけではワン・シンニョムの私兵に太刀打ちできないので中間派の豪族を説得しなければならないと言いました。
「それから、殿下はご無事です。」
「無事で当然だ。今は自身を守れなければ人は誰も従わないのだ。」

青海村。
パク・スルは町民の振りをしている男と女に噂を流すように指示を出しました。

黄州家。
「ワン執政が、皇帝を操るだけでは飽き足らぬとわかっていたが、かように時が早く来るとは。」
ヨウォン公主はつぶやきました。

青海村。
パク・スルから話を聞いた男女の間者は人々を集めてシンユルの位牌を祀り、副団長が無残にも暗殺されたと泣き始めました。男は敵が渤海人を皆殺しにするつもりだと騒ぎました。

その夜に、村の女性が覆面姿の赤装束の男二人に斬り殺されました。

翌日、青海村の人々は死んだ村人を見ておいおいと泣きました。

パク・スルの間者の女は「次は私たちが殺される番よ」と騒ぎ立てました。男は皇帝が渤海人を虐殺しようとしているので「我々が力を合わせて戦おう!」と言いました。

渤海村の人々は噂を信じて奮起しました。


夜の青海商団。
到着した王昭(ワン・ソ)は喪中の張り紙を見て門を開けようとしました。
「ケボンぁ~!ケボンぁ~!ケボンぁ~!」
王昭(ワン・ソ)は扉を押してこじ開けました。

商団の部屋。
ワン・ウクはシンユルの容態をカンミョンとヤン・ギュダルとキョンに話しました。ヤン・ギュダルは効果が無い治療を続けるよりも、家族として商団で最後を迎えさせてあげようと言いました。ワン・ウクは希望を捨てておらず、シンユルも耐えると言っていたことを話しました。

「ケボンぁ~!ケボンぁ~!」
王昭(ワン・ソ)が部屋に入って来ました。
皆は驚いて立ち上がり、カンミョンは皇子に礼をしました。
ワン・ソは「喪中とはどういうことだ?カンミョン。副団長はどこだ?ケボンぁ~!ケボンぁ~!どうして黙っている。何とか言ってくれよ!団長。ケボンはどこにいるんだ?」と一人で騒ぎ始めました。
「ふ・・・ふ・・・副団長は実は・・・。」
正直者のヤン・ギュダルが口を開きかけました。
「実は就寝中に間者に襲われました。ワン執政の間者です。」
カンミョンが答えました。
「アハハハハハ!。お前さん、そんなはずがない。違うと言ってくれ。お前が守ると言ってたくせに。俺をからかっているのだろお前ら。ケボンは今どこかに隠れているんだな。まったく。ケボンぁ~!ケボンぁ~!今すぐ出て来いケボンぁ~!ケボンがどこにいるのか教えてくれ。ケボンはどこにいる。」
ワン・ソは泣きだしました。
「既に葬儀を終え、火葬しました。」
カンミョンは言いました。
ワン・ウクとキョンは黙って見守っていました。
ヤン・ギュダルも固い表情で言いたい気持ちを耐えていました。
ワン・ソは突然刀を抜くと、ヤン・ギュダルは驚きました。
「今夜ワン執政を殺してやる。」
ワン・ソは言いました。
「兄上!」
ワン・ウクがワン・ソの前に立ちました。
「あ奴を苦しめて無残に殺してやる。」
ワン・ソは涙を流しながら、部屋から出て行こうとしました。
ワン・ウクとカンミョンとキョンはワン・ソを抱えて引き止めました。


シンユルの部屋。
ヤン・ギュダルはワン・ソをシンユルの部屋に案内して茶を用意しに戻りました。
「ケボンぁ。今どこにいるのだ?本当に死んだのか?お前の名前はシンユルというのか。お前をユルと呼んだことがなかったな。」
ワン・ソはつぶやくと、ベッドに何の被害の痕跡もなく侍女のペンミョがいないことに気が付きました。ワン・ソは戸棚を開けて木箱の中に入っている蝶のお守りを見つけました。
「なぜここにある。間者に襲われたなら、首に掛けたまま死んで火葬の時に燃やされたはず。生きている。生きているん。そうだ。生きているんだ。」
ワン・ソは気が付きました。

ワン・ソはヤン・ギュダルを部屋に押し込みました。部屋には縄で縛られ口を封じられているキョンがいました。
「白状したぞ。ケボンは生きているんだろ。ケボンとペンミョはどこだ。」
ワン・ソはヤン・ギュダルに尋ねました。
「どうして話すんだ!」
ヤン・ギュダルは自ら白状してしまいました。キョンは首を横に振って自白していないことを訴えました。
「おいヤン団長。ケボンはどこだ。」
ワン・ソは言いました。
「殿下。何があったかといいますと・・・。」
ヤン・ギュダルは話し始めました。キョンはジタバタしてヤン・ギュダルに話さないように訴えましたが・・・。

別の部屋。
ワン・ソはカンミョンに会い、ワン・ウクの居場所を尋ねました。
カンミョンは宿にいると答えました。
「ペンミョに会いにいくので必要な物を準備しろ」
ワン・ソは言いました。

驚いたカンミョンはヤン・ギュダルとキョンのいる部屋に駆け付けました。ヤン・ギュダルはバレてしまったと言いました。キョンは「俺は黙っていたのに団長が・・・」とヤン・ギュダルを睨みました。
「バレたと思って俺が話しちまった・・・。」
ヤン・ギュダルは申し訳なさそうにしました。
「団長殿!」
カンミョンは怒りました。

商団の酒場。
ワン・ウクは手酌で酒を飲んでいました。ワン・ウクはシンユルがワン・ソに会えば気力が出るかもしれないと考えていました。そしてワン・ソの狂暴さを止められるのもシンユルしかいないと思っていました。そこに、兄のワン・ソが現れました。
「あの子を守り、執政を騙し、国婚を破棄するために死んだことにしたのだな。礼を言いたい。これからは俺がお前の分も背負う。これからは俺が背負うべき、俺とあの子の問題だ。あの子が生きていると言わなかったのは、あの子の願いとわかっている。だがわかってる。あの人は俺を待っている。ケボンは、どこにいるのだ?」
ワン・ソはワン・ウクに尋ねました。
ワン・ウクは酒を一杯飲むとため息をつきました。
「副団長は兄上に会いたくない理由を言いました。病気で衰弱した姿を兄者に見られたくない。兄者の、邪魔をしたくないと。しかしその言葉はすべて、私にはこう聞こえました。会いたいです。会いたいです。会いたいです。副団長の居場所です。」
ワン・ウクは紙をワン・ソに見せました。
「礼を言う。」
ワン・ソは行こうとしました。
「以前の副団長とは違います。心の準備をしてください。」
ワン・ウクは言いました。
「かまわない。生きていれさえいれば。」
ワン・ソは去りました。
「兄上が行くから、少し待ってくれ。副団長。これからはそなたを助けるのは私ではなく、ソ兄上だ。」
ワン・ウクは酒を注いで飲みました。


日中の便殿(ピョンジョン)。
「千年高麗(チョンニョンコリョ)のためにワン・ソに禅位(ソニ)せよ。はっはっは。はっはっは。教えてくれ。父上にとって私や兄上はソの道具であったか?」
ワン・ジョンはチュ・ジモンに尋ねました。
「太祖(テジョ)陛下はいつも、この国高麗の未来を考えておられました。」
チュ・ジモンは答えました。
「わかっている。ワン執政を打倒して、新しい世の中を切り開く者が必要だったと。父上の判断が正しいことも。だが心が痛い。」
ワン・ジョンは言いました。
「陛下。」
チュ・ジモンはワン・ジョンの心中を察しました。

街。
「控えおろ~執政様のお通りだ。」
私兵が民を圧迫していました。
そこに武装したワン・ソが早衣仙人(チョイソニン)の兵士を率いて現れました。
「久しぶりですな。ワン・ソ殿下。もはや早衣仙人(チョイソニン)の首長であることをお隠しにならないのですね。皇子殿下が盗賊たちの首長(スジャン)だとは!」
ワン・シンニョムはワン・ソに言いました。
「民から食糧や物資を奪い、私兵に配っている執政こそ盗賊ではないのか?」
ワン・ソは言いました。
「西京(ソギョン)で徴集された者を利用して逃げて来たのですね。開京(ケギョン)で何をするつもりですか?」
「俺が開京(ケギョン)にいない間に執政が暴れていると聞いて成敗しに来たのだ。最後に執政に一つ尋ねる。青海副団長を、どうして殺したのだ!」
「はっはっは。死んだと聞いたが役に立たぬ女を殺すような無駄な事を私がするわけがない。」
「必ず罪を償ってもらう。民の前で約束する。私ワン・ソはワン執政を倒し千年高麗を実現する!その日を待っていてください執政。」
ワン・ソは刀を下ろして引き下がりました。

ワン・シンニョムの家。
「ワン・ソ!ワン・ソ!ワン・ソ!奴め!私の邪魔をするとは。プンに伝えろ。西京(ソギョン)の兵を密かに動かし開京(ケギョン)の近くで待機させろと。青海村は?」
ワン・シンニョムはパク・スルに命じました。
パク・スルは青海村の民は動揺していると答えました。
ワン・シンニョムは青海村の民を暴徒に仕立てて、鎮圧の名目で西京の軍を開京(ケギョン)の青海村に派遣した後に皇宮を目指すと言いました。
「私が、皇帝になる。」

夜の森。
「お前たちは、もう秘密武士ではない。民を救いこの高麗を救うために、私を共に戦う勇敢な武士なのだ!逆徒のワン執政を必ず討ち取り千年高麗の礎を、必ず築かねばならぬ!わかったな!」
王昭(ワン・ソ)は早衣仙人(チョイソニン)たちの前で演説しました。


城壁。
ワン・プンはワン・ソを殺せずに戻って来た兵士を殴って怒りました。
ワン・プンは開京(ケギョン)への進軍を命じました。

青海村の郊外。
ワン・ソはウンチョンとチョンオクに村に入って間者を見つけるように命じました。
ワン・ソも村とシンユルの関係を調べてみると言いました。

黄州家。
「十数年前に、黄州家に間者を送ったのは私です。黄州家がワン・テ殿下を殺そうとしたと勘違いしたのです。」
ユ・ゴニュルはヨウォン公主に告白しました。
「昔の話です。もうよいのです。これからは過去ではなく未来を見るべきです。」
ヨウォン公主は言いました。
「私は、何をすればいいですか?」
「秘密裏に開京(ケギョン)に人を集めてください。」

数日後の黄州家。
ヨウォン公主の部屋にファンボ・ジェゴン、ユ・ゴニュル、二人の豪族の長が集まりました。
ヨウォン公主は長たちに私兵を開京(ケギョン)に集めるよう頼みました。

皇太后の部屋。
ヨウォン公主は皇太后の劉(ユ)氏にも近々戦が起きるので「中間派を取り込むために太后(テフ)陛下の名前を使わせてほしい」と言いました。
「私ごときの名前が役に立つなら使ってくれ。」
ユ氏は応じました。


日中の朝廷。
ヨウォン公主が中間派の豪族の長と部屋にいると、ワン・シンニョムがユ・モグォンとペク・チュンヒョンを引き連れて現れました。ヨウォン公主は三方に贈り物があるのだと笑顔で言いました。ワン・シンニョムもまた贈り物があると言いました。ワン・シンニョムが「私とどちらが勝っているか比べてみましょう」と言うと、三人はワン・シンニョムと視線を合わさないようにしました。
「まだ話しの途中なので、私が席を外しましょうか?」
ヨウォン公主は言いました。
「話をお続けください。数日後に来るとしましょう。」
ワン・シンニョムは帰りました。

ワン・シンニョムは「忠州(チュンジュ)家と黄州家には何もできぬ。これで準備は整ったのだから。」とユ・モグォンとペク・チュンヒョンに言いました。二人は新しい皇帝が決まったのか?と尋ねると、ワン執政はそうだと言いました。

ヨウォン公主は中間派の一人に不正取引の証拠を見せると同盟への参加を強要しました。

青海村。
人々は農機具を手に持ち警戒していました。そこに町人の身なりをしたウンチョンとチョンオクが「農具を買いに来ました」と現れました。男たちは二人を追い払いました。

ワン・ソは馬で駆けました。

隠れ家。
名医はシンユルとペンミョに渓谷に行き身を浸して強い冷気に身を浸して冷毒を追い出すしか道は無いと言いました。シンユルはそんなことをすれば死んでしまうと言いしたが医者はそれしかないと言いました。シンユルは目を閉じて耐えていました。

夜の隠れ家。
ワン・ソが到着しました。
「ケボンや。ワン・ソが来たぞ。入っていいか。」
ワン・ソは部屋の外から声を掛けました。
「だめ。だめ。お帰り下さい。ケボンはいません。」
シンユルは扉に鍵をかけました。
「ケボンがいないなら、副団長に会いましょう。」
「お願い。お帰り下さい。」
「お前の気持ちはわかってる。弱った姿を見せたくないのだろう。まったく。俺のことをわかってないな。ケボンがどんな姿でも、俺にとってはとても美しく愛おしい人だ。これからも、俺にとってはお前一人が、俺の愛する人だ。だからお前さん、姿を見たからといって俺が失望することはない。この扉があっても、俺にはお前の姿が見える。恐怖におびえながら、俺を待っている。俺のぬくもりを感じ、俺にだからねれ、愛を感じたがっているお前がわかる。この手で、すぐに涙をぬぐい、しっかり抱き締めさせてくれ。ケボン。この扉を開けたらお前が会いたがっている俺がいるぞ!お前と離れていた間、オレは毎日つらくて苦しかった。なのに、お前が目の前にいる今も、まだ俺の心を苦しめるのか。開けてくれ。ケボン。すぐに扉を開けるのだお前さん。」
ワン・ソは涙を流して言いました。
シンユルは弱った手で扉を開けました。


(対面シーン)

シンユルはゆっくりと外に出て来てワン・ソに抱き着きました。
「そうだ・・・。そうだ・・・。」
ワン・ソはシンユルを抱きました。
シンユルは安心したように泣きました。

ワン・ウクの部屋。
ワン・ウクは青海商団から買った青色の皿の文字を指でなぞりながらシンユルのことを思い出して涙ぐみました。
「これでもう、そなたのことを心配しなくて済む・・・。」

隠れ家。
ワン・ソはシンユルに煎じ薬を飲ませてあげました。シンユルは薬を飲み干しました。医者は荒治療の決断をシンユルに求めました。
「ある時間、渓谷の川に身を浸した後に体を温める薬を飲むことを繰り返すのです。」
医者は言いました。
ペンミョは心配そうに荒治療で死んだ男の人がたくさんいると言いました。
ワン・ソはシンユルの手を握りました。
「俺と一緒に行こう。一人で冷たい川に入らせるわけにはいかぬ。俺も入る。そうすれば耐えられるだろう。」
ワン・ソは言いました。
「いけません。健康な男でも危険なのに。」
シンユルは言いました。
「死ぬ時も一緒だ。生きるときも、死ぬときも、俺はお前と一緒だ。」
ワン・ソは言いました。

真夜中の渓谷。
「生きよう。よし。沈めるぞ。大丈夫だ。大丈夫だ。大丈夫だ。」
ワン・ソはシンユルを抱きかかえて滝つぼに身を沈めました。
ワン・ソは凍えるシンユルから目を離しませんでした。
シンユルはとうとう腕に力が抜けてしまいました。
「ケボンぁ。ケボンぁ。ケボンぁ目を開けろ。ユル。ユル。俺はお前を愛してるユルぁ。ユルやそなたしっかりしろ。ユル。ユルぁ。」
ワン・ソはシンユルに口づけをしました。
シンユルは目を開けませんでした。

感想

韓国ドラマ「輝くか、狂うか」23話の感想です。可哀そうなことに、シンユルが死んでしまったのでしょうか?戦いの最中だというのに、ワン・ソはシンユルと二人きり。普通に考えたら、ワン・ソも狙われているのに、やはりウンチョンたちが厳重に警備しているのでしょうか(笑)

ワン・ウクはシンユルに貰ったおまじないを、自分で自分に掛けてみました。ワン・ウクはひとまわり成長してオジサン、いえ、オトナの男性に成長できましたね。

あとはワン・ソとワン・シンニョムの決戦だけです。

最終回が気になります。

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