輝くか、狂うか21話
あらすじ
引き返せない二人
ヤン・シンユルは国婚で王旭(ワン・ウク)皇子と婚礼を挙げることになりました。シンユルは服を着替えながら王昭(ワン・ソ)皇子との婚礼を思い出して涙ぐみました。
黄州家。
王旭(ワン・ウク)はファンボ・ジェゴンとヨウォン公主に商団に婿入りする意思を表明しました。ファンボ・ジェゴンは皇帝になる意欲をなくし、ヤン家の家に入籍するウクに怒って帰りました。ワン・ウクは姉のヨウォン公主に「高麗一の名医ご存じの姉上なら、冷毒を治療できる医員を捜せるはずです」と頼みました。
ワン・シンニョムの家。
ワン・シンニョムは息子のワン・プンに「ワン・ウクが出て来なければすべてが思い通りになったのに。三兄弟が手を結び私を裏切るとは。ヨウォン公主まで・・・。」と言って笑いながら次の策を考えました。ワン・シンニョムは豪族の長が皇帝になるべきだと、息子が皇帝になり平壌(ピョンヤン)城に入宮することを思いつきました。ワン・プンもやる気を出しました。
「豪族のために非常態勢の徴集令を発布しよう。」
日中の便殿。
ワン・シンニョムは皇帝不在のまま勝手に会議を開き、徴集令を出して16歳から60歳までの役夫(えきふ)を集める宣旨を出しました。
青海商団。
シンユルたちは集まっていました。ペンミョはウク皇子を迎える部屋を用意したと言いました。そこにキョンが部屋に入って来て人参(インサム)が届いたと報告しました。
シンユルたちが庭に出ると、王旭(ワン・ウク)皇子が「人参です。これから義兄になる人ですからご挨拶いたします。」とヤン・ギュダルに礼をしました。ヤン・ギュダルは返事のやり方に戸惑いました。
シンユルの部屋。
王旭(ワン・ウク)はシンユルの体調を心配していました。
「青海商団を立て直さねばならぬ。行こう。」
王旭(ワン・ウク)はシンユルを食堂に連れて行きました。
商団の酒場。
王旭(ワン・ウク)は何日も食べていないというシンユルに食事を食べるよう促しました。
「私が見届けるまで席を立ってはならぬぞ。」
ワン・ウクはペンミョに視線を送ると、ペンミョと侍女は去りました。
カンミョンとギュダルは二人を見守っていました。
ワン・シンニョムの隠し部屋。
ワン・シンニョムはワン・ソに逃亡した労働者を捕まえる任務を与えるとワン・プンに言いました。ワン・プンはワン・ソを監視する者をつけると言いました。ワン・シンニョムはワン・ウクを監視するようセウォンに命じました。
役所。
ワン・プンはワン・ソと兵士に逃亡した役夫を毎日二十人ずつ捕まえるように命じました。
「わかりましたか?殿下。」
ワン・プンは言いましたがワン・ソは返事をしませんでした。
街。
王昭(ワン・ソ)は密かにウンチョンに合図を送りました。
婚礼衣装を着ている役夫が捕まり、婚礼の服を身に付けている夫人が泣いていました。
「待たれよ。徴収から逃亡した者か?」
王昭(ワン・ソ)は兵士にたずねました。
捕まった男は婚礼を挙げた後に行くつもりだったと言い訳しました。
王昭(ワン・ソ)は役夫に婚礼を挙げて床入りを果たしたら翌日この場に来るように言いました。
民家。
役夫は夫人と婚礼を挙げました。お母さんは泣いていました。
「奴婢になれば平壌(ピョンヤン)に行かずに一緒に暮らせるのに。この国は豪族と奴婢だけの国になってしまった。」
見物していたおばさんたちは男が都からいなくなり、奴婢だけが残った現状を悲しみました。
青海商団。
王旭(ワン・ウク)はシンユルとギュダルがインドの商人と商団しているところを見守っていました。
シンユルは自分がいなくなった時のために兄のギュダルにインドの商人との仕事を頼もうとしました。ヤン・ギュダルは「ちょっと寝て来る」と怠けもののふりをして部屋に戻りました。シンユルが倒れそうになると、ワン・ウクが現れシンユルの体を支えてあげました。その様子をセウォンが遠くから見守っていました。シンユルは「早く仕事に戻らねば」と言って戻りました。
ワン・ウクは隠れていたセウォンに声を掛けました。セウォンは正直にそうだと答えました。ワン・ウクは「お前の妹をどう思う?私が思うにつらそうだ。すべてにおいて、とてもつらそうだ」とセウォンに話しかけました。
夜の皇太后の部屋。
チュ・ジモンは王昭(ワン・ソ)か王旭(ワン・ウク)のどちらか死ぬか去るかしなければならない運命で黄州家と手を組む時期だと皇太后の劉(ユ)氏に説明しました。
黄州家。
「今なんとおっしゃいましたか?忠州(チュンジュ)家と手を組めとおっしゃるのですか?王旭(ワン・ウク)殿下を殺そうとした忠州(チュンジュ)家と?」
ファンボ・ジェゴンはヨウォン公主から同盟の話を聞いて驚きました。
「それが黄州家の生きる道です。青銅鏡が太祖(テジョ)陛下暗殺の、証拠というのはすべて事実です。また、その証拠捜しに、私が協力しました。これでワン執政は強気で攻めてくるでしょう。それがどんな策かわかりませんが、食い止めるには忠州(チュンジュ)家と黄州家が手を組まねばなりません。万一ワン執政を止められたら王昭(ワン・ソ)殿下は皇帝陛下になり、私は、皇后になれます。これが、わたしが婚礼を受けた理由です。これで、黄州家が権力の中心に残るただ一つの道は、私が皇后になることしかありません。手を結ぶのです。忠州(チュンジュ)家と。」
ヨウォン公主は目を輝かせて言いました。
日中の皇宮。
ファン・ボジェゴンは忠州(チュンジュ)家のユ・グォニュルと接触しました。
ワン・シンニョムの秘密部屋。
「黄州家が裏切ることはわかっていた。待つのだ。もうじき高麗の本当の豪族の国が生まれる。」
ワン・シンニョムはユ・モグォンとペク・チュンヒョンに言いました。
青海商団。
シンユルは「奴婢を買った帳簿が無い」とカンミョンに言いました。
酒場。
王昭(ワン・ソ)は兵士から白い目で見られながら一人で食事を食べていました。そこに変装したウンチョンが現れワン・プンが王昭(ワン・ソ)の部下のチョンオクに夢中であることと、ユ・モグォンらがワン・シンニョムと共に忠州(チュンジュ)家と黄州家(ファンジュガ)を警戒して何か企んでいることを報告しました。ワン・ソは代わりの皇帝が誰かを突き止めるようウンチョンに命じました。ワン・ソは目の前を通ったペンミョとキョンがパク・スルに尾行されていることに気づき、ウンチョンに誰が尾行しているのか突き止めるよう命じました。
街。
ウンチョンは間者の後を尾行しました。
青海村の隠れ里。
ペンミョとキョンは村の女性(渤海国の宮女)に会いました。
街。
パク・スルは別の間者と合流し、盗んだ奴婢帳簿に何かを書き込みました。
ウンチョンはその様子を監視していました。
ワン・シンニョムの隠れ家。
パク・スルはワン・シンニョムに、シンユルが渤海(パレヘ)の公主であることを報告しました。
「亡国の公主。プンや。もうじき青海村は謀反の本拠地となる。亡国の公主が渤海の再興を企てて作った村。私がそのように仕立ててやるのだ。」
青海村(チョンヘマウル)。
ペンミョとキョンが帰りました。ウンチョンは元宮女に会って「公主様」について尋ねました。宮女はお姫様のことを褒めると「輝く運命」について話しはじめました。
夜の街。
ウンチョンは青海村が、青海商団の副団長が買った奴婢を解放して自然にできた村であることと、シンユルが渤海公主であることを王昭(ワン・ソ)に報告しました。そしてパク・スルが「人」と書かれた帳簿に何かを記していたことを伝えました。
「渤海の宮女だった者が言っておりました。他の国の光になる運命だと予言されたのです。その公主は冷たい川に捨てられ母と兄も殺されたそうです。その捨てられた公主が青海商団の副団長のようです。ペンミョと、カンミョンは公主を救った宮女と皇宮の武士だたそうです。」
「ケボンの奴も。俺みたいに、いや、俺より数奇な運命なんだな・・・。」
青海商団。
シンユルはワン・ウクとペンミョとカンミョンとヤン・ギュダルと話し合っていました。
ペンミョは農具と農産物を売る場所を青海村に教えてきたと報告しました。
シンユルは青海村が自立できると思って安堵しました。
シンユルは自分がいなくなった時のためにペンミョに商団の運営方法を記した帳面を渡しました。シンユルは婚礼したら商団から身を引くと言いました。ヤン・ギュダルは「わかってたまるか」と拒否しました。
庭。
ワン・ウクは「何を考えているのだ」とシンユルに尋ねました。
シンユルは「何も考えないようにしています」と答えました。
「死ぬ準備をしているのか?それでそうしたのか?私があなたを救う。救う道を捜している。」
ワン・ウクは言いました。
「私を助けないで。」
シンユルは休むと言って部屋に戻りました。
セウォンは切なそうに妹と主君を見守っていました。
黄州家。
帰宅したワン・ウクは姉に治療法が見つかったか尋ねましたが、ヨウォン公主は「期待してはならぬ」と言いました。ワン・ウクはシンユルが自身を救わないでといった意味を姉に尋ねました。ヨウォン公主は「その子の言葉は、正直な思いなのだろう。死にたいのだ。タニョンのように。タニョンが、お前と家門の間で、誰も傷つけぬよう死んだように、あの子も、お前と、あの人との間で誰も傷つかぬよう死のうとしている。」と言いました。ワン・ウクは言葉を詰まらせ涙ぐみました。
青海商団の門前。
「はぁ。冷たい川の中から・・・運命的に生き返ったのに、お前を失ったのだな。俺は何て愚かなのだ。はぁ・・・、」
王昭(ワン・ソ)はシンユルの部屋を見上げました。
ワン・ソはヤン・ギュダルに会い副団長を呼んでくるように命じました。ヤン・ギュダルはやつれたワン・ソを見て哀れに思いました。
ギュダルはシンユルを呼びに行きました。
商団の酒場。
ワン・ソが待っていると、シンユルが来ました。ワン・ソは「人に挨拶するときは、人の目を見るものだ。久しぶりだな。副団長。」とシンユルに言いました。シンユルは昼間に来るよう言って帰ろうとしましたが、ワン・ソは昼間は忙しいので今しか来れないと言いました。
「人と書かれた書物を知らぬか?」
ワン・ソは尋ねました。
シンユルは正直に奴婢を買った帳簿だと答えました。
ワン・ソは帳簿を持ち出した理由を探っていると言うと、シンユルは手を引くように言いました。シンユルはもうすぐワン・ウクが帰ってくるので、ワン・ソに帰るよう言いました。
「かなり、痩せたな。体は、大丈夫なのか?」
ワン・ソはシンユルの心配をしました。
「戻れないのです。もう引き返せないのです。もう殿下とは別の道を歩いています。お帰りください。」
シンユルは部屋に戻りました。
その様子を王旭(ワン・ウク)とペンミョとギュダルとカンミョンが遠くから見守っていました。
シンユルは部屋に戻ると涙を拭って仕事を続けました。
ワン・ウクは「何を書いているのだ」と尋ねました。
シンユルはワン・ウクには商団の半分の権利があるので「私がいなくても青海商団を殿下が把握できるように書いているのです」と言いました。
「やめるのだ。やめろ!」
ワン・ウクはシンユルが死にたいと思っていると思い込み、帳面を奪うと床に投げました。
「どうすれば守れるのだ。どうすれば。そなたは生きられるのだ!」
ワン・ウクはシンユルを力強く抱き締めました。
「殿下は私を守って、救ってくださいました。」
シンユルは答えました。
「これで私が、そなたにしてやれることは、無いのか?何も・・・残っておらぬのか?」
ワン・ウクは涙を流しました。
青海商団の門前。
ワン・ソは名残惜しそうに帰りました。セウォンは門の上からその様子を見ていました。
妓楼。
パク・スルが飲みに来て、チョンオクが相手をしていました。パク・スルは西京に行って機が到来したら青海村に行くと言いました。パク・スルは西京に大きな家を建ててチョンオクを呼ぶと言いました。
チョンオクはワン・ソにパク・スルが言っていたことをワン・ソに報告しました。
ワン・ソは西京に行き執政の兵力を確かめに行くことにしました。
ワン・シンニョムの秘密部屋。
パク・スルは青海村の勢力がどれくらいかわからなかったとワン・シンニョムに報告しました。
「副団長が生きている限り騒ぎは起こせません。」
パク・スルは言いました。
ワン・シンニョムは副団長を惨殺すれば暴動が起きるはずだと確信しました。
朝の青海商団。
ワン・ウクはセウォンを呼んでシンユルに引き合わせました。
シンユルは一睡もせずに働きうたた寝をしていました。
「お互い境遇が似ている。茶を飲みながら話をしよう。」
ワン・ウクは二人に言いました。
三人はお茶を飲みました。
「この友は、幼いときに母と妹を失った。」
ワン・ウクは言いました。
「殿下・・・。」
セウォンは戸惑いました。
「そうですか?どんな?」
シンユルは話に興味を持ちました。
「そなたよりはマシだった。母との思い出がある。だがそなたには無い。お前は母の話をしてくれ。どんな人だった?」
ワン・ウクが言うと、シンユルも聞きたがりました。
「美しい人でした。顔も、心も。私の机の上にはいつでも花が飾られ、私が食べるときは隣で見守ってくださいました。毎朝私のために祈り、冷たくなった手で私の頭をなでてくださいました。冷たくても、温かかったです。副団長を見たら、母から聞いた言葉を、やっと思い出しました。母は、何をするにも時がある。生まれた時があるなら死ぬ時もある。会う時もあれば別れる時もある。笑う時があれば泣く時もある。だから息子よ。生きることを楽しむのだ。それだけが、生きる理由なのだと。」
セウォンは言いました。
「お母さまは本当に素晴らしい人なんですね。恋しくありませんか?」
シンユルは言いました。
「だけれども、時々。」
セウォンは言いました。
「それで、どうしたのですか?」
「川に行きました。母に似ていると言われたので、自分を見て、母を、思い出そうとしました。それで今見たら、副団長のほうが、私の母に似ています。」
セウォンは涙を流しました。
庭。
「ありがとう。」
ワン・ウクはセウォンに言いました。
「このようなことは、二度となさらないでください。」
セウォンはそう言うと去りました。
役所。
ワン・ソはワン・プンに西京に行きたいと言いました。
「もう開京(ケギョン)にいたくないのだ。」
ワン・ソが言うと、ワン・プンはワン・ソがウクとシンユルが結婚するのを見たくないと思い込みました。
ワン・シンニョムの隠れ家。
ワン・プンはこのことを報告して父に指示を仰ぎました。
ワン・シンニョムは西京の軍を青海村を滅ぼし黄州家と忠州家を倒すために使うと言いました。
「父上が皇帝陛下を追い出し皇宮を掌握なさるのですね。」
ワン・プンは言いました。そしてワン・ソを西京に着く前に暗殺すると言いました。
酒場。
ワン・ソはウンチョンと早衣仙人(チョイソニン)に西京に行って潜伏し戦に備えるよう命じました。
野辺の道。
ワン・ソはシンユルに戻れないと言われたことを思い出していました。そこに王旭(ワン・ウク)が呼ばれて現れました。ワン・ソはワン・ウクに、執政が青海村を使って何かを企てているので自分が開京(ケギョン)にいない間、副団長を守るよう頼みました。
「副団長は、私がそう言われなくても守ります。」
ワン・シンニョムの隠れ家。
「セウォンや。時が来た。明日の晩。青海商団の副団長を殺すのだ。あの女が死んで西京(ソギョン)から軍団が戻ってきたら、私は黄州家には手を出さないことを約束しよう。今回の決行は絶対に失敗してはならぬぞ。私が、お前に与える最後の機会だ。セウォナ。」
ワン・シンニョムはセウォンに命じました。
日中の皇宮の門。
ワン・ソとワン・プンが兵士とともに、役夫を護送しはじめました。ヤン・ギュダルはその様子を目撃しました。
青海商団。
シンユルは青色の婚礼衣装を着て「これでよろしいですか?」とワン・ウクに見せました。ヤン・ギュダルが戻って来てワン・ソが商団の前を通ることを伝えました。
皇帝の部屋。
定宗(チョンジョン)「千年高麗」とワン・ゴンが書いた扁額を見上げていました。。
チュ・ジモンは王昭(ワン・ソ)が都を発ったと報告しました。
定宗は父がいつ早衣仙人(チョイソニン)をワン・ソに与えたのか尋ねました。チュ・ジモンはおそらくは金剛山(クムガンサン)から呼び戻した頃ではないかと答えました。
「千年高麗はこの国で実現すると思うか?」
「太祖(テジョ)陛下は扁額にその思いを込められました。」
「千年高麗に陛下の思いが籠っていると?」
夜。
ワン・ソたちは城壁に到着しました。ワン・プンは兵士に休むよう命じました。
ワン・ソは刀の気配に気づいて避けました。
「おい。これで、こう(クビ)だ。」
ワン・プンが兵士たちとワン・ソを取り囲みました。
シンユルの部屋。
眠っているシンユルの部屋に忍者姿のセウォンが忍び込みました。
シンユルの隣にはもうひとつ枕が並んでいました。
セウォンはゆっくりと刀を構えると、ワン・ウクが現れセウォンに斬りかかりました。
感想
韓国ドラマ「輝くか、狂うか」21話の感想です。セウォンが妹を斬ろうとするなんて、マヂですか?ちょっと信じられませんね。自分の妹だと知っているはずなのに。
もうお話に謎は残って無くて、ワン・ソはシンユルが渤海国のお姫様だと知りましたし、ワン・ウクは家門よりも愛する人と一緒にいたい、愛されなくてもと広い心を見せています。ヨウォン公主も黄州家もワン・ソの味方になるしか道がなく、あとはワン・シンニョムと戦うことしか選択肢が残っていません。
定宗も正気を取り戻したようですし。
しかし倫理面ではどうなんでしょうね。皇帝に毒を盛ったヨウォン公主は、現代の価値観では現代史に残るほどの犯罪者で、ワン・シンニョムも歴史に残るほどの犯罪者ですよね。ワン・ソもまた敵を殺しまくってますから、現代の価値観ではとても怖い人なのに、役者さんはすごくフレンドリーです。定宗も兄を暗殺した首謀者のひとりとして描かれてますし。
もうお話に謎は残って無くて、ワン・ソはシンユルが渤海国のお姫様だと知りましたし、ワン・ウクは家門よりも愛する人と一緒にいたい、愛されなくてもと広い心を見せています。ヨウォン公主も黄州家もワン・ソの味方になるしか道がなく、あとはワン・シンニョムと戦うことしか選択肢が残っていません。
定宗も正気を取り戻したようですし。
しかし倫理面ではどうなんでしょうね。皇帝に毒を盛ったヨウォン公主は、現代の価値観では現代史に残るほどの犯罪者で、ワン・シンニョムも歴史に残るほどの犯罪者ですよね。ワン・ソもまた敵を殺しまくってますから、現代の価値観ではとても怖い人なのに、役者さんはすごくフレンドリーです。定宗も兄を暗殺した首謀者のひとりとして描かれてますし。
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