輝くか、狂うか10話
あらすじ
明らかになる真実
皇子の格闘大会が終わり皇帝は宴を開きました。定宗(チョンジョン)は宴の場にシンユルを連行して次の皇帝は誰かと尋ね、答えられなければこの場で処刑すると言いました。シンユルは王になる天命が名前に込められていると言い逃れようとしました。皇帝は「ワン・ソの運命を解け」と命じると、シンユルは「頭に思い浮かぶ字を教えてください」と皇帝に申し出ました。ワン・ソは「光」という漢字を紙に書きました。「待て。ワン・ソではなくワン・ウクの運命を解け」定宗はワン・ウクに字を書くよう命じました。ワン・ウクもまた「光」という文字を書きました。「光と無の文字が重なって見えます。光り輝く見た目は憧れられる存在となりますが、心は何もない枯れ野に孤独に一人立っておられるようなお人です。」シンユルは答えました。定宗は「ウクよ聞いたか。お前には何もない(笑)」と笑いました。定宗は次に弟のワン・ウォンを占わせました。ウォンも光という字を書きました。「人と水。落ち着きがなくざまざまなトラブルに巻き込まれやすい人です。機会があれば出家すべきかと。」シンユルは答えました。ワン・ウォンは腹を立てました。安心した定宗は自らも光という字を書いて占わせました。「皇帝陛下がお書きになられた文字は皇帝を意味します。光は人の上に火を乗せた字で頭上に光を載せた者。天子の冠を意味します。」シンユルは答えました。そして皆の運命が異なるのは産まれた日が異なるように同じ運命は無いとシンユルは説明しました。
「うまく言い逃れたな。申せ。衣装を無償で提供した理由は何だ。」
定宗はさらにシンユル(※ベールで顔を隠している)に問い詰めました。
シンユルは皇子様が身に付けた装飾品を明日から売り出して利益を得ようとしたと答えました。しかし皇帝は「次の皇帝を立てるためだろう」とワン・ウクを指さして怒鳴りました。「誤解です。おやめください陛下。」ワン・ウクが立ち上がりました。定宗は刀を抜いてシンユルの首に突きつけました。
「正直に話せ。この大会で得る利益を民に分けると聞いた。どんな計画か話してみろ。」
ワン・ソが口を開きました。
「殿下と同じ衣装と装飾品を売った利益で医院(イウォン)で民を診療させるために医員に薬を与えます。もちろん医員たちには民を治療した報酬を渡すつもりです。」
シンユルは答えました。
「陛下。今日の大会で俺たちは再び絆を深め、病める民を救うこともできるのです。この大会を気分よく終わりにしたようがいいと思います。」
ワン・ソが言うと、太后(テフ)も同意しました。
定宗は引き下がりました。
「陛下。青い海と組んでいるのは龍ではなく虎のようです。」
ワン・シンニョム(王式廉)は皇帝にワン・ソが商団に出入りしていることを耳打ちしました。
宴が終わり、部屋に傷ついて疲れ果てたワン・ソと妻のヨウォン公主が残りました。
ヨウォン公主は飲めば回復するという金色の丸薬を夫に与えました。
「後悔しないか?」
ワン・ソは妻に言いました。
回想シーン。
かいがいしくワン・ソの看病をするヨウォン公主。
「私の部屋です。ここにいることは誰も知りません。」
ヨウォン公主は煎じ薬をワン・ソに飲ませました。
「理由は何だ。」
「夫婦なのに理由は必要ですか?」
「夫婦か?ハハハ。婚礼は挙げたが夫婦ではない。私が出場しなければウクが勝つ。」
ワン・ソは咳き込みました。
「私はまだあなたを見捨てたとは思ってません。」
公主は言いました。
「後悔しないか?」
ワン・ソは薬を飲みました。
「今まで後悔したことは一度もありません。」
ヨウォン公主は答えました。
「理由はなんであれ礼を言う。」
ワン・ソは言いました。
「続きは今夜家で聴きましょう。」
ヨウォン公主は部屋から出て行きました。
皇宮の一角。
ワン・ウクが姉を待っていました。
「私を恨んだか?」
姉は弟に言いました。
「いいえ。もう誰かに頼ったり、恨んだりしません。」
弟は答えました。
「これで強くなれるな。」
姉は言いました。
青海商団。
シンユルは帰宅すると、ソ・ソがワン・ソであることを思い出してため息をつきました。
部屋にペンミョが駆け付け大会の結果を尋ねました。
シンユルはソ・ソがワン・ソ殿下で私たちを騙していたと言いました。
ペンミョは信じませんでした。
そこにヤン・ギュダルとカンミョンが帰ってきました。
「団長様。学んでくださいよ。賭博とはこういうものです。」
カンミョンはギュダルを慰めました。
シンユルとペンミョはギュダルを見ると、ギュダルは逃げ出しました。
カンミョンはペンミョからソ・ソがワン・ソと聞いて笑いました。
シンユルはギュダルには秘密にしておくように口止めしました。
夜の皇帝の部屋。
定宗は刀を抜いてワン・ソを疑いはじめました。
「ワン・ソがあれほどの実力とは。なぜ妓房(キバン)に出入りしてうつけの振りをしていたのだろう。結局、ワン・ソが副団長を救ったのだな・・・。私を騙した。ソが、ソの奴が私を騙していたとは。」
青海商団。
ワン・ソはケボンに会おうとしていました。
部屋ではペンミョがまだ信じられないとカンミョンに話していました。カンミョンは皇子様を選ぶとはさすがお嬢様だなと関心していました。そこにソ・ソの振りをしたワン・ソが現れました。ペンミョは「帰れ・・・帰ってください」と言い直しました。カンミョンは「ここに・・・座って・・・・」と言いづらそうに言いました。部屋にヤン・ギュダルが入って来てワン・ソの頭を叩いて「ワン・ソのおかげで酷い目に遭った」と王昭(ワン・ソ)の悪口を言い出しました。ペンミョはワン・ソを連れて部屋から出て行きました。
貴賓室(キビンシル)。
ペンミョは貴賓室にワン・ソを連れて行きました。
「ここは貴賓室ではないか?ところでケボンは大丈夫なのか?副団長は帰って来たか?今日はやけに静かだな。怒鳴らない。何かあったのか?」
ワン・ソはとぼけました。
「副団長はおられません!」
ペンミョは思わず怒鳴ると口を手で覆いました。
「(副団長さえいなければ俺の正体はバレない。)」
ワン・ソは思いました。
ペンミョはシンユルをケボンの服に着替えさせました。シンユルは嬉しそうに喜びました。ペンミョはワン・ソには夫人がいるので、夫人を怒らすと怖いので追い出すように言いました。シンユルは「婚礼は私が先に挙げたわ」とウキウキして貴賓室に行きました。
ワン・ソとシンユルは会いました。
「会いたかった。」
ワン・ソはシンユルに触れました。シンユルは手を払いのけて「もう兄者を信じません」と言いました。
「兄者にとって私は何ですか?」
「俺の一番大事な弟だ。」
青海商団の門。
皇帝がチュ・ジモンと従者を引き連れて現れました。
ヤン・ギュダルたちは地面にひれ伏しました。
ワン・ソは副団長についてシンユルに質問していました。ペンミョは慌ててシンユルを連れ出しました。
ペンミョは皇帝が来たのでシンユルに早く着替えるように言いました。シンユルはすぐにワン・ソを裏から逃がすようペンミョに命じましたが、ペンミョは明らかになったほうがいいと思いました。
定宗(チョンジョン)はシンユルに貴賓室でワン・ソと会うなり「副団長と私を騙して皇帝になりたいのか?お前の背後に青海商団がいたとは?」と疑い出しました。ワン・ソは副団長は大会ではじめて会ったと言いましたが定宗は怒っていました。シンユルは顔を薄いベールで隠して皇帝の前に現れ貴重な茶を提供したいと言いました。
カンミョンとペンミョはヤン・ギュダルにソ・ソが花婿で皇子だと明かしてしまいました。
シンユルは皇帝とワン・ソに茶を注ぎました。定宗は病気で手が震えていました。定宗は「ソの未来を解いてみよ」とシンユルに命じました。
「光。頭上に火があります。頭は火に耐えられません。頭の熱は多すぎると狂気に変わることもあります。また体を害することもあります。心を強く持ち、気を付けることです。」
シンユルは答えました。
ワン・ソは運に見放されていると自分を卑下しました。
定宗はどこで弟と会ったか尋ねました。
ヤン・ギュダルとカンミョンとペンミョは部屋で話し会っていました。
シンユルは正直に身分を知らなかったとワン・ソとの関わりについて皇帝に答えました。
シンユルが席を外すと、定宗はワン・ソにどうして正体を隠して店にいたのか尋ねました。ワン・ソは義賊を追ってる途中で潜入したと答えました。定宗はなぜ武術の腕を隠していたのか尋ねました。ワン・ソは金剛山(クムガンサン)で一人磨いた武術なので実際に試合があるまで実力がわからなかったと答えました。シンユルが部屋に戻って来て民を診療した記録を見せ、どの時期にどの薬材が必要か把握できると言いました。ジモンは帳簿が正しいものであることを認めました。
定宗は店から引き上げました。ワン・ソも一緒に帰りました。
シンユルは兄たちと合流しました。ギュダルは正妻はシンユルで公主とは仮面夫婦だと言いました。カンミョンもまた正体を皇子に明かそうと言いました。シンユルは皆を部屋から追い出しました。
帰り道。
「ソや。私はそなたを信じる。早衣仙人(チョイソニン)は私の希望であり、お前は心の支えだ。裏切らないでくれ。」
定宗はワン・ソに言いました。
「はい陛下。」
ワン・ソはかしこまりました。
シンユルの部屋。
ワン・ソは店にこっそり戻ると副団長が背を向けて椅子に座っていました。ワン・ソは男の髷を解いて髪をほどくシンユルを見て声を上げそうになりました。
青海商団の門。
ワン・ソはシンユルの数々の仕草を思い出しました。
「どうして気が付かなかったんだ。どうして疑わなかったんだ。俺はバカか。ケボンは女人(にょにん)だった。ケボンだ女人。ハハハハハハ。ケボンが!ケボンが女。ケボンが。ククククク。?」
ワン・ソはケボンと近く接して不思議な気持ちになったことを思い出しました。
「けしからん。俺は(自分が男色かもと心配して)何日も眠れなかったのだぞ。ウンチョンにも叱られた。許せん。だがケボンが女人(にょにん)だったとは。ハハハハハ。」
ワン・ソは安心しました。
ワン・シンニョム(王式廉)の隠れ家。
王式廉(ワン・シンニョム)はワン・ソが勝利して腹を立てていました。そして誰が皇子の手当をしたのか知りたくなりました。ワン・シンニョムは青銅鏡を合わせると「ペク・チュンヒョンの青銅鏡は偽物だった!ワン・ソの仕業だな。どうして。どうしてペク・チュンヒョンの銅鏡を?」と怒りました。
ワン・ソの隠れ家。
「ワン・シンニョム。やはり奴が黒幕だったとは。ウンチョン。心が乱れてしまった。」
ワン・ソは青銅鏡を二つ合わせて言いました。
ウンチョンは良い作戦だったと言いました。
ペク・チュンヒョンの自宅(回想シーン)。
ウンチョンは老人の職人に扮して銅器を磨いていました。ウンチョンは家中の青銅の器やノリゲなどを磨いて差し上げると夫人に言いました。
ワン・ソの隠れ家。
ワン・ソはウンチョンとチョンオクに青銅鏡は連判状で互いの裏切りを防ぐため首謀者の名前を記して分け合ったのだと言いました。
ワン・シンニョム(王式廉)の隠れ家。
ワン・シンニョム(王式廉)はペク・チュンヒョンとユ・モグォンを呼び、チュンヒョンの鏡は偽物だったと言いました。チュンヒョンは本当に知りませんでした。ワン・シンニョムは我々の正体はワン・ソにバレていると言いました。
ワン・シンニョム(王式廉)は、青銅鏡には太祖(テジョ)陛下暗殺の決定的な二文字が入っているのですぐに片付けるようセウォンに命じました。
ウンチョンは正体がバレたので皇子が狙われるのではとワン・ソに言いました。
ワン・ソはウンチョンにユン・モグォンを監視するよう命じました。そしてワン・ウクがどうして間者と同じ剣術を使い、ケボンが女性であることを隠していたのか知りたくなりました。
競技場。
ワン・ウクは青龍の衣装のまま競技場の中央に立っていました。
黄州家(ファンジュガ)。
ヨウォン公主はワン・ソから貰ったノリゲを大事に持っていました。侍女が部屋に入って来てワン・ソが大会の後に青海商団に行ったと報告をしました。
青海商団。
シンユルはワン・ソが書いた字を占っていました。
「頭上に頂く火は、輝くか、狂うか・・・。」
黄州家(ファンジュガ)。
ワン・ソが帰宅すると妻が待っていました。
「ここで何をしているのだ?」
ワン・ソは妻に尋ねました。
「礼の続きは家で聴くとおっしゃいました。」
ヨウォン公主は言いました。
「今日は恩に切る。」
「これで変わりました。」
「何も変わらない。これからも。」
「私が殿下のお命を救ったのです。違いますか?」
「代わりに何をお望みですか?」
「私の手を握って、それから私と共にいるのです。」
「私は簡単に人の手は握らぬのだ。」
公主の部屋。
ヨウォン公主は侍女にクムソンを呼び、ギルボクを味方に引き入れるよう命じました。
日中の青海商団。
シンユルは兄たちに5年前の婚礼のことは秘密にするよう言いました。そこに侍女が現れてワン・ウォンが暴れていると報告しました。
シンユルたちが表に出ると酔ったワン・ウォンが品物を壊して暴れていました。ワン・ウォンが無抵抗のカンミョンを斬ろうとすると、王旭(ワン・ウク)が現れ腕を掴みました。暴れるワン・ウォンの刀がウクの頬に触れました。
「再び青海商団に来たら、お前を殺す!」
ウクは静かに弟を叱りました。
貴賓室。
シンユルはウクの傷に軟膏を塗りました。そしてどうしてソ・ソが兄ということを黙っていたのか尋ねました。
「そなたがソ兄上を知られたくなった。ソ・ソ兄上にそなたが女人(にょにん)と知られるのも嫌だった。私がそなたに親切にする理由を尋ねたな。これが答えだ。」
ワン・ウクはいきなりシンユルに抱き着きました。
感想
韓国ドラマ「輝くか、狂うか」10話の感想です。何と、王旭(ワン・ウク)様がシンユルに抱き着いちゃいました!このお方は演技がすごく下手なんだけど、ウブな感じや熱っぽいところがまた初々しくて笑っちゃいます(笑)役柄が京本政樹の若い頃みたいで似合ってます。
話が少し複雑になって、シンユルはワン・ソの正体を知って、ワン・ソは今回シンユルが女性であるということを発見しました。この場面はコミカルでしたね。
妻のヨウォン公主も、今回初めて夫に本心を見せ、ワン・ソの力を認めていることがわかります。妻としても、好意を持っている様子が演じられていました。
ワン・ウクは王座を狙うと決めたものの、柔らかい性格は捨てられないようで、人柄自体はそんなにワルではなさそうです。
特に難しいこともなく、割と単純なあらすじなのですが・・・ワン・ウォンが今回暴れてましたね。ワン・ウォンはこちらのドラマでも評判悪い(笑)
もしも皇子様に愛されたら、というシチュエーション。働かずに妻として左うちわの贅沢な暮らしは誰もが望むところでしょう。そんな女性の願望と「動物としてかわいい女性としっかりした妻のどちらがいい?」と両手に花の男性の願望、どちらも計画的に描かれていて、わざとらしく描かれてます。
話が少し複雑になって、シンユルはワン・ソの正体を知って、ワン・ソは今回シンユルが女性であるということを発見しました。この場面はコミカルでしたね。
妻のヨウォン公主も、今回初めて夫に本心を見せ、ワン・ソの力を認めていることがわかります。妻としても、好意を持っている様子が演じられていました。
ワン・ウクは王座を狙うと決めたものの、柔らかい性格は捨てられないようで、人柄自体はそんなにワルではなさそうです。
特に難しいこともなく、割と単純なあらすじなのですが・・・ワン・ウォンが今回暴れてましたね。ワン・ウォンはこちらのドラマでも評判悪い(笑)
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